エンゲージメント率とは?SNSユーザー/インスタグラム/投稿数

「エンゲージメント率」という言葉をご存知ですか?聞き慣れない言葉なので、意味を知らないという方も数多くいらっしゃると思います。そこで今回は、FacebookやTwitterのエンゲージメント率の計算方法、SNSマーケティングについての書籍などをご紹介していきます。

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エンゲージメント率とは?

エンゲージメントの意味は「契約」

契約する男性

まず、エンゲージメントという言葉の意味から説明していきます。エンゲージメントの元々の意味は「契約・協約・約束」などです。この言葉がマーケティング市場において使用されると、「企業と消費者の絆、結びつき」や「顧客のブランドに対する思い」などの意味になります。

エンゲージメント率とは「ユーザーの反応の度合い」

反応する女性

エンゲージメント率についてご説明します。エンゲージメント率とは、SNSの投稿に対する視聴者の反応の割合のことです。1つの投稿がどのくらいの人に見られ、そのうち何割の人に反応されたのか、ということから算出します。エンゲージメント率を見れば、消費者が企業に対して興味を持っているかが判断できるのです。

SNS上では、ブランドと消費者が同じ土俵の上でやり取りをすることができます。良いと思った商品にはすぐに反応できますし、逆に心に響かないサービスには反応しません。投稿に対してなにか反応があるという「エンゲージメント」が、企業とユーザーの結びつきを表しているのです。

つまり、エンゲージメント率が高いほど、ブランドに対するユーザーの信頼や興味は高く、逆にエンゲージメント率が低いとユーザーの愛着は低いと言えるのです。ブランドがどの程度ユーザーに信頼されているのか見極めたい場合は、閲覧数ではなくこのエンゲージメント率を参考にすると良いでしょう。

【SNS別】エンゲージメント率の計算方法は?

エンゲージメント率の計算方法|Twitter

計算する男性

Twitterにおけるエンゲージメント率の計算方法について説明します。1つの投稿のエンゲージメント率を計算する時に考慮される項目は、全部で5種類あります。「投稿やプロフィールをクリックした数」「投稿のリツイート数」「投稿に対するいいねの数」「投稿に対する返信数」「フォローの数」です。


これらの5種類のエンゲージメントを、インプレッション(ユーザーがTwitter上で投稿を見た数)で割って算出されるのが、Twitterのエンゲージメント率です。式で表すとこのようになります。「(クリック数+いいね数+リツイート数+返信数+フォロー数)÷インプレッションの数」

Twitterでは、他人のツイートのエンゲージメントは確認することができません。しかし自分の投稿のエンゲージメントは「ツイートアクティビティ」というボタンから簡単に確認することができます。Twitter上で企業のSNSアカウントを運営している方は、一度確かめてみると良いかもしれません。

エンゲージメント率の計算方法|インスタグラム

計算している人

インスタグラムにおけるエンゲージメント率の計算方法について説明します。インスタグラムでは「エンゲージメント」という項目は存在します。しかしインスタグラムのエンゲージメント率を計算する式は、正式に発表されていません。ですので、自分たちで定義・式などを作る必要があります。

インスタグラムにおけるエンゲージメントは「1つの投稿に対してコメントしたりいいねをした、インスタグラムアカウントの総数」のことを指します。これを「ページの画像などのコンテンツを閲覧したユーザー数」か「インプレッションの数」「フォロワー数」のいずれかで割ることで、エンゲージメント率が算出できます。

エンゲージメントを割る分母は、この3つの中のどれを選んでも問題はありません。自分の使っているアカウントの使用目的や、計算したい項目などによって計算方法を変えることができます。例えばフォロワー数で計算した場合、「(投稿に対して反応したアカウント数)÷フォロワー数」という計算式になります。

エンゲージメント率の計算方法|Facebook

ダイヤルを押して計算している人

Facebookにおけるエンゲージメント率の計算方法について説明します。Facebookで「エンゲージメント」として考慮される項目は4種類あります。「1つの投稿に対するシェア数」「投稿に対するいいね!の数」「投稿に対するコメントの数」「投稿がクリックされた数」です。

これら4種類のエンゲージメントを、リーチ数(投稿を閲覧したユーザー数)で割ると、Facebook上のエンゲージメント率が計算できます。式に表すと、「(投稿に対するいいね数+シェア数+コメント数+クリック数)÷リーチ(投稿を閲覧したユーザー)数」となります。

SNSごとのエンゲージメント率の計算方法の違い


考えている女性

SNSごとのエンゲージメント率の計算方法の違いについて説明します。インスタグラムは正式なエンゲージメント率の計算方法がありませんので、ここではFacebookとTwitterの計算方法の違いについて解説します。

Twitterのエンゲージメント率を計算するときに使われるのが「総数」です。一方Facebookでは、ユニーク数というものが使われています。例えば、同じ人が投稿を3回見た場合、「3」と換算されるのが総数、「1」と換算されるのがユニーク数です。総数は「回数」、ユニーク数は「人数」を表しているのです。

Twitterでは分母であるインプレッション数も、分子であるアクション数も、どちらも「総数」で導かれています。反対にFacebookは分母も分子も「ユニーク数」で計算されます。Twitterは「総数÷総数」、Facebookは「ユニーク数÷ユニーク数」で計算されているのです。

エンゲージメント率を上げる方法は?

Facebookのエンゲージメント率を上げる方法①短文で投稿する

パソコンで投稿する男性

acebookのエンゲージメント率を上げる方法の1つ目として、短文で投稿するということがあります。ある調査によると、日本語50文字相当の文章で投稿された記事のエンゲージメント率は、約20%高くなるということがわかったのです。長い文章を書き連ねることは、エンゲージメント率を上げるうえで逆効果なのです。

Facebookは、投稿するときの文字数に制限がありません。ですので、「たくさんのことを伝えたい!」という方は長文を書いてしまいがちです。しかしそのような投稿は「自己満足の記事」として見られてしまい、いいねの数やシェア率は上がりません。エンゲージメント率を上げるには、短文を心がけることが大切です。

Facebookのエンゲージメント率を上げる方法②投稿数を少なくする

カレンダー

Facebookのエンゲージメント率を上げる方法の2つ目として、投稿数を少なくすることがあります。ソーシャルメディア関係の企業が調査した結果、Facebookにおいては「週に1~4回」の投稿が、エンゲージメント率を高く保つのに効果的な数であるとわかりました。


つまり、Facebookのエンゲージメント率は、投稿数と多さと反比例しているのです。エンゲージメント率をあげたい場合は、頻繁な投稿は避けたほうがよいでしょう。

Twitterのエンゲージメント率を上げる方法①朝5時台に投稿する

朝起きる女性

Twitterのエンゲージメント率を上げる方法の1つ目として、朝の5時台にツイートを投稿するということがあります。朝5時の投稿は、他の時間帯の投稿と比べ拡散率が1.5倍になると言われています。朝5時に投稿することで、その後の時間に出社・登校する人が電車の中などで確認しやすくなるのです。

また、一般の人はあまりツイートしない時間帯なので、投稿が他の人のツイートで埋もれてしまったり、流されてしまうことが少なくなります。企業のTwitter投稿のエンゲージメント率をあげたい!という方は、少し早起きして5時にツイートしてみると良いかもしれません。

Twitterのエンゲージメント率を上げる方法②画像をつける

カメラを構える女性

Twitterのエンゲージメント率を上げる方法の2つ目に、画像とともに投稿するということがあります。Twitterのエンゲージメント率の中には「クリック数」というものがあります。つまり、画像をクリックしてもらえればそれだけエンゲージメント率があがるのです。

文章だけの投稿は、ツイートをクリックしなくても文章全体をみることができます。そのためアクション数が減り、インプレッション数のみが上がってしまい、エンゲージメント率が低くなるのです。画像を載せることでユーザーの興味を引くこともできますし、クリック数やいいね数をあげることができます。

Twitterのエンゲージメント率を上げる方法③ハッシュタグを活用する

検索する女性

Twitterのエンゲージメント率を上げる方法の3つ目に、ハッシュタグを利用するということがあります。ハッシュタグを使用することで、その話題に興味を持っているユーザーが集まりやすくなります。ハッシュタグ検索というものもあるため、検索数やアクション数を上げることができるのです。

SNSマーケティングについて詳しく学べるおすすめの書籍は?

SNSマーケティング書籍①デジタル時代の基礎知識 SNSマーケティング

書籍

SNSマーケティングを学べる書籍の1冊目として、「デジタル時代の基礎知識『SNSマーケティング』」という本があります。マーケティングの中でSNSをどう利用していくべきなのか、どのような役割があるのかなどが詳しく書かれています。専門用語があまりわからない…という初心者の方にもおすすめの本です。

SNSマーケティング書籍②SNSマーケティングのやさしい教科書。

図書館

SNSマーケティングを学べる書籍の2冊目として、「SNSマーケティングのやさしい教科書。」という本があります。SNSがマーケティングに及ぼす効果、フォロワー数を増やした後の企画、ビジネスのノウハウなどを解説しています。SNSマーケティングの基礎知識を学ぶ上で欠かせない一冊です。

また、こちらにマーケティングでよく使用される単語についての記事を載せておきます。SNSマーケティングに興味を持っている方は、是非この記事を参考にしてみてください。

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エンゲージメント率はSNSによって特色があります!

エンゲージメント率の上げ方や計算方法、カウントする項目などは、SNSによってかなり違いがあります。また、SNSの種類によって求められている投稿や内容も異なります。SNSの特徴を理解することで、エンゲージメント率の向上につながるはずです。


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