公務員試験の科目一覧!地方・国家の専門・教養試験の内容とは?

毎年多くの受験者で殺到する「公務員試験」。科目・問題の難しさと採用人数の少なさから「狭き門」とも呼ばれた公務員試験ですが、試験内容や科目ごとのポイントを押さえて勉強することで、就職・合格率を高めることができるのです!そこで今回は地方上級や市役所など、人気の公務員の試験内容・一覧について解説します。

公務員試験の種類は?

国家公務員・地方公務員で試験内容・区分が異なる

どの試験も大変難しい!

「公務員」と呼ばれる仕事には、国家公務員と地方公務員の2種類が存在し、それぞれで公務員試験の内容や受験資格などが異なります。主に官公庁・出先機関で勤務する国家公務員として就職するには「国家公務員試験」に合格する必要があり、総合職・一般職・専門職の3種類のうち希望する職種を受験することになります。

地方公務員とは県庁や市役所などで勤務する公務員のことであり、教員や図書館司書などもこのカテゴリーに含まれています。地方公務員として就職する場合は「地方公務員試験」を受験・合格する必要があります。受験内容は学歴・スキル・希望によって対象となる枠が異なっており、上級・中級・初級の3種類があります。

上級などの試験区分・市役所などの職種によって出題傾向に違いがある

出題傾向の把握も大切!

「公務員試験」においては国家公務員・地方公務員のどちらにも、職種別の試験区分が設けられています。一般事務職の他にも、法律・土木・福祉など、その種類は様々です。職種のなかには、保健師・電気工学をはじめとした専門知識・免許を必要とする場合もあるため、受験前には必ず受験資格・要項欄を確認しましょう。

また、法律や経済・一般常識などといった多彩な問題からバランス良く出題される公務員試験ですが、その出題傾向も職種・試験区分によって異なります。例えば、図書館司書の場合はレファレンスサービスに関する問題であったり、福祉に関する職種の場合は心理学関係の問題であったりなどが別で用意されていることもあります。

筆記試験だけに終わらない!面接試験で問われる内容も異なる!

人柄がしっかり試されます!

膨大な科目・教科から筆記試験が行われる公務員試験ですが、筆記試験以上に重要視されるのが「面接試験」です。地域住民の生活に密着した業務を行う公務員は、何よりも誠実さ・公務員として働くうえでの熱意を何度も確認されます。そのため、公務員試験は筆記試験よりも面接試験の回数を多く取っている地域が多いのです。

公務員試験の面接は、主に個別面接・集団面接・集団討論の3種類が用意されており、地域によってはプレゼンテーションなどが出題されることがあります。業務においてチームワークが大切となるため、個人の性格・考え方はもちろん、集団での討論時の対応の仕方なども試されますので、落ち着いたアクションが必要となります。

公務員試験の科目一覧は?

公務員試験の専門教科・教養科目一覧と内容①数的処理分野

数字は文系出身者が最も苦手な分野!

公務員試験の専門教科・教養科目一覧と内容の1つ目は「数的処理分野」です。公務員試験を受けようと考えている人にとって、最初に立ちふさがる壁といえるこちらの科目は、国家公務員・地方公務員問わず出題される一般教養です。算数・数学の応用問題が出題され、大きく分けて数的推理・判断推理・資料解釈があります。

数的推理分野は、市役所や地方公務員試験上級の場合には全50問中16~18問程度出題されるため、まさに合格のためには必須の科目といえます。このうち数的推理とは、方程式・速さの問題・図形などといった、中学~高校在学中に学習する内容を応用した問題となっています。

また、判断推理とは論理・集合の問題をはじめ、暗号や嘘つき問題などといった、数学とはまた一味違うクイズのような問題となっています。解答パターンが読みやすく、文系出身者にも取り組みやすい科目です。資料解釈については、名前の通り表やグラフから読み取れる数字や結果を計算して正解に辿り付く問題です。

公務員試験の専門教科・教養科目一覧と内容②社会科学分野

公務員は法律で仕事をします!

公務員試験の専門教科・教養科目一覧と内容の2つ目は「社会科学分野」です。こちらは公務員として就職・勤務するうえで必要となる専門的な教養の1つであり、主に政治・法律・経済の3種類から構成されています。なかでも法律には、民法・行政法などといった細かい分類が存在しており、内容も多様かつ複雑となっています。

また、これら3種類の他にも社会問題や国際関係・時事問題を中心に取り上げた問題も出題されているため、社会科学分野を合格レベルまで持っていくためには問題集を何度も解くだけでなく、日頃からニュースなどへ関心を向けていくことも必要になります。

公務員試験の専門教科・教養科目一覧と内容③自然科学分野

意外と身近な分野が自然科学!

公務員試験の専門教科・教養科目一覧と内容3つ目は「自然科学分野」です。理系出身者なら是非とも完全クリアしておきたいこちらの教科は、一般教養として出題されており、主に物理・化学・生物・地学・数学で構成されています。出題数は数的処理分野と比べると少なく、物理・数学・地学は1問ずつ、その他は2問程度です。

出題数自体が少ないこともあり、出題範囲の狙いを定めることが難しいため「得意な分野の問題が出題されたらラッキー」という程度に考えるようにしましょう。主に暗記力が重要となる教養問題です。

公務員試験の専門教科・教養科目一覧と内容④人文科学分野

様々な地域の知識が必要になる!

公務員試験の専門教科・教養科目一覧と内容の4つ目は「人文科学分野」です。文系出身者が得意としやすいこちらの科目は、市役所・地方公務員などで多く出題される一般教養問題の1つです。試験内容としては世界史・日本史・地理・思想・芸術の5種類から構成されています。

毎年1問出題されるかどうかの自然科学分野に対して、人文科学分野は世界史・日本史・地理から例年2~3問出題されるため、文系出身者にとってはアドバンテージになりやすいといえます。しかし、内容が大変ボリューミーであるうえ勉強時間がかなり取られるため、毎年多くの公務員試験受験生を悩ませています。

公務員試験の科目の勉強時間は?

目安となる公務員試験の科目の勉強時間は平均1000時間!

すごくすごく勉強が必要です!

問題自体が難しいうえ、倍率も高いことから「狭き門」ともいえる公務員試験は、卒業と同時に公務員への就職を考えている学生はもちろん、なかには公務員浪人となって再チャレンジをする人も多く、勉強時間の確保とスケジューリングが何よりも大切になってきます。

公務員試験科目の勉強にかける時間の目安は、一般的に平均1,000時間とされており、1日1時間ずつ勉強しても約2年、毎日10時間の勉強で約3ヶ月の時間が必要となります。あくまで目安ですので、人によっては苦手分野が多いなどの理由から、さらに時間が必要となる場合もあるため、早めからの勉強が必要となります。

市役所・地方上級・専門職などは特にスキマ時間も活用して勉強しよう!

カフェや電車内なども有効活用!

また「安定した職業」の代表選手ともいえる公務員は、毎年多くの受験者で殺到しており、なかでも自分の故郷・地元で働ける市役所・地方上級や自分が専門とする分野を業務とする専門職は特に、受験者が多い反面採用人数が少ないため、合格するには更なる勉強が必要となります。

暗記力がポイントとなる専門教科・教養科目も多いため、時には仕事や通勤・通学の合間などといったスキマ時間なども活用するようにし、少しでも勉強に時間を充てるようにしてくことをおすすめします。

公務員試験の優先順位の高い科目は?

数的処理は公務員試験突破のポイント!必ず押さえよう!

最初に勉強しておこう!

地方上級・市役所をはじめ、殆どの公務員試験においてたくさん出題される数的処理分野は、公務員試験の勉強をするうえで最初に攻略しておきたい分野です。なかでも判断推理については解法・解答パターンがつかみやすく、問題を解けば解くほどスピーディーに解答できるようになるため、数学な苦手な人は特に練習しましょう。

市販のテキストのなかには、この数的処理分野に特化したものも多いため、はじめて数的処理分野に触れるという方はどのような問題が出題されるのかをあらかじめ確認し、問題を解いておくと良いでしょう。

社会科学分野は市役所・地方上級公務員として就職・働くうえでの常識!

業務にも関わる分野です

数的処理分野の次に優先すべき科目としては、社会科学分野をおすすめします。主に暗記重視となる社会科学分野ですが、法律の多くが生活に密着したものとなっているため、テキストなどに掲載されている実際の判例・違反内容を確認しながら勉強を行っていくと、法律・条文が整理しやすくなるため、おすすめの勉強法です。

地域住民の生活に密着している公務員ですが、市役所や地方上級公務員として働く時は、手続きに必要な書類発行をはじめ、住民の立ち退きなどの憲法・民法・行政法などに基づいた業務を行うことが多いです。書類発行作業1つでも、法律に則って行う必要があるため、実際の業務においても社会科学分野の知識は必要になります。

自然科学・人文科学分野は時に捨てることも大切!

出題バランスから順番を考えよう

社会科学分野と同様に、暗記力が重要となる自然科学分野・人文科学分野は、多彩なカテゴリーがあるうえにそれぞれが膨大な情報量を抱えているため、実際に勉強をはじめると「膨大な勉強量の割りに出題率が少なすぎる!」と感じる方も多いです。

そのため合格率を高めるためにも、より出題率の高い分野の練習を最重要事項とし、得意・好きなカテゴリー以外の自然化学分野・人文科学分野の問題は実際の試験では解いて正解すればラッキーという程度に考えて「捨てる」ことも大切です。

おすすめの公務員試験の勉強法は?

おすすめの公務員試験の勉強法①テキストでの勉強

たくさんのテキストがありますよ!

おすすめの公務員試験の勉強法の1つ目に「テキストでの勉強」という方法があります。公務員試験を突破するために最初に思い浮かぶ勉強方法といっても過言ではないほどポピュラーなこちらの方法は、学生にはもちろん「仕事で忙しくて勉強時間がとれない」という社会人の方にもおすすめです。

書店・ネットでは実に多彩なテキストが販売されており、一般教養・専門分野ごとに押さえておきたいポイント一覧や年度ごとの出題傾向・問題の解き方一覧などが詳しく解説されています。解き直しをするなかで、自分の苦手な分野が分かるうえ、出題パターンが見えてくることもあるため、特に数的処理分野などに最適です。

おすすめの公務員試験の勉強法②予備校に通う

プロの講師に教えてもらおう!

おすすめの公務員試験の勉強法の2つ目に「予備校に通う」という方法があります。こちらの方法は、実際に人事担当として公務員をしていた講師などによる、試験対策ができる勉強方法です。一般教養・専門科目はもちろん、二次試験の面接試験の対策までできるため「独学での勉強が難しい」という方におすすめの勉強方法です。

公務員試験の科目をクリアしてあこがれの公務員になろう!

いかがでしたか?毎年競争率が高く、合格・就職するのも膨大な勉強量が必要となる公務員試験ですが、ポイントや順番をしっかりおさえて勉強することによって、より合格率は高まります。是非今回の記事でご紹介したポイントも参考にしながら、公務員試験の合格・就職を目指しましょう!

人柄重視の公務員試験では筆記試験はもちろん、面接試験もかなり重要視されます。そのため面接で持参する履歴書・面接カードの写真は、人事担当者に好印象を与えるために重要になってきます。そこで関連記事では、履歴書写真におすすめの服装についてまとめた記事を掲載しています。こちらも是非チェックしてみてください。

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