四半期・4半期の意味とは?上半期・上期や下半期はいつからいつまで?

上半期、下半期、四半期(4半期)、上四半期など、ビジネスの中ではとにかく期間を表す言葉が多いものです。中でも、四半期とは何なのかパッとしない人も多いものです。今回は四半期をはじめ、期間を表す言葉について紹介していきます。

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「四半期」の意味や読み方とは?

四半期(4半期)の読み方とは「しはんき」である

四半期

四半期(4半期)の読み方は、「しはんき」と言います。数字の四(4)は、”よん”と読みたくなるところではありますが、この場合は”し”と読むのが正解です。長らくビジネスシーンにいる人なら、四半期もよく耳にする機会が多いことでしょう。

とはいえ、新社会人やこれから面接を控える学生にとっては、あまり耳馴染みのある言葉ではないため、”しはんき”という言葉を聞いただけでは、四半期を思い浮かべることはそうそうないかもしれません。しかし、ビジネスシーンでは重要となるキーワードでもあるのでよく覚えておくのがよいでしょう。

ちなみに、四半期以外にも、上四半期、下四半期といったように色々な言葉が存在します。これらはそれぞれ、”かみしはんき”と”しもしはんき”と読み、四半期同様期間を表す言葉としてよく使われますので、ぜひ読み方についてはチェックしておきましょう。

四半期(4半期)の意味とは1年を4つに分けた3か月ごとのこと

四半期

読み方がわかったところで、四半期(4半期)とはどういう意味を持つのか具体的に説明していきます。簡単に言うと、四半期(4半期)とは1年、つまり12か月を4等分した機関の範囲を表す言葉です。1年は12か月あり、それを4等分すると3か月になりますね。

つまり、四半期(4半期)では3か月を1つのまとまりとして区分することになります。ただし、四半期の区分については、各社様々です。というのも、この四半期(4半期)のスタートは基本的に決算期の翌月を指す言葉ですので、3月が決算の会社ならばスタートは4月が四半期(4半期)のスタートであると言えるのです。

官公庁をはじめ、多くの会社が、4月をスタートしていることもあるため、広く一般的には四半期の始まりは4月であると認識されていますが、会社によっては異なることもあるため、取引先とやりとりをする際には、きちんと3月が決算ですか?と確認を取るのがよいでしょう。

四半期は上期と下期に分けることができる

四半期

四半期は、12か月を4等分しますが、さらにそれを2等分することもできます。前半の6か月(3か月+3か月)を上四半期(上半期・上期)、後半の6か月(3か月+3か月)を下四半期(下半期・下期)と、表現することができます。

まずはおおまかな上四半期(上半期・上期)、下四半期(下半期・下期)といったように分け、データを解析したうえで、より詳細な四半期ごとのデータを解析を行うという会社も少なくありません。色々な角度からデータの解析ができるため、色々な区分を設けて伸ばしたい点や改善点について考察することができます。

ちなみに、データ分析は仕事の目標設定をするうえでも大切な要素です。次の記事では、データをもとにどんな仕事の目標設定をすればいいかを紹介しています。管理シートの書き方なども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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「四半期」の区分はいつからいつまで?

いつからいつまで①4月~6月(第一四半期・上四半期・上半期)

四半期

四半期の区分はいつからいつまで?という疑問の1つ目は、第一四半期の4月から6月までです。これは先ほども言った通り、3月を決算月にしている会社の場合のものとなります。スタート月である4月から3か月の6月は、第一四半期とも言われ、上四半期(上半期)にも該当する期間です。

第一四半期、つまり4月から6月までの上半期の期間は今年度のスタートでもありますので、1年の経営を順調に行うために色々な準備や、新しい企画など、やることは盛りだくさんの時期です。また、新入社員が入ってきたり、人事異動などによって新しいことを始める時期でもあります。

いつからいつまで②7月~9月(第二四半期・上四半期・上半期)

四半期

四半期の区分はいつからいつまで?という疑問の2つ目は、第二四半期の7月から9月までです。こちらも、3月を決算月にしている場合の区分となります。7月から9月までの3か月間は、第二四半期と呼ばれ、もう1つの上四半期(上半期)に該当します。


いくぶん、仕事にも慣れてきたことでだいぶ要領を得てくるという人も多くなってくる時期です。ビジネスシーンでも、第一四半期の頃は、名前を覚えてもらうのが精いっぱいな新入社員も多かったですが、3か月もたつと徐々に仕事の内容を覚え、徐々に企画に携わっていくということも多いでしょう。

いつからいつまで③10月~12月(第三四半期・下四半期・下半期)

四半期

四半期の区分はいつからいつまで?という疑問の3つ目は、第三四半期の10月から12月までです。こちらも、3月を決算月としている会社の場合の区分となります。10月からの3か月間は、第三四半期と呼ばれている以外に、下四半期(下半期)と呼ばれることがあります。

下半期の始まりは、現在進めている企画を進行しつつも、徐々に決算のことも意識しながら進めていく時期になります。また、それとともに12月は一年の締めくくりにあたる月でもありますので、取引先回りをするという営業マンも多くなります。付き合いが多い人なら、忘年会も多くなるシーズンですね。

四半期はいつからいつまで④1月~3月(第四四半期・下四半期・下半期)

四半期

四半期の区分はいつからいつまで?という疑問の4つ目は、第四四半期の1月から3月までです。こちらもまた、3月決算の会社の場合の区分です。いよいよ、1年の集大成の時期である決算の時期です。1月から3月までは、第四四半期と呼ばれ、もう1つの下四半期(下半期)とも呼ばれています。

この時期が一番忙しい時期で、1年単位で企画を打ち出している会社ならば、成果を見せるとともに、今年度かかった収支決算をしなければなりません。また、来年度に向け、予算を組んだり、目標を立てたりしなければならない大事な時期です。

「四半期」の概念は何のためにある?

四半期の概念①データの分析に便利

四半期

四半期の概念の1つ目は、データの分析に便利であるということです。データを分析するにあたり、1年を等分することで見やすくなりますし、季節を意識したデータ分析がしやすくなります。例えば、季節性が大切な商品を扱う会社なら、四季によって商品の売れ行きも変わります。

そうした、需要と供給の変化が見て取りやすくなるのも、四半期に分けることのメリットです。また、3か月ごとにデータを分けるので、事業や企画を進めるなかで、損失が出たときにも気づきやすくなるといったメリットもあります。

四半期に分けることにより、定期的に現在の進行状況が確認できるので、会社の現在の状況を客観的に確認することができるため、より安定的な経営がしやすくなります。つまり現在の状況をしっかり確認することが、長期的な会社経営のコツであるとも言えますね。

四半期の概念②予算を出すのに便利

四半期

四半期の概念の2つ目は、予算を出すのに便利であるということです。先ほど、データ解析をするのに、四季を意識したデータ解析ができるという点について説明しました。これは、予算を出すのにも活かされています。とくに、衣類や家電などは季節によって需要が大きく変化します。

四半期は主に、3月決算の会社であれば、それぞれが春夏秋冬に該当しますので、季節を意識した商品の販売方針が出しやすくなるのです。そのため、世間のニーズを意識した予算が出しやすくなり、より事業を円滑に進めやすくなるといったメリットがあります。

また、予算を組むにあたり前年度予算との比較をすることもしやすくなります。明確に、どの商品の需要が減り、どの商品の需要が増えたといった、具体的な動向をとらえやすくなるため、より正確な予算組みにも役立ちます。

知って得するビジネスの豆知識5選

ビジネス豆知識①決算月は会社によって違う

四半期

ビジネス豆知識の1つ目は、決算月は会社によって違うという点です。先ほどから述べている通り、決算月は会社によってまちまちです。3月のところもあれば、12月のところもあるのが実際のところです。ちなみに、官公庁では3月を決算月としており、4月を始まりの季節としています。

ビジネス豆知識②設立と創業は根本的に意味が違う

四半期

ビジネス豆知識の2つ目は、設立と創業は根本的に意味が違うということです。創業は、実は事業を開始した年を表す言葉なのです。そのため、個人で仕事を始めた時期もまた、この創業に入ります。次に、設立についてです。設立は、会社ができた年を表す言葉なのです。

ビジネス豆知識③年と年度は使い方が違う

四半期

ビジネス豆知識の3つ目は、年と年度は使い方が違うという点です。年は基本的に1月から12月までの12か月を表します。一方、年度というのは事業の開始から決算までの1年を表した言葉ですので、会社や官公庁で使われている会計年度がもととなっている言葉です。

ビジネス豆知識④御社と貴社は使い方が違う

四半期

ビジネス豆知識の4つ目は、御社と貴社は使い方が違うという点です。御社は基本的に自分が相手に対して話すときに使う言葉です。そして、貴社は相手に対して書くときに使う言葉です。履歴書に書く場合には貴社を使うようにしましょう。

ビジネス豆知識⑤当社と弊社は使い方が違う

四半期

ビジネス豆知識の5つ目は、当社と弊社は使い方が違うということです。自分の会社を表現する言葉と言えば、当社と弊社です。当社は、これは自分の会社の人に向けて使う言葉として広く一般的に浸透しています。一方、弊社は他の会社の人に対して使う言葉として使われています。

「四半期」の意味をしっかり把握しよう!

四半期

四半期という言葉は、会社に勤めている方なら知っていて当然の言葉でもあります。四半期を意識しながら働くことにより、働き方にメリハリもでます。ぜひ、みなさんも四半期の意味や使い方について知り、自分なりの働き方改革をしてみてくださいね!


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