一義的の意味とは?使い方や例文5選!対義語/責任/目的/類語
今回は、一義的の意味・対義語・使い方を目的別にご紹介します。一義的という言葉とはどんなときに使うのか、また一義的にはどのように責任が伴うのかも例文を使って紹介しております。ビジネスシーンでのスキルアップにつなげれるよう、正しく理解しましょう。
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一義的の意味は?
一義的の意味①ただ一つの意味に確定しているさま
一義的の意味としての1つ目は、ただ一つの意味に確定しているさまを表しています。「義」は意味を表し、「一」はただひとつを表します。なかなか馴染みのない言葉ではありますが、確定しているもの又は確定したものを表現したいときに使います。ほかに解釈ができないことも意味します。読み方は、「いちぎてき」です。
一義的の意味②一番重要な意味を持っているさま
一義的の意味としての2つ目は、一番重要な意味を持っているさまを表します。「義」を意味と表すのは1つ目の意味と同様ですが、ここでは「一」を一番重要なこととして表します。簡単に言えば根本的とも言います。ニュアンス的に「第一に」で捉えがちですが「第一に」という意味もなく、ここでの使い方としては適しません。
一義的の使い方は?
一義的の使い方①二つの意味を目的別に使うのが大事
一義的の使い方としての1つ目は、二つの意味を目的別に使うことです。ただ一つの意味に確定しているさまを表現したいときは、その意味に他の解釈ができないときに使います。例えば、「一義的に結論が出た」など確定した結論が出たと表現します。一義的という作用と「に」を繋げることで事柄が確定している意味と表します。
次に、一番重要な意味を持っているさまを表現したいときは、その意味が根本的な定義かを判断します。例えば「教育は一義的な目的」とあれば教育の目的が一番重要な意味を持っていることが分かります。ただ一つの意味に確定しているものではないことは明白です。根本的という言葉で置き換えることができるか注意が必要です。
一義的の使い方②二つの意味を理解することが大事
一義的の使い方としての2つ目は、一義的の二つの意味を理解することです。使い慣れてないからこそきちんとした理解は必要になってきます。自分勝手な思い込みによって、間違った使い方をすると後々恥をかくことにもなります。以下の例文を使って一義的の二つの意味をきちんと理解するとスラスラ使うことができます。
一義的の使い方例文5選
一義的の使い方例文①国が一義的に責任を負う
一義的の使い方例文としての1つ目は、「国が一義的に責任を負う」です。意味としては、国の責任がただ一つの確定ということです。国以外の責任はないということでもあります。一時的や一次的など段階を踏まえての責任ではないことが、一義的で決定している印象となります。定義が国でない場合は、一義的は適していません。
併せて確認しておきたいのが、「一義的には責任がある」という表現です。一見、同じような表現にも見えますがこれだと「とりあえず責任はある」のように捉えられる危険もあります。「には」ではその事柄の責任がどこにあるのか明確でない場合があります。細かいようですが責任の所在は明確に示す必要があるので要注意です。
一義的な使い方例文②法律には一義的な解釈がある
一義的な使い方例文としての2つ目は、「法律には一義的な解釈がある」です。意味としては、法律の言葉などには意味がただ一つで確定しているということです。法律で使うひとつの言葉に様々な解釈があったら裁判などで結論はでません。むしろ法律としての機能が果たせなくなってしまいます。
答えが明確なもので共通するのが数学です。数学も一義的な解釈があると表現できます。数学的な事柄などを意味や解釈で表すときは一義的を使い、その事柄のデータや値などを表すときは一義的の類語である「一意的」を使うことが多いです。同様に、その意味や値が確定しているさまを表現することになります。
一義的な使い方例文③その事案は一義的に定義される
一義的な使い方例文としての3つ目は、「その事案は一義的に定義される」です。意味や使い方としては、すでに確定している事案であること、会議などで議論が一つの結論に達したときに使うことができます。口頭だけで聞いたときに「一時的」と勘違いしてしまう人もいます。文脈を確認することで間違いも防ぐことができます。
また、その事案が他の解釈ができない場合も使うことができます。日常会話ではあまり使いませんが、ビジネスシーンではよく使われます。その事案を進めたいときや説明したいときに一義的を使うことで、説得力も増します。
一義的な使い方例文④一義的な説明になるようにする
一義的な使い方例文としての4つ目は、「一義的な説明になるようにする」です。意味としては、その事柄が一番重要な意味をもった説明にするということです。同時に、説明したい結果はひとつだということも表現できます。イメージとしては、大事なことを要約することでもあります。
大事なことを要約するとなると「総合的に」も例えることができます。しかし、総合的に説明するとなるとざっくりした印象がやや強いです。より重要なことを伝えるとなると「一義的な」が適しています。総合的より重要なことをまとめた印象として捉えることができます。
一義的な使い方例文⑤プログラミング教育とは思考と問題解決が一義的な目的
一義的な使い方例文としての5つ目は、「プログラミング教育とは思考と問題解決こそが一義的な目的」です。意味としては、近年話題のプログラミング教育では子どもの思考力と問題解決力を鍛えることが一番重要だということです。「一義的な」を使うことで、重要な目的がなにかをすぐに示すことができます。
ビジネスシーンでは上司や取引先とメールをすることも増えます。そんなとき、自分の思うことや伝えるべき要件の伝え方など方法に不安を持つ人も多くいます。一義的を理解することで伝えたい目的もうまく整理できるようになります。下記に関連記事としてビジネスメールの書き方もまとめています。参考になさってください。
一義的の類語は?
一義的の類語①一意的
一義的の類語としての1つ目は、「一意的」です。意味としては、ただ一つの意味や値が確定しているさまを表します。一義的でも使えますが、一意的だと値を表すのによく使われています。例えば、「一意的な証明は次の問題で分かる」など、データを用いた数学的な表現でもわかりやすく表現することができます。
前回の実験で出たそのデータは、一意的に指定される。
一義的の類語②第一義的
一義的の類語としての2つ目は、「第一義的」です。意味としては、最も第一に考えなくてはならないことを表します。確定していることとはまた違った意味合いを持ち、一番重要かつまず考えなければならないさまが強い印象を持つ言葉です。「運転手は第一義的責任がある」など、責任が最も大きいと表すことができます。
子どもの養育は親に第一義的な責任があるが、地域とも連携していく必要がある。
一義的の対義語は?
一義的の対義語①多義的
一義的の対義語としての1つ目は、「多義的」です。意味としては、一つで複数の意味を持つ言葉のことです。多義性があるとも表現されます。例えば、「芸術は多義性」があるなど言います。芸術はひとによって評価の違いがあります。解釈が様々で決して確定されたものではないことを表すときに使います。
医療学全般的に使う用語や病名は多義的な言葉が多いので、患者は具体性を必要としている。
一義的の対義語②二義的
一義的の対義語としての2つ目は、「二義的」です。意味としては、根本的でなくそれほど重要ではないさまを表します。例えば、「二義的な問題には関わらない」と表現します。重要でないということです。一義的では重要なことを指しているのに対し、一が二に変わるだけで対義語になる二義的は覚えやすい言葉です。
絵を描くことでの正確さは二義的なことなので、子どもには好きなように描くことを勧めている。
ひとつの言葉で複数の意味をもつ言葉を表すときにこの二義的を使うひともいますが、それは間違いです。その場合は、両義語と言います。このように日本語は意味が難しく覚えにくい言葉もありますが、対義語を覚えておくことで言葉選びの幅も広がります。下記に関連記事としてまとめております。ぜひ参考になさってください。
一義的の英語表現は?
一義的の英語表現はUniquely
一義的の英語表現は、「Uniquely」です。一義的の1つ目の意味である、ただ一つの意味に確定しているさまを表すのが強い印象です。類語の一意的や独自もUniquelyにあたります。カタカナではユニークリーと読みます。ユニークUniqueの副詞として使うことができます。
Uniquely defined at the meeting(会議で一義的に定義された)
形容詞Uniqueとしても同様に使える
形容詞Uniqueとしても同様に使え、「唯一」や「ほかに比類ない」など独自に近いようなニュアンスになります。一義的の二つ目の意味の、一番重要な意味を持つさまとは少しニュアンスが違うようにも思えます。一番重要を英語にするとMost importantと表すので、使い分けをすることをお勧めします。
She has original idea(彼女はほかに比類ない発想を持っている)
一義的の意味を理解し語彙力をアップさせよう
日常生活では使い馴染みのない一義的の二つの意味と使い方をご紹介しました。ビジネスシーンではよく使われるため、きちんと理解をする必要があります。意味が確定しているもの又は重要な意味を持っているときに使える一義的です。日本語の言葉選びは難しいですが、対義語と一緒に理解できれば使う幅は一気に広がります。
英語表現と併せて意味することは、ユニークという言葉と繋がることです。意味が確定していることや重要な意味を持つこととユニークとは違うニュアンスに聞こえますが、深いところでは「唯一なもの」として繋がる意味合いでもあります。英語表現の方が一義的を使う幅は広い印象も持ちます。語彙力アップに繋げましょう。
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