オリエンテーションの意味・語源とは?目的やガイダンスとの違いも
「オリエンテーション」の語源をご存知ですか?ここでは、「オリエンテーション」というの英語での意味やオリエンテーション目的、入社説明会の内容や「ガイダンスと」の違いについてわかりやすく解説しています。シーン別オリエンテーションの使い方についてもご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください!
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目次
オリエンテーションの意味・語源とは?
「オリエンテーション」の語源とは英語の「orientation」のこと
日本語で一般的に使われている「オリエンテーション」という言葉の語源とは英語の「orientation」から来ています。「オリエンテーション」は頻繁に使われる言葉なので、意味の概念はよく理解されていますが、英語の「orientation」は学校の英語教育で教科書に使われる頻度が少ない言葉です。
英語の「orientation」の発音と品詞
英語の「orientation」の品詞は名詞です。英語の「orientation」の発音記号は「ɔːriəntéɪʃən」です。「orientation」の発音をカタカナ表記にすると「オリエンテーション」になりますが、英語特有の「R」の発音が必要であることと、発音のアクセントを「テ」に置かれます。
英語の「orientation」の意味は順応・方向づけなど
英語の「orientation」の意味は「(新入生・新入社員などに対する)オリエンテーション」「順応」「方向づけ」「方位(を合わせること)」「(新しい環境・考え方などに対する)適応」「志向」「態度(の決定)」「指南力」「方向定位」「(教会堂を)東向きに建てること」です。
日本語で使う「オリエンテーション」の意味は環境に適応させる指導
日本語で使う「オリエンテーション」の意味は、新入生や新入社員などに対して環境に適応させる指導のことです。日本語で使う「オリエンテーション」の意味は、英語の「orientation」の意味の1部です。
日本語での「オリエンテーション」の意味は「(新しい環境・考え方などに対する)適応」「方向づけ」「指南力」というニュアンスを持ち、「新入生や新入社員などに対して環境に適応させる指導」という意味なのです。
「オリエン」とは「オリエンテーション」の別の呼び方
「オリエンテーション」には「オリエン」というの別の呼び方があります。「オリエン」は「オリエンテーション」を省略した使い方で、若い人の間ではよく使われる表現です。「オリエン」はあくまでも日本語での「オリエンテーション」省略した呼称なので、英語で「オリエン」を使うことはありません。
「オリエンテーション」と「オリエンテーリング」はまったく別の言葉
「オリエンテーション」と「オリエンテーリング」はまったく別の言葉です。「オリエンテーリング」とは、地図とコンパスを使って山等の特定の場所にあるポイントを見つけながらスタート地点からゴール地点までのタイムを競うスポーツで、日本ではレクリエーションとして楽しまれているもののことです。
オリエンテーションの目的とは?
オリエンテーションの目的①必要事項や重要事項の内容の伝達
オリエンテーションの目的の1つ目は「必要事項や重要事項の内容の伝達」です。学校や会社などの集団でオリエンテーションを行うことで、方向性や概要、指示、重要事項などについてをオリエンテーション受ける側の人間に伝達するのです。「ビジネス用語のフィックスの使い方」についての記事がありますのでご覧ください。
オリエンテーションの目的②新たな業務や案件への指示
オリエンテーションの目的の2つ目は「新たな業務や案件への指示」です。オリエンテーションの中には、会社の方向性や事業内容に変化が起こる場合があり、そういった従来とは違う新たな業務や案件が発生することがあります。その場合に社員などの集団に対して、新しい内容に対して順応させることが目的で行われます。
オリエンテーションの目的③企画や提案にたいするコンペ参加
オリエンテーションの目的の3つ目は「企画や提案にたいするコンペ参加」です。コンペ参加を募り、企画や提案をしてもらうことが目的で行われるオリエンテーションで、新入社員などに対して行われるオリエンテーションとは違い、会社や企業が外側の人間に対して開催するオリエンテーションです。
オリエンテーションの類語とは?
オリエンテーションの類語①ガイダンス
オリエンテーションの類語の1つ目は「ガイダンス」です。ガイダンスもオリエンテーション同様に、会社に入試やしたばかりの新入社員が、実務につく前に参加する最も大きな会合です。「キャッチアップの日本語での意味やビジネス用語での使い方」についての関連記事がありますので、合わせてご覧ください。
オリエンテーションの類語②会社説明会
オリエンテーションの類語の2つ目は「会社説明会」です。「オリエンテーション」のことを「会社説明会」と銘打つ場合もあります。ただし、「オリエンテーション」と「会社説明会」との違いは、「会社説明会」の方は、入社後の社員に対してだけ行われるわけではなく、社員を募集する際などにも使われる言葉ということです。
オリエンテーションとガイダンスの違いは?
「ガイダンス」の語源とは英語の「guidance」のこと
「ガイダンス」の語源は英語の「guidance」です。英語の「guidance」も英語の「orientation」同様に学校の英語の授業ではあまり習いませんが、一般的によく知られている言葉です。「英語表記の名前の書き方や意味」についての関連記事がありますので、合わせてご覧ください。
英語の「guidance」の発音と品詞
英語の「guidance」の品詞は「orientation」同様に名詞です。英語の「guidance」の発音記号は「gάɪdns」です。カタカナ表記ではそのまま「ガイダンス」になり、もともとの発音には日本語では使わない発音の体系が入っていないので、外国人にそのまま「ガイダンス」と言っても通じます。
英語の「guidance」の意味は指図・指導など
英語の「guidance」の意味は「指図」「指導」「(学生に与える勉学・生活・職業などに関する)指導」「案内」「手引き」「補導」「(宇宙船・ミサイルなどの)誘導」です。
日本語で使う「ガイダンス」の意味も指導・案内など
日本語で使う「ガイダンス」の意味は英語の「guidance」の意味とほぼ同じで、「(学生に与える勉学・生活・職業などに関する)指導」「案内」「手引き」という意味があります。英語と日本語での意味との違いは、日本語では「補導」「(宇宙船・ミサイルなどの)誘導」という意味が全く含まれないということです。
「オリエンテーション」と「ガイダンス」の共通点はグループミーティング
「オリエンテーション」も「ガイダンス」も、多くは働く予定の会社の概要や、仕事の業務内容などについて、特に入社したばかりの新入社員に対して集団で行われる最初のグループミーティングです。同時に新入社員側が意見を求められることは少なく一方的に話を聞くというシステムの会合である共通点があります
「オリエンテーション」と「ガイダンス」の違いは話される内容の違い
「オリエンテーション」と「ガイダンス」の違いは、ミーティングで話される内容の違いです。「ガイダンス」は会社の行っている内容の説明会というニュアンスがあります。一方で「オリエンテーション」の方は、仕事の実務につくための指導や研修というニュアンスの違いがあり、いわば具体的な仕事の内容の講習なのです。
シーン別オリエンテーションの使い方
シーン別オリエンテーションの使い方①新入学生のための学校生活の指導
シーン別オリエンテーションの使い方の1つ目は「新入学生のための学校生活の指導」です。高等学校や大学、専門学校などに入学したばかりの新入生に、学生生活の詳細や学校での単位の取り方やについての指導が行われます。いわば新しい環境に早く新入生を慣れてさせて順応させることが目的なのです。
シーン別オリエンテーションの使い方②入社した新入社員への会社説明会
シーン別オリエンテーションの使い方の2つ目は「入社した新入社員への会社説明会」です。入社した新入社員が新しい環境に適応していくことが目的の「方向付け」として、会社が携わっている業務内容や、配属部署に就いた後に期待される就労内容について、「会社説明会」が行われます。
シーン別オリエンテーションの使い方③新たな業務や案件の内容の指示
シーン別オリエンテーションの使い方の3つ目は「新たな業務や案件の内容の指示」です。新人研修の会社説明会としても行われますが、そういった場合だけではなく、ミーティングとして仕事に対する方向性が変わり、業務内容や案件などに変化が起こった場合にも行われます。社員を新しい方向性に順応させるために行われます。
シーン別オリエンテーションの使い方④研修医や看護婦に対する研修
シーン別オリエンテーションの使い方の4つ目は「研修医や看護婦に対する研修」です。医療現場でのオリエンテーションが行われるのは、意識障害の指標の見当識として行われます。医療に従事する者が、起こっている事柄に対して時間や場所、状況を、きちんと具体的に認識させることが目的で、病院や大学で行われるものです。
オリエンテーションは新入社員の最初の業務!
大きな組織のある会社に入社した場合には、それが小さなコンビニエンスストアやファミリーレストランのバイトであったとしても行われることが多いのが「オリエンテーション」です。「オリエンテーション」はたいがいは仕事の実務に着く前に行われることが多く、まる1日かけて行われる、いわば新入社員の最初の業務です。
「ガイダンス」も、多くは新入社員に向けてまる1日かけて行われる新入社員の最初の業務ですが、ほとんどはたった1日で済みます。会社の業界や内容にもよりますが、「オリエンテーション」は場合によっては何日にもわたって行われることもあり、話される内容も「ガイダンス」に比べると具体的な実務内容についてです。
このように「オリエンテーション」で指導されることには抽象概念が少なく、直接仕事の内容についてのことが多いので、まじめな態度で受けた方がいい会合です。現在の日本では転職する人も少なくなく、何度も「オリエンテーション」を受ける人が多いと思われます。そういった時には真摯な態度で受けることが望ましいのです。
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