愛憎の意味とは?心理状態や愛憎劇を描いたおすすめのドラマ・小説も

愛憎と言うとドラマや小説のイメージですが、これはどのような心理状態なのでしょうか。愛憎という言葉の意味だけではなく、愛憎劇の心理的な背景、そして愛と憎しみが紙一重のそれを描き出しているおすすめのドラマや小説についてご紹介します。

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愛憎の意味とは?

愛憎の意味とは:愛と憎しみ

喧嘩をした女性

愛憎の意味とは、「愛と憎しみ」というものです。読んで字のごとく、愛と憎しみの感情のことを愛憎と呼びます。通常、愛情は愛と憎しみの入り混じった複雑な感情を抱くことを言います。愛情だけ、憎しみだけということはありません。

愛憎の使い方の例:「愛憎が入り混じる」「愛憎の念を抱く」

頭を抱える女性

愛憎の使い方の例としては「愛憎が入り混じる」「愛憎の念を抱く」というものがあります。どちらも、「愛と憎しみ」という相反する感情を一度に持っていることを表すために、使われていますね。愛と憎しみが紙一重になっているような状態のことを、「愛憎入り乱れる感情」と表すことが多いです。

愛憎の英単語:ラブ・アンド・ヘイト

相手を睨む女性

愛憎を英単語で表現しようとすると「love and hate」となります。一単語で表現することができるわけではなく、愛と憎しみをそれぞれ並列で並べて表現するのが、英語で言う「愛憎」となります。二つの対立する感情が一度に生まれる複雑な人間の心を、単純な単語の並列で表現しているのは面白いですね。

愛憎の心理状態5選

愛憎の心理状態➀可愛さ余って憎さ百倍の状態


頭を抱える女性

愛憎の心理状態の一つ目は、「可愛さ余って憎さ百倍」の状態になっているというものです。人間は何かに対して愛情を抱く生物ではありますが、それが裏切られた瞬間に、同じだけの質量の負の感情を相手に向けることになります。それまで、自分の心を向けていた相手に対して、いきなり「無」になることはできません。

無関心になることはできないけれど、愛することもできなくなってしまったとき、人は相手に愛情と同じだけの質量の憎しみを向けます。「好きの反対は無関心」と言いますが、憎しみを向けるということは、愛情がなくなってしまったと言うわけではないということですね。相反する二つの感情を抱いているのです。

愛憎の心理状態②依存心と紙一重の強い愛情に悩まされている

相手の方を見る女性

愛憎の心理状態の二つ目は、依存心と紙一重の愛情に悩んでいるというものです。愛憎という二つの相反する気持ちを抱き続けるエネルギーは生半可なものではありません。その感情を維持する元となるのは、相手への依存心です。それほどまでに強く相手を意識しているということになるのです。

愛憎の心理状態③強い支配欲と思い通りにならない苛立ちの同居

そっぽを向く男女

愛憎の心理状態の三つ目は、強い支配欲と思い通りにならない苛立ちの同居というものです。強すぎる愛情を持っている人は、相手を自分のものにしたいという支配欲を抱きます。ですが、それが思い通りにならなければ、だんだんと相手に苛立ちを覚え、それが憎しみに変わっていくでしょう。これが愛憎の元となります。

元々支配欲が強い人は、その支配欲を持て余した苛立ちを憎しみに変化させやすいものです。つまり、支配欲の強さは、そのまま愛憎の気持ちの生まれやすさに繋がるということですね。支配欲が強い人について詳しく知りたいという方は、ぜひ以下の関連記事もご覧ください。

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愛憎の心理状態④捨て去りたいけれど捨て去れない強い感情に戸惑う

悩む女性

愛憎の心理状態の四つ目は、捨て去りたいけれど、捨て去ることのできない強い感情に戸惑うというものです。愛憎の気持ちを抱いている人は、自分の気持ちに疲れ切ってしまっていることが多いでしょう。ですが、愛憎は捨て去ることのできない愛情に起因した感情です。やめたくてもやめられない辛さに戸惑うことになります。

愛憎の心理⑤常に乱れていて安定した状態のときがない

悩んでいる女性

愛憎の心理状態の五つ目は、常に乱れていて安定した状態のときがないというものです。愛憎の気持ちはコントロールできるものではありません。少しでも忘れられる時間があれば良いのですが、愛憎の真っただ中にいる人は、常に精神が乱れた状態で安定しない気持ちを味わうことになるのではないでしょうか。

愛憎劇を描いたおすすめのドラマ3選

愛憎劇のドラマ➀重厚な英国の雰囲気を味わう「ダウントン・アビー」

頭を抱える男女

愛憎劇のおすすめドラマの一つ目は、「ダウントン・アビー」です。1910年から1920年代のイギリス貴族、そしてその館で働く使用人たちの人間模様をえがいたこのドラマは、重厚な雰囲気の中に人間の愛憎を描いており、とても評価の高いドラマです。シーズン6まで制作されており、日本でも放送されていました。

このドラマの中の愛憎劇は、大人の男女間の中で入り乱れるドロドロしたものです。貴族という身分はもちろんのこと、戦争や結婚に対する古い価値観のある時代背景が愛憎劇に絡むのが特徴ですね。醜聞を恐れる貴族の愛憎、使用人同士での恋愛や憎しみが描き出されているので、愛憎劇好きにはおすすめですよ。


愛憎劇のドラマ②韓流愛憎ドラマらしいドロドロ「華麗なる誘惑」

悩む女性

愛憎劇のおすすめドラマの二つ目は、韓流ドラマの「華麗なる誘惑」です。韓流ドラマというと、恋愛ドラマや歴史関係のドラマが思い浮かびますが、恋愛関係のドラマにつきものなのが愛憎劇でしょう。韓流ドラマは純愛を描きつつも、やはりその中にはどろどろの愛憎劇が含まれているものが多く、それも人気の秘密です。

「華麗なる誘惑」は、夫の死の真相を探ろうとするヒロインが、幼馴染たちとの再会を通じて愛と復讐に燃える姿を描いたものです。「華麗なる」という言葉を裏切ることなく、セレブ世界が中心となっており、憎しみ合っていた二人が手を結び、今度は復讐をするというような息もつかせぬ愛憎劇がおすすめのポイントです。

愛憎劇のドラマ③ポップに愛憎入り混じる青春なら「ゴシップガール」

悩む女性

愛憎劇のおすすめドラマの三つ目は、「ゴシップガール」です。ニューヨークのセレブ世界に生きる高校生たちの恋愛関係を描いた「ゴシップガール」は、その華やかな世界やファッションでも人気を集めた作品です。高校生を主人公にしているため、ポップではありますが、愛憎劇の濃さは大人の作品に引けを取りません。

セレブでお金を持った美男美女たちが、恋愛をして、憎しみを抱きながら成長していく姿は、どろどろの人間関係が好きな人には、ぜひ見てほしいドラマです。登場人物の中で、付き合ったことがない二人がいないのではと思えるほどに男女関係が派手な高校生たちの愛憎は、一般社会のそれとはかけ離れた世界の魅力があります。

愛憎劇を描いたおすすめの小説3選

愛憎劇の小説➀古典的な名作「嵐が丘」

喧嘩中の男女

愛憎劇のおすすめ小説の一つ目は、古典的な名作の一つである「嵐が丘」です。エミリー・ブロンテの描き出した世界は、暗く陰鬱ではありますが、その中に描かれるヒースクリフとキャサリンの愛は、単純なものではありません。英国の暗い背景描写も含め、息苦しくなるような愛憎劇が名作と言われるゆえんでしょうか。

ヒースクリフの執着や、キャサリンという人間の複雑さは、ドロドロの愛憎劇を求めている人はもちろん、深い人間ドラマを求めている方にもおすすめです。ただし、軽く読めるような小説ではないので、時間があるときにじっくり世界観に浸るつもりで読み始めると良いのではないでしょうか。

愛憎劇の小説②人間の業を知る「白夜行」

悩む女性

愛憎劇のおすすめ小説の二つ目は、東野圭吾の描き出す「白夜行」です。何度も映画化、舞台化、ドラマ化されているこちらの作品の内容については、知っている方も多いのではないでしょうか。ドロドロした人間関係というよりも、人間の業の深さや「愛とは何か?」について考えさせられる作品です。

愛憎劇の小説③長編で愛憎復讐劇を追う「巌窟王」「モンテ・クリスト伯」

頭を抱える女性

愛憎劇のおすすめ小説の三つ目は、「巌窟王」またの名を「モンテ・クリスト伯」です。名前は違いますが、内容は同じです。陥れられた主人公が、かつての恋人や友人に復讐をするという愛憎劇であり、古典的な名作でもあります。長編小説ではありますが、心理描写や展開が面白く、長いと感じることはないでしょう。

愛憎の心理を知って様々なドラマや小説を楽しもう!

愛憎は人間の心理の中でも欲深く、業が深いものです。抑えきれるないほどの恋愛感情を抱いたことがある人なら、普段の生活の中でも、愛憎にとらわれてしまう人もいるかもしれませんね。そうではない人も、愛と憎しみが紙一重のその心理を知っていれば、愛憎劇のドラマや小説を楽しむことができますよ。

愛憎劇が繰り広げられるシーンは滅多にありませんが、不倫恋愛に足を踏み入れた人や、その周囲の人間も、本物の愛憎劇を目にすることが多くなるのではないでしょうか。この不倫の恋をする人の心理について知りたいという方は、ぜひ以下の関連記事も併せてご覧くださいね。


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