セスキで鍋の焦げを落とす方法は?重曹との違いやアルミの汚れの落とし方も

鍋に焦げがついてしまってなかなか落ちないということはありませんか?実はステンレスやアルミなどの鍋の種類によって落とし方に違いがあります。セスキを使って鍋の焦げを落とす方法やセスキと重曹の違いなどを詳しくご紹介します。鍋の焦げに困った時の参考にしてください。

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鍋の焦げの原因は?

鍋の焦げの原因①油が少ない

オイル

鍋の焦げの原因1つ目は油が少ないことです。調理の初めに油を鍋に馴染ませる時間が少なかったり、調理するための油自体が少なかったりすると、素材が鍋にこびりつきやすくなることから、焦げ付きの原因になることがあります。

鍋の焦げの原因②火力が強すぎる

コンロ

鍋の焦げの原因2つ目は火力が強すぎることです。煮込み料理などを強火にかけたまま忘れてしまうと、水分がなくなり野菜がこびりついて焦げてしまうことがあります。また火力が強すぎて火が通る前に食材が焦げて、鍋も焦げ付いてしまうこともあります。

鍋の焦げの原因③熱伝導率が低い

コンロ

鍋の焦げの原因3つ目は熱伝導率が低いことです。ステンレス製の鍋などは鍋自体が薄くできていて、熱伝導率が低いことから温度ムラができ、食材の火の通り方にもムラができるために焦げやすくなってしまいます。他にもステンレス鍋や耐熱ガラス鍋、陶器のものなどは熱伝導率が低くて焦げやすい鍋です。

逆に熱伝導率が高いものは、ムラなく熱を食材に伝えられることから焦げにくくなっています。中でも銅鍋は非常に熱伝導率が高く、素早く鍋全体にムラなく熱を伝えられます。アルミニウム鍋や鉄鍋なども熱伝導率が比較的高い鍋です。

鍋の種類と焦げの落とし方はどんなものがある?

鍋の種類と焦げの落とし方①ステンレス鍋は重曹

重曹

鍋の種類と焦げの落とし方1つ目はステンレス鍋には重曹を使います。一般的によく使用されている鍋で錆びにくいというメリットがある反面、焦げ付きやすいというデメリットがあります。ステンレス鍋の焦げが浸かる量の水を入れて重曹を溶かしますが、水が1カップに対しての重曹の量は大さじ2杯を入れましょう。

ステンレス鍋を火にかけて沸騰したら弱火で約10分コトコトします。火を止めてから半日くらい放置したら、やわらかいスポンジでこすって落とします。なかなか落ちない焦げには同じ作業を繰り返しおこないましょう。

鍋の種類と焦げの落とし方②アルミ鍋はお酢

調味料

鍋の種類と焦げの落とし方2つ目はアルミ鍋にはお酢を使います。アルミ鍋はとても軽くて低価格というメリットの反面、アルカリに弱いというデメリットがあります。アルミ鍋の焦げには焦げが浸かるくらいの水とお酢を入れて火にかけ、沸騰してから弱火で約10分コトコトします。水1Lに対してのお酢の量は約60mlです。

火を止めてお湯を捨てたらスポンジで擦りますが、お湯を捨てた直後は熱が残っていますのでやけどをしないように十分に気をつけて作業をしましょう。ゴム手袋などをしておくのも良いでしょう。焦げが落ちにくいときには火にかける前に、お酢と一緒に中性洗剤を加えてみると落ちやすくなります。


鍋の種類と焦げの落とし方③テフロン鍋とセラミック鍋と銅鍋は水だけ

水

鍋の種類と焦げの落とし方3つ目はテフロン鍋とセラミック鍋と銅鍋は水だけできれいに落とせます。アルミ鍋やステンレス鍋をベースにしたテフロン加工された鍋は、焦げ付きにくく水もはじく性質になっています。ただしテフロン加工が剥がれないように注意が必要になります。

テフロン鍋やセラミック鍋はひどい焦げはつかないので、水を入れて沸騰させたらそのまま一晩置いて、後はやわらかいスポンジで傷つかないように優しくこすって落としましょう。銅鍋は使った後にきちんと洗わないと変色してしまうことやアルカリ性に弱いため、テフロン鍋やセラミック鍋と同じように水を沸騰させましょう。

鍋の種類と焦げの落とし方④ホーロー鍋とガラス鍋と土鍋は重曹orお酢

重曹とレモン

鍋の種類と焦げの落とし方4つ目はホーロー鍋とガラス鍋と土鍋には重曹またはお酢を使います。焦げの落とし方は先ほど説明した重曹を使用する場合とお酢を使用する場合の落とし方のどちらかの方法でキレイに焦げを落とせます。

土鍋には小さな穴が空いているため洗剤を使用するとその穴に入り込んでしまいます。また、肉類・魚類・卵・砂糖・穀類などの焦げには重曹を使い、野菜・果物・海藻・きのこ・大豆などの焦げにはお酢を使うのが効果的です。

鍋の種類と焦げの落とし方⑤鉄鍋はから焚き

フライパン

鍋の種類と焦げの落とし方5つ目は鉄鍋の場合にはから焚きすることです。油をなじませないでいるとサビてしまうことや重いことがデメリットでもある鉄鍋ですが、から焚きしたりたわしで洗ったりすることもできるメリットがあります。

鉄鍋には水を入れずに火にかけましょう。焦げがカラカラになったらヘラ(金属のヘラも使用可能)を使って汚れをゴシゴシ落としていけます。なじませていた油が取れてしまうため、洗剤は使用せずに水だけでお手入れする方が良いでしょう。

鍋の種類と焦げの落とし方⑥天日干しはすべての鍋に有効

太陽

鍋の種類と焦げの落とし方6つ目は天日干しがすべての鍋に有効な落とし方です。ただし1週間程かかるため、急いでいない場合にできる方法です。また鉄鍋の場合はから焚きできるため時間がかかる天日干しよりも同じ効果のから焚きの方が早くて便利です。

天日干しは鍋の焦げを日当たりの良いところに置いて、1週間程放置します。割りばしや木ベラなどを使って、鍋を傷付けないように擦ります。金属のヘラやたわしなどは傷付いてしまうので、使用しないようにしましょう。

鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす方法は?

鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす方法①鍋に水とセスキを入れる

水と粉末

鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす方法1つ目は焦げた鍋に水とセスキ炭酸ソーダを入れ溶かします。セスキ炭酸ソーダはアルカリ性なのでアルミ鍋以外の鍋に使用してください。まず焦げがしっかり浸かるくらいの量の水を入れて、セスキ炭酸ソーダは汚れ具合や鍋の大きさによって量を調節しましょう。

鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす方法②弱火で10分後放置する

キッチン

鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす方法2つ目は弱火で10分後に放置します。水とセスキ炭酸ソーダを入れた鍋を火にかけて沸騰させます。弱火で10分くらい煮た後に、そのまま半日くらいは放置しておきましょう。

鍋の焦げにはコンロの火にかけて煮洗いしますがガス料金は気になりますよね。ガス自由化によってガス会社を選択できるようになりましたが、どこにしたらよいのか迷っている時にはガス会社で比較した下記の記事を参考にしてみてください。

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鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす方法③スポンジで擦る

キッチンで作業

鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす方法3つ目はスポンジで擦ります。お湯を捨てて残っている汚れをスポンジで擦ります。マイクロファイバーのクロスやコゲ用スポンジなどがあれば、より汚れに密着して落としやすくなります。

鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす方法④キッチン洗剤で洗う

シンク

鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす方法4つ目はキッチン洗剤で洗います。焦げが落ちたら鍋をキッチン洗剤で洗って水で流します。鍋の焦げが落ちていない場合にはこの作業を1つ目から繰り返しておこないましょう。

鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす方法⑤軽い焦げにはポットのお湯

料理

鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす方法5つ目は軽い焦げにはポットのお湯を使うことです。ひどい焦げの場合は鍋を煮た方が汚れは落ちやすくなりますが、軽い焦げの場合には焦げた鍋にポットのお湯を入れてセスキ炭酸ソーダを混ぜて放置するだけでも汚れは落ちます。

セスキ炭酸ソーダは放置しているだけで焦げが落ちて家事が楽になり、その間に他の作業もできる時短にも繋がります。掃除や料理で忙しい毎日の家事を楽にする「時短ゆる家事のテクニック」を紹介した記事を参考に、掃除や洗濯、料理などの家事の時短をしましょう。

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鍋の焦げをセスキ炭酸ソーダで落とす時の注意点は?

鍋の焦げにセスキ炭酸ソーダを使う注意点①アルミはNG・ステンレスはOK


鍋料理

鍋の焦げにセスキ炭酸ソーダを使う注意点1つ目はアルミ鍋には使えず、ステンレス鍋などに使用することです。アルミ鍋はアルカリ性に弱く腐食して穴があいてしまうこともあるため、煮洗いで高温になり長時間放置するセスキ炭酸ソーダの使用には向いていません。

アルマナイト加工が施されているアルミ鍋は腐食しにくくはなっていますが、皮膜に傷が付いている場合はその傷から腐食していくため煮洗いは避けましょう。アルカリ性に強いステンレス鍋やホーロー鍋などが煮洗いに向いています。

鍋の焦げにセスキ炭酸ソーダを使う注意点②こびりつきがひどいと効果がない

料理

鍋の焦げにセスキ炭酸ソーダを使う注意点2つ目はこびりつきがひどい時には効果がでないこともあります。同じアルカリ性の重曹は沸騰して出た泡で焦げが緩むことから落ちやすくなりますが、セスキ炭酸ソーダは泡がでないため焦げがひどい時には効果が出にくくなることもあります。

重曹とセスキ炭酸ソーダの違いは?

重曹とセスキ炭酸ソーダの違い①アルカリ度

アルカリ

重曹とセスキ炭酸ソーダの違い1つ目はアルカリ度に違いがあります。どちらとも水に溶かすとアルカリ性の性質を持ちますが、そのアルカリ度はセスキ炭酸ソーダが強くpH9.8くらいになり重曹はpH8.4くらいで、セスキ炭酸ソーダの方がアルカリ度は高くなっています。

重曹とセスキ炭酸ソーダの違い②水への溶けやすさ

水道

重曹とセスキ炭酸ソーダの違い2つ目は水への溶けやすさの違いがあります。重曹は水に溶けにくい性質で、セスキ炭酸ソーダの方が水に溶けやすいという性質があります。このことから油汚れなどはセスキ炭酸ソーダを使用して、焦げなどには重曹と使い分けると効果的です。

重曹とセスキ炭酸ソーダの違い③使い方

スプレー

重曹とセスキ炭酸ソーダの違い3つ目は使い方に違いがあります。水に溶けやすい性質を持ち油も分解できるセスキ炭酸ソーダは、スプレーボトルなどに入れて油汚れの拭き掃除に使用するのが良いでしょう。重曹は粉のままやペーストにして汚れのひどいところの擦り落としに使用すると効果的です。

鍋底やフライパンの汚れを落とすのにおすすめのアイテムは?

鍋底やフライパンの汚れを落とすのにおすすめのアイテム①コゲ落としシート

魚料理

鍋底やフライパンの汚れを落とすのにおすすめのアイテム1つ目はアズマ工業の「コゲ落としシート」です。フライパンや鍋底だけでなく、やかんやガスレンジなどの頑固なコゲ落としにも洗剤を使用せずに落とせます。研磨材が塗布されたシートでミシン目入りのロール状になっているため一枚ずつカットして使えます。

広い面の汚れを落とす時には広げて、細かい場所には折り曲げて使えます。また魚焼きグリルのような網などは折ってはさんでなど使用場所にあわせた使い方ができます。落とし方は水に濡らして擦るだけの簡単作業です。

コゲ落としシート

鍋底やフライパンの汚れを落とすのにおすすめのアイテム②コゲ取り名人

ジェルボトル

鍋底やフライパンの汚れを落とすのにおすすめのアイテム2つ目はメイダイの「コゲ取り名人」です。ジェルタイプで細かい隙間にも入り込み、塗って放置して洗い流すだけで擦ったり削り取ったりすることがありません。しかも研磨剤も入っていないので傷もつきません。

コゲ取り名人

鍋底やフライパンの汚れを落とすのにおすすめのアイテム③コゲ落ちくん

掃除する

鍋底やフライパンの汚れを落とすのにおすすめのアイテム3つ目はレックの「コゲ落ちくん」です。強力な研磨粒子が入っているので、水だけで汚れが落とせます。熱に強くて丈夫なナイロン不織布でできているので耐久性に優れています。

コゲ落ちくん

鍋底やフライパンの汚れを落とすのにおすすめのアイテム④クエン酸

レモン

鍋底やフライパンの汚れを落とすのにおすすめのアイテム4つ目はレックの「クエン酸の激落ちくん(粉末タイプ)」です。粉のままでふりかけて擦ったり、水に溶かしてスプレーにしたりペーパーに含ませて貼ったりして使います。

クエン酸は酸性なので、お酢が使用できるものに使用できます。無臭ですがアルカリ度は高く揮発性がないため、拭き取っても残ってしまって素材を傷つけることもあるため注意が必要になります。野菜のコゲなどに効果があります。

クエン酸の激落ちくん

セスキや重曹を使って鍋の焦げをキレイに落としましょう

シンク

鍋が焦げた時には鍋の素材によって対処法が違ってきますので、鍋の種類によって焦げの落とし方を変えましょう。また迷った時にはアルミ鍋以外のほとんどの鍋に使用できるセスキ炭酸ソーダや重曹をするようにしましょう。

鍋の焦げを落とすためにガスや水道を使用していると光熱費が気になるという場合には、おすすめの光熱費の節約方法をまとめた記事で、キッチンやお風呂、トイレなどの電気・ガス・水道の節約方法が紹介されていますのであわせてご覧ください。

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