職業欄の書き方や職種の種類・記入例は?主婦/学生/フリーター/会社員

確定申告用の書類をはじめ、書類のなかには現在の職業を記入する「職業欄」が設けられている場合があります。しかし、職業が明確にされていない仕事やアルバイト・パートなどのフリーター・主婦のなかには「書き方がわからない…」という方も多いことでしょう。そこで今回は、職業欄の書き方・記入例についてご紹介します。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



【主婦】職業欄の書き方・記入例は?

【主婦】職業欄書き方・記入例①アルバイトやパートをしていない主婦の場合

専業主婦の職業欄の書き方を覚えよう

主婦の職業欄の書き方・記入例の1つ目は「アルバイトやパートをしていない主婦の場合」です。パート勤務をしていない専業主婦の場合、履歴書や役所へ提出する書類の場合は、職業欄に「主婦」と記入しても問題ありません。書類によっては「主婦」の選択肢がない場合がありますので、この時は「無職」の欄をチェックします。

【主婦】職業欄の書き方・記入例②主婦とパート・アルバイトを兼業する場合

パート勤務をする人も多い

主婦の職業欄の書き方・記入例の2つ目は「主婦とパート・アルバイトを兼業する場合」です。専業主婦ではなく、主婦業とパート・アルバイト勤務を兼業している方の場合も、専業主婦と同様に「主婦」と記載しても問題ありません。また、主婦業と会社勤務を行っている場合、基本的には「会社員」と記入しましょう。

【主婦】職業欄の書き方・記入例③扶養家族から外れる場合

収入額もしっかりチェックしよう

主婦の職業欄の書き方・記入例の3つ目は「扶養家族から外れる場合」です。主婦業だけでなく、パート・アルバイトなどといった他の仕事を行っている方のなかには、配偶者の扶養から外れるほど収入を得ている方も少なくありません。この場合は「主婦」より「ライター」や「販売」など、収入を得ている職業を記入しましょう。

【学生】職業欄の書き方・記入例は?

【学生】職業欄の書き方・記入例①大学生・高校生などの場合

学生の場合の記入方法を知ろう

学生の職業欄の書き方・記入例の1つ目は「大学生・高校生などの場合」です。大学生のなかには、本来の学業以外にアルバイトをしているという大学生も多いことでしょう。しかし、複数の職業を同時に進行させている状態であっても、職業欄には基本的に主となる職業を記載する必要があります。

そのため、大学生が履歴書や役所に提出する書類の職業欄を記入する時には、アルバイト勤務などをしていたとしても基本的に「学生」と記入するようにしましょう。

【学生】職業欄の書き方・記入例②未就学児の場合

未就学児の記入に悩む人も多い

学生の職業欄の書き方・記入例の2つ目は「未就学児の場合」です。まだ学校に通い始めていない幼稚園児・保育園児などは、カテゴリー的には「無職」となります。そのため、実際に職業欄に記入する時には「幼児」や「無職」という書き方になります。

また、入国カードの職業欄では「無職」より「なし(None)」という記載にされていることが多く、書類の形態や目的によって記載内容が変化しますので、あらかじめ確認しておきましょう。

【フリーター】職業欄の書き方・記入例は?


【フリーター】職業欄の書き方・記入例①アルバイト・パート勤務の場合

フリーターにも色々

フリーターの職業欄の書き方・記入例の1つ目は「アルバイト・パート勤務の場合」です。フリーターの厳密な定義はありませんが、一般的に「正社員以外の非正規雇用で生計を立てている人」の総称をいい、フリーター自体は職業ではありません。そのため、履歴書などの職業欄はそれぞれの雇用形態で記入するようにしましょう。

またアルバイト・パート勤務の方が職業欄を記入する時には、例えば本屋でアルバイトをしている時には「書店員」などというように、携わっている業務の内容に基づいて記入すると、相手により伝わりやすいのでおすすめです。

【フリーター】職業欄の書き方・記入例②パートなどで現在働いていない場合

働いていない時の職業欄の書き方とは

フリーターの職業欄の書き方・記入例の2つ目は「現在働いていない場合」です。厳密な定義がない「フリーター」は、時に「現在は無業で、アルバイト・パート勤務を希望している人」も含まれることもあります。この場合には「無職」に該当するため、職業欄にも「無職」と記載しましょう。

内職をしている人の職業欄の書き方は?

内職をしている人の職業欄の書き方①フリーランスの場合

フリーランスも増加中!

内職をしている人の職業欄の書き方として1つ目にご紹介するのが「フリーランスの場合」です。昨今は働き方に対する見直しから、従来のスタイルにとらわれない働き方をしている人も多くなっています。特定の企業に席を置かない「フリーランス」の場合は、職業欄や履歴書の書き方がわからないという方も多いことでしょう。

フリーランスの方が職業欄を記入する時には、基本的に「フリーランス」と記入します。また、履歴書や職務経歴書などに仕事の詳細を書く場合、クラウドソーシングサイトなどの仲介業者に登録しているならその旨を記入し、実際に行った仕事を簡潔にまとめましょう。

内職をしている人の職業欄の書き方②個人事業主の場合

個人事業主の場合は?

内職をしている人の職業欄の書き方として2つ目にご紹介するのが「個人事業主の場合」です。個人事業主も職業のカテゴリー的にはフリーランスと同様に扱われることが多いですが、開業届を提出しているなどの違いがあります。

しかしなかには、開業届を出さずに仕事をしている個人事業主も存在しているため、職業欄を記入する時には、開業届を出している場合は「個人事業主」と書き、開業届を提出していない場合は「自由業」や「フリーランス」と記入すると、より分かりやすくなります。

職種も必要な時|主な種類・記入例11選

職種も必要な時|主な種類・記入例①会社員・会社役員である場合

会社員と役員は違う

職種も必要な時や主な種類・記入例の1つ目にご紹介するのが「会社員・会社役員の場合」です。会社に就職し、働いている人は「会社員」、会社における取締役・監査役などといった人は「会社役員」とそれぞれ呼ばれますが、日本の会社法によると会社役員は雇用されているわけではないため、法律上労働者には該当しません。

会社役員と聞くと「会社員から昇進してなれる」というイメージを持たれがちですが、会社役員になるには一度会社を退職した後、あらためて契約を結ぶことになります。そのため、会社員との混同を防ぐためにも、会社役員が役所などの書類の職業欄を記入する時には「会社役員」と記入する必要があります。

職種も必要な時|主な種類・記入例②派遣社員である場合

派遣社員の書き方は?

職種も必要な時や主な種類・記入例の2つ目にご紹介するのが「派遣社員である場合」です。派遣社員とは派遣会社に登録し、派遣先の企業で働く人々のことをいいます。勤務先がそれぞれの会社であるため、職業欄や履歴書などに記入する職種・勤務先などに悩んでしまう方も多いことでしょう。

派遣社員が結んでいる雇用関係は派遣会社との間で結ばれているため、職業欄を記入する時は「派遣社員」と書きましょう。履歴書などでさらに詳細を書く必要がある場合もありますが、この場合は派遣先の企業名や仕事内容などを簡潔にまとめるようにしましょう。

職種も必要な時|主な種類・記入例③契約社員である場合

契約社員の場合は?

職種も必要な時や主な種類・記入例の3つ目にご紹介するのが「契約社員である場合」です。正社員や派遣社員と混同されがちな契約社員ですが、契約社員はあらかじめ1~3年間といった定まった契約期間が設けられている社員のことをいいます。

契約社員の場合、派遣社員とは異なり雇用関係が勤務先の企業になっているため、職業欄に職種を記入する時には「会社員」と記載してもかまいません。履歴書などにさらに詳細を記入する時には、仕事内容を記入するとともに、退職時には「契約期間満了のため」などと記載しましょう。

職種も必要な時|主な種類・記入例④看護師・医師である場合

看護師・医師もさまざまな雇用形態がある!

職種も必要な時や主な種類・記入例の4つ目にご紹介するのが「看護師・医師である場合」です。看護師や医師は、勤務先の病院の種類や携わっている業務によって職業欄の書き方が変化します。例として国立病院などといった国が運営する病院に努めている場合の職種は「公務員」と記入します。

看護師の場合、一般的な職種の書き方は「看護師」で正しいですが、看護師のなかには助産師や医療事務などといった他の業務に携わっている方も多く、この場合の職種の書き方は「病院職員」や「医療職」などと書くと良いでしょう。

職種も必要な時|主な種類・記入例⑤アパレル関係である場合

アパレル関係のお仕事

職種も必要な時や主な種類・記入例の5つ目にご紹介するのが「アパレル関係である場合」です。服飾・衣服および衣服に関する業務の総称を「アパレル」と呼びますが、企画・製造・販売などといった多彩な職種が存在していますが、職業欄に記載する時には雇用形態によって変化します。

正社員・契約社員などの場合は、単純に「会社員」と書いても問題ありません。また、デザイナー業に携わっている個人事業主・フリーランスの方の場合は「個人事業主」、事業が法人化されている場合は「会社経営」とそれぞれ記入しましょう。

職種も必要な時|主な種類・記入例⑥栄養士の場合


栄養士の働き方は多彩!

職種も必要な時や主な種類・記入例の6つ目にご紹介するのが「栄養士の場合」です。企業での商品開発や給食センターなどでの勤務など、実に多彩な形態が存在している栄養士ですが、基本的に会社で勤務している場合には「会社員」もしくは「栄養士・管理栄養士」と記入すると良いでしょう。

病院や給食センターに勤務している場合は「栄養士・管理栄養士」と記入しましょう。個人で活動する場合は、アパレル関係である場合と同様に「個人事業主」と記入します。

職種も必要な時|主な種類・記入例⑦公務員の場合

公務員も1つの職業!

職種も必要な時や主な種類・記入例の7つ目にご紹介するのが「公務員の場合」です。役所での勤務だけでなく、教員や警察・消防などの多彩な業務を行っている公務員ですが、職業欄に記載する時には全て「公務員」と記載するのが基本です。実際に行った業務・仕事内容については、履歴書や職務経歴書の方にまとめましょう。

職種も必要な時|主な種類・記入例⑧農業・漁業の場合

農業・漁業の記入方法とは?

職種も必要な時や主な種類・記入例の8つ目にご紹介するのが「農業・漁業の場合」です。農業や漁業のなかでも、自宅で事業をしている場合には「自営業」と書きますが、基本的には「農業」もしくは「漁業」と記入します。

職種も必要な時|主な種類・記入例⑨クレジットカードの申請時

申請時に必要!

職種も必要な時や主な種類・記入例の9つ目にご紹介するのが「クレジットカードの申請時」です。クレジットカードを利用する前には、必ずといっていいほど審査があり、審査を受ける人の職業によって審査結果が異なります。

カード会社によって少し異なりますが、ほとんどの場合は「会社員・会社役員」や「自営業・自由業」などといった9つのカテゴリーに分かれており、申請時に記入する職業欄にはカテゴリーに沿って「フリーランス」や「大学教授」などのように記入していきます。

職種も必要な時|主な種類・記入例⑩入国カードを記入する時

国によっては入国カードが必要!

職種も必要な時や主な種類・記入例の10個目にご紹介するのが「入国カードを記入する時」です。海外に行く時には、国によって「入国カード」が必要となる場合があります。通常の職業欄とは異なり、例えば会社員なら「OFFICEWORKER」といったように、主に英語での記入となります。

職種も必要な時|主な種類・記入例⑪婚姻届を記入する時

結婚する時の書類に必要!

職種も必要な時や主な種類・記入例の11個目にご紹介するのが「婚姻届を記入する時」です。婚姻届の職業欄には、職業自体を記入する欄と夫婦それぞれの職業の詳細を記入するチェック欄の2つがあり、下部にある記載欄に職種を記載します。「会社員」や「自営業」などといった書き方をします。

確定申告で職業欄を詳細に書かせる意味は?

確定申告で職業欄を詳細に書かせる意味①税金の徴収額を決めるため

税金は職業によって決まる

確定申告で職業欄を詳細に書かせる意味として「税金の徴収額を決めるため」というものがあります。確定申告には2種類の書類が存在しており、そのうちB様式には「職業欄」が用意されています。こちらにはアルバイト・パートなどといった雇用形態に関わらず、少しでも収入があれば正しく記入する必要があります。

確定申告において、職業欄に記載されている職業によって計算が異なる「個人事業税」という税金の徴収額が変化する仕組みになっているため、より正確なカテゴリーに分類するためにも職業欄を詳細に書く必要があるのです。バンドマンなら「音楽家」、小説家・ライターなどは「文筆家」などという書き方となります。

確定申告で職業欄を詳細に書かせる意味②課税対象とならない職業があるため

職業によっては課税されないことも!

日本の法律において「個人事業税」の課税対象となる事業・職業は全部で70種類決まっており、日本のほぼ全ての職業がこれらのカテゴリーに分類されています。しかし、小説家・ライターなどが含まれる「文筆家」や芸能人・スポーツ選手などといった一部の職業は含まれていないのです。

小説家やライターなどが、より自分が行っている事業・職業を分かりやすくするために「クリエイター」や「デザイナー」と記入すると、課税対象となる法定業種における「第1種事業」に該当してしまう場合があり、本来は支払う必要がない5%の個人事業税を支払うことになってしまいますので、職業欄は正しく記入しましょう。

現在実に様々な仕事が展開していますが、AIが発展していくことによって、一部の仕事がAIに取って代わられる可能性があるとされています。関連記事では、将来残る職業についてまとめています。

Small thumb shutterstock 787771516
AIでなくならない仕事5選!将来残る職業となくなる仕事の違いは?

AI(人工知能)の発達により、将来なくなる仕事は約50パーセントもあると言われています。今回はAIでなくならない仕事と、AIで10年後には消える可能性があ...

主婦でも無職と書く必要がある場合は?

主婦でも無職と書く必要がある場合①出生届

役所への届け出時に必要です

主婦でも無職と書く必要がある場合の1つ目は「出生届」です。父母のそれぞれの仕事内容によって「専門・技術職」や「管理職」などといったカテゴリーに分けられています。主婦は用意されているカテゴリーのどれにも当てはまらないため、主婦や家事手伝いなどの場合は「00:無職」という欄に記入します。

主婦でも無職と書く必要がある場合②中古品の買取

以外に知られていないポイント!

主婦でも無職と書く必要がある場合の2つ目は「中古品の買取」です。ゲームや古本などをリサイクルショップなどで買い取ってもらう時には、手続きの際に職業欄の記入を求められることがあります。書類によっては、主婦と記載する欄がない場合もありますので、この時は主婦は無職と記載しましょう。

正しい職業欄の書き方を覚えよう!

いかがでしたか?業種・職業だけでなく、パートやアルバイトなどといった雇用形態や主婦・無職という現在の状態によっても、職業欄の書き方は大きく異なってくるのです。書類の記載ミスで損をしたり、トラブルにあわないためにも、自分の職業に合わせた正しい職業欄の書き方を覚えましょう。

役所をはじめ、様々な機関に提出する書類の職業欄に書くなら、やっぱり他人に自慢できる職業名を記入したいですよね。関連記事では、将来性のある仕事をランキング形式でまとめている記事を掲載しています。少し前には考えられなかったような「イマドキの仕事」も紹介されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

Small thumb shutterstock 769705507
将来性のある仕事ランキングTOP5!需要の高い企業や必要な職業も

新卒者の方や転職したいと考えている方に共通することが、将来性のある仕事に就きたいという思いです。ですが、将来性のある仕事や職業というのはどういった業種なの...


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。