集団面接のマナー17選!入室からの流れや就活の仕方にポイントやコツも

就活をしていると、個人面接だけではなく集団面接をする企業もあります。複数人だからこそ、マナーをきちんと押さえておくと面接も有利になります。ここでは、入室から始まる集団面接の流れから、自己紹介の仕方や面接で印象を残すためのコツまで、集団面接に役立つ情報をお伝えします。

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集団面接の流れは?

集団面接の流れ①入室し自己紹介をする

話をする人たち

就活の集団面接の流れは、まず入室して自己紹介をするところから始まります。大抵の場合はイスが並べられていて、最後の人が座ったと同時に面接官から自己紹介をするよう促されます。しかし、中には手を挙げた人から自己PRをすることもあるので、面接官のやり方に従いましょう。

また、集団面接と言って就活生同士でディスカッションをさせる企業もあります。このような場合でも、面接官の言う流れに沿って行動しましょう。

集団面接の流れ②面接官と就活生の質疑応答

指差す人

就活の集団面接は、自己紹介の次に面接官と就活生の質疑応答に移ります。順番通りに質問されることもあれば、バラバラで聞かれたりもするので気を抜いてはいけません。また、他の就活生の答えを受けての意見を求められることもあるので注意しましょう。

このとき、他の就活生の話を聞いていて質問したいことが浮かんでも、遮って聞くのはやめましょう。大抵の場合は、最後に全員に何か質問がないか聞かれるので、その時に発言するようにしてください。

集団面接の流れ③退室する

歩く人たち

就活の集団面接の最後は、お礼を言ってからの退室です。質疑応答が終わるとほっとしてつい気を抜いてしまいますが、退室する時もしっかり見られていることを意識して行動するようにしましょう。

この場合、入室時とは逆で最後に入ってきた人から退室します。最初と最後ではなくても、気を抜かずにキビキビとした動きで退室するようにしましょう。

集団面接の流れ④会社を出て帰宅する

階段を上る人

集団面接自体は退室した時点で終了ですが、退室してからも気を緩め過ぎないようにしましょう。退室後は他の社員の人に、帰宅する時は周りの人たちに見られていると常に意識することが大切です。

特に、昨今はSNSでの発言などで失敗する人が少なくありません。常日頃から、自分の言動には十分に注意して生活するようにしましょう。

集団面接で入室のマナーは?

集団面接の入室マナー①入室前のおしゃべりは厳禁

しゃべる人たち

集団面接の入室マナーの1つ目は、「入室前のおしゃべりは厳禁」です。面接は、入室する前からすでに始まっていると考えて良いです。特に待合室での態度は、面接官以外の社員に見られている可能性があります。

仮に待合室で他の就活生とおしゃべりをしていた場合は、それだけで印象が悪くなってしまうので、よほど必要なこと以外は黙って気持ちを落ち着かせていましょう。

集団面接の入室マナー②入室のノックは先頭の人がやる

ドアに入る人

集団面接の入室マナーの2つ目は、「ノックは先頭の人がやる」です。一人の面接の場合は、当然ながら自分がノックしますが、集団面接の場合は通常は先頭で入る人がノックをし、後の人はそのまま入室します。

先頭の人の手違いでドアが閉められてしまった時は、その次の人がノックをしてドアを開けておきます。あまり気にする必要はありませんが、ノックの回数は3回が良いとされています。

集団面接の入室マナー③部屋に一歩入ってお辞儀

立っている男性

集団面接の入室マナーの3つ目は、「部屋に一歩入ってからお辞儀」です。よく緊張してドアの手前でお辞儀をして入る人がいますが、後ろがつっかえてしまうので一歩前へ出てお辞儀をするのが良いです。


色々なマナーがあって忘れそうという人は、前の人の流れを見ながら真似すればOKです。しかし、これを忘れてしまっても採用の可否に響くことはないので慌てなくても大丈夫です。

集団面接の入室マナー④全員揃うまでイスの横で待機

人の影

集団面接の入室マナーの4つ目は、「全員揃うまでイスの横で待機」です。集団面接の場合は、最後の人が入室するまで座らずに立っているのがマナーです。立つ場所は、荷物の反対側がマナーとされています。

イスの横に立つスペースがないときは、イスの前で脚を揃えて立っています。コートを着て行く場合は、荷物を置くタイミングでカバンの上にコートをたたんで置きます。

集団面接の入室マナー⑤面接官に言われるまで座らない

こちらを見る男性

集団面接の入室マナーの5つ目は、「面接官に言われるまで座らない」ことです。緊張すると頭が真っ白になってしまい、入ったと同時にイスに座ってしまうこともありますが、面接官に「座ってください」と言われるまでは立っているがマナーです。

立っている時も、キョロキョロと周りを見渡すのは印象が悪いので気をつけましょう。適度に力を抜いて、前を真っ直ぐ見ながら声がかかるまで待っているようにしてください。

集団面接で自己紹介のマナーは?

集団面接の自己紹介マナー①話は長すぎず短すぎず

話している人

集団面接の自己紹介マナーの1つ目は、「話は長すぎず短すぎずがベスト」です。集団面接は自分以外にも何人か就活生がいるので、長々と話していると時間がなくなってしまいます。そのため、1分程度に収めるのがベストとされています。

面接の中には、「1分で」などと時間を指定されることもあります。当日焦らないように、あらかじめ時間の長さごとにスピーチを考えておきましょう。しかし、大切なのはあくまでも内容ですよ。

集団面接の自己紹介マナー②長所ばかり話さない

笑顔の男性

集団面接の自己紹介マナーの2つ目は、「長所ばかり話さない」ことです。就活の面接では自分の良いところをついアピールしがちになってしまいますが、面接官は短所も把握している自己管理能力に優れた人を探しています。

長所をアピールするのはもちろん良いことですが、しっかり自分の悪い部分を受けてどういう人間なのかを主張することが大切です。逆に短所ばかり話すのもNGですよ。

集団面接の自己紹介マナー③自己PR被りは避ける

考える女性

集団面接の自己紹介マナーの3つ目は、「自己PR被りは避ける」です。これはなかなか難しいですが、他の就活生と同じ自己PRの仕方をしても、面接官の印象には残りません。

どうしても被りそうになったら、ところどころ文言を変えたりしてオリジナリティを出しましょう。一語一句被ることは滅多にありませんが、不安な場合はいくつかパターンを用意しておくのが上手くこなすコツです。

集団面接の自己紹介マナー④面接官の目を見て話す

前を向く男性

集団面接の自己紹介マナーの4つ目は、「面接官の目を見て話す」です。面接当日は、いくら練習しても緊張してつい俯き気味になってしまいます。この自己紹介の仕方は印象が悪いので、しっかり前を見て話すようにしましょう。

聞いている人の目を見て話すのがマナーですが、どうしても緊張してしまうという人は、複数の面接官を交互に見ながらしゃべると少しは気が紛れますよ。

集団面接中で他の人が話している時のマナーは?

他の人が話している時のマナー①他の就活生の話もしっかり聞く


話を聞く人

集団面接で他の人が話している時のマナーの1つ目は、「他の就活生の話もしっかり聞く」ことです。集団面接では、他の人が話している時の態度もしっかり見られています。

むしろ、この瞬間の態度で面接官は人間性を判断しているといっても過言ではありません。また、他の就活生の自己紹介への意見を求められることもあるので、一瞬たりとも気は抜けません。

他の人が話している時のマナー②横柄な態度を取らない

のけぞる人

集団面接で他の人が話している時のマナーの2つ目は、「横柄な態度を取らない」ことです。先ほど言ったように、他の就活生の自己PRの時間は、自分の聞く態度が見られている時間でもあります。

間違っても、足を投げ出したりイスに寄りかかるなど横柄に見られる態度を取ってはいけません。自分の番が来るまでは不安だとは思いますが、なるべく聞く姿勢を見せるようにしましょう。

他の人が話している時のマナー③ぼーっとしない

眠そうな人たち

集団面接で他の人が話している時のマナーの3つ目は、「ぼーっとしない」です。横柄な態度と同じように、前や下を見てぼーっとしているのもNGです。面接官はそれだけで、話の聞けない人だと判断します。

自分の自己紹介が済んでいない時はなかなか人の話は入ってきませんが、なるべく聞くようにしましょう。もしかしたら、自分の自己PRの参考になるかもしれませんよ。

他の人が話している時のマナー④他の就活生の話を遮らない

話す男性

集団面接で他の人が話している時のマナーの4つ目は、「他の就活生の話を遮らない」ことです。稀に他の就活生の自己紹介を遮って質問をする人がいますが、割り込む行為は印象が悪いのでやめましょう。

質問の時間はあとで設けられているので、焦らなくても大丈夫です。質問したいことが浮かんでも、まずは流れに沿って話をしっかり聞くことに集中しましょう。

集団面接で退室のマナーは?

集団面接の退室マナー①面接官にお礼を言って立つ

握手する女性

集団面接の退室マナーの1つ目は、「面接官にお礼を言って立つ」です。集団面接で質疑応答が終わると、面接官から「以上で面接を終了します」などという言葉をかけられます。その合図で、一言「本日はありがとうございました」などと言って立ちましょう。

集団面接の退室マナー②一礼してから退室する

握手する人たち

集団面接の退室マナーの2つ目は、「一礼してから退室する」です。退室する際も、入室した時と同じように、面接官に向かって一礼をします。これは、最初と最後に限らず全員が行います。

一礼するときは、しっかり面接官を見てからゆっくり頭を下げましょう。最後まで気を抜かないことで、面接官に良い印象を与えることが出来ます。最後の人はドアを閉めるのを忘れないようにしましょう。

集団面接の退室マナー③退室しても大声でしゃべらない

騒ぐ人たち

集団面接の退室マナーの3つ目は、「退室しても大声でしゃべらない」ことです。入室前と同じように、退室後も就活生同士で大声で話す行為はご法度です。

面接前は緊張感がありしゃべる人はあまりいませんが、面接後は気が緩んでペラペラと話し出す人がいます。常に周りから見られていることを意識して行動しましょう。

集団面接の退室マナー④余計なことは言わない


バッテンを作る人

集団面接の退室マナーの4つ目は、「余計なことを言わない」です。質疑応答で思うように発言できなかったからといって、退室時に面接官に質問をするのはマナー違反です。

たとえ悔いが残るような結果であったとしても、流れに沿って退室しましょう。どうしても聞きたいことがある場合は、個人面接の機会が得られたときに質問するようにしてください。

集団面接のポイント8選

集団面接のポイント①お辞儀の仕方はタイミングごとに分ける

手を差し出す人

集団面接のポイントの1つ目は、「お辞儀の仕方はタイミングごとに分ける」です。実は、細かく見ていくとお辞儀の仕方は場面ごとに分けると良いとされるマナーがあります。

例えば、入室時は15度くらいと浅めで、挨拶、退室時と段々とお辞儀の角度を深くしていくというものです。しかし、あまり意識し過ぎてもぎこちなくなってしまうので、あくまでも自然体を心がけましょう。

集団面接のポイント②明るくハキハキ話す

笑顔の女性

集団面接のポイントの2つ目は、「明るくハキハキ話す」です。挨拶にしても自己紹介にしても、ボソボソと話すのは最も印象が悪く映る行為の一つです。自信がなくても、はっきりとした声で応対しましょう。

明るく話すコツは、笑顔を意識することです。緊張すると表情も強張りますが、少しでも笑顔にしようとすると、口角が上がり声もはっきりとした調子になります。

集団面接のポイント③自己紹介の仕方は学びを重視

勉強する人

集団面接のポイントの3つ目は、「自己紹介の仕方は学びを重視する」ことです。自己紹介の仕方は人それぞれですが、面接官は個別のエピソードよりもそこから得られた教訓などを知りたいと思っています。

たまに言葉数を増やすために経験ばかりしゃべる人がいますが、それではその人の人間性を推し量ることができません。就活を有利にしたいのならば、経験よりも学びをアピールしましょう。

集団面接のポイント④他の就活生の受け答えも参考にする

会議する人たち

集団面接のポイントの4つ目は、「他の就活生の受け答えも参考にする」ことです。これは、自己PRがあまり浮かばなかった人が面接を乗り切るコツでもあります。

他の就活生の話をきちんと聞くと、自己紹介の仕方や自己PRで変えるべき部分が分かります。瞬時にこれをやるのはなかなか大変ですが、その後の質疑応答で有利になるので意識しましょう。

集団面接のポイント⑤悪目立ちしないよう注意

笑顔ではしゃぐ女性

集団面接のポイントの5つ目は、「悪目立ちしないよう注意する」ことです。集団面接では、どうしても周りよりも目立とうとして突飛な言動をする人がいますが、これはかえって印象が悪く映ります。

意外かもしれませんが、集団面接を上手く乗り切るコツは無難に受け答えをして悪目立ちをしないことです。良い流れを断ち切るような行動はしないよう注意しましょう。

集団面接のポイント⑥凝った答えを考えすぎないのがコツ

しかめっ面の人

集団面接のポイントの6つ目は、「凝った答えを考えすぎない」ことです。集団面接では、面接官、あるいは就活生同士で質疑応答をしますが、そこで凝った意見を言おうとすると混乱して支離滅裂なことを言う可能性があります。

パッと思いつくなら良いですが、思いつかない場合は無難な回答でも良いので理解しやすい言葉を選んで答えるのが、面接を上手く運ぶコツです。

集団面接のポイント⑦入退室の仕方にも気を配る

ドアを開ける人

集団面接のポイントの7つ目は、「入退室の仕方にも気を配る」ことです。集団面接の場合は、自分以外にも複数人いるので、どうしても入退室が雑になってしまう人がいます。しかし、面接官は入退室前後からきちんと就活生を見定めています。

細かいマナーまで気にする必要はありませんが、最低限の作法などは身につけておきましょう。入退室時の詳しいマナーやポイントに関しては、以下の記事はとても参考になりますよ。

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集団面接のポイント⑧あらかじめ対策をしておく

面接する女性

集団面接のポイントの8つ目は、「あらかじめ対策しておく」ことです。集団面接で緊張しないためのコツは、何と言っても事前の対策です。当然、当日は練習通りにいかないことが多いですが、対策しておくだけで心に余裕が生まれます。

大学生は学校で対策をしてもらえますが、それ以外の人は周りの人に協力してもらい、なるべく集団面接に近い形で練習するようにしましょう。

集団面接で印象を残すコツは?

集団面接で印象を残すコツ①身だしなみを整える

スーツの女性

集団面接で印象を残すコツの1つ目は、「身だしなみを整える」ことです。そんなの当たり前と思うかもしれませんが、第一印象で良い印象を与えることができれば、その後も面接官は注意して自分のことを見てくれます。

だからと言って、ピシッとしすぎる恰好も不自然なので、あくまでも一般的な就活スタイルでOKです。見かけ倒しと思われないように、態度や受け答えの仕方にも注意を払いましょう。

集団面接で印象を残すコツ②流れを変える質問をする

笑顔で聞く男性

集団面接で印象を残すコツの2つ目は、「流れを変える質問をする」ことです。流れを変える質問とは、先ほど言ったような流れを断ち切るような質問のことではありません。

他の就活生の受け答えに対して一歩踏み込んだような質問や、皆が聞きたがっているようなことを自分が代表して聞くというような気持ちを持つことが大切です。

集団面接で印象を残すコツ③傾聴姿勢をアピールする

会話する集団

集団面接で印象を残すコツの3つ目は、「傾聴姿勢をアピールする」ことです。傾聴姿勢とは、他の就活生の言葉を真剣に聞く態度を見せることです。例えば、話している人の方を向いて聞く、ところどころで頷くなどの態度を指します。

もちろん、態度だけではなくしっかり話を聞かないといけませんが、そういった姿勢を見せるだけでも面接官の目には好意的に映ります。順番が後で緊張していても、少し意識してみてください。

集団面接で印象を残すコツ④受け答えの仕方に注意する

話を聞く女性

集団面接で印象を残すコツの4つ目は、「受け答えの仕方に注意する」ことです。人の話を聞くことはもちろん大事ですが、何より自分自身の受け答えがしっかりしていないと意味がありません。

面接官は就活生が話すことの内容を重視して聞いていますが、言葉づかいや話し方など、社会人として身につけておくべきマナーなどを知っているかどうかも判断しているので注意しましょう。

最低限のマナーを守って集団面接を乗り切ろう!

これまで見てきたように、就活の集団面接には入室から退室後まで色々なマナーがあります。しかし、マナーを気にしすぎて肝心の内容が疎かになっては元も子もありません。しっかり対策を練った上で、余裕があればご紹介したようなマナーやポイントも意識してみてください。


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