引き合いに出すの意味は?類語や使い方の例文・英語での言い換えも

引き合いに出すの本来の意味についてご存知ですか。こちらの記事では、具体的な使い方だけでなく、類語や英語での表現の仕方、引き合いに出してくる人の心理についても紹介しています。言葉の使い方について知りたい方はぜひご覧になってください。

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引き合いに出すの意味は?

引き合いに出すの意味①一般的な使い方で「例を出す」

図書館

引き合いに出すの意味の1つ目は、一般的な使い方で「例を出す」という意味です。元来、「引き合い」という言葉は「損得がお互いに釣り合うこと」を表す言葉です。したがって、「引き合いに出す」は「互いに釣り合いそうなものを例に出す」という意味で使用できます。

詳しい例文は後述しますが、例えば「過去の失敗を引き合いに出して今後の対策について考える。」などの形で使用できます。これは、「過去の失敗を例に出して今からの対策について考える」という意味を表します。

引き合いに出すの意味②ビジネスでの使い方で「取引前に問い合わせる」

図書館と男性

引き合いに出すの意味の2つ目は、ビジネスでの使い方で「取引前に問い合わせる」です。例えば、自分が仕事で取引をしたいと考えている相手に、取引前に事前にその条件などについて問い合わせるという意味です。

具体的な例文を挙げると、例えば「A社との取引に関して担当者に引き合いを出した。」などの形で使用できます。これは、「A社との取引に関して担当者に事前に問い合わせをした」という意味の例文となります。

引き合いに出すの類語5選

引き合いに出すの類語①例に引く

本

引き合いに出すの類語の1つ目は、「例に引く」です。これは、言い換えると「例に出す」となり、冒頭でもお伝えした「引き合いに出す」の1つ目の意味にも重なることが分かります。

具体的な例文を挙げると、例えば「その教授は、論文内の数字を例に引きながら生徒に分かりやすくその概念を説明した。」などがあります。この類語はほぼ文字通りの意味ですので、意味も分かりやすいと言えるでしょう。

引き合いに出すの類語②比較する


比較

引き合いに出すの類語の2つ目は、「比較する」です。この類語はビジネスでも日常生活でも良く耳にする言葉ですよね。人の能力や何か具体的な二つ以上の物事について使用することが可能です。

具体的な例文としては、例えば「当社では常に前年の売り上げ高と今年のものを比較しながら販売戦略を練っています。」などの形で使用することができます。

引き合いに出すの類語③参照する

参照する

引き合いに出すの類語の3つ目は、「参照する」です。「参照」とは「何かを照らし合わせた上で参考にすること」という意味です。ビジネスでは例えば、「詳しい説明については資料をご参照ください。」などの形で使用します。

引き合いに出すの類語④取引する

握手

引き合いに出すの類語の4つ目は、「取引する」です。これは、特にビジネスのシーンで使用される類語表現です。例えば、「今回、新たな会社と取引することになった。」などの形で使用することができます。

引き合いに出すの類語⑤例示する

例示する人

引き合いに出すの類語の5つ目は、「例示する」です。これは、文字通り「例に出して示す」という意味を持つ類語となります。具体的には、「具合的なデータを例示して詳しく説明する。」などがあります。これは、「具体的なデータを引き合いに出して詳しく説明する」と置き換えることもできます。

引き合いに出すの使い方の例文3選

引き合いに出すの使い方の例文①過去の事例を引き合いに出して検討する


リサーチ

引き合いに出すの使い方の例文の1つ目は、「過去の事例を引き合いに出して検討する。」です。これは、「過去に実際に起こった例を目の前に提示して検討する」という意味を表す例文です。

日常生活でもビジネスでも、この例文のように「過去のことを例に出して」何かについて考えたり検討したりということは多いと思います。ぜひこの例文のような言い回しを覚えて活用してみましょう。

引き合いに出すの使い方の例文②彼はいつも他の社員を引き合いに出して話を

決めるビジネスマン

引き合いに出すの使い方の例文の2つ目は、「彼はいつも他の社員を引き合いに出して話をする。」です。これは、「彼はいつも他の社員を例に出して話をする」という意味です。自分の上司や先輩もこんな話し方をするな、と思った方もいるのではないでしょうか?

この例文には「自分と他の社員を比較する」というニュアンスも含まれています。もちろん、時と場合にもよりますが、基本的に他人と比較された上で「だからあなたはダメなんだ」と言われると人は良い気持ちがしません。この例文のような使い方は相手によっては感情を逆なですることになりかねませんので注意しましょう。

引き合いに出すの使い方の例文③その話を引き合いに出すのは卑怯だ

卑怯な人

引き合いに出すの使い方の例文の3つ目は、「その話を引き合いに出すのは卑怯だ。」です。これは、「その話を例に出すのはフェアではない」という意味を表す例文です。この例文も、例えば昔と現在とを比較する、というようなニュアンスが含まれています。

この例文も2つ目のものと同様、状況によっては相手にとって「卑怯だ、それはフェアではない」という気持ちを高める原因になることがあります。何かを引き合いに出す際にはその状況と相手の反応を良く見極めていきましょう。

引き合いに出すの英語での言い換えは?

引き合いに出すの英語での言い換え①cite

英語学習

引き合いに出すの英語での言い換えの1つ目は、「cite」です。この単語は、直訳すると「引用する」という意味になり、転じて「引き合いに出す」という意味で使える英語となります。具体的な英語例文を挙げると、例えば「He cited my statement in the past.」などがあります。

これは、「彼は私の過去の発言を引き合いに出した。」という意味の英語例文です。この例からも分かるように、誰かが実際に言った言葉、あるいは書物に書かれた言葉などを引用したい場合にこの「cite」という英語を使用すると良いでしょう。

引き合いに出すの英語での言い換え②ask for inquiry

調べもの

引き合いに出すの英語での言い換えの2つ目は、「ask for inquiry」です。これは、記事冒頭でもご説明した、特にビジネスで使用される「取引前に問い合わせる」という意味の「引き合いに出す」を英語にした表現です。「inquiry」は「問い合わせ」、「ask for」は「聞く」という意味です。

具体的な英語例文を挙げてみると、例えば「We asked for inquiry about the product.」、「その製品についての問い合わせをした。」という形で使用することができます。この「inquiry」という言葉はビジネス英語でも頻繁に使用される英語です。

別の人を引き合いに出す人の心理5選

別の人を引き合いに出す人の心理①自己信頼感が低い

自己肯定感なし

別の人を引き合いに出す人の心理の1つ目は、「自己信頼感が低い」です。「自己信頼感」とは、文字通り「自分自身を信頼する感覚」です。言い換えると、「何があっても自分は大丈夫」という気持ちがあるという状態です。

基本的にこの自己信頼感が低い人は、それを外の世界にも投影しますので相手のことも信頼できません。したがって、相手の良くないところや自分のそればかりに目が向くため、別の人を引き合いに出して比較しようとします。

別の人を引き合いに出す人の心理②自分に自信がない

自信なし

別の人を引き合いに出す人の心理の2つ目は、「自分に自信がない」です。自分に自信がない人は、自分と他者を比較しやすい傾向にあります。常に「自分は足りない」と欠乏感でいっぱいなので、他人と比較しては落ち込みます。

人生を豊かにするには、まずは1つ目に挙げた「自己信頼感」を基に色んな物事にチャレンジし、自分への自信をつけていくことが欠かせません。他人と引き合いに出して自分を作るのではなく、自分らしさや自分が得意なことに集中する方が効率的だと言えるでしょう。

別の人を引き合いに出す人の心理③競争心が強い

競争心

別の人を引き合いに出す人の心理の3つ目は、「競争心が強い」です。すぐに別の人を引き合いに出して自分や他人を比較したがる人は、競争心が強いとも言えます。常に相手と戦って、自分が勝つということでしか自分の強さを保持できません。

もちろん、ある程度の競争というのは社会にとっても利があります。それによってより良い製品やサービスが生まれますよね。ただ、これも行き過ぎるとただ戦いたいだけの人になってしまいます。その点には注意しましょう。

別の人を引き合いに出す人の心理④人の目を気にしてしまう

気にする人

別の人を引き合いに出す人の心理の4つ目は、「人の目を気にしてしまう」です。別の人を引き合いに出す人は、言い換えると周りの人の目に敏感な人です。常に他人を比較対象と思っているため、その動きを観察しているとも言えます。

特に社会で仕事をしていく上である程度、人目を気にするというのはスキルとして必須のものです。しかし、これも行き過ぎると人目を気にしすぎることで相手と常に自分を比較してしまい、疲弊してしまいます。

別の人を引き合いに出す人の心理⑤向上心が高い

向上心高い人

別の人を引き合いに出す人の心理の5つ目は、「向上心が高い」です。別の人を引き合いに出す人は、他人と比較しながら自分を成長させていくという視点から見れば「向上心が高い」とも言えます。この傾向をぜひ仕事などでもポジティブに使っていきたいものです。

「引き合いに出す」の意味やその使い方をマスターして活用してみよう!

評価される女性

当記事では、「引き合いに出す」という言葉の意味や使い方について、具体的な例文を交えながら詳しくお伝えしてきました。また、記事後半では「別の人を引き合いに出す人の心理」についても触れました。あなたもぜひ当記事内容を参考にして「引き合いに出す」という言葉の使い方をマスターして活用してみてください。

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