ラテラルシンキングの意味は?ロジカルとは?論理的思考やおすすめの本も
『ラテラルシンキング』は、直感的アイディアを活用して、型にはまらないアイディアを出したり、あらゆる視点からの早期問題解決を図ったりする、世界水準の『閃きの思考法』のことです!ラテラルシンキングの意味、鍛え方、ロジカル、論理的思考の意味、おすすめの本も詳しくご紹介していきます!
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
ラテラルシンキングの意味は?
ラテラルシンキングの意味①水平的な思考の方法
ラテラルシンキングの意味の1個目は『水平的な思考の方法』です。「Lateral Thinking(ラテラルシンキング)」は「水平思考」といい、「既成にとらわれないような自由な発想をもって、問題解決すること」です。1967年にEdward de Bono(エドワード・デボノ)氏に考案されました。
Lateral thinking is the process of using information to bring about creativity and insight restructuring. Lateral thinking can be learned, practiced and used. It is possible to acquire skill in it just as it is possible to acquire skill in mathematics.
引用元: Dr.Edward de Bono
フォーブス誌では「Edward de Bono(エドワード・デボノ)氏や、Lateral Thinking(ラテラルシンキング)のことを聞いたことがない人は、型にはまることに忙しすぎるのかも。」と報じられるほど影響力を与える考え方です。海外では「既存の枠に囚われない独創性」は評価されるのです。
ラテラルシンキングの意味②問題の早期解決の為のアイディア力
ラテラルシンキングの意味の2個目は『問題の早期解決の為のアイディア力』です。ラテラルシンキングの提唱者のEdward de Bono(エドワード・デボノ)氏の名言には「同じ穴を深く掘っても、別の場所には穴を掘ることはできません。」があります。いったいどういう意味が考えてみましょう。
"You cannot dig a hole in a different place by digging the same hole deeper".
引用元: Edward de Bono - from the de Bono Online Course
1つの問題を解決しようと「同じ論理(ロジック)」を何度も使って「深掘りをしても解決にならないものに対し、同じことを続けても意味がない」ということです。ラテラルシンキングという「型にはまらない思考法が、新しい解決策のアイディアを生み出すものである」と彼のオンラインコースでも教示されています。
ラテラルシンキングの意味③垂直的な思考方法と対極する考え方
ラテラルシンキングの意味の2個目は『垂直的な思考方法と対極する考え方』です。水平的に対し、垂直的な思考を「Vertical Thinking(ヴァーティカルシンキング)」といいます。垂直思考は「既成の論理を深く掘り下げ、問題解決すること」です。水平思考は既存に囚われないので垂直思考と対極とされます。
Vertical thinking refers to a way of analyzing, processing, and using information in a logical, patterned, or direct way. In other words, there isn't much room for creativity here. There's commonly a pre-structured way of processing some sort of information and putting that information to use.
引用元: Study.com
垂直思考は「AからBまでの一連のプロセスを段階を追って正しく組み立てていくこと」で、特定の問題に対処するために「既知の正しい方法」に焦点を当てて解決に向かいます。しかし、より良い解決策は既存領域から抜け出さなければ発見できず、伝統的な概念を打ち破り「創造的な成長」を遂げようとするのが水平思考です。
ラテラルシンキングとロジカルの違いは?
ラテラルシンキングとロジカルの違い①直感的な右脳と論理的な左脳の異なり
ラテラルシンキングとロジカルの違いの1個目は『直感的な右脳と論理的な左脳の異なり』です。ラテラルシンキングは、直感的な感覚・新しい発想を生み出すなどの右脳の「直感的思考」であり、ロジカルシンキング(Logical Thinking)は、予算の計算・採算をとるなどの左脳の「論理的思考」です。
「ラテラルシンキング(直感的思考」は新しい発想を生み出し、「ロジカルシンキング(論理的思考)」は1つの事実やデータを軸に深い追求をします。脳は、右脳を使い「閃き(アイディア)」を出し、左脳を使い「論理(ロジック)」に沿ってアイディアを強化させるという各々の違いを生かした補い合いをしています。
ラテラルシンキングとロジカルの違い②新しい発想と現実問題を解決すること
ラテラルシンキングとロジカルの違いの2個目は『新しい発想と現実問題を解決すること』です。ロジカルシンキングは、既存論理に一貫して筋道立てて説明する仕方のことで、1つの既存論理から外れないことから英語訳で「Critical Thinking/クリティカルシンキング/批判的思考」に近いといわれます。
ロジカルは今までにない発明や企画の発案、新しい道を開拓するなどの発想を活かす分野で発揮され、ロジカルは数学や哲学など筋道の通った現実的な分野に発揮されます。ロジカルとラテラルは対比ではなく、助け合う思考方法なのです。加えて、クリティカルな考えは「本当にそうなのか?」と批判的追求をして結論を高めます。
ラテラルシンキングの魅力は?
ラテラルシンキングの魅力①固定概念にとらわれない自由な発想力をもつ
ラテラルシンキングの魅力の1個目は『固定概念にとらわれない自由な発想力をもつ』です。ラテラルシンキングは「感覚(五感)」をフル活用し「物事の特徴や面白い点を感じ取り、自由に発想をすること」の意味で、ユーモアに似ています。前提がないので「前例のない発想で面白さをアピールすること」ができます。
シェアリング‐エコノミー(sharing economy) 物・サービス・場所などを、多くの人と共有・交換して利用する社会的な仕組み。自動車を個人や会社で共有するカーシェアリングをはじめ、ソーシャルメディアを活用して、個人間の貸し借りを仲介するさまざまなシェアリングサービスが登場している。シェアエコノミー。シェアエコ。共有型経済。
引用元: デジタル大辞泉
例えば、「シェアリング・エコノミー(sharing economy)」は未だかつてない発想で生まれた「購入でなくシェア」というサービスの意味です。登録員の間で自動車を共同使用できるカーシェアリング、貸会議室、民泊(AirBnB)、憧れの洋服やブランド品をリーズナブルにレンタルできるサービスなどです。
ラテラルシンキングの魅力②ロジカルにはない問題解決ができる
ラテラルシンキングの魅力の2個目は『ロジカルにはない問題解決ができる』です。ラテラルシンキングは「前提(物事が成り立つまでの前置き条件、ロジック)」がない考え方なので、さまざまな視点の「道筋」を色々と駆使することができます。行き詰ってしまった問題点への「新しい解決策を自由に導き出すこと」ができます。
Reduce リデュース:減らす Reuse リユース:繰り返し使う Recycle リサイクル:再資源化する 1.リデュース(ごみの発生抑制)、 2.リユース(再使用)、 3.リサイクル(ごみの再生利用)の優先順位で廃棄物の削減に努めるのがよいという考え方を示している。
引用元: wikipedia
例えば「世界のプラスチック製品問題」への3R(Reuse/Reduce/Recycle)の方法を世界の企業が発案しています。食べられるレジ袋(EnviGreen)や、海の廃棄プラスチックで作った水筒(Starbucks)などです。今までにない発想を水平に広げていくことがラテラルシンキングなのです。
ラテラルシンキングな考え方になる方法は?
ラテラルシンキングな考え方になる方法①ランダム発想法
ラテラルシンキングな考え方になる方法の1個目は『ランダム発想法』です。水平思考の中にはさまざまな発想法があります。「ランダム発想法」は、関連性が低いと思われるもの同士を結びつけてみて、新しい考え・発想を生み出します。例えば、既存にある常識的な発想をひっくり返して逆説思考で結んでみることもできます。
ラテラルシンキングな考え方になる方法②刺激的発想法
ラテラルシンキングな考え方になる方法の2個目は『刺激的発想法』です。「概念拡散発想法」とは、既存の考え・論理・観念を全く異なる分野へと応用できないものかを探求して、新しい考え・発想を生み出します。例えば、該当分野の専門家が道筋を導き出す時に、他の分野の専門家の連想や意見を借りることなどがそうです。
ラテラルシンキングな考え方になる方法③挑戦的発想法
ラテラルシンキングな考え方になる方法の3個目は『挑戦的発想法』です。ある物事に対してそれはなぜ存在するか・何のためにそうなっているのかを考えることで、新しい考え・発想を生み出します。例えば、映画ハンニバルに登場するFBI捜査官ウィル・グレアムが犯人の心理になりきりプロファイリングをする様がそうです。
ラテラルシンキングな考え方になる方法④マインドマッピング
ラテラルシンキングな考え方になる方法の4個目は『マインドマッピング』です。Tony Buzan(トニー・ブザン)が提唱した「考えをノートにまとめる術」の意味で、紙の中心に主題を描いて、そこから放射状の線に派生する考えを字にして描きます。考えを全体像で把握できラテラル的発想に役立ちます。
ラテラルシンキングの方法の例題は?
ラテラルシンキングの方法の例題①イチゴを公平に分ける方法
ラテラルシンキングの方法の例題の1個目の『イチゴを公平に分ける方法』を考えてみましょう。大量のイチゴがとれて目の前にあります。どのようにみんなに公平に分けますか?「論理的思考」の解答は「数で等分する」でしょう。ラテラルシンキングの解答例では「ジュースにして分配」してしまいます!
ラテラルシンキングの方法の例題②古代の偉大な発明とは
ラテラルシンキングの方法の例題の2個目の『古代の偉大な発明とは』を考えてみましょう。現在でも、地球上の世界各国、そのほとんどの地域で使われているという「壁を通しても全てを見通すことができる」という「古代の偉大な発明」は何でしょう?ラテラルシンキングの解答例では「窓」です!
ラテラルシンキングの方法の例題③彼女の年齢は何歳か
ラテラルシンキングの方法の例題の3個目の『彼女の年齢は何歳か』を考えてみましょう。オーストラリア人女性は1948年に生まれました。そして、ごく最近16回目の誕生日を祝迎えました。1948年生まれなのになぜですか?ラテラルシンキングの解答例は「うるう年(閏年)の4年に1度の2月29日だから」です!
ラテラルシンキングの方法の例題④アダムとイブの特徴
ラテラルシンキングの方法の例題の4個目の『アダムとイブの特徴』を考えてみましょう。一人の男が亡くなり天国へいきました。天国では全員が裸で永遠に若い姿のままです。彼はある男女をみてすぐ「アダムとイブ」だとわかりました。彼は神様にもアダムとイブにも出逢うのは初めてであるのに、なぜすぐわかったのでしょう?
ラテラルシンキングの解答例は「アダムとイブはへそがないから」です。これは、アダムとイブは聖書上での「最初の人間」で「へその尾をもたない」という発想からきています。海外でよく質問をされそうな例題で「あなたはバイブルをちゃんと読んでいるのか」という意味のクリスチャンたちのユーモアも込められます!
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本10選
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本①水平思考の世界
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本の1個目は『水平思考の世界 固定観念がはずれる創造的思考法』です。マルタ共和国出身の医師・心理学者のEdward de Bono(エドワード・デボノ)氏が考案した思考法の「ラテラルシンキング」の意味やメリット・デメリットについてが学べるおすすめの書籍です。
Edward de Bono(エドワード・デボノ)氏は『水平思考の世界』(1969年)の中で、「物事には水平的な思考の方法でのみ解決できる問題がある」などを述べています。常識や既成の観念では乗り越えられない壁をラテラルシンキングでは乗り越えていけること、そして、同時にその限界についても述べています。
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本②6つの帽子思考法
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本の2個目は『6つの帽子思考法―視点を変えると会議も変わる (フェニックスシリーズ)』です。「ラテラルシンキング」の提唱者のEdward de Bono(エドワード・デボノ)氏の著書の1つの『6つの帽子思考法』はメソッドとして世界のトップ企業にまで活用されます。
1985年頃に出版された本書は、何千年ものの長い歴史を刻む発明といわれます。「6つの帽子」のメソッドは「6つの帽子を1つにかぶる」というイメージで、「論理」と「感情」、「情報」と「創造性」というものが別々を区別しながら1つに理解する方法を養うことができ、実は非常にシンプルで子供も大人も親しめます。
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本③ウミガメのスープ
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本の3個目は『ウミガメのスープ』です。「ウミガメのスープ」自体は通称で、シチュエーションパズル(situation puzzle)、または、水平思考パズル(lateral thinking puzzle/LTP)という「謎解き・推理ゲーム」のことを意味します。
「ウミガメのスープ」には、問題になるシチュエーションがさまざまに存在し、理不尽にも見える解答がが直感力・想像力を高めるための「ひねり」だと感じられるものです。スコットランド・ジョンストン出身のPaul Sloane(ポール・スローン)氏の著書である『ポールスローンのウミガメのスープ』がおすすめです。
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本④水平思考で会社を救え!
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本の4個目は『図解とパズルでわかる 難関突破の発想を身につける水平思考(ラテラルシンキング)で会社を救え! 』です。「ウミガメのスープ」でお馴染みのPaul Sloane(ポール・スローン)氏の著書で、図解とパズルを交えながらわかりやすく水平思考の解説します。
経営コンサルティング会社であるデスティネーション・イノベーションの創始者の著者が「原因から結果が生まれる」という「論理思考(ロジカルシンキング)」に囚われる考えを一転させるべく、難問パズルで「発想力(アイディア力)」を磨き、ゲームにより「創造力(クリエイティビティ)」を高める方法を教示しています。
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本⑤水平思考力養成パズル
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本の5個目は『水平思考力養成パズル (ブレインパズル・シリーズ)』です。Charles Phillips(チャールズ・フィリップス)氏の著書です。既成概念にとらわれず、発想転換での解決図るスキルを「パズルを解くこと」によって楽しみながら養えるという魅力的な本です。
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本⑥ウミガメのスープを仕込もう
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本の6個目は『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。』です。本屋大賞を受賞した力品『羊と鋼の森』の著者である宮下奈都氏がお届けする「食エッセイ」です。題名「ウミガメのスープ」は「ラテラルシンキング」に掛け『閃きと共に生きる日々』の食に関するエッセイが読めます。
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本⑦マトリックス・マーケティング
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本の7個目は『マトリックス・マーケティング水平思考で市場をつくる』です。野口智雄氏の著書で、現在売れている商品を例にアイディアを縦横に展開する考えを養います。「マーケティング・ビジネス」での“ありそうでなかった”という新商品を生み出す為に大変参考となります。
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本⑧ずるい考え方
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本の8個目は『ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門』です。木村 尚義氏の著書で、未だかつてない「その発想はなかった」と周りが羨ましがるような「自由な発想を可能にする考え方 」そして「最短ルートで問題を解決する考え方」を鍛えてくれるおすすめの本です。
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本⑨ラテラルシンキング入門
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本の9個目は『3分でわかる ラテラル・シンキングの基本』です。山下貴史氏の著書で、カスターマー・レビューで「コロンブスの卵」の発想を習得できるといわれる本です。コロンブスの卵はコロンブスの「卵を立ててください」と問いのように「誰にもできそうでできないこと」です。
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本⑩ナゾトキ水平思考クイズ
ラテラルシンキングが学べるおすすめな本の10個目は『ひらめき脳を鍛える ナゾトキ水平思考クイズ』です。古川洋平氏の著書で、タイトルの通り、脳の閃きを鍛えるクイズ特集です。子供にも楽しめる謎解きクイズ形式で、手短に手軽に水平思考に親、楽しみたい場合におすすめの一冊です。
ラテラルシンキングという閃きの思考を活かして世界を変えましょう!
「Lateral Thinking(ラテラルシンキング)」は『閃き力(ひらめきりょく)』です!既存の論理(ロジック)では思いもつかない「唯一のアイディア」を生み出すため、世界の「天才」と呼ばれる人たちや世界企業も活用する思考法です!ラテラル思考を鍛え世界に繰り出しましょう!関連記事も参考になります!
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。