二つ返事の意味とは?一つ返事との違い・語源や使い方・例文8選・類語も

あなたは、「二つ返事」という言葉に意味や使い方を知っていますか?この記事では、この言葉の意味と「快諾」などの類語表現、誤用として使われやすい「一つ返事」という表現についても詳しくお伝えいきます。興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

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二つ返事とは|意味・一つ返事との違いは?

二つ返事の意味とは「躊躇をすることなく素早く返事をすること・快諾」

快諾

まず二つ返事の意味とは、「躊躇をすることなく素早く返事をすること・快諾」です。「躊躇することなく」とは「ためらうことなく、迷うことなく」という意味で、「快諾」とは「何かをためらうことなく了承すること」です。

上記の意味から考えてみると、この「二つ返事」という言葉はビジネスで仕事を行っていく上でも重要な意味を持つものだということが分かります。例文は後で詳しくご紹介しますが、「二つ返事で」などの形で使用すると自分がためらいなく何かを承諾する様子を簡潔に伝えられます。

一つ返事とは一般的に「一回で返事をすること」という意味で使われている

図書館

「二つ返事」という言葉がある一方で、「一つ返事」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。一つ返事とは一般的に「一回で返事をすること」という意味で使われている言葉です。しかし、元来、日本語にはこの「一つ言葉」という言葉は存在せず、誤用であるとされています。

このような「一つ返事」という言葉の誤用が生まれた背景には、その言葉の響きから伝わるニュアンスがあります。「一つ返事」と言った方が何度も「はい、はい。」と返事した時より簡潔で丁寧な感じがするのでこの方が使用するのに良いと感じた人が使い始めたと思われます。

二つ返事とは|語源・使い方は?

二つ返事の語源は「返事を二つ重ねてする様子」

本

二つ返事の語源は、「返事を二つ重ねてする様子」とされています。これは、相手から何かを依頼された際に「はい、はい。」と二度も続けて返事ができるくらい躊躇がない様子を表しています。

昨今では「一つ返事」という誤用の方言葉の方が、この語源の意味に近いような使い方をされる場合がありますが、この「返事を二つ重ねてする様子」をより確信を持った返事の仕方として捉えると分かりやすいでしょう。

二つ返事の使い方の特徴は相手に寄り添う気持ちを示すこと

ハート

二つ返事の使い方の特徴は「相手に寄り添う気持ちを示すこと」です。これは、例えば相手の依頼に対して「はい、はい。」としっかり答えることで相手に寄り添う気持ちを表しています。


先述しましたが、これは決して相手に対してぶっきらぼうに「はい、はい。」とあしらうような返事の仕方とは異なります。しっかりと相手に寄り添う気持ちを含んだ丁寧な使い方をするということを念頭に置いておきましょう。

「二つ返事」の使い方例文8選

「二つ返事」の使い方例文①二つ返事で良い返事がもらえると思っていたら

リサーチ

「二つ返事」の使い方例文の1つ目は、「二つ返事で良い返事がもらえると思っていたら断られてしまった。」です。これは、「相手からすぐに良い返事がもらえると思っていたら断られてしまった」という意味です。

こちらがどんなに相手に期待をしていたとしても、基本的にはどんな他人もコントロールできませんので、このような状況になる場合もあります。全ての状況を予測することはできませんが、予め色んな想定をしておくことも有効でしょう。

「二つ返事」の使い方例文②無理を承知で同僚に頼みごとをしたら二つ返事で

依頼

「二つ返事」の使い方例文の2つ目は、「無理を承知で同僚に頼みごとをしたら二つ返事で引き受けてくれた。」です。これは、「無理だと思って同僚に頼みごとをしたら躊躇なく引き受けてくれた」という意味を表します。

この例文は1つ目の例と逆のパターンです。こちらとしては頼みにくいなということを頼んだら相手は意外とすんなり承諾してくれると嬉しいものですよね。日頃からそんな関係を他人と築く努力をしていきたいものです。

「二つ返事」の使い方例文③私にぴったりの提案だったので二つ返事で

自信のある女性

「二つ返事」の使い方例文の3つ目は、「私にぴったりの提案だったので二つ返事でやりたいと先方にも伝えた。」です。これは、「自分にすごく合った提案だったのですぐにやりたいと相手にも伝えた」という意味です。

このように、相手からの反応ではなく自分の反応を表す例文の中にこの「二つ返事」という言葉を使用することも可能です。自分にぴったりの提案であれば思わず嬉しい返事をしてしまいますね。

「二つ返事」の使い方例文④意外にも二つ返事で了承を得られて驚いた

驚き

「二つ返事」の使い方例文の4つ目は、「意外にも二つ返事で了承を得られて驚いた。」です。これは、「自分の予想に反して躊躇なく了解を得られてびっくりした」という意味の例文です。

これは、もしかしたら相手から了承を得られないかもしれないという状況から、相手から実際に了承を得らえることが分かった際に使用できます。

「二つ返事」の使い方例文⑤断られるかと思っていたが彼女は二つ返事で

OKと快諾

「二つ返事」の使い方例文の5つ目は、「断られるかと思っていたが彼女は二つ返事でデートの誘いをOKしてくれた。」です。これは、「断られると思っていたけど彼女はためらわずデートの承諾をしてくれた」という意味です。

この状況は、やっと勇気を出して気になる彼女をデートに誘った男性からするととても嬉しい反応ですよね。このような少しカジュアルな場面にもこの「二つ返事」という言葉を使用することができます。

「二つ返事」の使い方例文⑥彼はいつも二つ返事で何でも引き受けてくれる人

決めるビジネスマン

「二つ返事」の使い方例文の6つ目は、「彼はいつも二つ返事で何でも引き受けてくれる人なので頼りになる。」です。これは、「彼は常にすぐに何でも引き受けてくれる人なので頼りになる」という意味になります。

もちろん、特にビジネスでは何でもかんでも自分で抱え込んでいると時間も労力も足りなくなってしまうので上手く仕事を断るというスキルも重要です。しかし、特に社会人となってから数年の間は自分の学びのために色んな仕事を「二つ返事で」こなしてみるのも一つの手でしょう。

「二つ返事」の使い方例文⑦相手の勢いに押されて二つ返事でそれを引き受け

うっかり引き受ける人

「二つ返事」の使い方例文の7つ目は、「相手の勢いに押されて二つ返事でそれを引き受けてしまった。」です。これは、「相手の押しが強くて思わずそれを引きうけてしまった」という意味です。

もちろん、引き受ける内容によっては自分でも嬉しいようなものもあるかもしれませんが、この例のように半ば自然反応的に返事をしてしまうのはあまり良くありません。後で考えてみて断った方が良いと判断した場合は相手にも早めに伝えましょう。

「二つ返事」の使い方例文⑧私は彼からの頼み事ならいつも二つ返事で答える

ビジネスウーマン

「二つ返事」の使い方例文の8つ目は、「私は彼からの頼み事ならいつも二つ返事で答える。」です。これは、「私は彼からの依頼なら常にすぐに答える。」という意味の例文となります。

このように、内容ではなく例えば自分のお世話になっている上司や先輩など特定の人からの依頼の場合はどんな時でも快諾するという人もいるかもしれません。相手との関係性の深さによって、何を快諾し断るのかを自分で見極めていきましょう。

二つ返事の誤用!「一つ返事」の間違った使い方例文5選

二つ返事の誤用「一つ返事」の間違った使い方例文①彼女は一つ返事で仕事

外を眺める人

二つ返事の誤用「一つ返事」の間違った使い方例文の1つ目は、「彼女は一つ返事で仕事を快諾した。」です。これは、正しくは「彼女は二つ返事で仕事を快諾した。」という形にすべき例文です。

冒頭でもお伝えした通り、「一つ返事」という言葉は基本的には誤用となり、「二つ返事」の持つような「躊躇せず引き受ける」という意味はありません。注意しましょう。

二つ返事の誤用「一つ返事」の間違った使い方例文②一つ返事ですぐに了承

会議

二つ返事の誤用「一つ返事」の間違った使い方例文の2つ目は、「一つ返事ですぐに了承した。」です。この例文も、「二つ返事ですぐに了承した。」として使用すると正しい表現として相手に伝えられます。

二つ返事の誤用「一つ返事」の間違った使い方例文③仕事では一つ返事で

笑顔のビジネスマン

二つ返事の誤用「一つ返事」の間違った使い方例文の3つ目は、「仕事では一つ返事で答えるようにしている。」です。これも、「仕事では二つ返事で答えるようにしている。」のような形で自分の仕事に対する真摯な姿勢を表す適切な文章にしましょう。

二つ返事の誤用「一つ返事」の間違った使い方例文④うっかり一つ返事で答え

うっかりした女性

二つ返事の誤用「一つ返事」の間違った使い方例文の4つ目は、「うっかり一つ返事で答えそうになってしまった。」です。これも、「うっかり二つ返事で答えそうになってしまった。」の形で正しく表すことができます。

二つ返事の誤用「一つ返事」の間違った使い方例文⑤彼は一つ返事が気持ちの

雑踏の中のビジンスマン

二つ返事の誤用「一つ返事」の間違った使い方例文の5つ目は、「彼は一つ返事が気持ちの良い青年だ。」です。これは、正しくは「彼は二つ返事が気持ちの良い青年だ。」という形に直して使用することが可能です。

「二つ返事」の類語は?

「二つ返事」の類語①快諾

意味調べ

「二つ返事」の類語の1つ目は、「快諾」です。この言葉は「かいだく」と読み、「快く承諾すること」を表す言葉です。具体的には、「彼の快諾を望んでいたところ、無事予定通りの結果となった。」などの形で使用することができます。

「二つ返事」の類語②快く

意味まとめ

「二つ返事」の類語の2つ目は、「快く」です。これは、「こころよく」と読み、意味は「気持ちよく」という意味になります。具体的には、「彼女はこちら側の無理なお願いにも関わらず快くそれを引き受けてくれた。」などの形で使用できる類語です。

「二つ返事」の類語③即座に

笑顔で仕事

「二つ返事」の類語の3つ目は、「即座に」です。これは、「すぐに」という意味を表す言葉です。具体的には、「彼女は僕の要求に即座に反応してくれた。」などの形で使用することができます。特に何か迅速な対応について言及したい際などに使用すると効果的な類語です。

「二つ返事」という言葉の意味と使い方を正しく理解して会話に活用しよう!

図書館と男性

当記事では、「二つ返事」という言葉の意味や使い方、類語などについて具体的な例文を交えて詳しくお伝えしてきました。「一つ返事」という言葉は本来誤用であるということを今まで知らなかった!という方もいたかもしれません。特に、日常生活にすでに浸透してしまっている言葉の誤用は気付きにくいものでもあります。

特にビジネスでは基本的に対応の速さや反応の速さなど迅速な対応が求められる場面が多々あります。あなたもビジネススキルをもっともっと磨いて「二つ返事で」色んな対応ができるようにこれからも成長を続けていってください。またこの言葉の意味と使い方の理解を普段の会話にも生かしてみてくださいね。

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