「ご依頼」のビジネスの敬語|ご依頼いただきました/ご依頼申し上げます

「ご依頼いただきました」「ご依頼申し上げます」といった尊敬語や謙譲語、そして丁寧語の敬語表現をマスターすることでビジネスを有利に進めることができる局面も少なくないことでしょう。ここではそんなビジネスを有利に進める「ご依頼」という言葉のいろはを紹介していきます。

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「ご依頼」の敬語の使い方例文5選!

「ご依頼」の敬語の使い方例文①先の件についてのご依頼ですが

先の件についてのご依頼ですが

「ご依頼」の敬語の使い方例文の1つ目として「先の件についてのご依頼ですが」という使い方を紹介します。「ご依頼」というワードを使った文章には様々なものがあります。こちらの使い方については、ご依頼いただいた内容についての説明をする例文で、ビジネスにおいて多用される表現となります。

ご依頼の内容に関して、時間が経ってから説明をしたり補足が必要になるシーンは少なくありません。そういった場面では「先の件についてのご依頼ですが」という表現は非常に役に立ちますので、例文を見ながらしっかり押さえておくようにしましょう。

先の件についてのご依頼ですがの例文

ご連絡いただきましてありがとうございます。先の件についてのご依頼ですが、納期まで間に合いますよう尽力しておりますので今しばらくお待ちくださいませ。

「ご依頼」の敬語の使い方例文②ご依頼申し上げます内容ですが

ご依頼申し上げます内容ですが

「ご依頼」の敬語の使い方例文の2つ目として「ご依頼申し上げます内容ですが」という使い方を紹介します。この使い方は非常にビジネスにおいて多様される使い方であり、依頼内容について説明する上での前置きに使われる表現となります。この表現の後に依頼内容を説明する文章を挿し込む形になります。

依頼をする前提として、その内容をしっかりと説明をする必要があります。そういった説明をする場合にはまず「ご依頼申し上げます内容ですが」と前置きをしつつ、後からその内容の説明をしていきます。ビジネスのシーンでは非常によく使われる表現ですので、例文をよく見てこの表現を使いこなせるようにしておきましょう。

ご依頼申し上げます内容ですがの例文

ご返信いただきましてありがとうございます。これからご依頼申し上げます内容ですが、納期に関しては余裕を持たせることができますが、クオリティに関しては妥協を許さないものとなっております。

「ご依頼」の敬語の使い方例文③〇〇についてご依頼いただきました

〇〇についてご依頼いただきました

「ご依頼」の敬語の使い方例文の3つ目として「〇〇についてご依頼いただきました」という表現を紹介します。この表現は〇〇の部分にご依頼いただいた概要が入ります。例えば〇〇には「資料」「プロジェクト」「商品の発送」といった様々な依頼内容が入ってくる形になります。

概要を付けて「ご依頼いただきました」と添えると、話が早くなりますので、状況に合わせて積極的に使っていきたい表現になります。ただし〇〇に入るのは基本的に名詞になりますので動詞を入れると違和感のある表現になります。その点には気を付けて使うようにしましょう。

〇〇についてご依頼いただきましたの例文

高橋様より先日商品の発送についてご依頼をいただきました。商品はすでに高橋様のお手元に届いているようです。


「ご依頼」の敬語の使い方例文④〇〇につきましてご依頼申し上げます

〇〇につきましてご依頼申し上げます

「ご依頼」の敬語の使い方例文の4つ目として「〇〇につきましてご依頼申し上げます」という表現を紹介します。この表現はこれから依頼をする内容の概要を先に伝えることで、その後依頼内容に関する詳細の説明についての理解がより深くなる効果が期待できる表現となりますので例文をしっかり読んでみてください。

「ご依頼」という言葉を使った表現には詳細を説明する表現と概要を説明する表現、そして依頼済みの内容に触れる表現と依頼予定の内容について触れる表現に分かれます。状況に応じてそれぞれの表現を使い分けることで、ビジネスにおけるコミュニケーションがより円滑に進むことでしょう。

〇〇につきましてご依頼申し上げますの例文

佐藤様には資料作成につきましてご依頼申し上げます。資料につきましては本プロジェクト立ち上げに際して非常に重要な部分を占めるものと認識しております。

「ご依頼」の敬語の使い方例文⑤ご依頼いただきました件につきましては

ご依頼いただきました件につきましては

「ご依頼」の敬語の使い方例文の5つ目として「ご依頼いただきました件につきましては」という表現を紹介します。この表現は1つ目に紹介した「先の件についてのご依頼ですが」と類似している表現ですが、「ご依頼いただきました件につきましては」の方は依頼をすでに受けている前提で話が進んでいます。

しかしながら「先の件についてのご依頼ですが」の方は必ずしも依頼を受けている状態ではないという違いがあります。依頼を受けていて現在進行形のニュアンスを表すには「ご依頼いただきました件につきましては」という表現を使った方がいいでしょう。

ビジネスで使われる表現にはこのように非常に似ていて同じような意味合いを示す表現であっても、違う内容を示していることが少なくないので注意が必要です。「ご依頼」という表現に限らず「ご連絡差し上げます」というビジネスで多用される表現においても同じことが言えます。下記の関連記事もチェックしてみてください。

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「ご依頼」の類語の使い方は?

「ご依頼」の類語①お願い

お願い

「ご依頼」の類語の1つ目として「お願い」という表現が挙げられます。「ご依頼」という表現は「依頼」という言葉に「ご」という接頭語を付けて敬語表現としたものですが「お願い」に関しても同じ意味合いがあります。ただしこの2つの言葉は共通している部分とそうでない部分があるので、その点を押さえる必要があります。


「ご依頼」に関してはこちらから依頼したことと相手方から依頼されたこと両方に対して使うことができますが、「お願い」に関しては基本的にこちらから依頼したことに対してしか使うことができない表現です。「〇〇様のお願いにつきましては」というような表現はビジネスでは使わないので注意しましょう。

「ご依頼」の類語②申請

申請

「ご依頼」の類語の2つ目として「申請」という表現が挙げられます。この表現に関しては非常に事務的なニュアンスが強い表現となります。敬語としてのニュアンスは「ご依頼」や「お願い」といった表現の方が強いので、丁寧さが求められるシチュエーションでは使わない方が良い表現です。

「先日のお願いさせていただいた件になりますが」「先日申請した件ですが」という2つは似たような意味合いの言葉ですが響きが全く違ってきます。丁寧過ぎる表現が嫌われる場合もありますし、そのシチュエーションに合った表現を選ぶようにしていきましょう。

「ご依頼」の類語③ご要望

ご要望

「ご依頼」の類語の3つ目として「ご要望」という表現が挙げられます。この表現は相手方の「ご依頼」に対してのみ使える敬語表現となります。「ご意見ご要望がございましたら遠慮なくお問い合わせくださいませ」というような形で、様々なシーンで使われている非常に馴染み深い表現であると言えます。

「ご依頼」に続く謙譲語や丁寧語と使い方は?

「ご依頼」に続く謙譲語や丁寧語と使い方①基本的に謙譲語が続く

基本的に謙譲語が続く

「ご依頼」に続く謙譲語や丁寧語と使い方の1つ目として、基本的に謙譲語が続くであることが挙げられます。「ご依頼」という表現は受ける場合も相手方に依頼をする場合にも基本的には謙譲語を使うという特徴があります。

敬語には尊敬語と謙譲語、そして丁寧語の3種類がありますが尊敬語の表現では「ご依頼になられる」というような言い回しになります。しかしながらこのような尊敬語の言い回しは中々使われないのが「ご依頼」の特徴であると言えるのです。尊敬語よりも謙譲語を意識して使うようにすると間違いが少ないかと思われます。

「ご依頼」に続く謙譲語や丁寧語と使い方②ご依頼いただく

ご依頼いたします

「ご依頼」に続く謙譲語や丁寧語と使い方の2つ目として「ご依頼いただく」が挙げられます。「ご依頼いただく」という表現は謙譲語にあたる表現であり、相手方が依頼してくる際に使う敬語になります。相手方から自分が依頼を「いただく」立場であり、遜っている状況であるためにこの表現は謙譲語であると言えるのです。

「ご依頼」に続く謙譲語や丁寧語と使い方③ご依頼申し上げます

ご依頼申し上げます

「ご依頼」に続く謙譲語や丁寧語と使い方の3つ目として「ご依頼申し上げます」という表現が挙げられます。申し上げるという表現についても謙譲語になります。「申し上げる」という表現自体、相手に対して遜っている謙譲語になります。そのため、こちら側から依頼をする場合にも謙譲語を使うことになるのです。

「ご依頼」に続く謙譲語や丁寧語と使い方④ご依頼いたします

ご依頼いたします

「ご依頼」に続く謙譲語や丁寧語と使い方の4つ目として「ご依頼いたします」という表現が挙げられます。この表現も謙譲語の表現になり、これから依頼をしたい内容を説明する際に使われる言い回しになります。

また「先の件」と同様の言い回しとして「ご依頼いたしました件ですが」というような言い回しで使うこともあります。フォーマルなシチュエーションでは、様々なシーンにおいて使われる丁寧語の表現になっています。

「ご依頼」の英語の使い方は?

「ご依頼」の英語の使い方は動詞か名詞かで違う

「ご依頼」の英語の使い方は動詞か名詞かで違う

「ご依頼」の英語の使い方は動詞か名詞かで違います。動詞の場合だと「ask」という動詞がよく使われます。この動詞を直訳すると「尋ねる」「頼む」というような意味合いになります。また動詞では「order」という言葉もありますがこれは「命令する」と訳すことができますので少し強い言い方になります。

日本人は料理を頼む時に「オーダーする」と言いますが、このような言い方は「ご依頼」という丁寧な表現とはかけ離れてきます。また「コマンド」という動詞も「指示する」という意味がありますが上から言いつけるようなニュアンスがあるので「ask」を使うのがベターだと言えます。

また名詞に関しては「request」を使うことができます。「request」は動詞として使うこともできるので、非常に便利な言葉ですがこれを「ご依頼」と訳すためには前後に丁寧な表現を使う必要が出てきます。

「ご依頼」の英語の熟語はいくつか種類がある

「ご依頼」の英語の熟語はいくつか種類がある

「ご依頼」の英語の熟語はいくつか種類があります。下記に例文をいくつかまとめていますので、是非その状況に合った表現を選んで使ってみてください。同じような言い回しを何回も使うよりも、違った言い回しを使い分けた方が相手への印象値が上がることでしょう。

    「ご依頼」の英語の使い方

  • Can I ask~?(お願いしてもよろしいでしょうか?)
  • Could you please~?(~をしていただけませんでしょうか?)
  • Do you have any request?(何かご要望はありますでしょうか?)

「ご依頼」をビジネスで使う時の注意点は?

「ご依頼」をビジネスで使う時の注意点①敬語の使い方を間違えない

敬語の使い方を間違えない

「ご依頼」をビジネスで使う時の注意点の1つ目として、敬語の使い方を間違えないことが挙げられます。せっかく相手に丁寧に接して気遣いと敬意を相手に示そうとしても、その敬語の使い方が間違えていると相手を不快にさせることすらありますので注意が必要です。

敬語表現は「ご依頼」に限らず正しい言葉遣いができて、はじめて相手方にその気遣いが伝わりますので間違えないようにひとつひとつをしっかり勉強するようにしましょう。

「ご依頼」をビジネスで使う時の注意点②類語もマスターして使い分ける

類語もマスターして使い分ける

「ご依頼」をビジネスで使う時の注意点の2つ目として、類語もマスターして使い分けることが挙げられます。「ご依頼」という言葉だけでなく「お願い」や「ご要望」のような類語と一緒に使いこなすことで、相手の印象値をさらに上げることができるでしょう。

「ご依頼いただきました」「ご依頼申し上げます」といった表現はビジネスでよく使われますが、それと一緒に「先日お願い致しました」「ご要望がございましたら遠慮なくお申しつけください」といった表現も一緒に使うことでよりビジネス感が増すことでしょう。

「ご依頼」をビジネスで使う時の注意点③使う相手をしっかり絞る

使う相手をしっかり絞る

「ご依頼」をビジネスで使う時の注意点の3つ目として、使う相手をしっかり絞ることが挙げられます。「ご依頼」は敬語表現になるため、使う相手を選ぶ言葉になります。使うべき相手にそれを使わなければ失礼に当たりますし、使わなくてもいい相手に使ってしまうとただただ堅苦しい印象を与えてしまうことになるでしょう。

「ご依頼」をマスターしてコミュニケーションに役立てよう!

「ご依頼申し上げます」といった表現が自然にビジネスのシーンで使いこなせるようになることで、ビジネスに限らず様々なシーンにおけるコミュニケーションが円滑になることでしょう。ここで紹介したことが、あなたのコミュニケーション力向上に繋がればうれしいです!


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