「凛とした」の意味は？類語や反対語・使い方の例文や凛とする人の特徴も

「凛とした」の意味は？

「凛とした」の意味①態度が引き締まっている

「凛とした」という言葉の意味として挙げられるのが、態度が引き締まっているという意味です。小説などで「凛とした」という言葉はよく見ますが、案外どんな意味で使われているのかご存じない方も多いはずです。

「凛とした」には様々な意味が挙げられるのですが、態度が引き締まっているというのはその様々な意味を一つにまとめあげたような言葉です。背筋がピっと伸び、堂々としてしっかりしている様はまさに態度が引き締まっていると説明できますよね。

「凛とする」の意味②力強い

「凛とする」のもう一つの意味として挙げられるのが力強いです。この場合、単に力持ちなことや権力が強いなどといった意味ではありません。眼つきや顔つき、歩き方や態度などがしっかりしていることを表すために力強いを使っています。

先ほど、「凛とする」という言葉には様々な意味があり、その全てをまとめるような言葉が態度が引き締まっているであるとご紹介しましたが、力強いというのも同じです。堂々とした姿や立ち振る舞いには意志が感じられ、まさに力強いのです。

「凛とした」の類語とは？

「凛とした」の類語①凛々しい

「凛とした」の類語としてあげられるのが、凛々しいという言葉です。どちらも「凛」の字を使っていますから似ている言葉だというのは一目了然かと思います。「凛々しい」は辞書によると「勇ましい様子で、引きしまって頼もしいこと」とまとめられています。

意味を見ると凛々しいと「凛とした」は同じ言葉のように思われますが、一般的に凛々しいという言葉は男性にも女性にも使用できる言葉ですよね。一方で「凛とした」はあまり男性には使われない言葉です。人物に使う場合には主に女性に対して使う言葉なので言葉の対象がこの類語では違ってきます。

「凛とした」の類語②しゃきっとした

「凛とした」の類語として挙げられるもう一つの言葉はしゃきっとしたという言葉です。「凛とした」という言葉の意味として態度が引き締まっている様子というポイントを先ほどご紹介しました。態度が引き締まっているという言葉は、しゃきっとしているという言葉に置き換える事ができますよね。

しゃきっとしたという言葉は、「凛とした」の視覚的な部分を言い換えたような言葉になります。背筋がしっかり伸び、堂々と余分がなく動く姿はまさにしゃきっとしていますよね。類語としては相応しい言葉だと思われます。

「凛とした」の反対語とは？

「凛とした」の反対語①おどおどしている

「凛とした」の反対語として、おどおどしているという言葉が挙げられます。先ほど「凛とした」という言葉は、堂々としていて態度が引きしまっている様子を表した言葉だとご紹介しました。おどおどしているという言葉は自信がなく、何かに脅えているかのような様子を表した言葉です。

まさに「凛とした」とは正反対のような言葉ですよね。おどおどしている人は背筋は伸びませんし、目も顔つきも足取りも力強くありません。「凛とした」人は自信を持って堂々としていますが、おどおどしている人はいつも自信がなく隠れるように生きています。

「凛とした」の反対語②締まりのない

「凛とした」の反対語として使われるのが、締まりのないという言葉です。「凛とした」は態度が引き締まっている様子という意味がある言葉ですよね。つまり反対語は態度が引き締まっていない意味の言葉になります。締まりのないという言葉は、緊張感の内人や雰囲気に使われる言葉ですから「凛とした」の類語に適任です。

今回のように、言葉の反対語を操れるのは非常に強みとなります。語彙力が増加しますし、頭も良くなるはずです。以下の記事では度々耳にする「苦渋の決断」という言葉の反対語だけでなく、使い方や意味についてもまとめてありますから、是非参考にしてみてくださいね。

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「凛とした」の使い方とは？例文5選！

「凛とした」の使い方例文①名詞に使う

「凛とした」の使い方例文、1つ目にご紹介するのは名詞に使う使い方です。「凛とした」という言葉は人物に対してしか使う事ができないと思っている方は多いかも知れませんが、そんな事はありません。物に対しても「凛とした」という言葉を使う事は可能です。

「凛とした」の使い方例文②人に使う

「凛とした」の使い方例文、2つ目にご紹介するのは人に使う使い方です。この使い方は多くの人が熟知しているのではないでしょうか。「凛とした」という言葉は人を対象にして使われることが多くあります。また、男性よりも女性に対して使うパターンが多いです。

「凛とした」の使い方例文③様子に使う

「凛とした」の使い方例文、3つ目にご紹介するのは様子に使う使い方です。今まで「凛とした」という言葉を、物や人など確立した対象に対して使う使い方をご紹介してきましたが、今回は様子という不確実な対象に対して使う使い方をご紹介していきます。小説やドラマなどでは多用される使い方なので覚えておきましょう。

「凛とした」の使い方例文④空気に使う

「凛とした」の使い方例文、4つ目にご紹介するのは空気に使う使い方です。「凛とした」という言葉を空気に使うのかと驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、空気を「凛とした」と表現するのは決して珍しいことではありません。会話のなかなどでこのような使い方ができると非常に知的な印象を持たれますよ。

「凛とした」の使い方例文⑤雰囲気に使う

「凛とした」の使い方例文、5つ目にご紹介するのは雰囲気に使う使い方です。「凛とした」については先ほどから、人物や物、空気や様子について使う例文をご紹介してきましたが、雰囲気に対しても使う事が出来るのです。まさに「凛とした」雰囲気というのは実際の生活でも感じられるシーンがあるはずですよ。

「凛とした」の英語表現は？

「凛とした」の英語表現①dignified

「凛とした」の英語表現として挙げられるのが「dignified」です。この英語は自信があるという意味を表す言葉なのですが、まさに自信に満ちあふれ堂々としている事を表す「凛とした」にはピッタリの英語表現ですよね！

「凛とした」の英語表現②commanding

「凛とした」の英語表現、続いて挙げられるのは「commanding」という英語です。この英語はいくつか意味があり「指揮する」「堂々とした」「威圧がある」などという意味を持っています。中でも「堂々とした」という意味が「凛とした」に当てはまるため、英語表現で使う事ができますね！

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「凛とした」男性・女性の特徴5選

「凛とした」男性・女性の特徴①堂々としている

「凛とした」男性・女性の特徴、1つ目にご紹介するのは堂々としているという点です。先ほどから凛としている人は、胸を張っており、自信に満ちあふれた堂々とした姿が印象的であるとご紹介していますよね。

「凛とした」の対義語がおどおどしているなどからも分かるように、「凛とした」という言葉は堂々としていることを表します。決して自信がなく今にでも泣きだしそうな人の事を「凛とした」などと表現することはありません。

「凛とした」男性・女性の特徴②背筋がいい

「凛とした」男性・女性の特徴、2つ目にご紹介するのは背筋がいいという点です。背筋というのは意外にも重要です。ぱっと一目見た時に背筋がいい人には堂々としたまさに「凛とした」印象を知らず知らずのうちに受けますが、猫背で背筋が悪い人にはそんな印象を受けないですよね。

「凛とした」男性・女性の特徴③ハキハキしている

「凛とした」男性・女性の特徴、3つ目にご紹介するのはハキハキしているという点です。人は話す時や行動するときにテキパキとする人とゆっくりのんびりとする人の2パターンが存在します。

今回ご紹介している「凛とした」人は、この行動や言動が非常にハキハキとしています。テキパキ動きまわり、会話もしっかりした口調で話す人は「凛とした」人に区分されることでしょう。小さな声でモゴモゴ話したりする人には「凛とした」とあまり言えないですよね。

「凛とした」男性・女性の特徴④頼りがいがある

「凛とした」男性・女性の特徴、4つ目にご紹介するのは頼りがいがあるという特徴です。「凛とした」人は堂々としており、ハキハキしているとご紹介しましたね。そんな人には人が付いてくるものです。何かを頼った時や、質問したときも堂々とハキハキした声で対応してくれる「凛とした」人はまさに頼りがいがありますよね。

「凛とした」男性・女性の特徴⑤かっこいい

「凛とした」男性・女性の特徴、5つ目にご紹介するのはかっこいいという特徴です。先ほどから「凛とした」人は堂々としており、姿勢がよく、ハキイハキとして頼りがいがあるとその特徴をご紹介してきましたが、まさにそれをまとめると「かっこいい」という言葉になりますよね。

あなたも凛とした人になろう

いかがでしたか？「凛とした」という言葉は小説やドラマなどで度々目にする言葉かと思いますが、今回意味や類語、英語などを学んだことでさらの「凛とした」の知識が深まったのではないでしょうか。会話の中などに活用できるとワンランク上の会話ができるはずですよ。是非使ってみてくださいね。