決算賞与とは?ボーナスとの違いも!期末賞与の平均金額・相場や時期は?

会社の業績がいいとボーナスに加えて期末賞与が支給されることがあります。いわゆる「決算賞与」のことです。決算賞与とが何か、いつ、いくらくらいの金額がもらえるものなのか、気になる人も多いはずです。今回は決算賞与の平均的な相場や支給される時期についてお話しします。

決算賞与とは?支給条件・目的と時期やボーナスとの違いは?

決算賞与とは期末賞与のこと

期末賞与

「決算賞与」とは、会社が決算を行った後で支払われることのある賞与のことです。「期末賞与」といわれることもあります。会社の業績アップにより利益が出た場合、社員への還元という意味で支給されるものです。そのため、いつどのくらいの金額が支給されるのかは、勤務先によって異なります。

決算賞与とボーナスの違い

ボーナス

「決算賞与」は「ボーナス」とは性質が違います。「ボーナス」とは月ごとあるいは週ごとなど定期的に支払われる給与以外に支給される、臨時の給料を指します。「賞与」と呼ばれることもあり、会社によって年1回・2回・3回と支給回数も異なります。一方の「決算賞与」は会社の業績が良ければ出るものです。

賞与の支給規定は要チェック!

いわゆるボーナスといわれる臨時の給料は、必ず支給されるとは限りません。就業規則に賞与支給の規定があれば別ですが、業績によって支給している会社もあります。その場合、決算賞与だけしか支給にならないこともあるので、就業規則をチェックしてみましょう。以下の記事も参考にしてください。

Small thumb shutterstock 1154187910
昇給なしは違法?正社員でも賞与なし・退職金なしの会社は辞めるべき?

努めている会社が昇給なしだった場合、果たして違法なのでしょうか?正社員でも賞与なし・退職金なしといった取り決めのある会社はブラック企業なのでしょうか。ボー...

決算賞与を支給する目的

喜ぶ社員

会社が決算賞与を支給する目的は、2つに大別できます。1つ目は社員のモチベーションを上げることです。会社の業績が上がる理由に、社員のがんばりがあることが言うまでもありません。そのがんばりを評価し、利益を社員に還元することで仕事に対するモチベーションがあがることを期待しているのです。

2つ目の理由は、節税対策です。会社の業績がアップして利益が出れば、その分税金を支払う義務が生じます。しかし決算賞与を支給して経費計上すれば、その分の税金を節約できるのです。決算賞与の支給は、会社・社員双方にメリットがあります。

決算賞与の支給金額は、いつも出ている賞与の平均や相場に比べると少ないものですが、想定外の時期に臨時収入があるのは、誰もがうれしいものです。また、社員に利益を還元する会社に対して、信頼感がアップすることも予想できます。

決算賞与の支給条件は対象者全員への通知

支給条件

決算賞与の支給条件は全部で3つあります。1つ目は、決算日までに対象者に対し、決算賞与の支給額を通知することです。その際、口頭ではなく書面で行い、証明できるようにしておく必要があります。

2つ目は、決算から1カ月以内に通知者全員に支給することです。その際にも、支給されたことを証明できるようにする必要があります。いまは銀行振り込みの企業が多いのでそれが証明になりますが、現金支給の際には支給者全員の領収書をもらわなければなりません。

3つ目は、決算時に未払い計上にしておくことです。決算賞与は経費として処理する必要がありますが、支払いは決算が終わってからになります。そのため、支払通知書を発行する際に社員に署名を求めるケースもあります。会計報告については、以下の記事を参考にしてください。

Small thumb shutterstock 681206938
会計報告とは?テンプレートの書き方とメール例文や決算報告との違いも

社会に出ると会計報告という言葉をよく耳にしますが、どのような意味か分からないという方も多いですよね。こちらの記事では、そんな会計報告の意味やテンプレートの...

決算賞与が支給される時期がいつかは会社による

明細の確認

決算賞与は、事業年度の終了日の翌日から1カ月以内に支給すると定められています。一般的には4月末に支給されることが多いですが、それは年度末である3月を決算月としている会社が多いからです。つまり、決算賞与がいつかは、勤務先の決算月によって異なります。決算月は就業規則で確認できます。

過去にも決算賞与が出ている会社であれば、古参の社員に聞くことで、支給金額の平均相場がわかるかもしれません。支給時期は決算の翌月と明確なのですから、使い道を考えておくのもよいでしょう。

決算賞与の金額・相場はいくら?税金はかかる?

決算賞与の平均的な金額は数万円から10万円程度

決算賞与の平均

決算賞与の平均的な支給額がいくらなのか、気になる人も多いことでしょう。決算賞与の支給額は利益額や社員数によって異なります。一般的には1人あたり数万円から10万円程度を目安に支給している会社が多いようです。

決算賞与にいくらという相場はない

平均相場

決算賞与は、決算時に想定していたより利益が上がり、それを社員に還元すると決めた場合に支給されるものです。しかし利益を新規事業への投資に使うケースもありますし、納税にも関わるので会社によって考え方が異なります。そのため、決算賞与はいくらという、明確な相場はありません。

決算賞与にも税金はかかる

税金

決算賞与が支給されるのはうれしいですが、全額を受け取れるわけではありません。それは決算賞与にも税金がかかるからです。決算賞与にかかる税金には「社会保険料」「厚生年金保険料」「雇用保険料」「源泉所得税」があります。税金として引かれる金額は、支給額によって異なります。

そして、決算賞与には「所得税」もかかります。会社から決算賞与が支給されると通知されたときに、平均的に手取り額がいくらになるのか、確認しておくのもよいかもしれません。また支給時期によっては、税金控除にも関わる可能性があります。税金については、以下の記事を参考にしてください。

Small thumb fotolia 119898362 subscription monthly m
税金とは何か?税金の意味や種類などをわかりやすく解説!

決算賞与やボーナスが支給されたら何に使いたい?賢い使い方とは?

決算賞与の使い道①自分の欲望を満たす

ご褒美

年に数回の賞与の支給が確定している場合は、住宅や車のローン、クレジットカードのボーナス払いなどに充てる人が多いことでしょう。また、貯蓄に回す人もいると思います。しかし決算賞与は、想定外の収入です。いつもとは違う用途に使うのも、選択肢の一つです。

決算賞与の使い道として、自分が欲しかったものを購入する、行きたかった場所に旅行に出かける、いつもより高級な店で食事をするなど、自分の欲望を満たすために使うとよいでしょう。特に会社の利益に自分が貢献したという自負がある人は、思い切って自分にご褒美をあげることをおすすめします。

決算賞与の使い道②未来の自分への投資

自分への投資

決算賞与は、単年ごとに支給の有無が決定します。次年度も決算賞与が支給されるように会社に貢献したいと考えているなら、未来の自分に投資するという使い道があります。スキルアップのために資格を取得する、英語力向上のためにスクールに通う、マネジメントスキルを上げるための有料講習に参加するなどです。

会社の研修制度では得られないスキルや知識を体得しておくことは、将来の仕事の幅を広げることにもつながります。また人脈を広げるために、参加費を自己負担してでも出るべき異業種交流会もあるでしょう。自分に投資することで市場価値を上げれば、キャリアアップ転職につながる可能性もあります。

決算賞与の使い道③家族のために使う

家族

決算賞与が支給されるほど利益が上がったのは、経営努力だけでなく、社員一人ひとりのがんばりがあってのことでしょう。しかしがんばった社員の中には、家族の支えがある人もたくさんいるはずです。そう考えると、会社からのご褒美として支給される決算賞与を家族のために使うのも、良い使い道といえます。

家族で旅行や外食に出かける、家族が欲しがっているものをプレゼントするなど、方法はいろいろあります。また、決算賞与の使い道を家族みんなで話し合うと、団らんの時間がより楽しくなるかもしれません。自分だけでなく、大切な人を喜ばせるために使ってみましょう。

決算賞与の賢い使い方はモチベーションアップにつなげること!

やる気

決算賞与の賢い使い道は、会社でも社員個人でも同じです。それは「社員のモチベーションを上げること」に尽きます。まず会社にとって社員のモチベーションが上がることは、次年度の決算に向けてプラスになります。前向きな姿勢で仕事に取り組む社員が増えれば、成果が上がる確率が高くなるからです。

そして決算賞与が支給された社員一人ひとりも、がんばることで昇給以外のご褒美をもらえるという前例ができたことで、努力する姿勢が身につけば自ずと成果が生まれるようになります。成果が出れば、仕事を楽しめるようになるので、ストレスを感じにくくなる効果も生まれそうです。

決算賞与の平均的な支給額は数万円から10万円と、通常のボーナスと比較すると相場が低く感じますが、決算の翌月と支給される時期は明確です。決算で利益が見込めそうなら、会社側が支給する時期と金額の相場を社員に伝えることをおすすめします。

決算賞与が支給されるように努力すべきことやできることとは?

決算賞与が支給されるためにできること①ビジネススキルの向上

スキルアップ

決算賞与が支給されるようにするために、社員一人ひとりが努力すべきこと、できることがあるはずです。その1つ目は、自分のビジネススキルを向上させることです。ビジネススキルには「知識」「経験」「メンタル」「資格」などがあります。こうしたビジネススキルを、学習や訓練によってアップするのです。

ビジネススキルを磨くことで、自分の仕事に対する考え方や姿勢、周囲にアウトプットする方法が変われば、職場にも良い影響を及ぼすことができます。外部のセミナーやワークショップを活用し、ℨ分を成長させましょう。

決算賞与が支給されるためにできること②成果を上げる

成果

決算賞与が支給されるためには、会社に利益をもたらさなくてはなりません。そのためには、社員一人ひとりが成果を上げることが不可欠です。成果を上げると聞くと、営業職が目標達成をすることをイメージしがちですが、それだけではないのです。企画・開発職であれば売れる製品やサービスを考えることが成果です。

また人事や総務といったバックオフィス職であれば、働き心地がある職場環境を整える、業務効率化を推進する、経費削減に励むことで、会社に利益をもたらすことができるはずです。このように、どんな職位・職種であっても会社に成果につながる行動を意識することをおすすめします。

決算賞与が支給されるためにできること③協働する

チームワーク

決算賞与は、会社が利益をあげることで支給されるものです。社員一人ひとりが目標を達成することでも利益は上がりますが、個人ができることには限りがあります。より大きな成果を上げるためには、組織で協働するという意識が大切です。いろいろな部署が関わってプロジェクトを推進するのも、協働の一つです。

また部署内でお互いの仕事をサポートやフォローすることも、協働といえます。自分のことだけでなく、一緒に働く仲間の仕事を気にかけ、成果を上げる方法を話し合って仕事ができる環境が整えば、より大きな成果につながる可能性が高まります。そうした組織をつくることも、大事なポイントといえるでしょう。

決算賞与は有効に使おう!

有効活用

今回は、決算賞与とが何か、いつ、いくらくらいの金額がもらえるものなのか、平均的な相場や支給される時期についてを中心にお話ししました。

会社の業績に左右されるものですが、社員一人ひとりが仕事に前向きに取り組むことで支給できる確率は上がります。会社にとっては節税対策となり、社員のモチベーションが上がればさらなる業績アップも目指せます。有効活用しましょう。

商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。