「おっしゃる通り」のビジネスメールでの使い方は?正しい意味と敬語表現を解説!
あなたは、「おっしゃる通り」のビジネスメールでの使い方について知っていますか?この記事では、この言葉の正しい意味や敬語表現、言い換え表現などについて詳しくお伝えしていきます。興味のある方は記事内容をぜひ参考にしてみてください。
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目次
「おっしゃる通り」のビジネスメールでの使い方とは?正しい意味も!
丁寧に相手の発言に同意したい時に使う
「おっしゃる通り」をビジネスメールで使用する場合、丁寧に相手の発言に同意したい時に使用します。ビジネスで付き合う大事な相手に対して、「そうですね。」「それで合っていると思いますよ。」などとぶっきらぼうな言葉を使用するのは失礼に当たります。
例えば、相手から「確認ですが、これはこの認識で合っているのですよね?」という内容のメールが来たとします。この場合、「そうです。」と相手の発言に同意する意味を込めて、丁寧に「おっしゃる通りです。」と返信します。自分の発言や意見を「合っている」と言われ、悪い気分になる人はいません。活用してみましょう。
「おっしゃる通り」は「その通りです」を意味する敬語
「おっしゃる通り」の意味を考えてみると、「その通りです」を意味する敬語ということになります。「おっしゃる」の元々の言葉は「言う」です。これが敬語の中でも尊敬語の形になり、「おっしゃる」に変化しています。
これに加えて、「通り」とは「その通り」という意味を表します。この「おっしゃる」と「通り」それぞれの意味を合わせると、「おっしゃる通り」は「その通りです」という意味を表す敬語だということが理解できます。
「おっしゃる通り」をビジネスメールで使用する際の用例3選!
①取引先からの確認依頼
「おっしゃる通り」をビジネスメールで使用する際の用例として、まず取引先からの確認依頼が挙げられます。例えば、先方から、「先の打ち合わせで話に出ていた貴社製品のスペックについては、このような認識で間違いないでしょうか?」とメールが送られてきたとします。
このメールに対する返答として、「お問合せ頂いた件については、鈴木様のおっしゃる通りです。他にも何かご不明な点などあればお気軽にお問合せください。」などと返すことができます。相手認識に対して丁寧に「その通りですよ、あなたの認識は合っているよ」と伝えています。
②顧客からのクレーム対応
「おっしゃる通り」は、顧客からのクレーム対応にも使用可能です。例えば、「先日、貴社からご送付頂いた商品に破損が見られました。これで二度目です。送付方法について、何か具体的な対応が必要なのではないでしょうか?」という内容のメールが送られてきたとします。
これに対して、例えば「お問合せ誠にありがとうございます。お客様のおっしゃる通りでございます。この度はご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。担当者にすぐに内容を申し伝えます。」と返信することができます。クレームも丁寧に「その通りです」と伝えると信頼を回復できる良いチャンスになります。
③上司から仕事上の指摘
上司から仕事上の指摘を受けた際にも「おっしゃる通り」をビジネスメール表現として活用できます。例えば、「最近の業務内容を見ていると、小さなミスが多いようです。より業務に集中してミスを減らせる方法を見つけて実践するべきではないですか?」と上司から指摘を受けたとしましょう。
これに対する返答として、例えば「木村部長のおっしゃる通りです。今から早速、タスク内容の見直しとその効率化を考えて実践していきます。」と答えることができます。相手に「あなたのご認識は合っている」と丁寧に伝える良い表現です。
「おっしゃる通り」をビジネスメールで使用する際の注意点とは?
①なるべく語尾を付け加えて使用する
「おっしゃる通り」は、なるべく語尾を付け加えて使用すると良いです。具体的には、「おっしゃる通りです。」、または「おっしゃる通りでございます。」というように語尾をつけることでより丁寧な表現に応用します。
逆に語尾を全くつけない形で使用してしまうと、例えば「おっしゃる通り!」などの形になり敬語として使用できません。この形だと、むしろこちらが上から目線で接しているニュアンスとなってしまい、失礼な表現になってしまいますので注意しましょう。
②二重敬語にしない
二重敬語にしない、というのも重要なポイントです。特に、「おっしゃる」のすでに敬語の部分を「おっしゃられる」と間違った形で使用する人が増えています。これは、例えば「ご覧になられる」「お帰りになられる」などが二重敬語で誤用とされるのと同じで誤った表現です。
ビジネスメールで使用する場合、「おっしゃる通りです。」という形で使用すればその時点ですでに丁寧な表現として使用できます。二重表現を誤ったもの形で使用しないよう特に注意してください。
③何度も使いすぎない
「おっしゃる通り」という言葉を何度も使いすぎない、というのも重要です。例えば「おっしゃる通りです。」というフレーズを使用しすぎると、相手は「自分の頭では何も考えず、適当に返答しているだけなのでは?」と感じます。
特にビジネスの世界では、自分の発言が自分の考えや内面を表現するツールとして協力に作用します。日頃から、あまり自分で考えることなく「おっしゃる通りです。」と言ってしまっている人は、自分の発言を今一度見直し、言いすぎを防ぎましょう。
ビジネスメールでも使える「おっしゃる通り」の言い換え表現・類語4選!
①ご指摘の通り
「ご指摘の通り」はおっしゃる通りの言い換え表現として使用できます。「指摘」とは「何かについて言及したり追及したりすること」です。この言葉に丁寧な「ご」という言葉がついています。
例えば、ビジネスメール内で「我が社の見解についてはご指摘の通りです。その内容に少し大袈裟な部分があったとこちらでも認識しております。」などと使用できます。応用して「ご指摘頂いた通り」という形で使用することも可能です。ぜひ活用したい言い換え表現と言えます。
②ご認識の通り
「ご認識の通り」も言い換え表現として使用できます。例えば、「貴社もご認識の通り、先月からお客様よりかなりの数のクレームを頂いております。」などの形で使用できます。「ご認識の通り」の意味は、「あなたがご認識されている内容の通り」と理解すれば良いでしょう。
③ごもっとも
おっしゃる通りよりも少しだけカジュアルなニュアンスとなる言い換えの言葉に「ごもっとも」があります。例えば、ビジネスメール内の先方の発言を受けて、「ごもっともです。」または、「ごもっともでございます。」と返答します。知っているとビジネスでも意外と使える言い換え表現なので活用してみましょう。
④お察しの通り
「お察しの通り」もおっしゃる通りの言い換えとして使えます。「あなたが察している内容の通り」という意味です。例えば、「田中様がお察しの通り、来月は展示会も控えておりますためスケジュール調整が難しくなっております。」などの形で使用できます。相手の察する内容が合っている、と優しく伝える言い換え表現です。
「おっしゃる通り」をビジネスメールでどんどん活用していこう!
この記事では、ビジネスメール内で活用できる「おっしゃる通り」という表現について詳しくご紹介してきました。「ご認識の通り」などの言い換え表現もありましたが、いかがでしたか?ぜひ、この「おっしゃる通り」というフレーズをビジネスメールでどんどん活用してみてください。
下記関連記事内では、「その通りでございます」について詳しくご紹介しています。この表現は敬語として合っているの?と気になる方はぜひこちらの内容も参考にしてみてください。
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