無能な働き者・有能な怠け者とは?特徴ややる気のある無能からの脱却も

社会には、無能な働き者と有能な怠け者が存在します。日本人のサラリーマンの特徴に置き換えることができるこの言葉は、意味を知っておくとつらい社会に出た時や、これからの仕事で意識を改めることができます。今回は、無能な働き者と有能な働き者の特徴や脱却方法を紹介します。

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無能な働き者・有能な怠け者とは?

ハンス・フォン・ゼークトの組織論から生まれた言葉である

ゼークトの組織論は社会にも置き換えられる

ハンス・フォン・ゼークトとは、第一世界大戦中に連合方面軍の参謀長を務めたドイツの軍人です。ゼークトは、軍人を4つのタイプに分けました。これがゼークトの組織論です。この中では、人間が有能な怠け者・有能な働き者・無能な怠け者・無能な働き者の4つに分類するとされています。

無能な働き者・有能な怠け者は日本人においても言い換えることができる

ゼークトの組織論は社会にも置き換えられる

ゼークトが唱えたゼークトの組織論から生まれた有能な怠け者・有能な働き者・無能な怠け者・無能な働き者は、日本人の社会人に置いても言い換えることが可能です。自分を客観的に見た時に、一体自分はどこに当てはまるのか、一度考えてみると自分の立場を改めて理解することができます。

日本人のやる気のある無能と無能な怠け者は特に厄介

ゼークトの組織論は社会にも置き換えられる

有能な怠け者・有能な働き者・無能な怠け者・無能な働き者のうち、有能な怠け者と働き者は有能ですので、レベルの高さが伺えます。しかし、無能な怠け者ややる気のある無能は、無能ですので厄介です。働き方に疑問を持っている人は、自分がこの2つに該当していないかどうか、チェックしてみるとよいでしょう。

無能な働き者の特徴5選

無能な働き者の特徴①物事の流れを把握していない

物事の流れを把握しない無能な働き者

無能な働き者の特徴の1つ目は、物事の流れを把握していないことです。ただなんとなく、ぼんやりと仕事をしている日本人は、物事の流れを把握していないことが多く、なぜこの作業をしているのか意味を知りません。すると、責任感はおろか仕事に対しての姿勢もネガティブになってしまいます。

また、物事の流れを知らないがゆえに、イレギュラーなことすらも正しいと信じ込み、ひたすら自分勝手にふるまうこともままあります。ぼんやり働くだけならまだ良いですが、イレギュラーなふるまいをする人は、他人へ迷惑をかけることもあるため、注意が必要です。

無能な働き者の特徴②自己判断が多い

物事の流れを把握しない無能な働き者

無能な働き者の特徴の2つ目は、自己判断が多いことです。自己判断をするのは、自分の立場をわきまえていないが故の行動です。社会人の基本は、連絡・相談・報告です。これをすっ飛ばしてしまう人の多くが、自己判断ありきで動く傾向にあります。


日本人は縦社会を重んじます。連絡指揮系統を理解していない人は、無能な働き者の特徴であると言えます。自己判断は、責任問題にも関わる重大なリスクを伴った行動ですので、他人へ迷惑をかけることも多いため、こちらも注意が必要です。

無能な働き者の特徴③プライドが高い

物事の流れを把握しない無能な働き者

無能な働き者の特徴の3つ目は、プライドが高いことです。仕事ができないのに、日本人の中にもプライドだけは高い性格という典型的な人は意外と周りを見渡すとたくさんいるものです。そんな、プライドが高い人は基本的に自分の力量を信じて疑わない、勘違いをしている人です。

プライドが高い日本人は、とくに自信を失った時の落ち込み方も大きいものです。こういったタイプもまた、勘違いによって他人へ危害を加えることがあるため、注意しておきましょう。ちなみに、次の記事ではプライドが高い人についてまとめています。自己判断したい人はぜひ参考にしてみてください。

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無能な働き者の特徴④自己アピールが強い

物事の流れを把握しない無能な働き者

無能な働き者の特徴の4つ目は、自己アピールが強いことです。たまたま自分が携わった過去の功績や、自分の努力アピールが過ぎる人は、無能な働き者である可能性が高いです。出来て当たり前という考えよりも、自分だからできたという思考が強いがゆえに引きおこる勘違い思考です。

日本人は、「自分が〇〇しました!」とか「〇〇したのは自分です!」のような、自己アピールが過ぎる場合は、この人は実績で認められない人なんだなと判断されやすい傾向にあります。必要以上の自己アピールは自分の印象も下げるということを知っておきましょう。

無能な働き者の特徴⑤責任感が薄い

物事の流れを把握しない無能な働き者

無能な働き者の特徴の5つ目は、責任感が薄いことです。仕事に対して、自分はやれと言われたことだけをやっているため、何の責任もないと考える人はまさに、責任感の薄い無能な働き者であると言い換えることができます。

責任感は、仕事を行う上での根幹にかかわるものです。自分が失敗することで、会社や上司、さらには周囲へこういった不利益があるということを理解していないということでもあるため、無能債を露呈しているということにも気づきません。

有能な怠け者の特徴5選

有能な怠け者の特徴①全体流れを把握している

有能な怠け者の特徴

有能な怠け者の特徴1つ目は、全体流れを把握していることです。これは、自分が今、この会社の中でどの立場にあり、自分がするべき仕事はこれであると理解していることです。そのため、必要以上の仕事はしませんし、自分が請け負っている仕事はきちんと最後までこなすことができます。

また、有能な怠け者は、会社全体の仕事の流れを把握しているため、仕事の責任に関しても、自分が負える範囲をきちんと理解し、実行しています。そのため、周りの人からもいざという時に頼られることが多いのが特徴です。

有能な怠け者の特徴②自分の力量を把握している

有能な怠け者の特徴

有能な怠け者の特徴の2つ目は、自分の力量を把握していることです。有能な怠け者は、自分がどれくらいの能力があり、これはできるがこれはできないという判断をしっかりつけることができます。そのため、無駄に仕事を請け負うことはまずありません。

有能な怠け者は、基本的にはタイプは怠け者に分類されますので、積極的に仕事をする姿勢にはありません。しかし、できる範囲での仕事はしっかりするため、会社では重宝されることが多いタイプの人格であると言えます。

有能な怠け者の特徴③力の抜き方を知っている

有能な怠け者の特徴

有能な怠け者の特徴の3つ目は、力の抜き方を知っていることです。仕事をしていると、この仕事は重要で、この仕事は大したことがないと知るタイミングがやってきます。有能な怠け者は、基本的な知識がしっかりあるため、そうした力の抜き方についても理解しています。

そのため、周りからはこの人の仕事態度は緩いという目でも見られやすいものですが、実際にはやるべきことはしっかりと仕事をしていると言うことも多いのです。しかし、こうした力の抜き時を知っている人を見た無能な働き者は、自分もこういうタイプであると勘違いすることもあるので、注意が必要です。

有能な怠け者の特徴④いざという時に動く

有能な怠け者の特徴

有能な怠け者の特徴の4つ目は、いざという時に動くことです。例えば、課や部全体のピンチがあった時、いざという時にタイミングよく動いてくれるのが有能な怠け者です。マニュアルや、仕事の流れを知っているため、誰よりも頼れる存在だと言うことも少なくありません。

ただし、有能な怠け者は基本的に自分の範囲外の仕事は好みません。そのため、よっぽどのことがなければ自分から進んで他人の仕事を積極的にすることはないでしょう。言い換えれば、有能な怠け者が積極的に働いているときは、課や部のピンチであると判断することができます。

有能な怠け者の特徴⑤時間配分が完ぺき

有能な怠け者の特徴

有能な怠け者の特徴の5つ目は、時間配分が完ぺきであるということです。有能な働き者は、残業をしません。これは、仕事に応じた時間配分を頭の中でしっかりイメージしているからです。不要な残業や、作業はしないのが有能な怠け者の鉄則です。


残業をしないことで、周囲からはあの人は仕事に対しての意欲がないとか、仕事をしないなんて勘違いもされやすいですが、実際には自分ができる仕事をきちんとこなしているパターンがほとんどですので、有能であると判断することができます。

無能な働き者の仕事中の様子例3選

無能な働き者の様子例①無駄な作業が多い

無能な働き者の様子例

無能な働き者の様子例の1つ目は、無駄な作業が多いことです。効率的な仕事を知らない無能な働き者は、常に目の前の仕事を追うことだけで精一杯なことが多いものです。そして、後から振り返ってみた時、改めて無駄な作業が多かったと気づくことも少なくありません。しかし中には、それすら気づかない人もいます。

計画性をおろそかにしてしまう無能な働き者は、仕事をしているということだけに満足していることが多いため、仕事の時間を守れないことも多いです。また、変なこだわりを持って効率化をわざと図らない人もまた、無能であるケースがあります。

無能な働き者の様子例②残業がつらいアピール

無能な働き者の様子例

無能な働き者の様子例の2つ目は、残業がつらいアピールです。仕事を時間内に終えることのできない無能な働き者は、残業を良しとしていることが多いものです。その結果、「昨日も〇時まで残業してつらいよ!」といった、自己アピールをすることが多々あります。

しかし、残業をする=仕事ができないという考えに直結させることができないため、自分の無能さに気づかないことも多いです。仕事をしている自分の姿に酔っていることも多い、勘違いを起こした人もまた、こうした残業つらいアピールをすることがあります。

無能な働き者の様子例③失敗を他人に擦り付ける

無能な働き者の様子例

無能な働き者の様子例の3つ目は、失敗を他人に擦り付けることです。一番他人への害を与えるのがこのタイプの無能な働き者の様子です。仕事でミスをしたのは、一緒に働いてた〇〇さんのせい!のように、自分の責任には一切触れません。

プライドが高い日本人は特に、自分の能力を疑うことがありませんので、自分が責任を負っているということには触れることがないものです。また、こうした人は他人を陥れることすらいとわないことが多いため要注意が必要です。

自分が無能な働き者でつらい!脱却する方法3選

つらい無能な働き者の脱却方法①仕事の流れを把握する

無能な働き者の脱却法

つらい無能な働き者の脱却方法の1つ目は、仕事の流れを把握することです。実際に取り組む前に、仕事の流れをしっかり理解しましょう。そのうえで、どういった作業をどのように行えばいいか具体的な計画を持って取り掛かることが大切です。

また、仕事の流れを知っておくことで、イレギュラーなことにも対応することができるようになります。基礎がしっかりしていない人は、何事にもつらい中途半端な状態になってしまうものですので、まずは仕事の流れという基礎をしっかり固めましょう。

つらい無能な働き者の脱却方法②時間配分を考える

無能な働き者の脱却法

つらい無能な働き者の脱却方法の2つ目は、時間配分を考えることです。物事には締め切りというものが存在します。いつまでもダラダラとやっていて様な仕事は存在しません。しっかり締め切りという時間を意識し、時間配分を考えましょう。

時間配分ができるようになると、自然と仕事の効率化を考えるようになります。こうすることで、仕事をスムーズに進めることができるようになるため、非常におすすめです。また、1日の時間配分だけでなく、年間の仕事スケジュールなども立てておくと、日々の仕事のペースをつかむことができます。

つらい無能な働き者の脱却方法③自分の立場や力量を知る

無能な働き者の脱却法

つらい無能な働き者の脱却方法の3つ目は、自分の立場や力量を知ることです。無能な働き者の中には、自己判断もいとわない人間がいます。これは、自分が会社の歯車の1つであると言うことを知りません。まずは、自分の立場を知りましょう。こうすることで、自分がするべき仕事を理解することができます。

また同時に自分の力量についても把握しておきましょう。こうすることで、無駄な仕事を押し付けられることもありませんし、自分が負える責任以上のことをすることがありませんので、リスクを低くしておくことものできます。

無能な働き者の部下の使い方・対処方法は?

無能な働き者の部下の使い方・対処法①基礎の徹底

無能な働き者の対処法

無能な働き者の部下の使い方・対処法の1つ目は、基礎の徹底です。基礎がなっていない部下は、仕事の幅も広がりません。まずは、仕事の流れや接客・応対方法についての基礎を優しく教えてあげましょう。また、プライドが高い人に対しては、ほめて伸ばすことを念頭において接しましょう。

無能な働き者の部下の使い方・対処法②責任についてを明確にする

無能な働き者の対処法

無能な働き者の部下の使い方・対処法の2つ目は、責任についてを明確にすることです。責任がないと、無責任な行動に走ることもあります。こうしたことがないよう、ミスの事例や責任の負い方を説明しておきましょう。ただし、過剰な責任の明確は、パワハラととられることもあるため気をつけましょう。

無能な働き者の特徴をよく知り自分もならないように気をつけよう!

無能な働き者にならないように気をつけよう

無能な働き者は、よく観察してみると特徴によってはっきりと見分けることができます。今回紹介した特徴を参考にすれば、自己判断することも簡単にできます。みなさんもぜひ、今回の記事を参考に、会社でも厄介な立場である無能な働き者にならないよう十分気を付けてみて下さいね。


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