折り合いの意味・類語・英語｜折り合いをつける/折り合いがつく/妥協

折り合いとは？意味・語源は？

折り合いの意味とは「交渉などでお互いに納得できる妥協点を定めること」

まず、「折り合い」という言葉の意味とは、「交渉などでお互いに納得できる妥協点を定めること」です。交渉とは例えばビジネスなどでお互いが納得ができる条件になるまで話し合いを重ねることを指します。妥協点とは、お互いが納得できる点という意味です。

ビジネスや日常生活で何かを話し合って決める際、自分の思い通りにいくことは不可能に近いと言えます。社会で他の人たちと一緒に生活していう上で、ある程度はお互いに譲り合ったり譲歩し合ったりすることが必要になってきます。この行為こそが「折り合い」という言葉が表すものです。

折り合いの語源は「折る」と「合う」

折り合いの語源は「折る」と「合う」という二つの言葉です。この「折る」には「意見を出さずにおく、負けてくじける」という意味があります。「合う」とは「何かを一つに合わせる」という意味です。このように、語源となる二つの言葉のそれぞれの意味をみていくと非常に分かりやすいですね。

具体的な例文は後述でご紹介しますが、この「折り合い」という言葉は「折り合いをつける」「折り合いがつく」などの形で使用されることが多い言葉です。これらの形で使用する際にそれが表す意味に迷ったら、ここでご紹介している「折る」と「合う」という語源の言葉の意味を思い出してみると良いでしょう。

折り合いの使い方とは？折り合いをつける・折り合いがつくなどの例文5選！

折り合いをつける・折り合いがつくなどの例文①お互いに折り合いをつける

折り合いをつける・折り合いがつくなどの例文の1つ目は、「お互いに折り合いをつけることが大切だ。」です。これは、「お互いに納得できる妥協点を決めることが大切だ」という意味を表す例文です。この例文、または記事冒頭でお伝えした通り、この姿勢は話し合いをする場面では本当に大切です。

話し合いをする場合は特に、どちらか一方が相手の都合には全く興味がなく、「自分さえ良ければ良い」という身勝手な態度でいるとこの「折り合い」は上手くつかない場合が多いでしょう。常に自分と相手の都合や状況の両方に目を向けられるようにしましょう。

折り合いをつける・折り合いがつくなどの例文②折り合いがつくように歩み

折り合いをつける・折り合いがつくなどの例文の2つ目は、「折り合いがつくように歩み寄るよう努力をした。」です。これは、「お互いの妥協点が得られるように譲歩するように努めた」という意味を表す例文です。このように、あくまでも相手との妥協点を模索するという姿勢で精一杯のことをしていくのが理想です。

特にビジネスでの交渉の場などではお互いのニーズが違いすぎて譲歩がしにくいケースもありますが、それでも最大の努力をして何とかお互いに良い結果が生まれるような話し合いをする必要があります。ここでも相手との「折り合い」と意識して対処していきましょう。

折り合いをつける・折り合いがつくなどの例文③長い話し合いをしても

折り合いをつける・折り合いがつくなどの例文の3つ目は、「長い話し合いをしても相手と折り合いをつけることができなかった。」です。これは、「長い話し合いをしたけど相手との妥協点を定めることができなかった」という意味を表すものです。

結果としては残念ではありますが、お互い長い時間をかけて精一杯話し合いを続けてはみたものの、満足できる妥協点を決められなかったという場合もあります。そんなケースを説明する際に使用できる例文です。

折り合いをつける・折り合いがつくなどの例文④あの二人はいつも折り合いが

折り合いをつける・折り合いがつくなどの例文の4つ目は、「あの二人はいつも折り合いがつかない。」です。これは、「あの二人はいつも妥協点が見つけられず分かり合えない。」という意味です。例えばいつもケンカばかりしている上司と部下、カップルなどに向けて使用できます。

ビジネスや日常生活でのパートナーシップという視点で見ると、特に折り合いをつける大切さが分かると思います。関係が近ければ近いほど、自分もわがままになりやすく折り合いがつけにくいかとは思いますが、常に相手と自分の妥協点を探る努力はやはり欠かせません。

折り合いをつける・折り合いがつくなどの例文⑤理想と現実の折り合いを

折り合いをつける・折り合いがつくなどの例文の5つ目は、「理想と現実の折り合いをつけると生きやすくなる。」です。これは、「理想と現実との妥協点が分かると生きやすくなる」という意味です。人生、生きていると「こんなはずではなかった」という出来事も起こりますよね。

その度に「こんなはずでは！」または「何でこんなことに！」と憤慨していては息ていけません。理想を現実にすることに努力しつつも、その過程で現実として起こるネガティブに見える現象とも上手く折り合いをつけていけると生きやすくなります。

折り合いの類語と使い方例文とは？

折り合いの類語と使い方例文①譲歩し合う

折り合いの類語と使い方例文の1つ目は、「譲歩し合う」です。譲歩とは「歩み寄る」という意味です。具体的な例文としては、例えば「A社とB社は某案件について譲歩し合った。」などの形で使用することができます。

先述しましたが、特にビジネスではお互いが自分の要求や主張をするばかりでは話が進まないことが多いです。相手のニーズと自分のニーズを理解する努力をしながら、それがちょうど重なる妥協点が重なるように、譲歩し合うことを心掛けましょう。

折り合いの類語と使い方例文②妥協し合う

折り合いの類語と使い方例文の2つ目は、「妥協し合う」です。これは、例えば「話し合いが平行線だったので、最終的に二人はお互いに妥協し合った。」などの例文として使用することができます。「話が平行線」とは互いに主張ばかりして話が進まない様子を表します。

この表現は、ビジネスはもちろんですが家族や友人間など日常生活の中でも大いに活用できる類語表現です。日常生活でも上手に相手と折り合うことが大切なシーンは沢山ありますよね。ぜひ積極的に使用してみてください。

折り合いの類語と使い方例文③着地点を見つける

折り合いの類語と使い方例文の3つ目は、「着地点を見つける」です。この類語内、「着地点」は「妥協点」と言い換えることができます。具体的な例文としては、例えば「明日の交渉の場では互いの着地点を上手く見つけることが鍵となる。」などの形で使用できます。

イメージとしては、空高く飛んでいた飛行機が滑走路に無事着地する際のように安定した点を見つけてそこにお互いが納得するような形で着地するというようなイメージです。努力を惜しまず、この類語表現のような交渉ができると嬉しいですね。

折り合いの英語と使い方例文とは？

折り合いの英語と使い方例文①reconcile

折り合いの英語と使い方例文の1つ目は、「reconcile」です。この単語は、「一致する、調和する」という意味のある英語です。具体的な例文を挙げると、例えば「He reconciles his work and family well.」「彼は家庭と仕事の折り合いを上手くつけている」などがあります。

ただ、この「reconcile」という言葉は少し堅いイメージのある英語なので日常生活で頻繁に使う言葉ではありません。その時の状況に合わせながら適切な英語を選べるようにしていきましょう。

折り合いの英語と使い方例文②come・to・terms

折り合いの英語と使い方例文の2つ目は、「come to terms」です。これは、「屈服する、折り合う」という意味を表す英語表現です。具体的な例文を挙げると、例えば「We came to terms at a lower price.」「より安値で折り合いがついた」などの形で使用できます。

この英語表現は、例文のようにビジネスなどの会話で使用しても自然な響きを持つので積極的に活用していきましょう。英語の一つ一つの意味を押さえながら英文単位で暗記できると便利です。

自分の気持ちに折り合いをつける方法とは？

自分の気持ちに折り合いをつける方法①相手との関係性維持に重きを置く

自分の気持ちに折り合いをつける方法の1つ目は、「相手との関係性維持に重きを置く」です。自分の主張が完璧に相手に通らなかった際などは特に、イライラが募って自分の気持ちに折り合いがつけにくい場合があります。そんな時におすすめなのがその目的を「相手との関係性維持」と捉えてみることです。

この場面で自分の気持ちを抑えて相手と折り合いを上手くつけることで、相手との関係をこれからも維持できるとしたら、自分と自分の仕事においてどんなメリットがあるでしょうか？この視点で上手に自分の中にメリットを見つけられると自分の気持ちにも折り合いがつけられるはずです。

自分の気持ちに折り合いをつける方法②得られる結果に重きを置く

自分の気持ちに折り合いをつける方法の2つ目は、「得られる結果に重きを置く」です。これも1つ目の例と同様、自分の気持ちばかりに目を向けるのをやめて、「どんな結果がここから得られるか？」に目を向けると良いでしょう。得らえる結果が自分で見つけられると気持ちもすっきりします。

色んな場面で上手く折り合いをつけてビジネスを円滑にしていこう！

当記事では、「折り合い」という言葉の意味とその使い方などを具体的な例文を交えてご紹介してきました。記事内でもお伝えした通り、ビジネスでも上手く周りと折り合いをつけることは非常に重要です。あなたも色んな場面で上手く折り合いをつけてビジネスを円滑にしていってください。

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