拝承いたしましたの意味は?反対語やわかりましたの敬語の使い方も

「拝承いたしました」の意味についてご存知ですか。知らない方もいらっしゃると思いますが、「拝承いたしました」とは、「わかりました」や「承知いたしました」よりも固い表現なのです。この記事を読んで、きちんとした敬語の使い方をマスターしましょう。

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拝承の意味や類語・反対語も

拝承の意味は「聞く」の謙譲語であり日立用語

車

拝承の意味は「聞く」です。「聞く」が砕けた言い方だとすると、「拝承する」という言葉は敬語の中でも、自らをへりくだって言う謙譲語に分類されます。ちなみにですが、謙譲語とは言うものの、一般的に使われるような敬語ではありません。後でも紹介しますが、普通は「承知しました」の方がよく使われる言葉なのです。

それでは「拝承する」とはどういう場面で使われる敬語なのでしょうか。主に、日立などの伝統的な日系企業で使われる言葉です。上下関係を重んじる社風ですので、「聞く」という言葉にしても「拝承する」という非常に丁寧な敬語の使い方をするのです。企業と一口に言っても、生い立ちによって雰囲気は変わってくるものです。

日系の企業は年功序列制を採用しているところが多く、社員の服装や敬語に関するルールも厳しいです。これに対して、外資系の企業は成果主義を採用しているところが多く、服装や口調などの自由度は極めて高いです。外資系では「拝承いたしました」ではなく「わかりました」などの敬語を使う傾向にあります。

拝承の類語は「承知する」

仕事

拝承の類語は「承知する」です。使い方も「承知する」とほとんど同じですので、単に置き換えれば違和感なく使えることでしょう。「その件について承知いたしました」は「その件について拝承いたしました」と同じ意味の敬語で使うことが出きます。ただ「拝承」の方が、敬語の度合いとしては強めの意味を持つのです。


「その件について承知いたしました」よりも、使いやすい敬語としては「わかりました」が挙げられます。こちらの敬語は、社会人だけではなく学生の間でもよく使われているものです。おそらく、先生に対しての敬語として、小学生から使っているものではないでしょうか。「拝承」を使う方は、まれなことでしょう。

「拝承いたしました」などビジネスメールや会話の中で使うと、「この人は日立系の企業に勤めていたのだろうか」という風な印象を一般的には受けるようです。つまり、日立系の企業の外では、あまり使われることのない敬語なのです。日立系の企業には、日常においては聞きなれないような言葉が飛び交っています。

拝承の反対語は「拝送」

手紙

拝承の反対語は「拝送」です。「送付する、見送る」のへりくだった言い方の謙譲語です。「拝送」に付け加えて「申し上げます」を付け加えると、かなり程度の高い謙譲の意味を表します。相手に応じて使い分けるようにしましょう。ちなみにこの言葉は、動作をする相手が動作の受け手に対して使う敬語なのです。

つまり、接客業をしている方がお客さん相手に手紙を郵送するとします。「手紙を拝送いたしましたので、ご確認よろしくお願い致します。」という風に、行為の受け手に対して敬意をこめたいときに「拝送」という言葉を使います。どちらかというと文章の中でこういった言葉を使えると、意味も伝わりやすいことでしょう。

関連記事に「ありがたいの敬語のビジネスメールと類語」が紹介されています。ビジネスメールで感謝の気持ちを伝えるには、どのような言葉の使い方をすれば良いのでしょうか。おそらくですが、新社会人の方は敬語の使い方について詳しく知らない方が多いことでしょう。ぜひとも、この機会に確認してみてはいかがでしょうか。

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拝承の使い方・例文も

拝承の使い方・例文①貴信拝承

仕事

拝承の使い方・例文1つ目は「貴信拝承」です。「貴信」とは相手からの問い合わせや連絡などを指します。「拝承」は受け取るという意味です。つまり「貴信拝承」とは、「あなたからの問い合わせにつきまして承知いたしました。その件につきましては、こちらの方から後ほどご連絡を差し上げます」という意味なのです。

問い合わせ内容については把握したけれども、確認などに時間がかかるために取り急ぎ「きちんと受け止めましたよ」と相手に伝えたいときに「貴信拝承」とだけ返信するのです。こちらは、普通のビジネスの現場ではあまり見受けられない言葉です。「貴信拝承」とは、日立系の企業においては、よく使われている言葉です。

そのため「貴信拝承」とはあまり一般的な言葉遣いではないことが分かります。典型的な日系企業ですと使われているところが多いので、そういった企業に就職を志している方は意味を把握しておいても損はないでしょう。ただし、企業外部の方に対してこのような返信をすると意味が分からない方もいるので注意をしてみましょう。

拝承の使い方・例文②その件につきましては拝承済みです

仕事

拝承の使い方・例文2つ目は「その件につきましては拝承済みです」というものです。「その件については、もう私がすでに聞いております」という意味で使われます。例えば、「その件についてはすでに着手しております」などといったニュアンスでも使うことが出来るので、使い勝手も良いです。

ここぞというときに、ぜひとも使ってみて下さい。日立系の企業の方とやり取りをするときに、こういった敬語はよく出てくるでしょう。「これはどういう意味の敬語なんだろう」と悩んだ時は、すぐに調べてみるようにしてください。なんとなくで理解していれば、取り返しのつかない勘違いをしてしまうことがあります。

拝承の使い方・例文③ご依頼の件、拝承いたしました

仕事

拝承の使い方・例文3つ目は「ご依頼の件、拝承いたしました」です。この使い方・例文は「ご依頼していただいた件についてですが、対応いたします」や「ご依頼の件について承りました」という意味です。主にこちらは、会社外部のクライアントとのやり取りでよく使えそうな例文です。

「わかりました」や「承知いたしました」という言葉遣いでもいいかもしれませんが、「拝承いたしました」という方が丁寧な感じがします。またかなり程度の高い敬語ですので、礼儀に厳しい方でも十分通用する敬語です。少し不安であれば、丁重すぎるくらいの言葉遣いを使うようにしましょう。

若い方は割とフランクさがありますが、何十年と会社勤めを続けてきた人の中には礼儀を叩き込まれてきた方も、もちろんいます。そのため、「わかりました」など敬語の使い方がフランクすぎたりすると「こいつは社会人としてまだまだだな」というような認識を持たれてしまうこともあります。気を付けましょう。

拝承の使い方・例文④私が拝承しております

女性

拝承の使い方・例文4つ目は「私が拝承しております」です。こちらの使い方・例文は「私が聞いております」という意味になります。「この件について誰か聞いていないか」という上司の呼びかけに対して「私が拝承しております」などという受け答えをするのです。また、拝承は「聞く」という意味だけにはとどまりません。

例えば、客先から何かしらの荷物や資料を受け取ったとします。「私がその書類を拝承いたしました」という使い方をすることができます。「拝承」には「受け取る」という意味もあるのです。「聞く」と「受け取る」という2つの意味を押さえておけば、おそらく「拝承」について十分知っているという風に言えることでしょう。

関連記事に「なるほどの敬語の言い換え」が紹介されています。「なるほど」と普段何気なく使っていますが、敬語ではどのような言い方をするのかご存知ですか。上司や先輩に対して「なるほど」と言うのは、少し砕けすぎているので、しっかりと敬語での言い方もマスターしておきましょう。どうぞ、合わせてご覧ください。

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「拝承いたしました」を使ってみましょう!

仕事

「拝承いたしました」という言葉の意味や使い方についてよくご理解いただけましたでしょうか。学生の方や新社会人の方は「拝承」という敬語に馴染みがなかったことと思います。今回は、「拝承」の例文についてもご紹介しましたので、すぐに使うことが出来ます。ちなみにですが口語ではあまりこの言葉は使われないようです。

口語は文語よりも、砕けた言い方が多いです。そのため「拝承いたしました」ではなく「承知いたしました」や「わかりました」という敬語の方が、より多く使われています。しかし、顧客や会社外部の取引先等に対して商品や書類などを送った時に「ただいま拝送いたしました」などと使えると、社会人らしくて格好いいものです。

もちろん働く場所によって、どのような敬語が使われているのかは変わってくるので周りを見ながら言葉を使っていくことが良いでしょう。もしフランクな敬語で許されているのであれば、あまりにかっちりした敬語を使うと堅苦しく感じてしまうかもしれません。敬語にもレベルがあるので、周りに合わせるようにしましょう。


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