知っておきたい【3月】を表す言葉12選!旧暦は弥生!季語・季節の挨拶例も

日本語には3月を表す言葉が沢山あるのを知っていますか?和風月名のほか、3月を意味する異称や季節の風物詩を使った季語など、あらゆる表現があります。ここでは3月を表す言葉やビジネスでも使える時候の挨拶についてをまとめてみました!

【旧暦の和風月名編】3月を表す言葉3選

①弥生(やよい)

桜と城

1つ目は弥生(やよい)です。弥生3月というように、3月の和風月名でも有名ですね。弥生は女性の名前にもよく使われるので、聞き馴染みのある言葉と感じる方も多くいると思います。

3月が弥生と呼ばれる由来は、暖かい陽気に誘われていよいよ草木が芽吹いてくるという意味を持つ、「弥生(いやおい)」が短くなったものといわれています。3月は暖かさが増し、草木も伸びてくる季節ですよね。

なお、弥生以外の陰暦で呼ばれた和風月名については、一覧で紹介しています。由来や覚え方も同時に紹介するので、こちらの一覧もぜひ覚えてみてくださいね。

1月 睦月 正月に身内が集まりむつみ合うことから
2月 如月 衣服を更に着る季節だから
3月 弥生 いよいよ草木が芽吹いてくるという意味の弥生が由来
4月 卯月 卯の花が咲き始める季節に由来
5月 皐月 早苗を田んぼに植える月の意味
6月 水無月 雨がよく降るので水の月という意味
7月 文月 イナホが膨らむので「ふくみ月」が転じて文月
8月 葉月 秋になり葉が落ちる季節になることに由来
9月 長月 夜が長くなり始める季節に由来
10月 神無月 出雲大社に神が集まる月だから
11月 霜月 寒くなり霜が降りる月に由来
12月 師走 師も走るほど慌ただしい月の意味

②早花咲月(さはなさづき)

花と蝶

2つ目は早花咲月(さはなさづき)です。旧暦で3月を表す和風月名で、覚え方は「早く花が咲く月」がおすすめです。3月になると、いよいよ桜などの花が咲き始めますよね。

このように、旧暦で3月を表す和風月名には桜の花にちなんだものが多くあります。早花咲月のほかに桜月、花見月といった異称もあり、桜が3月の風物詩であることがよくわかりますね。

③春惜しみ月(はるおしみづき)

桜と電車

3つ目は春惜しみ月(はるおしみづき)です。旧暦の3月を表す和風月名で、そのまま「春を惜しむ月」という覚え方がおすすめです。字の通り、春を惜しむような季節という意味になります。

旧暦では四季の考え方が異なり、1月から3か月区切りで春夏秋冬と考えていました。つまり、3月は春の最後の月となります。春が過ぎ去るのはまだ惜しいという気持ちを現したような日本語ですね。

【旧暦の異称・別名編】3月を表す言葉3選

①夢見月(ゆめみづき)

桜の花

1つ目は夢見月(ゆめみづき)です。昔の日本語では桜を夢見草と呼んでいました。まるで夢のように美しく儚いことに由来します。そんな桜が咲く季節なので、夢見草が咲く月で夢見月となりました。

日本語ならではの美しさが感じられるような異称ですね。春の風物詩である桜に由来する夢見月という名前は、「夢を見る月」という覚え方がおすすめです。日本語ならではの表現が感じられる異称です。

②辰月(しんげつ)

青い月

2つ目は辰月(しんげつ)です。辰の月とも呼ばれ、旧暦3月の異称です。古代中国では12か月に十二支を当てはめる考え方をしていました。それに関係あるのが、北斗七星です。

北斗七星の柄の部分が北を指す冬至のある月、つまり11月を十二支のスタートとしました。そこから順番に一か月ごとに一つの干支を当てはめるため、3月は辰年の月ということになりました。

③禊月(けいげつ)

可愛いひな人形

3つ目は禊月(けいげつ)です。旧暦で3月3日は上巳の節句と呼ばれており、この日になると禊(みそぎ)を行う習慣がありました。現在はひな祭りの習慣が馴染んでいますが、昔はこのようなことが行われていました。

この上巳の禊とは、主に川で行われており、川に人形を流す習慣がありました。これが現在のひな祭りにつながっていると言われています。禊のある月なので、禊月という異称になりました。

【季語・風物詩編】3月を表す言葉3選

①桃の節句(もものせっく)

お雛様

1つ目は桃の節句(もものせっく)です。桃の節句とはひな祭りの古い日本語の言い方で、桃が咲く季節に行われることからこのような呼び方となりました。女の子を祝う行事ですね。

3月3日の恒例行事なので、3月の季語として使えます。まさに春の始まりらしい風物詩ですね。例文は「桃の節句も近づいてきましたがいかがお過ごしですか?」です。

②彼岸(ひがん)

ピンクの花

2つ目は彼岸(ひがん)です。彼岸とは日本の雑節の一つで、春の場合春分を中日として、前後3日ずつを合わせた7日間を指します。3月に行われるため、季語として使えますよ。

ちなみに秋にも行われる彼岸ですが、季語としては春の季語のみに使われます。そのため、使用する際は「春彼岸」や「春のお彼岸」と書く必要がなく、単に「彼岸」だけでも問題ありません。

③卒業(そつぎょう)

袴の女性

3つ目は卒業(そつぎょう)です。季語は昔からの伝統行事にちなんだものだけでなく、近代的な行事なども風物詩として使えます。3月の風物詩といえば、卒業ですよね。3月全般は卒業式シーズンとなります。

3月に出す手紙の相手が卒業を控えていたり、あるいは身内にそのような人がいた場合は、季語として使ってみましょう。例文は「卒業式のシーズンとなりましたが、皆様お変わりないですか?」です。また、シンプルに卒業した本人へ「卒業おめでとうございます」と手紙を送るのもおすすめです。

【時候の挨拶編】3月を表す言葉3選

①早春の候(そうしゅんのこう)

白い花

1つ目は早春の候(そうしゅんのこう)です。早い春と書くように、春の中でもまだ早いシーズンに使われる挨拶です。覚え方も、「早い春の候」と覚え、ビジネスなどの手紙に用いてみましょう。

使用できる期間は3月全般で、例文は「早春の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」です。挨拶によっては全般に使えないものもありますが、早春の候は3月いっぱいに使えるので便利な挨拶ですね。

②浅春の候(せんしゅんのこう)

四葉のクローバー

2つ目は浅春の候(せんしゅんのこう)です。浅春の候とは「寒さがまだ残る春の初めの季節」という意味で、「浅い春」と書くようにまだ春が浅いうちという覚え方をしましょう。

寒さが残るという意味なので、3月の上旬から中旬ごろまでに使います。例文は「浅春の候、朝夕はまだまだ冷え込みますがいかがお過ごしでしょうか?」です。下旬以降は別の挨拶を使うようにしましょう。

③春暖の候(しゅんだんのこう)

桜と女性

3つ目は春暖の候(しゅんだんのこう)です。春が暖かいと書くように、いよいよ温かさも本格的になり始める3月の中旬から下旬に使う挨拶です。意味も「春の暖かさを感じる季節」ということになります。

浅春の候を使うシーズンが過ぎる頃がおすすめです。現実の天候と照らし合わせ、十分に暖かくなったらこの挨拶を使いましょう。例文は「春暖の候、皆様にはお元気でご活躍のこととお喜び申し上げます」です。

なお、3月に使える時候の挨拶にはこのほかにもいくつかのパターンがあります。ビジネスなどかしこまったシーンでも使える日本語も多くあるので、ぜひこちらの記事もチェックして、手紙などの表現を広げてくださいね!

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3月を表す言葉を覚えて日本語の表現を広げよう!

3月を表す言葉には、有名な和風月名の弥生以外にも様々な表現があります。季節の風物詩にちなんだ呼び方もあるので、是非覚え方も参考に、3月の呼び方をバリエーション豊かにしてみましょう!

また、ビジネスでの手紙に使える3月の季語や、時候の挨拶なども紹介しました。具体的な例文も紹介したので、ぜひこちらを参考に手紙の内容を丁寧に仕上げてくださいね。

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