不義理の意味・使い方・例文とは?不義理を働く/不義理をする
不義理を働く・不義理をするというように「不義理」という言葉を聞いた事はありますよね。しかし、日常的に使われる事の少ない言葉ではあります。とはいえ、いざ使うことになった際に使い方を間違えないよう、今回は不義理の意味・例文なども交えて「不義理」を解説します。
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不義理の意味とは?
不義理の意味とは➀義理を欠いた振舞いをすること
不義理の意味の一つ目は、義理を欠いた振舞いをすることです。義理とは、人間との関わりの中で、絶対に守らなければいけない道理のことを指します。すなわち、助けてもらった恩を忘れないということです。
不義理というのは、義理の反対に当たりますので、要するに、相手に恩を感じているにもかかわらず、それがなかったかのようなふるまいを指しています。また、恩を忘れるような行為も不義理と呼ぶのではないでしょうか。
不義理の意味とは②恩を仇で返すこと
不義理の意味の二つ目は、恩を仇で返すことです。恩を忘れるだけではなく、相手にとって仇となるような行為で返すというのは、確かに、義理を忘れた最悪の状況ですよね。相手を裏切るようなことをしたり、相手が嫌がるようなことをするのは不義理であり、人間であるならばそう簡単にできることではありません。
不義理の意味とは③他人からの借金を返さないこと
不義理の意味の三つ目は、他人からの借金を返さないことです。不義理には元々、借りたものを借りたまま返さないという意味があります。他人から借りたもので、返さなくても困る一番大きなものと言えばお金ですよね。そのため、不義理をすると言う言葉には、借金を返さないという意味が込められているのです。
もちろん、借りて返さないものであれば、お金ではなかったとしても、何でも不義理と呼んで構いません。「不義理をする」という使い方については、他の意味の「不義理」と同じですが、これに関しては文脈で判断するしかありませんね。
不義理の使い方・例文は?
不義理の使い方と例文➀「そんな不義理を働くなどできるわけありません」
不義理の使い方と例文の一つ目は、「そんな不義理を働くなどできるわけありません」というものです。具体的に不義理の内容を示していなかったとしても、「不義理」という言葉一つで、相手に対しての失礼に値するということを伝えることができます。また、「失礼なことはできません」というよりも重い表現ですね。
不義理の使い方と例文②「不義理を承知で転職をすることにした」
不義理の使い方と例文の二つ目は、「不義理を承知で転職をすることにした」というものです。不義理を働く相手、言い換えれば「義理を感じなければいけない相手」は、個人にとどまるものではありません。自分が助けてもらったり、恩をかけてもらった自覚があるのなら、個人ではなく、会社相手ということもあります。
そのため、「不義理を承知で転職をすることにした」という例文は、これまでお世話になった会社であることは分かっているけれど、自分の利益のために転職をすることにした」というものですね。自分を育ててくれた会社に対して貢献できるほどに働くことはできていないというところが、不義理の内容に当たります。
不義理の使い方と例文③「思いがけず不義理を働くこととなった」
不義理の使い方と例文の三つ目は、「思いがけず不義理を働くこととなった」というものです。不義理は、不義理を働く明確な意思を持ってするというだけではありません。自分の行動が、思いがけないところで不義理になってしまっているということもあるのです。例えば、お世話になった相手に連絡を怠ることも不義理です。
不義理の使い方と例文④「あいつは忠告も聞かずに勝手をする不義理な男だ」
不義理の使い方と例文の三つ目は、「あいつは忠告も聞かずに勝手をする不義理な男だ」というものです。不義理という言葉を使うのは、不義理をする側だけではありません。不義理をされた側も、不義理という言葉で相手の失礼さを婉曲に口にしてもかまわないのです。「あいつは失礼だ」というよりも、怒りを感じますね。
不義理な人の特徴4つ
不義理をする人の特徴➀何をするにもルーズ
不義理をする人の特徴の一つ目は、何をするにもルーズというものです。ルーズであるというのは、時間や締め切りもそうですし、約束事に対してもそうでしょう。守らなければいけない何かに対しての意識が低い人であるとも言うことができるかもしれません。待ち合わせ時間に必ず遅れてくる人などは、ルーズだと言えますね。
このようなルーズな人たちは、約束に対しても恩に対しても意識が低いと考えられます。不義理を働くことに対しても意識が低く、そもそも恩をかけてもらったという認識さえ甘いのです。そのため、不義理をすることに対して違和感や罪悪感を抱くこともなく、簡単に不義理なことができるのではないでしょうか。
不義理をする人の特徴②神経が太くて大胆
不義理をする人の特徴の二つ目は、神経が太くて大胆であるというものです。普通は、人間であるならば、かけてもらった恩を忘れることができません。自分が過去にどんなことで助けてもらったのかということを考えると、その相手に対して失礼なことはできないと考えるのが、普通の神経の持ち主です。
ところが、不義理を働くような人の場合には、そのような神経ではありません。助けてもらったことがある、世話になったことのある相手であったとしても、その相手に失礼な態度をとることに対する恥の気持ちがないのです。通常よりも神経が太くて大胆ですね。もちろん、神経の太さを通り越して、無神経という人もいます。
不義理をする人の特徴③自分に自信がある
不義理をする人の特徴の三つ目は、自分に自信があるというものです。不義理をする人は、そもそも、相手に対して「義理」がないという考えを持っているかもしれません。このような考え方になるのは、全てを自分自身の力で何とかしてきたという自負があるからです。そうであるならば、確かに「不義理」自体が成立しませんね。
相手からしてもらったことを「些細なこと」と思っているのならば、それくらいの義理を返す必要はありません。世間的に見れば不義理に値するようなことをいとも簡単にやって見せるのは、そもそも、その人の中で「不義理」という認識がされていないからです。自分に自信を持っている人はこの傾向がありますね。
不義理をする人の特徴④思い込みが強く極端な考え方に陥りやすい
不義理をする人の特徴の四つ目は、極端な考え方に陥りやすいというものです。相手から助けてもらったことがあるという意識はあっても、それと行動が結びつかない人もいます。思い込んだら最後、極端なことを勢いでやってしまうようなタイプの人間です。「こうしなければ」と思い込めば、不義理でもそれを通すでしょう。
この性格について理解するためには、極端な人の性格や特徴についてを理解する必要もありますね。以下の関連記事では、極端な性格をしている人の心理や特徴についてご紹介しています。また、上手に付き合う方法についても書いてありますので、参考にしてみてくださいね。
謝罪の手紙の書き方のポイントは?
謝罪の手紙のポイント➀必ず手書きで書く
不義理をした相手に対しての謝罪の手紙のポイントの一つ目は、必ず手書きで書くというものです。最近ではパソコンで簡単に文章を作ることができますが、こういった手紙には全く人間味がありません。謝罪の手紙は、心からの反省が伝わることが一番大事であり、内容はもちろん、書き手の思いが伝わらなければいけません。
そのため、謝罪の手紙を書くときには、絶対に手書きにしましょう。きちんと丁寧に文字を綴ってくださいね。乱れた字で書くと、相手を軽んじているようになってしまいます。読めないほどに字が汚いという方はパソコンの方が良いかもしれませんが、その旨をきちんと相手に伝えて、その点も謝ることが大切です。
謝罪の手紙のポイント②不義理を働くようなことをした過去を具体的に謝る
不義理をした相手に対しての謝罪の手紙のポイントの二つ目は、不義理を働くようなことをした過去を謝るというものです。不義理をしたのであれば、その内容について具体的に触れるようにしてください。感謝の言葉は曖昧でも相手に心が伝われば良いのですが、謝罪は具体性がなければ説得力に欠けます。
何について謝っているのか不明確な謝罪の手紙は、謝罪の気持ちが伝わらずに相手を苛立たせてしまうことになるでしょう。自分が何をして相手を怒らせてしまったのか、相手に対してどのような失礼を働いたのか、きちんと理解しているということを示すためにも、具体的な過去に触れて謝るようにしてくださいね。
謝罪の手紙のポイント③反省しているという言葉を入れる
不義理をした相手に対しての謝罪の手紙のポイントの三つ目は、反省しているという言葉を入れるというものです。相手に対して謝るというだけではなく、自分の心を入れ替えることにしたということが伝わらなければ、謝罪の手紙の意味が分かりません。深く反省して、二度としないということが伝われば、謝罪としては完璧です。
もちろん、きちんと丁寧な言葉で述べることも大切です。「もうしません」の一言では、小学生の反省文のようになってしまいますよね。不義理を働くようなことをした過去を反省しているのであれば、「反省している」「恐縮している」「今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いしたい」という旨を丁寧に書きましょう。
謝罪の手紙のポイント④書面での謝罪となったことを詫びる
不義理をした相手に対しての謝罪の手紙のポイントの四つ目は、書面での謝罪となってしまったことを詫びるというものです。失礼なことをした相手に対して、一番良い謝罪は対面で謝るというものです。しっかりと相手に顔を見せて謝ることで、自分の覚悟や反省を示すことができます。手紙という段階で失礼ではあるのです。
ですが、だからと言って、いつでも相手に会うことができるわけではありません。謝罪の手紙を送る際には、そのことを念頭に置いて、結びの言葉として「書面での謝罪となってしまったことを深くお詫び申し上げます」という言葉を忘れないようにしましょう。これで、対面を避けたわけではないことが伝わります。
不義理を働くようなことをした相手に対しての手紙は、結びの分だけではなく、最初の文も大切ですよね。ずっと長いこと連絡を怠っていた相手に不義理を詫びる文を書くのであれば、相手の様子を聞くのも良いかもしれません。これに関しては、ぜひ以下の関連記事を参考にしてみてくださいね。
不義理という言葉についてきちんと理解しよう!
不義理という言葉は、日本社会の中では一般的な言葉でありながらも、実は普段の生活の中ではあまりに耳にすることのない言葉でもあります。皆が知っているのに、実は使ったことのない言葉というのは、意味を間違って覚えていないか不安に感じてしまうものですよね。これを機にしっかりと意味を覚えておきましょう。
また、不義理をするような人間の特徴について知っていることや、不義理を働くようなことをした相手に対しての謝罪の手紙の書き方について知っているというのも、生活の中では役に立つことがあるでしょう。「不義理」の様々な面について理解して、普段の生活の中で活かすことができると良いですね。
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