PCの電源ユニットの寿命は?交換時期と劣化症状の診断方法も
今回は「PCの電源ユニットの寿命」をテーマに、交換時期と劣化症状の診断の方法なども併せて紹介していきます。パソコンユニットというのは、どのくらいの年数を基準に考えればいいのかというのは、わかりにくいと思います。その為、今回紹介する診断方法を参考に、適正な交換時期を模索してみて下さい。
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目次
PC(パソコン)の電源ユニットの寿命年数とは?交換時期は?
デスクトップPCの電源ユニットは2~5年で耐用年数に達する

パソコンの電源ユニットは、どのくらいの寿命があるのでしょうか?デスクトップのPCを例に年数で見ると「2~5年」が一般的です。電源ユニットは、消耗品ですので定期的に交換する必要があるのですが、あくまでもこれは目安と考えて下さい。しかし、それでも寿命を過ぎた電源ユニットを使い続けるのは危険です。
寿命を超えた電源ユニットをそのまま使い続ける事は、結果として電源ユニットを使っている各パーツの故障に繋がってしまうので、注意が必要です。そういう意味でもやはり、2~5年という年数を目安に交換するというのは、一番安全に使う事のできるポイントと言えるでしょう。
1日8時間以上25日間使用で5年の耐用年数としているメーカーが多い

3~5年の寿命と先ほど説明しましたが、それでもやはりメーカーや使用頻度によってはこれよりも長くなったり、短くなったりするのは当たり前だと思います。しかし、ほとんどのメーカーが1日8時間、1ヶ月で25日使用を続けた場合、その寿命年数は5年としている所がほとんどです。
電源ユニットの寿命を気にしている人の中には、電源ユニットの寿命をできるだけ長くしたいというのが、本音だと思います。その為、そういう人は保証年数が長い電源ユニットを意識して選ぶというのが良いと思います。そうする意図は、保証期間を長く設定しているメーカーは、それだけ寿命に自信がある証拠と言えるからです。
ここに、電源ユニットの寿命について、より詳しく説明している記事があるので、併せて読んでみて下さい。この記事を参考に、自分の使っているパソコンの電源ユニットの寿命を見極めるポイントを模索してみて下さい。
電源ユニットの寿命はどれくらい?PC(パソコン)の電源ユニットの寿命を調べるには?劣化症状7選!
PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状①電源が入らない

PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状1つ目は「電源が入らない」です。パソコンをいざ、使用しようとした時に電源が入らないというのは、電源ユニットの劣化を一番実感する症状だと思います。しかし、場合によっては電源ケーブルが抜けていたり、PC内の回路やパーツが帯電している事が原因の場合もあります。
デスクトップPCの場合、本体からUSBやディスクなどを取り出し、とりあえず放電したところで電源が入れば問題ないのですが、それでも電源が入らないとなれば電源ユニットの寿命である可能性が高いと言えます。その際には、電源ユニットの交換を検討しましょう。
PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状②起動中にPCが再起動

PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状2つ目は「起動中にPCが再起動する」です。電源は入ったとしても、OSが起動中に再起動したり、ハングアップしたりするという場合には、電源ユニットの寿命が原因で、電気出力が不安定になっている可能性が考えられます。
PCの電源を入れた時には、それだけ多くの電力を消費します。この場合、電源ユニットには負荷がかなり掛かる事になります。この状態のまま、電源を入れれば再起動したり、ハングアップしたりとPC自体が不安定になっている事は、容易に判断できると思います。
PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状③電源ユニットの異音

PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状3つ目は「電源ユニットの異音」です。電源ユニットから異音がするパターンは、電源を入れた瞬間に今まで聞いた事がないような異音がするという事で気付く事がほとんどです。これは、原因の多くが「冷却ファン」である事が多いのもまた、特徴の一つです。
異音がするようになる原因は、「埃や汚れ」などが原因である事も多いのも事実です。また、経年劣化やケーブルの接触が原因である事も多いので、まずは異音がした時点で冷却ファンの状態を確認する事をおすすめします。冷却ファンに負担が掛かりすぎると、電源ユニットの寿命が縮む原因となるので、注意が必要です。
PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状④パソコンがフリーズする

PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状4つ目は「パソコンがフリーズする」です。パソコンがフリーズする=電源ユニットが原因、という事だけではありませんが、パソコンがフリーズする症状が頻発するという場合には、電源ユニットの寿命が原因と診断できる事も多いので、一度確認する必要があるのは明らかです。
PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状⑤起動後にブルースクリーン

PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状5つ目は「起動後に、ブルースクリーンになる」です。PCを起動した時にブルースクリーンになり、再起動後にも同様の症状が起こるという場合には、モニターの故障ではなく、パソコンの設定などを変えたとしても何ら症状が改善しないという場合には電源ユニットの故障が有力です。
PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状⑥突然電源が落ちる

PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状6つ目は「突然、電源が落ちる」です。PCで作業中、例えば負荷の大きな動画などを処理している時に突然電源が落ちたという場合には、当たり前ですが、電源ユニットが出力できるだけの能力を超えてしまった、と考えるのが普通です。
しかし、この状態を幾度となく続ければ寿命が縮まるのは、当たり前です。また、急に電源が落ちたり、フリーズする頻度が増えたというのは、電源ユニットの寿命が来たことを知る一つの目安と言えます。
PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状⑦休止状態からの復帰に失敗する

PC(パソコン)の電源ユニットの劣化症状7つ目は「休止状態からの復帰に失敗する」です。パソコンの電源が落ちた場合にも、通常であれば休止状態から再度復帰するというのは普通だと思います。しかし、電源ユニットが寿命を迎えていると、復帰自体を何度も失敗してしまうという現象が起きます。
通常であれば、再度電源を入れる事により、電源が切れた状態に復帰するのですが、電源ユニットの寿命が原因である場合には、データ自体が消去されてしまう恐れもあるので、場合によっては今までのデータがすべて消えてしまう事もあるので、注意が必要です。
ここに、PCファンの音がうるさい原因についての記事があるので併せて、読んでみて下さい。PCのファンがうるさい場合の原因を知る事は、早めにその問題を解決する事もできるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
PC(パソコン)の電源ユニットの寿命を調べるには?診断方法5選!
PC(パソコン)の電源ユニットの寿命診断方法①ケーブルとファンを確認

PC(パソコン)の電源ユニットの寿命診断方法1つ目は「ケーブルが抜けていないか、ファンは回転している確認」です。PC起動直後、電源ユニットが正常に動いているか確認するにはファンが回転しているかどうかを確認すれば一目瞭然です。しかし、ファンが回転していない場合、電源ユニットが正常ではないという事です。
PC(パソコン)の電源ユニットの寿命診断方法②PC内の温度を測定する

PC(パソコン)の電源ユニットの寿命診断方法2つ目は「PC内の温度を測定する」です。PC内の電源ユニットを外すと、コンデンサがあり、このコンデンサが錆びていないか、熱で膨張していないかを確認する事は診断時の大事なポイントです。PC内の熱の排出が上手くできていないと、あらゆる箇所の故障に繋がります。
PC(パソコン)の電源ユニットの寿命診断方法③電圧や消費電力を確認

PC(パソコン)の電源ユニットの寿命診断方法3つ目は「電圧や消費電力を確認する」です。電源ユニットは経年劣化により、ワット数が低下してしまい、電力不足により動作が遅くなったり、フリーズしたりする事があります。PC内の温度を自動的に測定してくれるソフトがあるのでこちらで電圧などを把握するのも可能です。
PC(パソコン)の電源ユニットの寿命診断方法④使用時以外は電源を抜く

PC(パソコン)の電源ユニットの寿命診断方法4つ目は「使用時以外は、電源を抜く」です。PCを適度に放電する事は、必然的に寿命を遅らせる効果も期待できますので、PC使用時以外にはコンセントを抜いておく事をおすすめします。故障かな、と感じた場合には、電力を多く使うパーツを外してみるのもおすすめです。
必要最低限のパーツにより、起動するかを確認する事は、最低限のパーツでも起動するかを確認できるだけでなく、装備品のケーブルを差し込んだとしても問題が解決する事もあるので、ぜひこの診断方法を試してみて下さい。
PC(パソコン)の電源ユニットの寿命診断方法⑤パーツ保護に早期交換

PC(パソコン)の電源ユニットの寿命診断方法5つ目は「電源ユニット周辺のパーツ保護に早期に交換する」です。PCの電源ユニットは、常に稼働している状態なので、そういう意味でも一番耐用年数が短いと言われています。電源ユニットの寿命を知る事は、必然的に他のパーツにも良い影響を与えるのは、明白です。
ここに、PCの電源ユニットの寿命はどのくらいか、というのをまとめた記事があるので、この記事を参考にその影響について、今一度学んでみて下さい。
PCの電源ユニットが寿命はどれくらい?症状や診断方法、影響は?PC(パソコン)の電源ユニットの寿命や劣化を早める原因とは?
電源ユニットの寿命や劣化を早める原因①埃やタバコのヤニの蓄積

電源ユニットの寿命や劣化を早める原因1つ目は「埃やタバコのヤニの蓄積」です。PCというのは、小さなホコリなどは大敵だという事は周知の事だと思います。埃が湿気を含んだ状態で、PC内部に入ってしまえば故障の原因となる事は明らかです。また、これにタバコのヤニが付着すれば最悪です。
タバコのヤニは、埃と合わさるとベタベタの飴状になってしまいます。この状態で、PC内部に侵入すれば、たちまち冷却ファンの妨げになり、冷却ファンが正常に回転しない事により、PC内部の温度が上昇し、故障の原因となってしまいます。冷却ファンの故障はPCにとっては致命的ですので、定期的に掃除しましょう。
電源ユニットの寿命や劣化を早める原因②高負荷な作業

電源ユニットの寿命や劣化を早める原因2つ目は「高負荷な作業」です。PCでゲームをしたり、動画などPCにとって負荷となる作業をすれば、常に全力で走っている状態と同じです。PCに負荷が掛かる作業は、必然的に電源ユニットにも負荷が掛かっているのです。この状態が続けば、故障となってしまうのは当たり前です。
電源ユニットの寿命や劣化を早める原因③室温

電源ユニットの寿命や劣化を早める原因3つ目は「室温が適正ではない」です。PCにとって、適正な温度というのは「10~35℃」と言われています。特に、PCは高い温度に弱いので、室内の温度が30℃を超えてくると、上手く動作しなくなってしまいます。また、温度が低いとコンデンサが上手く機能しません。
コンデンサが機能しなければ、PCの電源が入らないなどのトラブルにも繋がってしまうので、起動したとしてもすぐに電源が切れてしまうなどのトラブルを引き起こします。結露が発生すれば、それこそ故障の原因となるので温度には細心の注意を払いましょう。ここに、リソース不足についての記事があるので読んで下さい。
PC(パソコン)の電源ユニットを長持ちさせるポイントやコツとは?
電源ユニットを長持ちさせるポイントやコツ①室内の温度は25℃を目安に

電源ユニットを長持ちさせるポイントやコツ1つ目は「室内の温度は25℃を目安にする」です。電源ユニットへの影響を考えた時に、一番重要なのは紛れもなく温度です。そして、PCに最適な温度は「25℃」と言われています。PCは、40℃までの環境に耐えれるように設計されていますが、これはあくまで目安です。
また、エアコンの温度を25℃に設定していたとしても、やはりそこには誤差が生じてしまうのは、仕方ありません。その為、25℃よりも若干低い23~24℃に設定する事で25℃設定に近い温度を維持する事ができます。この温度を維持する事は、必然的に電源ユニットの耐用年数を伸ばす事にも繋がるので温度には注意です。
電源ユニットを長持ちさせるポイントやコツ②一定時期にPCの掃除をする

電源ユニットを長持ちさせるポイントやコツ2つ目は「定期的にPCの掃除をする」です。先ほども説明しましたが、PCにとっての大敵は「埃」です。PCが故障する原因として一番多いのが、PC内部に埃などの異物が混入する事です。
埃が溜まり、放熱できなくなれば故障してしまうので、そういう意味でも1年に1回はPCの掃除をするように習慣づけるといいですよね。しかし、PCを分解してまで掃除をする事に抵抗がある人がほとんどだと思いますので、表面から見える箇所をエアダスターなどを使って掃除するといいでしょう。
ここに、電源ユニットを長持ちさせるコツやポイントについて詳しくまとめた記事があるので、併せて読んでみて下さい。電源ユニットの耐用年数に対する知識だけではなく、そのポイントがわかるはずです。
長持ち電源ユニットは温度と掃除とエアフローが重要寿命のPC(パソコン)の電源ユニットの処分方法とは?
自治体のルールに従って処分する

寿命のPC(パソコン)の電源ユニットの処分方法1つ目は「自治体のルールに従って処分する」です。電源ユニットは、特別大きなパーツでもないので、分解する事なく自治体専用のごみ袋にも入ると思います。多くの自治体では、「不燃ごみ」として出す事ができるようですので、わからない場合には事前に確認しましょう。
PC回収業者に依頼する

寿命のPC(パソコン)の電源ユニットの処分方法2つ目は「PCの回収業者に依頼する」です。電源ユニットだけを回収している業者はほとんどありませんが、それでも処分する為に手段を選ばないという方は、回収業者に直接持ち込むという方法もいいでしょう。
再利用する

寿命のPC(パソコン)の電源ユニットの処分方法3つ目は「再利用する」です。PC用の電源ユニットとしての役割を終えたとしても、電源ユニットの中の細かい部品はまだ利用できる可能性もあります。その為、リサイクルする事により、再度利用する事も出来るという事もあります。
しかし、高出力の電源を扱うという事もあり、感電などに注意しながら扱う必要があるので注意しましょう。また、完全に利用できない電源ユニットにおいては、再利用する事は不可能ですので、その点もまた注意点と言えるでしょう。
産廃回収業者を利用する

寿命のPC(パソコン)の電源ユニットの処分方法4つ目は「産廃回収業者を利用する」です。業者ごとに対応は違ってきますので、その都度確認の電話をする事は鉄則でしょう。また、業者によっては有料で引き取りという可能性もありますので、そこも確認すべき所でしょう。悪質業者も多いようなのでその点も注意が必要です。
ここに、パソコンの寿命についてより、詳しくまとめた記事があるので参考にしてみて下さい。パソコンを仕事で使用するという場合には、中のデータが消えてしまうと大変な事になってしまう事も多いと思いますので、何かと役に立つ情報だと思います。
パソコンの寿命とは?知れば損しない買い替え時期や、寿命の前触れをご案内!PCの電源ユニットの寿命を伸ばすには日頃のケアが重要
今回は「PCの電源ユニットの寿命」をテーマに、耐用年数を短くしてしまう原因や診断方法、交換時期に至るまで詳しく説明してきましたが、いかがでしたか?電源ユニットの寿命を縮めてしまう原因は、多くが温度と埃などの汚れでしたよね?その為、日頃から定期的にPCを掃除するという事は、非常に重要な事です。
また、電源ユニットの使用年数を把握し、寿命を知っておく事により劣化する前に何らかの応急処置や対処ができるという事も期待できます。そういう意味でも、PCの電源ユニットの寿命を迎える前に、しっかりと対処しておく事の重要性を今一度、確認してみて下さい。きっと、あなたの大事なデータを守る事ができるはずです。
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