ご参考までにの意味は?使い方や例文8選!敬語や類語は?情報/ご参照
あなたは、「ご参考までに」という言葉の意味を知っていますか?この記事では、「ご参考までにご覧ください」や「ご参考までにご参照ください」などの敬語表現や類語表現、使い方についても詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
ご参考までにの意味は?
ご参考までにの意味は「判断材料の一つとして」という意味
まず、「ご参考までに」という言葉の意味は、「判断材料の一つとして」という意味です。「判断材料」とは何かについて決断を下す際にそれを判断する基準になるような内容のものという意味を表す言葉です。
このことから、「ご参考までに」という言葉は自分が提示したい内容のものを「これを良かったら判断材料の一つとして考えて下さいね」と相手に伝える言葉であると言えます。あなたも特にビジネスの場面でこのフレーズを一度は耳にしたことがあると思います。
ご参考までにの意味は何かに情報を付け加える際に用いられる
ご参考までにの意味は、何かに情報を付け加える際に用いられるものであるとも言えます。メールや会話などの中でまずは自分が伝えたい内容を簡潔に伝えた後、一度に伝えきれない情報、多くの場合はデータや資料などを付け加えたい際にこの言葉を使用します。
逆に言うと、まず何かの提案や前提となる話がないとこの「ご参考までに」という言葉は使用できず、使用したとしても本来の意味を持つ言葉として伝わりません。この言葉は何か情報を付け加えるという意味と役割を持つ、ということを念頭に置いておきましょう。
ご参考までにの使い方は?
ご参考までにの使い方①メールや手紙の文末で使用
ご参考までにの使い方の1つ目は、「メールや手紙の文末で使用する」です。これは、例えばメールや手紙の最後に相手に参考にしてもらいたい情報を添付したい場合などに使用します。具体的には、「ご参考までに。」という文言と共に添付ファイルなどでそれらを添付します。
また、この使い方は例えばメール文面で「先日お話していたプロジェクトについてですが、今のところ滞りなく進んでいます。ご参考までに。」と今まで話していた内容に情報を付け加えたい際に文末に使用することもできます。
ご参考までにの使い方②控えめに何かを提案する際に使用
ご参考までにの使い方の2つ目は、「控えめに何かを提案する際に使用する」です。これは、例えば会議や接客中に相手に「ご参考までに。」と言いながら自分が提示したい資料や商品を手渡すという使い方です。
もちろん、時と場合によりますが、状況によっては「ここではあまり自分の主張をしすぎない方が良いな」と感じることもありますよね。ただ、相手へアピールできるせかくのチャンスを逃すのはもったいないので、この「ご参考までに」をさりげなく使うこの使い方が生かされてきます。
ご参考までにの敬語表現は?
ご参考までにの敬語表現はそのままの形で「ご参考までに」
ご参考までにの敬語表現は、そのままの形で「ご参考までに」と使うだけで敬語表現として使えます。「参考」という言葉に「ご」という丁寧語がついているので、敬語表現であるということが分かります。
良くある誤用が、「ご参考までにご確認ください。」などの形で敬語表現を重ねてしまうものです。この使い方は、厳密に言うと敬語が重複してしまっているという理由から誤用となりますので、注意してください。
ご参考までにの敬語表現の後に具体的な表現を重ねるとより丁寧に
「ご参考までに」という敬語表現の後に、具体的な表現を重ねるとより丁寧な敬語表現となります。例えば、「ご参考までにお伝えさせて頂きます。」など、特に自分の行う行為を謙譲語の形の敬語にして伝えるとより丁寧な響きとなります。
先述した通り、この「ご参考までに」というフレーズは文末などで単独で使用することもできますが、それだけでは伝える意味合いが弱い、あるいは丁寧さが欠けるという場合もあります。これを避けるために今回ご紹介したような形で具体的な表現を重ねるようにしましょう。
ご参考までにの使い方例文8選
ご参考までにの使い方例文①ご参考までに資料を添付します
ご参考までにの使い方例文の1つ目は、「ご参考までに資料を添付します。」です。これは、「一つの判断材料としてもらうために、資料を添付します」という意味を表します。この文言を付け加えた後、メールなどに該当の資料を添付して使います。
この例文を使ってうっかりやってしまうのが、資料の添付し忘れです。相手からしても、「参考までにって書いてあるけど、肝心の資料はどこ?」と思ってしまうところですので、最後まで細心の注意を払ってメールを送りましょう。
ご参考までにの使い方例文②ご参考までに下記データをご覧ください
ご参考までにの使い方例文の2つ目は、「ご参考までに下記データをご覧ください。」です。これは、メール文面や会議などでの発言の中で補足情報として何らかのデータを提示したい場合に使用できる例文です。
この「ご覧ください」という言葉は、ビジネスシーンでも特に活用できる良い敬語表現です。「ご参考までに」という言葉とも相性の良い言葉なので、ぜひこの例文をそのまま暗記して活用してみましょう。
ご参考までにの使い方例文③以下ご参考までにご覧ください
ご参考までにの使い方例文の3つ目は、「以下ご参考までにご覧ください。」です。これは、参考にして欲しいものについては具体的に言及せず、さらりと相手に補足情報の存在について伝えられる例文です。
自分が伝えている内容によっては、法的な決まりなどで一応、相手に知らせる必要はあるが、話の主題ではないので参照する旨は伝えるものの、あまりそのことについて時間を割きたくないという状況もあるはずです。そんな時に活用してみましょう。
ご参考までにの使い方例文④ご参考までに過去の資料もご覧になられますか
ご参考までにの使い方例文の4つ目は、「ご参考までに過去の資料もご覧になられますか?」です。これは、例えば大事な取引先担当者、または顧客に対して指定のものを確認したいかどうか、その意思の確認を行う例文です。
この例文のように、「ご参考までに」というフレーズは会話の中の質問という形で応用することも可能です。もし相手に確認を取ってみて、相手が「その必要はない」と答えれば、自分の作業時間の短縮も図ることができます。ぜひ活用してみてください。
ご参考までにの使い方例文⑤ご参考までにサンプル商品を同封させて〜
ご参考までにの使い方例文の5つ目は、「ご参考までにサンプル商品を同封させていただきます。」です。これは、例えば自分が販売を担当する新商品のサンプルを、担当顧客に送付したい場合などに使用することのできる例文です。
もちろん、営業担当として売り上げを上げることは重要ですが、押し売りされるのは誰でも嫌なものです。しかし、この「ご参考までに」という言葉を上手く使うと、今回の例文のようにやんわりと相手に提案を行うことができます。おすすめの使い方です。
ご参考までにの使い方例文⑥ご参考までに今後の予定表を掲載しております
ご参考までにの使い方例文の6つ目は、「ご参考までに今後の予定表を掲載しております。」です。これは、相手が今後の予定を立てやすいように、という配慮から例えば今後の会議の予定を表にしてまとめたものを掲載しています、と相手に伝える丁寧な敬語表現です。
このように使用すると、相手に対してそれを確認することを強要するニュアンスが消えますので、相手も不快な思いをすることなく行動に移すことが期待できます。人の心理を上手くとらえた使い方とも言えそうですね。
ご参考までにの使い方例文⑦ご参考までに興味深い記事がありましたので〜
ご参考までにの使い方例文の7つ目は、「ご参考までに興味深い記事がありましたのでシェアさせていただきます。」です。これは、相手に自分が見つけたおもしろい記事を共有する旨を伝える例文です。この例文の後に「お時間が許せばぜひご覧ください。」などと重ねると丁寧さが増します。
このような表現を使ってある程度信頼関係が築けている相手に有用な情報をシェアするというのはビジネスにおいても非常に有効な手段です。ぜひ自分から色んな情報を提供できるキーバーソンとなってビジネスでもその存在感を高めましょう。
ご参考までにの使い方例文⑧取り急ぎご参考までに確認いただけると幸いです
ご参考までにの使い方例文の8つ目は、「取り急ぎご参考までに確認いただけると幸いです」です。これは、「とりあえず判断材料の一つとして確認してもらえると嬉しいです」という意味を表す例文です。
当例文内の「幸いです」という言葉は、相手に何かを依頼する際に活用できる良い敬語表現です。この例文以外でも様々な形で応用してみてください。
ご参考までにの類語は?
ご参考までにの類語①ご参照までに
ご参考までにの類語の1つ目は、「ご参照までに」です。「ご参照」とは「何かを照らし合わせて考える」という意味を表す丁寧語です。「ご参照までに」という言葉は、「ご参考までに」という言葉とほぼ同義語で使用することが可能です。
具体的な例文としては、例えば「ご参照までに下記データをご覧ください。」などの形で使用します。「ご参考までに」を使用した場合と同様、相手に強制するニュアンスがありませんので、安心して使用することができる類語です。
ご参考までにの類語②ご参照程度に
ご参考までにの類語の2つ目は、「ご参照程度に」です。これは、「判断材料の一つとしてというくらいに」という意味になります。具体的な例文としては、例えば「以下の資料についてはご参照程度に考えていただければと思います。」などがあります。
これは、「以下の資料内容は参照して判断する一つの材料というくらいに考えてください」という意味になります。相手にあくまでも補足の情報としてお送りしていますよ、と伝える場合はこの「ご参照程度に」を上手く使えると良いでしょう。
ご参考までにの類語②参考として
ご参考までにの類語の3つ目は、「参考として」です。これは、例えば「参考として過去のデータを添付ファイルにてお送りいたします。」などの例文があります。イメージとしては、「ご参考までに」という言葉をよりシンプルな響きの言葉にしたというイメージです。
この類語表現である「参考として」という言葉もビジネスでは頻繁に使用される言葉です。他にも「参考としてこちらの商品をご覧いただければと思います。」などの形でその内容に合わせて応用することが可能です。
「ご参考までに」という言葉の使いこなしてビジネスを円滑にしていこう!
当記事では、「ご参考までに」という言葉の意味とその使い方、類語表現についても詳しくお伝えしてきました。この言葉を見ていくと、相手にやんわり何かを提案する場合に特に活用できる言葉であるということが分かりました。あなたもぜひこの言葉を使いこなしてビジネスを円滑にしていってくださいね。
下記関連記事内では、「ご参照ください」という言葉の意味について分かりやすくまとめています。参照と参考の違いや、「別紙参照」の敬語についても詳しく解説していますので、興味のある方はぜひこちらの内容も合わせてぜひご覧ください。あなたの語彙力アップに役立つこと間違いなしです。
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