仕事の目標設定・管理シートの書き方は?技術職など職種別の記入例も
企業内や組織内の目標設定は、個人のモチベーションを管理して高めるだけではなく、正しい査定などのためにも有効です。今回は、目標設定シートの意味や意義、そして書き方や記入例などをご紹介します。技術職や営業職の方はぜひチェックしてくださいね。
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効果的な目標設定の方法・コツは?
効果的な目標設定の方法や管理のコツ①個人レベルで設定する
効果的な目標設定の方法や管理のコツの1つ目は、個人レベルで設定することです。ワンフォーオールにオールフォーワンと言いますが、チームとしての結果を出すためには個人単位での意識の変化が重要です。個人だからこその目標設定を行うことで、まずは己の意識を高めれば結果的にチームに貢献することになります。
またチームの中には有能な人もいればそうでない人がいるのも当たり前です。チームとしての目標を設定したところで、その中での個人的な目標設定は変わりますよね。それぞれが無理をせずに少しだけ背伸びをする数字を個人レベルで共有していることで、お互いをフォローし合えるような環境作りにも貢献してくれます。
効果的な目標設定の方法や管理のコツ②チームレベルでも設定する
効果的な目標設定の方法や管理のコツの2つ目は、チームレベルでも設定することです。個人の目標を設定するのと同時にチームの目標も据えて、両方の進行状況や目標達成状況が相対的に視認できるような目標作りをしていきましょう。個人がどれだけ結果を出しても、結局最終的に求められるのはチームの結果です。
個人の目標達成の結果としてチームは今どれくらい達成できているのかが分かれば、スパートのかけかたも共有できます。当然チーム自体のモチベーションアップにも効果的です。みんなで同じ目標を達成するために頑張るというのは、それだけで絆が深まるものです。個人での目標設定の意義にも反映し合います。
効果的な目標設定の方法や管理のコツ③仕事が重圧にならないようにする
効果的な目標設定の方法や管理のコツの3つ目は、仕事が重圧にならないようにすることです。高い目標設定をしてモチベーションを高めていくことは立派ですが、あまりに地に足が付いていないような目標設定をしても自分が辛くなるだけですよね。目標設定が「果たさなくてはいけないノルマ」として重圧になっては駄目です、
もちろん目標設定には最低限の緊張感とプレッシャーを生み出すという目的もありますが、それで縛られてしまって心の余裕すらも失ってしまっては、視野を狭めることで逆にハイリスクになってしまいます。心地よい緊張感を維持するための目標設定をして管理していくことで、精神面のバランスも取っていくことができます。
効果的な目標設定の方法や管理のコツ④目標設定シートの意義を知る
効果的な目標設定の方法や管理のコツの4つ目は、目標設定シートの意義を知ることです。個人で目標を決め、チームで目標を決め、その最たる目的は「組織としてのスキルと実績アップ」のためです。その中で「個人のスキルアップ」をどのようにしていくかを可視化し、引いては組織へどう貢献するかを意識します。
また上司は「部下のマネジメントの方向性」も視覚化されますので、指導のベクトルの指針にもなります。最終的に出た結果や実績を基にして、部下の査定の指針にするのです。1つの目標設定シートの持つ目的の多様性を理解することで、広い視点で「目標設定の意義」を意識し業務に取り組むことができるようになるでしょう。
目標設定は、個人レベルでもチームレベルでもそれぞれ設定することが大切です。チームワークを共有するだけではなく、一個人としてのスキルアップの意識も高めていきましょう。
目標設定シートの書き方・記入例は?
目標設定シートの書き方や記入例や例文①事務職の場合
目標設定シートの書き方や記入例や例文の1つ目は、事務職の場合です。事務職は整理整頓を念頭に置きつつ、仕事の受注状態や発注状態の管理をしていきます。例えば「精度向上のためにマニュアルを編集や修正をする」「現状の保管スペースの整理整頓をして、収納スペースを半分に軽減する」などです。
事務職は仕事の変移が少ないことから、タスクを効率化させていくことが求められます。なので書類やデスクをできる限り簡略化していくことが業務の速度やコストパフォーマンスに直結するという考え方です。マニュアルに関しては、更新頻度が少ない内容のものを修正対象に加えることで効率化を図りましょう。
目標設定シートの書き方や記入例や例文②技術職の場合
目標設定シートの書き方や記入例や例文の2つ目は、技術職の場合です。目標設定シートに書く内容は、業績や目標を可視化する目的を忘れずに「数値」として記入することがポイントです。発注数や受注数や業績はもちろん、納期やスケジュールなども明確な数字を書くことによって曖昧さを回避できます。
技術職の例は「2019年1月31日までにデータ採集」「新規の製造の特許取得を3件、上半期終了までに」などのように、ハッキリとした明記があることで具体的な目標となり共有もしやすくなります。自分がこれから何を目標として日程を調整していくのかが分かると、逆算できるので「今日明日何をするべきか」が掴めます。
目標設定シートの書き方や記入例や例文③営業職の場合
目標設定シートの書き方や記入例や例文の3つ目は、営業職の場合です。この場合も数値の記入が非常に重要で、目標を見えるようにしていきましょう。そしてその目標を達成するために自分がどう行動していくか、そして業績を上げた先にある「組織としての目標」も書くことで、自分の仕事の意義を明確にします。
記入例としては「新規の顧客獲得(月々30件、年間360件)」「商品Aの販売拡大、シェア率拡大(年間売り上げ5億円目標)」などになります。訪問販売などの場合は訪問数と顧客獲得数をそれぞれ記入します。査定をする上司があなたを正しく判断できるように、あらゆる事象を数値化しましょう。
また営業職については、販売実績数だけではなく業務そのものがマーケティングとしての機能も持っています。なので販売や売上以外にも、自分が業界や業界外に対してどのようなマーケティングをしていきたいかや、今抱えているマーケティング案件の着地点のビジョンなども明記しておくとより完成度が上がります。
目標設定シート記入のポイントは、できるかぎり曖昧さをカットすることです。分からないから書けないというのではなく、自分で明確なゴールを設定して「目標を可視化する」ことこそがモチベーションとなります。
目標を達成する方法は?
技術職などにも使える目標を達成する方法①スパンごとの目標を決める
技術職などにも使える目標を達成する方法の1つ目は、スパンごとの目標を決めることです。目標設定シートには月や年などの広いスパンで記入するのが普通ですが、それとは別に自分の中で「週や日」の短いスパンの目標を決めましょう。毎日常に目標と対峙できるので、トータル期間での業績上昇がイメージしやすくなります。
技術職などにも使える目標を達成する方法②現実的な目標を立てる
技術職などにも使える目標を達成する方法の2つ目は、現実的な目標を立てることです。地に足の付いた目標を立てるからこそ、それを達成するための機転や自己鍛錬のモチベーションになります。絶対に達成できないような非現実的な目標ではやる気も長続きしませんから、前年を越える程度の絶妙な塩梅を見つけましょう。
技術職などにも使える目標を達成する方法③下手な自己啓発はしない
技術職などにも使える目標を達成する方法の3つ目は、下手な自己啓発はしないことです。前項でご紹介した目標達成シートの記入例でも触れましたが、必要な目標は極めて現実的なものです。「前年比」「実績」「シェア率」「販売数」など、数値で表せるような明確な目標を持つべきです。そこに「気持ちの問題」はありません。
もし結果が思うように出なくても「自分が頑張らなかったから」「やる気が足りなかったから」と落ち込むのは、目標設定の本質が掴めていません。精神性よりも「これからどうするべきか」の現実的な具体案を常に追い求めていけるように、自己管理をしていきましょう。目標未達成は、次の達成のための最も身近なヒントです。
目標を達成するためには、目標そのものを常に身近に感じておくことが必要です。週ごとや日ごとなど短いスパンでの目標を決めて、常日頃から意識を高く保ちましょう。
正しい目標設定でモチベーションを上げていこう!
いかがでしたか?目標設定シートの意味や概要、そして目標設定シートの書き方やポイントをご紹介しました!事務職など、業務内容を数値化することが難しい業種も多いかと思います。ですが、だからこそ曖昧さを回避して数字で可視化することにより、目的意識が共有されますしあなたの査定も正しく行われるのです。
また目標設定シートと内容や目的がよく似ている「チャレンジシート」の書き方について纏めた記事がありますので、こちらもご紹介します。今回解説した目標設定シートの書き方以外にもコツを記載していますので、今回の記事と併せてぜひご参考ください。完成度の高いシートを作り、日々の業務への意識を高めていきましょう。
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