「参加させていただきたく存じます」の使い方や英語|類語の敬語も

「参加させていただきたく存じます」は、「参加させていただきます」を丁寧にしたビジネスメールで使われる敬語表現ですが、ここではその使い方や「是非」等の装飾語も含めた幅広い使い方やその注意点も含め紹介していきたいと思います。

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「参加させていただきたく存じます」の使い方3選!ビジネスメール例文は?

「参加させていただきたく存じます」のビジネスメール例文①出欠の返信

出欠の返信

「参加させていただきたく存じます」のビジネスメール例文の1つ目として、出欠の返信が挙げられます。「参加させていただきたく存じます」という表現は、何かの行事や研修会、あるいはミーティングといった事前に出欠の確認が必要なシーンの返答でよく使われる言い回しになります。

「参加させていただきたく存じます」という表現は非常に敬語の要素が強いフォーマルな表現ですが、ビジネスのシーンではこのくらい堅苦しい表現を使って、相手方から「そう堅くならなくてもいいですよ」と言われてから言葉遣いを崩すくらいでちょうどいいものと思われます。例文はパーティーへの出欠の連絡です。

出欠の返信の例文

貴社創立記念パーティーへのご招待をいただきまして誠にありがとうございます。私と代表の2名で参加させていただきたく存じます。

「参加させていただきたく存じます」のビジネスメール例文②自主参加

自主参加

「参加させていただきたく存じます」のビジネスメール例文の2つ目として、自主参加のシーンが挙げられます。特に出欠確認の連絡が来ておらず、参加を促されていない行事や研修会に、自主的に参加したいようなシーンでは「参加させていただきたく存じます」のような重い敬語表現を使うと相手方の印象が非常に良くなります。

こういった状況では自分がその行事に出席するために、様々な根回しで相手方に動いてもらうことになりますので、最大限礼儀正しく映る表現で参加を表明したいものです。

自主参加の例文

明日の夕方から新人向けの研修会が開催されると伺っております。中途入社にはなりますが新人ではありますので可能でしたら私も参加させていただきたく存じます。

「参加させていただきたく存じます」のビジネスメール例文③催促に対して

催促に対して

「参加させていただきたく存じます」のビジネスメール例文の3つ目として、催促に対しての返答が挙げられます。本来であればすでに出欠確認に返答をしているべき状況において、まだ返答が出来ていない場合はその謝罪の意思もしっかり表明した上で最大限丁寧な表現をもってビジネスメールへの返信をしたいものです。


「参加させていただきたく存じます」という表現は一見行き過ぎた敬語表現に見えます。明らかにもう少しライトな表現を使った方がいいと判断できる場合はその判断に従った表現を使うべきですが、ビジネスのシーンで判断に迷うような場合は「参加させていただきたく存じます」という表現で参加の意思を表明しましょう。

催促に対しての例文

お返事の期限が過ぎてしまい大変申し訳ございません。来週の研修会には是非とも参加させていただきたく存じます。

「参加させていただきたく存じます」の類語の敬語の使い方は?

「参加させていただきたく存じます」の類語①万難を排して馳せ参じます

万難を排して参加致します

「参加させていただきたく存じます」の類語の1つ目として「万難を排して馳せ参じます」が挙げられます。この表現は非常に堅苦しい印象の敬語表現ですが、気心の知れた仲で使うと笑いが起きる敬語表現になります。ちょっと大袈裟すぎる表現かもしれませんが、参加への意気込みはどの表現よりも強烈な言い回しです。

「参加させていただきたく存じます」の類語②喜んで参加させていただきます

喜んで参加させていただきます

「参加させていただきたく存じます」の類語の2つ目として「喜んで参加させていただきます」が挙げられます。相手方からこのようなメッセージをもらって出席を表明されるような状況は非常に喜ばれる傾向にあります。「是非参加させていただきます」とともにビジネスメール等で積極的に使用していきたい表現の一つです。

「参加させていただきたく存じます」の類語③謹んで参加させていただきます

謹んで参加させていただきます

「参加させていただきたく存じます」の類語の3つ目として「謹んで参加させていただきます」が挙げられます。この表現は「是非参加させていただきます」などといった類似表現に比べると、ビジネスの要素が強い表現です。フォーマルな要素が強いビジネスメールにおいて使用を考えたい、敬語要素の強い言い回しです。

「参加させていただきたく存じます」の英語の使い方は?


「参加させていただきたく存じます」の英語の使い方①「参加」の訳し方

「参加」の訳し方

「参加させていただきたく存じます」の英語の使い方の1つ目として、「参加」の訳し方を紹介します。「参加させていただきたく存じます」の「参加」に対してどの動詞を使うかで翻訳の仕方が大きく変わってきます。広義では「go(行く)」という動詞も「参加」を意味する動詞に含まれます。

そのため、どの動詞を選ぶかで英語において伝わるシチュエーションが大きく変化しますので、翻訳を考える際にはまずどの動詞を選ぶかから考えることが必要になってきます。「参加」に該当する英単語をリスト化していますので下記参考にしてみてください。

    参加を意味する動詞

  • join(参加する)
  • attend(出席する)
  • participate(参加する)
  • go(行く)
  • have(⦅講義等に⦆出席する・授業を取る)

「参加させていただきたく存じます」の英語の使い方②丁寧な表現の仕方

丁寧な表現の仕方

「参加させていただきたく存じます」の英語の使い方の2つ目として、丁寧な表現の仕方が挙げられます。丁寧な表現はポイントに示すような言い回しをすればOKです。あとはどの動詞を選ぶのか、また何に誰が参加するのかを盛り込むことで「参加させていただきたく存じます」の英文が出来上がります。

ポイントでは動詞を「join」にしていますが、動詞はほかのものでも大丈夫ですし、団体での参加の意思を表すのであれば主語は「I」ではなく「we」になります。

「参加させていただきたく存じます」における英語の丁寧な表現の仕方

I would like to join ~.(私は~に参加させていただきたく存じます)

参加させていただきたく存じます以外のいただきたく存じますの使い方は?

いただきたく存じますの使い方①ご参加いただきたく存じます

ご参加いただきたく存じます

「参加させていただきたく存じます」以外の「いただきたく存じます」の使い方の1つ目として「ご参加いただきたく存じます」が挙げられます。この表現は自分から参加の意思を表明するのではなく、相手に対して参加を促す場合に使われる言い回しになります。「参加させていただきたく存じます」を使う相手方からの表現です。

「いただきたく存じます」は「参加させていただきたく存じます」のように自分の意思を相手に示す使い方もできますし、「ご参加いただきたく存じます」のように相手を自分の希望へ誘導するような使い方もできます。

いただきたく存じますの使い方②お教えいただきたく存じます

お教えいただきたく存じます

「参加させていただきたく存じます」以外の「いただきたく存じます」の使い方の2つ目として「お教えいただきたく存じます」が挙げられます。「ご教示ください」というようなビジネスで教えを乞う際によく使われる表現がありますが、この表現はその表現よりもさらに丁寧でビジネス要素が強い表現になります。

「ご教示ください」という表現が広くビジネスに使える表現であるのに対して「お教えいただきたく存じます」は大切な取引先や、非常に気を遣う目上の方に対して使う表現になります。ある程度関係がある人に対してはわざわざここまで丁寧な表現を使う必要はありません。

いただきたく存じますの使い方③お聞かせいただきたく存じます

お聞かせいただきたく存じます

「参加させていただきたく存じます」以外の「いただきたく存じます」の使い方の2つ目として「お聞かせいただきたく存じます」が挙げられます。この表現も「お教えいただきたく存じます」と同様に、かなり目上の人に対してや、最大限に気を遣う場面においてのみ使われる表現になります。

また、この「お聞かせいただきたく存じます」という表現には強制的に相手に話をさせるというニュアンスを含む場合もあります。「お聞かせいただけないでしょうか?」という表現と比較するとそのニュアンスが分かりやすいかと思います。

「参加させていただきたく存じます」の使い方の注意点は?

「参加させていただきたく存じます」の使い方の注意点①是非を付けるか否か

是非を付けるか否か

「参加させていただきたく存じます」の使い方の注意点の1つ目として、是非を付けるか否かが挙げられます。「是非参加させていただきたく存じます」「是非とも参加させていただきたく存じます」といった言い回しで返答をすると、参加への強い意気込みを示すことができますので、そういった意図がある際には有効な表現です。

しかしながらこのような表現を使うと、何かがあって欠席をした場合の風当たりが強くなる場合があります。また、意気込みが伝わっている分、先方のこちら側への期待値が高まる可能性もあるため、参加する行事において相手方からのプレッシャーがかかってくる可能性もあるので注意が必要です。

「参加させていただきたく存じます」の使い方の注意点②ほどよい敬語表現

ほどよい敬語表現

「参加させていただきたく存じます」の使い方の注意点の2つ目として、ほどよい敬語表現が挙げられます。「参加させていただきたく存じます」という表現は敬語表現の中でも敬語の要素が強い表現になります。そのため状況を考えずに多用すると相手に堅い印象を与えたり、相手との間に距離ができたりするおそれがあります。

ほどよい敬語表現を心がけることで上手にコミュニケーションが取れますので「参加させていただきたく存じます」とともに、この表現よりもライトな敬語表現を使い分けるようにしていきましょう。

「参加させていただきたく存じます」の使い方の注意点③軽い言い回しも一考

軽い言い回しも一考

「参加させていただきたく存じます」の使い方の注意点の3つ目として、軽い言い回しも一考です。この表現に限って言えば「参加します」「参加いたします」といった表現もビジネスで使えます。また「参加させていただきます」も使えます。この表現自体もライトな表現と比較してどれを使うかを都度判断するのがベターです。

下記の関連記事はビジネスメールにおける敬語のニュアンスをまとめた記事になります。行き過ぎた敬語は相手を構えさせる結果になりますし、敬語のニュアンスが不足すると相手に無礼な印象を与えることもあります。ここで紹介したことと下記で紹介していることを併せて参考にし、ちょうどいい敬語の使い方を考えましょう。

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「参加させていただきたく存じます」をビジネスでフル活用しよう!

「参加させていただきたく存じます」という表現はビジネスのシーンでよく使われる表現になります。ここで紹介したことを意識してビジネスのシーンで活用することで、自分自身のタスクや会社が手掛ける事業に対するやる気を存分にアピールすることができるでしょう。ビジネスでの良好な人間関係形成の一助となるでしょう。

ビジネスにおいて、仕事に対するやる気をアピールすることは大切です。「参加させていただきたく存じます」を使う時に、必ずしもやる気をアピールするシチュエーションに当たっているとは限りませんが、前向きさが伝わるように「参加させていただきたく存じます」が使えると仕事の幅も人間関係の幅も広がることでしょう!


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