看護師の平均年収はどれくらい?年齢・職場別や仕事内容も紹介!

看護師を夢見る女性はいつの時代も多いですよね。そんな看護師の年収や仕事内容などを、皆さんは御存知ですか?今回は看護師の年齢別・職場別の平均年収や仕事内容、看護師になる方法などをご紹介します。看護師を志している方は、是非目を通してみてくださいね。

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看護師の平均年収は?国の年収との差額や仕事内容について!

看護師の平均年収は480万円

給料

看護師の平均年収は480万円ほどだと言われています。平成29年分の民間給与実態統計調査では給与所得者の年収は432万円ですので、国の平均年収よりもかなり高額の年収だと言うことができます。

看護師の仕事内容は多岐に渡る

看護師

看護師の仕事内容は多岐に渡ります。患者のお世話や医療補助、看護計画発案や修正、療養結果の記録など、多くの仕事があります。大きな病院などでは助手に手伝ってもらうこともあるようですが、基本的には看護師が一人で業務を行うようです。

また、1人の看護師が複数の患者を担当することも多いです。多い人は7人の患者の世話や記録、管理などを1人で行なっています。夜勤なども多く休みも不規則で、仕事はかなりハードです。しかしその分やりがいがあり、患者さんが退院したときやお礼を言われたときなどに喜びを感じる人も多いです。

【年齢】看護師の平均年収は?どの年齢が最も稼いでいるの?

【年齢】20代の看護師の平均年収:420万円

給料

20代の看護師の平均年収は、約420万円です。専門学校や大学を卒業した後に働き始める人が多いので、20代前半の人は年収が少し少ない380万円程です。そこから30代に近づくにつれてどんどん給料があがっていくという仕組みになっています。

給料が安い20代前半でも年収380万円なので、この時点で一般的な女性社会人の平均年収を上回る形になります。休みが不定期であったり、夜に仕事が入ったりはしますが、その業務分の手当は出るので周囲の女性よりも貯金や遊びにお金を回すことができるでしょう。

【年齢】30代の看護師の平均年収:470万円

年収

30代の看護師の平均年収は、470万円です。この年代になると、男性も含めた一般企業で働く社会人の年収と大差なくなります。特に30代後半になると、年収500万円近く稼ぐ人も多いです。周りの女性と比べるとその差は歴然です。一人暮らしには十分すぎるほどの稼ぎですし、家族を養うことも可能な収入です。

30代ともなってくると、業務内容や人間関係にも慣れて仕事が安定してきます。部下もでき、新人ナースの面倒を見ることも増えるでしょう。上司と部下の間に立つ、中間管理職のような立場に立つことも多くなります。責任感が問われるようになる分、やりがいや達成感が大きくなってくる年代です。

【年齢】40代の看護師の平均年収:500万円


給料

40代の看護師の平均年収は、500万円です。この年代になると、管理職や看護師のトップに立つ人も増えてくるでしょう。下で働くナースの面倒をみたり、医療の責任などを引き受けなければいけなくなり、責任感が重くなってきます。ただしその分給料は高くなります。

看護師の給料は、基本給に大きな振れ幅はありません。その変わり、様々な手当がついたり、ボーナスが増えたりします。年齢が上がるに連れて収入が増えるのは、このような手当やボーナス支給額が大きくなることが関係しています。基本給が上がらないから給料もあがらないというわけではないので、安心してください。

【年齢】50代の看護師の平均年収:520万円

お金

50代の看護師の平均年収は、520万円です。50代前半の人の年収は550万円を上回ることもあります。この年代が、全ての年齢層の中で最も稼げる時期です。この年代まで看護師を正社員で行う女性は、大体管理職や上の立場に就きます。そのため、管理職手当などで給料が多くなるのです。

これ以降の年代になると、正社員の看護師として働く人は激減します。正社員を辞め、パートとして働き出す人が多いようです。ですので、60代の年収は400万円ほど、70代は350万円ほどと一気に平均年収額が下がります。

【種類別】看護師の平均年収や違いは?

正看護師の平均年収:480万円

給料

正看護師の平均年収は、約480万円ほどです。正看護師は自分で業務を考えて行なったり、人に業務の指示を出す必要があります。また管理職になる可能性もあるので、准看護師と比べて年収が高くなります。ただし、見た目では正看護師か准看護師かはわかりません。名札などがない限り、患者からは判断しにくいでしょう。

准看護師の平均年収:400万円

給料

准看護師の平均年収は、約400万円です。准看護師は、自分で業務を判断して行うことはできません。全て正看護師の指示のもとで動きます。ただし、業務の内容や働く時間帯などに大きな違いはありません。仕事内容などが同じであるにも関わらず、給料に約80万円の差がついてしまいます。

正看護師と准看護師の違い①資格の種類

女性

正看護師と准看護師の違い1つ目は、資格の種類です。正看護師は「看護師資格」と呼ばれる資格であり、こちらは国家試験に合格しないと手に入れることができません。正看護師は国家資格なのです。一方准看護師が持っている資格は「知事試験」と呼ばれる試験に合格すればもらえます。知事試験は都道府県が行う試験です。


正看護師は国家資格だから合格するのは難しいのでは…と思う人も多いでしょう。しかし、看護師国家試験の合格率は例年90%ほどです。他の国家資格と比較すると高めの合格率となっています。基本的なことをしっかり頭に入れておけば、合格することができるでしょう。

正看護師と准看護師の違い②キャリアアップの不可否

勉強

正看護師と准看護師の違い2つ目は、キャリアアップの不可否です。正看護師は年齢や実績を積み重ねていけば管理職や師長などにキャリアアップすることができます。しかし准看護師は、クリニックなどの小さな職場であってもキャリアアップすることはできません。

准看護師は、仕事内容や待遇は正看護師と変わらないにも関わらず昇進することはできません。自身に実力があっても然りです。キャリアアップができないので、当然給料もあがりません。准看護師の資格のほうが取りやすいからと准看護師免許を取った後で、収入に不満を抱き正看護師の勉強をし直す人も多いです。

【職場別】看護師の平均年収・仕事内容は?

【職場別】看護師の平均年収・仕事内容①クリニック

病院

看護師の平均年収・仕事内容1つ目は、クリニックです。クリニックで働く看護師の平均年収は390万円ほどだとされています。看護師の平均と比べると少し給料が低いのが特徴です。これは、クリニックには夜勤などの手当が付く勤務形態が存在しないためです。

クリニックは基本的に朝10時頃から夜18時ほどで営業しているところが多いです。また、クリニックには入院患者などもいません。そういう点から、クリニックの勤務時間は他の職場と比べて短くなります。残業代なども出ないため、給料が少なくなるのです。

ただしクリニックは、日曜日などが休めたり夕方で家に帰ることができます。給料は低いですが、そういった点では待遇が良いと言えるでしょう。クリニックでは、共働きの母親や主婦など、はやめの時間で帰りたいという人が働いています。

【職場別】看護師の平均年収・仕事内容②大学病院

看護師と医師

看護師の平均年収・仕事内容2つ目は、大学病院です。大学病院に勤務している看護師の年収は、約500万円ほどだと言われています。これは職場別の年収で最も高い部類です。大学病院での看護師には、幅広い技術や知識が要求されます。また、命に関わる危険が伴うこともありますし、責任も重くなります。

更に、早番や夜勤など、特殊な勤務形態も存在します。このような危険やイレギュラーなシフトなどがあるため、他の職場よりも給料面での待遇が良いでのす。ただし仕事内容はかなり過酷です。休憩が取れない、いきなりシフトが組まれるということもあるようです。そういう意味では待遇は悪いかもしれません。

働く環境の待遇は悪いかもしれませんが、その分給料面や昇進、スキルアップ面での待遇は優れています。「もっと自分の技術を磨きたい」「たくさんお金が欲しい」「体力に自信がある」という人は、大学病院で働いてみると良いかもしれません。

【職場別】看護師の平均年収・仕事内容③総合病院


病院

看護師の平均年収・仕事内容3つ目は、総合病院です。総合病院に勤務する看護師の年収は、約460万円ほどだと言われています。大学病院で勤務する看護師に比べると少し年収は下がりますが、看護師の中では高い方だと言えるでしょう。

総合病院では、大学病院と同じ様に入院患者を扱うことから夜勤などのシフト形態が存在します。しかし、総合病院には最先端技術や設備は導入されていません。ですので、症状が深刻な患者は総合病院に来ることはほぼなく、責任や身の危険などは大学病院に比べて低下します。

求められる技術や責任感、危険性などが低いことが、給料面の待遇に関係しているのです。ただし、いろいろな症例の患者が来院するという点では少しハードな職場かもしれません。しかしそれに見合った給料ややりがいは感じることができるでしょう。

【職場別】看護師の平均年収・仕事内容④介護施設

介護

看護師の平均年収・仕事内容4つ目は、介護施設です。ここで働く看護師の年収は、約380万円ほどです。夜勤のある施設に勤務するかどうかなどで年収が決まるので、人によって年収に幅があるのが特徴です。医療系の仕事内容はほぼないため、手当がつかず給料が安くなるようです。

またこちらに、女性の平均年収についての記事を載せておきます。看護師の他に、どういった職業の賃金が高いのか知りたい人は、是非こちらを参考にしてみてください。

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【性別】看護師の平均年収は?男女で待遇に差はある?

男性看護師の平均年収:490万円

男性

男性看護師の平均年収は、490万円です。サラリーマンの平均年収と比較すると、少し高いことがわかります。近年男性看護師の採用率が上がり、人数もどんどん増えてきています。子供のいる病棟や、力のいる場面での需要が高まっていることが要因だと言われています。

女性看護師の平均年収:480万円

給料

女性看護師の平均年収は、480万円です。男性看護師との年収の差は約10万円程度ですので、そこまで待遇に差はないと言えます。一般的な企業よりも女性が上の立場に昇進しやすいことが関係していると言われています。

看護師になる方法!

看護師になる方法①大学に行く

大学

看護師になる方法1つ目は、大学に行くことです。ただし、普通の大学では看護師にはなれません。看護学部や看護学科が設けられている大学を選択しましょう。大学は4年間ですが、3年間のうちで実習や単位などを全て取り終わることができます。ですので最後の1年は国家資格の勉強だけに集中できます。

また大学卒業の看護師は、他の看護師と比べて給料が高くなる可能性があります。高収入を目指す人、余裕を持って勉強したい人は、看護系の学部がある大学へ行くと良いでしょう。

看護師になる方法②専門学校に行く

勉強する女性

看護師になる方法2つ目は、専門学校に行くことです。専門学校は、3年制と4年制の2種類があります。3年制の専門学校は入学金が安いですが、実習と試験勉強を並行しなくてはいけません。4年制はお金がかかりますが、科目スケジュールには余裕があります。

高収入になるにはどうすれば良い?

看護師で高収入になる方法①賃金が高い都道府県で働く

給料

高収入になる方法1つ目は、賃金が高い都道府県で働くことです。賃金が高い都道府県は、1位が東京都の500万円、2位が神奈川県の480万円、3位が奈良県の475万円です。一方、給料が低い県は青森や宮崎、佐賀県などで、これらの県の看護師の年収は380万円ほどです。

高い都道府県と安い都道府県では、年収の差が100万円ほどになるのです。高収入を狙うのであれば、賃金の高い県で働くことをおすすめします。

看護師で高収入になる方法②専門的な資格をとる

勉強

高収入になる方法2つ目は、専門的な資格をとることです。これは「認定・専門看護師資格」と呼ばれ、ある分野に精通した看護師の資格です。給料の待遇が良い総合・大学病院などで働く人は、この資格を持っていることが多いです。

この資格を持っていればキャリアアップの可能性があがりますし、より高待遇の職場で働ける確率が高まります。仕事をこなしながらの資格勉強になるので、資格取得には苦労するでしょう。しかしそれでも給料を上げたい!という人は、是非この資格取得を目指してみてください。

年収や仕事内容などを理解して看護師を目指しましょう!

看護師は一般企業に勤める女性に比べ、年収が高めであることが特徴です。しかしその分仕事内容はハードですし、資格試験や実習なども大変です。年収や仕事についてしっかり理解した上で看護師を目指してみてください。


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