「招聘」の読み方は?意味や書き方に例文13選!招聘状や招聘するに招くも
招聘するの意味や読み方をご存知でしょうか。あまり見たことがない言葉ですが、招待と似たような意味を持っています。中国語でも同じ言葉がありますが、ニュアンスも読み方も若干違い、興味深いです。この記事では、招聘の意味や例文を詳しくまとめているので、ぜひご覧ください。
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「招聘」の読み方は?
招聘の読み方はしょうへい
招聘の読み方はしょうへいです。聘はあまりみかけない漢字ですよね。特別な人を招待したり、結婚の申し込みをするときなどに使う言葉なんです。読み方は音読みではヘイですが、訓読みでは「とう・まねく・めす・めとる」というたくさんの読み方があります。また、聘うと書き「あとう」と読む言葉もあります。
招聘は中国語の読み方ではチャオピン
招聘は中国語の読み方ではチャオピンです。招聘は中国語にもあります。中国語の場合でも誰かを招くときに使う言葉です。日本語では特別な人を招くときに使いますが、中国語では社員、アルバイトの採用などで使われ、もっと気軽です。ちなみに日本語と違い、聘の字には招く、嫁がせるという意味しかありません。
「招聘」の意味は?
招聘の意味は礼を尽くして相手をお呼びし招くこと
招聘の意味は礼を尽くして相手をお呼びし招くことです。気軽に使う言葉ではなく、主に国外から誰かすごい人をわざわざ呼ぶため使われることが多いです。ニュアンスとしてはこちらから招待してわざわざ来てもらい、おもてなしするような感じの言葉です。実績のある人物に対して使われることが多いです。
招聘するような人物の例をあげてみると、ざっくりいえばスゴイ人、偉い人と周りに言われるような人と言えます。つまり、博士や教授、芸術家、スポーツ選手など社会的に認められた一定の功績を残したような人です。世間やその分野や業界で評価され尊敬を受けているような人物とも言えるでしょう。
招待との意味の違いは丁重に相手を立てて礼を尽くすのかどうか
招待との違いは丁重に相手を立てて礼を尽くすのかどうかです。招待は気軽に誘うような意味合いが強いです。しかし、招聘はより丁重にお招きすることを強調したニュアンスを持ちます。また相手の方が立場が上であるという認識が強いです。一方、招待という言葉は、招きたい相手なら誰にでも広く使うことができます。
招待する人物について礼をあげてみると、友人や知人などの自分と親しい人や、会社の同僚や上司などに対して用いることができます。逆にそういった身近な人物に招聘という言葉を使ってしまうと、相手を立てすぎるニュアンスが強くなり、違和感や物々しい印象をを与えてしまいます。通常は招待という言葉で十分間に合います。
招請との意味の違いは相手との立場に違いがないこと
招請との意味の違いは相手との立場に違いがないことです。相手に来てもらうことを要請する言葉で、招待と同じ意味を持っているように見えます。ですが、招請はより改まった公のシーンで使われることの多い堅い言葉です。堅いといっても招聘よりは柔らかめで、どちらかといえば事務的なニュアンスの強い言葉です。
ニュアンスを掴むための例文をあげてみると「国からの招請状を受けた」「大学から教授として招請を受けたが辞退した」などという感じです。洋風に言うとオファー(提案)を相手から受けたと言い換えることもできます。少し改まった状況で相手を役職や場所に招きたいときに招請と使ってみてはいかがでしょうか。
「招聘」の書き方は?
招聘の書き方①外国から知り合いを呼ぶとき招聘状を書く
招聘の書き方1つ目は、外国から知り合いを呼ぶとき招聘状を書くということです。私たちが招聘という言葉を目にする機会といえば、外国に知り合いがいる場合です。何か用事があって外国に住む知り合いを日本に呼びたい場合、招聘状というものをこちら側が日本の大使館に出して受理してもらう必要があります。
日本人は外国へ行くときに大抵パスポートだけで入れるため意識しないことですが、一般的に外国へ入国するときはビザも必要になります。パスポートだけで入国できる日本人は例外です。ビザが必要なのは主に国の安全を維持するためで、招聘状とは招き入れる外国人を入国させるための推薦文のようなものです。
招聘の書き方②招聘状の記入項目は主に5つある
招聘の書き方2つ目は招聘状の記入項目は5つあることです。招聘状には自分の情報と、入国者に関する基本的な個人情報や理由と経緯、関係の記載が求められます。招聘状を記入する書類は外務省のサイトで入手できます。書類名は招聘理由書と呼ばれており、書類の項目に沿って書くだけで作成できます。
基本的には書類の項目に沿って記入すれば済みますが唯一、招聘する経緯については別紙を用意し、詳細に記入する必要があります。記入した経緯によっては入国リスクが高いと判断され、不許可になる可能性もあります。そのため、別紙に経緯を丁寧に書く方が、円滑にビザの発行を許可してもらいやすいそうです。
- ・入国する人の情報(氏名・住所・電話番号など)
- ・入国する理由
- ・入国する経緯
- ・入国する人と自分の関係
- ・申請者(自分)の情報
招聘状の主な5つの記入項目
「招聘」を使った例文13選!
「招聘」を使った例文①~を招聘する予定
「招聘」を使った例文の1つ目は~を招聘する予定です。近いうちに誰かを丁重にお招きしたいときに使える言い回しです。使い方は主に2通りあります。例えば人物そのものをお呼びしたい場合、何かの役職として迎え入れたいときなどです。使い方は一緒ですが、それぞれニュアンスが若干違います。
例文をあげてみると「有名な野球選手のAをアメリカから招聘する予定だ」となります。よそから人物を呼びたい場合の表現です。また、役職に迎えたい場合は「復興に多大な尽力をして頂いたA氏を副長に招聘する予定だ」という風な使い方となります。場所や地位に招きたいときに使える言い回しですね。
「招聘」を使った例文②招聘するため~
「招聘」を使った例文の2つ目は招聘するため~です。何らかの理由があって誰かを招きたいときに使える言い回しです。例文をあげてみると「彼女を招聘するために多大な労力が必要となった」というような使い方をします。彼女をお招きして来て頂くために、すごく大変だった、という意味の文章になります。
「招聘」を使った例文③~招聘すること
「招聘」を使った例文の3つ目は~招聘することです。招聘することについて何か言及するときに使う言い回しです。例文を挙げてみると「彼をこの団体のトップに招聘することを検討した」「外国からトップ選手を招聘することを議論した」などのような使い方をします。誰かをお招きすることについて話すときに使いたいですね。
「招聘」を使った例文④~として招聘する
「招聘」を使った例文の4つ目は~として招聘するです。誰かを何かの役割として招聘するときに使う言い回しです。具体的には監督、教授、研究員といった一人者を呼ぶ場合などです。例文をあげると「A氏を最高顧問として招聘する」「Aさんを監督として招聘する」などの使い方になります。
「招聘」を使った例文⑤~招聘するとき
「招聘」を使った例文5つ目は~を招聘するときです。誰かを招聘するとき、した時のことについて話題にしたいときに使う表現です。例文をあげてみると「A教授を招聘するときの段取りについて話し合った」「A氏を招聘するときの担当者を確認した」というような使い方をします。招聘する時について話すときに使いましょう。
「招聘」を使った例文⑥~招聘される
「招聘」を使った例文の6つ目は~招聘されるです。されるとは受け身なので、自分や誰かが招聘を受けたときに使う表現です。例文をあげてみると「彼は歴史の教授として大学に招聘されることになった」というものになります。招聘されるのはある分野の一人者で、招聘を出すのは企業や公的機関が多いです。
「招聘」を使った例文⑦~を招聘している
「招聘」を使った例文の7つ目は~を招聘しているです。しているは進行形なので、今現在で人物に招聘を出しているときに使う表現です。例をあげると「新たな教育手法の確立のために多くの学者を招聘している」というものになります。招聘する人数は一人とは限らないのもポイントですね。
「招聘」を使った例文⑧外部から招聘
「招聘」を使った例文の8つ目は外部から招聘です。ニュアンスとしては何かの団体や組織の内部で誰かを選ぶのではなく、他所から誰かをお招きするという意味合いがあります。例をあげると「コーチを外部から招聘する」「会社の取締役会長を外部から招聘する」などといったものになります。
「招聘」を使った例文⑨招聘ルート
「招聘」を使った例文の9つ目は招聘ルートです。この言葉は専ら外国から選手を呼ぶときに使われることが多いです。例をあげると「外国人選手の招聘ルートを確立する」「彼は外国人選手の招聘ルートが弱かった頃に活躍した」などといったものになります。主にプロレスの外国選手話題で使われることが多いです。
「招聘」を使った例文⑩招聘元
「招聘」を使った例文の10個目は招聘元です。人物よりは責任者という意味合いが強いです。招聘「元」なので、呼び出した側のこと指していますので注意しましょう。例文をあげると「ツアーの様子は、招聘元の事務所により記録され、後日配信される予定だ」といった感じになります。
「招聘」を使った例文⑪招聘せられる
「招聘」を使った例文の11個目は招聘せられるです。ちょっと不思議な語感がしますが、要は「子どもに世話を焼かされる」の「せられる」と同じ言い方です。何かの働きかけを受けたことを表しています。例文を挙げてみると「彼は工学者として招聘せられた人だ」となり、招聘の働きかけを受けた人という意味になります。
「招聘」を使った例文⑫~より招聘
「招聘」を使った例文12個目は~より招聘です。どの国や地域から招いた人なのかを言いたいときに使います。例文を挙げると「彼はアメリカより招聘した物理教授だ」「京都より招聘した学者だ」などといった使い方になります。どこから招いた人なのか紹介したいときに使えそうですね。
「招聘」を使った例文⑬招聘したい
「招聘」を使った例文の13個目は招聘したい、です。特定の誰かを招聘したいと提起するときに使います。例文をあげると「海外から英語の教師を招聘したい」「A氏を監督として招聘したい」などという風に使います。特定の人物の名前を指名したり、役職として招きたい場合のどちらでも使うことができます。
招聘はふだん使う機会がない言葉
以上が招聘という言葉の意味や読み方、書き方でした。招聘は、ふだん目にする機会が少なく、読み方も難しい言葉ですね。中国語でも同じ言葉があり、読み方も意味も若干違います。公的な機関で使うことが多い言葉なので、一般人は目にする機会も少なく、知らない人も多いです。ですが、全く触れないわけではありません。
唯一私たちが招聘という言葉を身近に目にするとしたら、外国にいる知り合いを日本に呼びたいときぐらいでしょうか。招聘理由書という書類を書くときにお目にかかれます。あとは小説ぐらいかもしれません。日常で用いる言葉ではなくどちらかといえば、政府などの公的な機関や、企業で使われることが多いのです。
使わないなら別に知らなくてもいいや、と思ってしまうかもしれません。しかし、知っている方が視野が広がるでしょう。記事に例文も記載しているので、招聘という言葉を覚えてみてはいかがでしょうか。この記事のほかにも、生活に役立つことや人間心理など役に立つ記事が多数ありますので、そちらもよければご覧ください。
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