【季節】を表す言葉12選!四季を感じる美しい・かっこいい表現とは?古語も注目

あなたは、日本語の四季を表す言葉をいくつ知っていますか?この記事では、そんな季節を感じる美しい・かっこいい表現について詳しくご紹介していきます。古語のご紹介もありますよ。美しい・かっこいい表現を探している方はぜひ参考にしてみてください。

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【春】季節・四季を表す言葉で美しい・かっこいい表現と古語3選!

①雀隠れ

雀

最初にご紹介するのは、「雀隠れ」です。これは、春を表現する言葉として知られています。この言葉は、季節が春に移り変わって草木などが成長して背が高くなり、それが小さな雀の姿を隠してしまうほどだ、という様子を表します。

気温も温かくなり、春の訪れを感じる際にぜひ活用したい表現です。具体的には、例えば「今月に入り、いよいよ暖かくなってきました。草木の成長も著しく、雀隠れが見られますね。」などの形で使用してみましょう。

②朧月(おぼろづき)

月

次にご紹介するのは、「朧月(おぼろづき)」です。これは、春の夜の空に浮かぶ、ぼんやりと輪がかかった、ほのかにかすんで見える月の様子を表します。この言葉は、実は詩人である高浜虚子が読んだ、「くもりたる 古鏡の如し 朧月」からきています。

この春の美しい月の様子を表す言葉を使用する例として、例えば会話で「今日の空には、美しい朧月が出ていますね。」などの形で使用できます。また、この言葉を応用して、「朧月夜」という言葉でも活用できます。ぜひ活用してみてください。

③山笑う

山

最後にご紹介するのは、「山笑う」です。これは、春になって山の草木が生い茂り、それをあたかも山が喜んでいるように見える、という意味で使用する表現となります。暖かくなり、山中の緑が増えていく様子には、見ているこちらも嬉しくなりますよね。


この言葉を使用する例としては、例えば手紙で、「山笑うと申しますが、緑が美しく生い茂る季節となりました。いかがお過ごしでしょうか?」などの形で活用できます。春が到来した、嬉しい気持ちをこの言葉で上手く表現してみてくださいね。

【夏】季節・四季を表す言葉で美しい・かっこいい表現と古語3選!

①青梅雨(あおつゆ)

梅雨

青梅雨(あおつゆ)は、夏を表す言葉として活用可能な言葉です。これは、青々とした新緑に降り注ぐ、梅雨を指す言葉として使用されます。日本には毎年、夏の季節の到来と共に雨が連日続く梅雨の時期があります。その際の雨の様子を美しく表現した言葉です。

この言葉を実際に使用する例としては、例えば「連日、雨が続くお天気ですが、青梅雨のようにも感じられ、なかなか風情があって良いものですね。」などの形で使用できます。憂鬱に感じられる梅雨を、発想の転換で美しいものと表現したい際に使用してみましょう。

②蝉時雨(せみしぐれ)

蝉

次にご紹介するのは、「蝉時雨(せみしぐれ)」です。これは、あちこちで鳴りやまない夏の蝉の声を、雨が降る音に見立てて表現した言葉として知られています。この言葉は、古語としても有名で、日本の様々な俳句や詩の中で使用されてきました。

この言葉を使用する例としては、例えば「蝉時雨が聴こえる今日この頃ですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?」などの形で使用できます。うるさく感じられる夏の蝉の鳴き声も、美しい古語を使えば洗練された表現になりますよ。

③朝凪(あさなぎ)


海風

最後にご紹介するのは、「朝凪(あさなぎ)」です。これは、夏の晴れた日の朝方、海の近くの風が完全に止む状態を表した言葉となります。ちなみに、夏の夕暮れ時に起きるこの現象を、「夕凪(ゆうなぎ)」と表現します。

使用例としては、例えば「朝凪が気持ちの良い季節になってきましたね。晴れた日も続いているので気分も晴れ晴れするようです。」などの形で活用可能です。

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【秋】季節・四季を表す言葉で美しい・かっこいい表現と古語3選!

①桐一葉(きりひとは)

落ち葉

「桐一葉(きりひとは)」は、桐の葉は一枚落ちる光景を目にし、秋の訪れを感じること、という意味を表します。これも、かの有名な詩人、高浜虚子の「桐一葉 日当たりながら 落ちにけり」からきています。

この言葉を使用する具体的な例としては、例えば「桐一葉とは言いますが、秋も深まって参りました。」と使用すると良いでしょう。秋が少しずつ深まっていく様子を上手く表現できます。

②燕帰る(つばめかえる)


燕

次にご紹介するのは、「燕帰る(つばめかえる)」です。これは、秋になって他の鳥と交代で燕が南に帰っていく様子を表す言葉として使用されます。

具体的な例を挙げると、例えば、「燕帰る季節となりました。少しずつ寒くなってきましたが、お元気でしょうか?」と活用できます。このように、身近にいる生き物の様子描写することで、より臨場感の高い季節の挨拶とすることも可能です。

③山粧う(やまよそおう)

紅葉

「山粧う(やまよそおう)」は、秋の季節に山々が美しく紅葉していく様子を表す言葉です。秋の彩り美しい山の様子を表したい際に使用すると、かっこいい印象を与えられます。

この言葉を使用した例文には、例えば、「山粧う秋の季節の様子を眺め、幸せな気持ちになった。」などがあります。秋の季節になると見られる、美しい紅葉の様子に想いを馳せながら表現すると、相手にもしっかり気持ちが伝えられます。

【冬】季節・四季を表す言葉で美しい・かっこいい表現と古語3選!

①霜の衣(しものころも)

霜

「霜の衣(しものころも)」は、冬の季節に一面、白く霜が降りた様子を表す言葉です。気温が上がれば溶けてしまう、そんな霜のはかない様子を表します。

この言葉の使用例を挙げると、例えば、「今日は霜の衣が見受けられ、寒い冬の一日となった。」と表現することができます。情緒豊かに冬の寒い様子を表現したい方にはぜひおすすめしたい表現です。

②狐火(きつねび)

山火事

次にご紹介するのは、「狐火(きつねび)」です。これは、冬の季節に山などの場所でで火の気のないところから火が上がる様子を表す言葉です。

例えば、「遠くに狐火が見えている。」などの形で使用します。冬の季節は、特に山火事などが増えるのでこの言葉を使用できる機会も増えてくるでしょう。遠くにぼおっと見える火の様子を上手く描写したい方はぜひ使ってみてください。

③山眠る

雪山

「山眠る」は、冬になり、山が静かになってあたかも眠ってしまったかのようになる様子を表す言葉です。四季の中でも寒さの厳しい冬の様子を上手く表現しています。

例えば、「山眠ると言いますが、寒さが厳しくなってきました。」などと表現できます。それまでに紅葉などを経て色鮮やかだった山が静かになっていく様子は、寂しくもあり神聖さを感じる美しいものでもあります。自然の美への賛美を込めて使用してみてください。

季節・四季を表す言葉で美しい・かっこいい表現を使いこなそう!

会話

日本語には、季節・四季を表す言葉で美しい・かっこいいものが沢山あります。古語にも沢山の種類が存在します。日本語の季節を表す言葉には、自然に関する描写を元にしたものが多く、情緒豊かな表現を可能にしてくれます。あなたもぜひ、この記事の内容を参考にして、美しい・かっこいい表現を使いこなしてみてください。

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