モットーとは?日本語の言い換えや類語や英語・使い方や例も

「自分のモットーは…」などの使い方でよく見聞きする「モットー」ですが、意味・英語の類語・日本語の言い換えなどを正しく知っていますか?日常的に心がけたい行動の目標や事柄を表す言葉ですので、使い方は正しくする必要があります。簡単な例文を含め、モットーとは?についてをご紹介していきます!

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モットーとは?日本語の言い換えや類語・英語も

モットーとは「心がける目標や事柄」を意味する

心がけを忘れず

モットー(motto)とは、「行動の中で心がける目標や事柄」を意味する言葉です。また、「行動の中で心がける目標や事柄を表す言葉」を表す時にもモットーを使います。常日頃から心がける普段の行動について言われる場合もありますが、何かしらの事や行動をする時だけといった限定的なモットーも存在します。

以下の記事では、信条という言葉についてを説明しています。信条はモットーの意味と少し似た部分があり、混同してしまう方も少なからずいるようです。しかし、信条とモットーは意味により表される内容に違いがあるとされます。信条の基本情報の他、モットーとの違いにも触れていますので使い分けの参考にしてみましょう。

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モットーの日本語の言い換えは「標語」など

私の座右の銘は…

モットーを日本語に言い換えると、「標語・座右の銘・人生訓・生活心得・理念・原則・思想」などになります。これら数ある日本語の中からどの日本語に言い換えた方が良いのかは、表したい内容や何のモットーなのか?によります。「何の」の部分に当てはまるのは、おおかた自分(個人的なこと)や企業または組織です。

自分のモットー(個人が持つ私的なモットー)の時には「標語・座右の銘・人生訓・生活心得」などを言い換えとしますが、標語は「心がけている目標や事柄」ではなく「心がけていること表す言葉」の意味で使います。人生訓は「生き方の教え」ですので、「常に心がけること」を表す生活心得よりも長期的な印象です。


企業のモットーを表す時には、理念の言葉を使います。企業理念、経営理念といった形で掲げていることが多いです。組織のモットーでは、思想や原則といった言葉を使います。思想は社外思想の形になることが多く、社会的にどのような組織でありたいか?活動をどのようにしていきたいのか?などを示すものです。

モットーの類語になる英語は場面により異なる

考える

モットーの類語となる英語には「Mission(ミッション)Credo(クレド)Slogan(スローガン)Catch word(キャッチワード)Thema(テーマ)」などがあります。しかしこれら類語は、個人・企業・組織による使い分けがあります。

MissionとCredoは、企業のモットーに対して使います。そして、SloganとCatch wardは組織のモットーを表す時に使用します。自分のモットー(個人のモットー)にはThemaを使いますが、Themaは組織のモットーにも使えます。

企業・組織・自分および個人といった「何のモットーなのか?」に合わせて、モットーの部分を類語に言い換えてみると良いでしょう。日本においては、企業ではCredo、組織ではSloganがよく用いられる傾向にあります。言い換えの際は、表す状況と内容に合わせた類語を選びましょう。以下の記事も参考にどうぞ。

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モットーの使い方・例文も

自分のモットーを示す場合の使い方と例文


私のモットーは

自分のモットーを示す場合の使い方は、基本的に「私のモットーは〜です」や「〜がモットーです」「〜が私のモットーです」といった使い方をします。個人のモットーは私生活や仕事も含めた日常について言うものであり、人生訓と言うように人生全体に関係したものとしている場合もあります。

例文には、「私のモットーは強き者を挫き弱き者の味方となることです」「自分のモットーを改めて考える」「正義が私のモットーです」などがあります。自分ではなく、個人としての相手について表す場合は「彼のモットーは慈善だそうだ」「彼女の関心するモットーがある」などの例文が作れます。

企業や組織のモットーを示す場合の使い方と例文

企業

企業のモットーを示す場合は「我が社のモットーは〜」や「〜が弊社のモットーです」などの使い方をし、組織では「当団体のモットーは〜」や「○○(組織名)のモットーは〜」のような形にした使い方になることが多いです。「私たちのモットーは〜」という形も見かけます。

例文には、「弊社のモットーはお客様第一です」「我が社のモットーに反する行動は謹んでください」「平等と平和が当団体のモットーです」などがあります。企業や組織のモットーはそこに所属する人たちのモットーになるため、「私たち」という複数形の語を使って示すこともよくあります。

企業や組織で掲げるモットーの内容は、個人的なものとは違います。何がどう違うのか?と言えば、個人的なモットーは自分の人生や日常に関した内容で、企業や組織のモットーは社会的な内容あるいは社員全員共通の行動目標となります。

面接時にモットーを示す場合の使い方と例文


面接

面接時には個人的な自分のモットーを何にするのかも大事ですが、その企業に合ったモットーを考えておくと好印象を与えられる可能性が高くなると言われています。ほとんどの企業にはモットーおよび理念や方針がありますので、事前に調べてそれに合ったモットーを伝えると良いアピールになります。

良い人材である可能性をアピールできるとされる例文には、「努力を惜しまず努める」「自分に固着せず多方面の意見に耳を傾ける」「失敗しても挫けずチャレンジしていく」「諦めずに取り組む」などがあります。とにかく一生懸命に働きたい気持ちと協調性を示せると、好印象に繋がると言われています。

四字熟語を取り入れて示す使い方と例文

勉強

モットーに四字熟語を使う方は多くいます。よく用いられるものには「一生懸命・誠心誠意・有言実行・一期一会・自己研鑽」などがあります。「堅忍果決・勇往邁進・笑門福来・陰徳陽報」などもモットーに適しており、本人の心や思想に合った四字熟語が選ばれます。

一生懸命は「命がけで物事をすること」を表し、「私のモットーは一生懸命に努めることです」などの使い方をします。誠心誠意は「私欲や悪心無く真心で尽くすこと」を言い、「誠心誠意をモットーとしております」などの形で伝えます。有言実行は「発言した内容は責任持って実行すること」を言います。

一期一会は「一生に一度の出会いや機会」の意味を持つ四字熟語で、「私のモットーは一期一会の出会いを大切にすることです」などの形で使います。自己研鑽は「自己向上のため何かを極め自分を鍛え上げること」で、「私のモットーは自己研鑽に励むことです」というように示します。

ことわざを取り入れてモットーを示す使い方と例文

志す

四字熟語だけでなく、ことわざもモットーに使えます。よく用いられるものには、「継続は力なり・急がば回れ・思い立ったが吉日・親しき仲にも礼儀あり」などがあります。四字熟語同様、本人の心や思想にヒットした他のことわざがモットーに選ばれることもあります。

継続は力なりは「何でも継続すれば力や成果になること」で、「継続は力なりを信じて努めることが私のモットーです」などの使い方をします。急がば回れは「目的に早く到達したいなら危険な近道より確実な道の方が結果的に早く到達すること」で、例文には「急がば回れをモットーに誠実な取り組みを心がけます」があります。

思い立ったが吉日は「しようと思った日に始めるのが良いこと」を意味し、「思い立ったが吉日をモットーに行動していきます」などの例文があります。親しき仲にも礼儀ありは「親しい相手にも礼儀に欠けることはしてはいけない」を意味し、「親しき仲にも礼儀ありで感謝と敬意を忘れずあるのがモットーです」などと使います。

良きモットーは自分のためになる!正しく使おう!

モットー(motto)の意味は「行動の中で心がける目標や事柄」または「行動の中で心がける目標や事柄を表す言葉」であり、自分個人から企業・組織といった社会的団体について用いられます。そして、使い方例文における基本の形は「私のモットーは○○です」や「○○が私のモットーです」です。

日本語では「標語・座右の銘・人生訓・生活心得・理念・思想・原則」などと言われ、英語の類語には「Mission・Credo・Slogan・Catch word・Thema」などがありますが、どれを言い換えにするかは個人・企業・組織といった何のモットーを表すのか?で変わるので合ったものを使いましょう。

モットーは端的に伝えたい状況もあるため、四字熟語やことわざを用いる方も多いです。「こうしたい」という行動目標や事柄そのものを端的に表すことができるため、相手に伝える際に言いやすいのがメリットとなります。自分にも言い聞かせやすいですし、どこかに書いておく際にも便利です。良きモットーを持ってみましょう!


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