6月上旬の時候の挨拶|中旬と下旬の手紙・メールの季節の挨拶も

6月上旬・中旬・下旬の時候の挨拶、季節の挨拶を知っているでしょうか。時候の挨拶はビジネスでも文書を書くときによく使われます。ビジネスや仕事で文書を書くときに、時候の挨拶を知らないと困るかもしれません。この記事では6月の季節の挨拶についてまとめています。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



6月上旬(初旬)の時候の挨拶|手紙やビジネスメールの季節の挨拶は?

6月上旬の手紙・ビジネスでの季節の挨拶①万緑の候

万緑

6月上旬の手紙・ビジネスでの季節の挨拶1つ目は、万緑の候です。辺り一面に緑が映える季節となりましたね、という意味の時候の挨拶です。万緑の万は「よろず」を表しておりすべてのことを指します。そして緑は木々の葉っぱのことを指し、万緑は見渡す限りのすべてが葉っぱの緑で溢れていることを表しています。

例文を挙げてみましょう。例えば「万緑の候、その後も変わりなく健やかにお過ごしのことと存じます」「万緑の候、皆様におかれましてはますますご清祥のことと存じます」などになります。前者は個人宛、後者はビジネス向けの時候の挨拶になります。夏に近づき緑が眩しくなる6月上旬に使ってみてはいかがでしょうか。

6月上旬の手紙・ビジネスでの季節の挨拶②向暑の候

向暑の候

6月上旬の手紙・ビジネスでの季節の挨拶2つ目は向暑の候です。暑さがだんだん増してきましたね、という意味の時候の挨拶です。向暑という言葉があり、日を重ねるごとにどんどん暑くなっていくことを表した言葉です。日々、夏に向けて暑くなっていくのを実感する、6月上旬に使ってみてはいかがでしょうか。

例文を挙げてみましょう。例えば「向暑の候、皆様お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます」「向暑のみぎり、その後もお変わりなくお過ごしでしょうか」などというふうになります。ビジネス用では「向暑の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」となります。

6月上旬の手紙・ビジネスでの季節の挨拶③薄暑の候


薄暑の候

6月上旬の手紙・ビジネスでの季節の挨拶3つ目は薄暑の候です。薄っすら暑くなってきましたね、という意味の時候の挨拶です。薄暑という言葉があり、初夏の頃に感じる薄い暑さを表しています。6月ごろの夏に向かう暑さを感じるときに使ってみてはいかがでしょうか。

例文を挙げてみましょう。例えば「薄暑の候、夏の到来を日々感じますが、お元気に過ごしておられるでしょうか」「薄暑のみぎり、そろそろ冷たいものが恋しくなる季節ですが、いかがお過ごしでしょうか」などという風になります。ビジネスでは「薄暑の候、貴社ますますご清栄のことと~」と書きます。

6月上旬の手紙・ビジネスでの季節の挨拶④初夏の候

初夏の候

6月上旬の手紙・ビジネスでの季節の挨拶4つ目は初夏の候です。いよいよ夏の季節がやってきましたね、という意味です。初夏とは夏の初めごろのことを表しています。具体的には5~6月の初めごろだそうです。6月の初めの時期に時候の挨拶で迷ったら使ってみてはいかがでしょうか。

例文を挙げてみましょう。例えば「初夏の候、日々夏が近づいてくるのを感じますが、お元気でおられるでしょうか」「初夏のみぎり、冷たいものが手放せなくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか」などになります。初夏の表現は爽やかな夏のイメージがあるので、梅雨の天気が続く場合はあまり合わないでしょう。

6月中旬と下旬の手紙やビジネスメールの時候の挨拶

6月中旬・下旬の手紙・ビジネスでの時候の挨拶①入梅の候


入梅の候

6月中旬・下旬の手紙・ビジネスの時候の挨拶1つ目は入梅の候です。そろそろ梅雨入りの季節になりましたね、という意味の時候の挨拶です。にゅうばいと読みます。一般的に梅雨入りは本州だと6月10日ぐらいだそうです。10日や梅雨の気配が近づいてきたころに使ってみてはいかがでしょうか。

例文を挙げてみましょう。例えば「入梅の候、梅雨のじめじめとした天気が続きますが、いかがお過ごしでしょうか」「入梅のみぎり、梅雨に入り毎日雨が続いてうっとおしい季節ですが、お元気にお過ごしでしょうか」となります。梅雨が始まったころにちょうどいい挨拶と言えるでしょう。

6月中旬・下旬の手紙・ビジネスでの時候の挨拶②長雨の候

長雨の候

6月中旬・下旬の手紙・ビジネスの時候の挨拶2つ目は長雨の候です。梅雨の長い雨が降る季節になりましたね、という意味の季節の挨拶です。「ちょうう」ではなく「ながあめ」と読みます。文字通り長く降る雨を表しています。6月の梅雨の真っただ中、雨が続く日に使ってみてはいかがでしょうか。

例文を挙げてみましょう。例えば「長雨の候、梅雨冷えのする雨が長く続きますが、お元気にお過ごしでしょうか」「長雨のみぎり、梅雨の天気が続きますが、いかがお過ごしでしょうか」という文になります。梅雨で雨が降り続いているような日々のときに適した挨拶だと言えるでしょう。

6月中旬・下旬の手紙・ビジネスでの時候の挨拶③紫陽花の候

雨の中

6月中旬・下旬の手紙・ビジネスでの時候の挨拶3つ目は紫陽花の候です。紫陽花が咲く季節になりましたね、という意味の季節の挨拶です。紫陽花はあじさいのことです。紫陽花が咲く時期は、5~7月ごろで、6月上旬から7月上旬あたりが一番の見ごろと言われています。紫陽花が咲く時期に使ってはどうでしょうか。

例文を挙げてみましょう。例えば「紫陽花が雨の中で咲く季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか」「紫陽花が雨に濡れて咲くみぎり、梅雨冷えが気になりますがお元気でお過ごしでしょうか」などという風になります。ビジネスでは「紫陽花の候、ますますご清栄の~」というシンプルな言い回しになります。

6月中旬・下旬の手紙・ビジネスでの時候の挨拶④芒種の候

種を植える季節

6月中旬・下旬の手紙・ビジネスでの時候の挨拶4つ目は芒種の候です。芒種の芒は「のぎ」といい、稲の先になっている細い針のような部分のことです。そして芒種とはその芒についた種のことで、田植えの季節を表しています。つまり芒種の候は、そろそろ田植えの季節になりましたね、という意味の季節の挨拶です。

例文を挙げてみましょう。例えば「芒種の候、そろそろ田植えの時期になってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか」「芒種の候、貴社にはますますご隆盛の事と、心よりお慶び申し上げます」などになります。ご隆盛とは右肩上がりで調子がいいということを表した言葉です。ちなみに芒種の時期は6月6日~22日です。

6月上旬・中旬・下旬の手紙やメールの結び

6月上旬の季語と手紙・メールの結び①長雨の折

長雨

6月上旬の季語と手紙・メールの結び1つ目は長雨の折です。長雨とは長く降り続ける雨、折は季節や時期について表しています。6月は梅雨の時期であり、長い雨が降り続けます。そういった季節の特徴を表した6月の結びの言葉だと言えます。長い雨が降り続けている梅雨の日に使ってみてはいかがでしょうか。

例文を挙げてみましょう。例えば「長雨の折、冷えやすい日が続きますので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください」「長雨のみぎり、風邪などめされませんよう、ご健康を心よりお祈り申し上げます」などになります。6月は梅雨で雨が多い時期ですので、長く降る雨に関した話題で締めくくっています。

6月上旬の季語と手紙・メールの結び②蒸し暑い日が続きますが

蒸し暑い日

6月上旬の季語と手紙・メールの結び2つ目は蒸し暑い日が続きますが、です。6月は梅雨の時期で雨が長く降ります。その関係で湿度が上がり、毎日が蒸し暑く感じます。そのみんなが共有して感じている季節について、文中の結びで取り上げています。ジメジメして暑い日に使ってみてはいかがでしょうか。

例文を挙げてみましょう。例えば「蒸し暑い日が続きますが、どうかお体をご自愛ください」「蒸し暑い日が続きますが、体調に気を付けてお健やかにお過ごしください」などになります。梅雨の時期の湿度の高さや、夏に向かう暑さに関した話題で締めくくっています。蒸し暑さが目立つ6月に使いやすい結びでしょう。

6月の時候の挨拶を使いこなそう

以上が6月上旬・中旬・下旬の季節の挨拶や結びなどでした。6月は上旬は5月の季語を使った夏を感じる挨拶を使うことができます。しかし、6月は梅雨の時期なので、どちらかといえば雨に関連した季語が挨拶に多くなっています。文書を書くときの天気や気候に合わせて、ちょうどいい挨拶を使えるといいですね。

時候の挨拶は文書を書くときに避けては通れません。時候の挨拶とは、文書の初めや最後で、季節を過ごす自分の最近の気持ちや、相手を健康を気遣う大切な部分なのです。自分の思い通りの表現をするためにも、6月の時候の挨拶を覚えて、ビジネスからプライベートで文書を書くときに使えるようになっておきましょう。

この記事のほかにも、時候の挨拶に関するものや、言葉の意味、生活に役立つ知識など多数まとめております。どれも見ごたえのある記事ですので、ぜひご覧ください。

Small thumb shutterstock 683444464
3月の時候の挨拶は?ビジネスや学校の挨拶文・書き出しや結びの言葉も

3月の時候の挨拶、季節の挨拶を書くときに悩む方も多いのではないでしょうか。3月は学校や季節の行事で華やかな季節です。ビジネスや学校の挨拶文のみならず、書き...

Small thumb shutterstock 524398663
1月の時候の挨拶9選!中旬や下旬の手紙の書き出し方や季語も

覚えておきたい1月の時候の挨拶を紹介します。1月ならではの「正月」を連想させるおめでたい季語や「大寒」の時期に向けて使うことのできる季語を覚えておきましょ...


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。