水道代の平均って?一人暮らしや4人家族等、水道料金の全国平均とは

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



普段生活をしている中で、水道代が意外に高いと感じている人はいませんか?実は、水道代は全国一律の基準で決められているものではありません。一人暮らしや家族との暮らしの場合や、地域による差があるということを、具体例と一緒に紹介していきましょう。

家族構成別水道代平均はいくら?

水道代は、一人暮らしと家族での平均とでは異なります。家族構成別に、平均が幾らなのか見ていきましょう。なお、地域により値段が異なるため、平成27年度の東京都の平均を計算しました。 計算式は共通で、(基本料金+従量料金)×1.08で求めます。メーター口径により基本料金は異なりますが、ここでは20mm=1,170円で算出します。

一人暮らしの水道代平均

一人暮らしでの1ヶ月の使用水量は平均8.0㎥で、従量料金は、6〜8m³の分は1m³につき22円かかるため22円×3m³=66円です。 これを当てはめると、(1,170円+66円)×1.08=1,334円となり、下水道代は0~8m³ で560円のため、1,334円+560円×1.08=1,938円が上・下水道料金となります。 ただし、アパートなどの場合は、一律料金になっている場合も多いです。水道料金は基本的には2ヶ月ごとの請求になるので、4,000円前後が一人暮らしの平均と言えるでしょう。

2人暮らしの水道代平均

2人暮らしでの1ヶ月の使用水量は平均16.2m³で、6〜10m³ までの分が22円×5m³=110円、11~16.2㎥までの分が1㎥につき128円なので、128円×6.2㎥=793円(端数切り捨て)です。 これを式に当てはめると、(1,170円+110円+128円)×1.08=2,238円となり、下水道代0~8m³ 分の560円と、9~16.2㎥分の110円×8.2㎥=902円の小計1,462円 × 1.08=1,578円を足します。これで、2,238円+1,578円=3,816円が請求額となるのです。

3人家族の水道代平均

3人家族での1ヶ月の使用水量は平均20.8㎥となり、6〜10m³ までが22円×5m³=110円、11~20.8㎥までが128円なので、128円×10.8㎥=1,382円を足すと1,492円です。そのため、(基本料金1,170円+従量料金1,492円)×1.08=2,874円となります。 下水道代0~8m³までの560円、9~20.8㎥までの110円×12.8㎥=1,408円の小計は1,968円となり、この金額×1.08=2,125円となります。この水道料金と下水道料金を足した4,999円が、1ヶ月の請求額、ということです。

4人家族の水道代平均

4人家族での1ヶ月の使用水量は平均25.1㎥です。6〜10m³分の22円×5m³=110円、11~20㎥分の128円×10㎥=1,280円、21~25.1㎥@163円×5.1㎥=831円の小計2,221円が従量料金となります。 そのため、(1,170円+2,221円)×1.08=3,662円が上水道代です。 下水道代は、0~8m³の560円、9~20㎥の110円×12㎥=1,320円、21~25.1㎥の140円×5.1㎥=714円の小計2,594円であり、2,594円×1.08=2,801円となります。これら2つを足すと6,463円で、これが1ヶ月の水道代です。

5人家族の水道代平均

5人家族の場合、1ヶ月の使用水量は平均29.6㎥です。6〜10m³の22円×5m³=110円、11~20㎥の128円×10㎥=1,280円、21~29.6㎥の163円×9.6㎥=1564円の小計が2,954円となります。 そのため、(1,170円+2,954円)×1.08の、4,453円が上水道代となります。 下水道代の内訳は、0~8m³が560円、9~20㎥が110円×12㎥=1,320円、21~29.6㎥が140円×9.6㎥=1,344円、小計3,224円×1.08=3,481円です。4,453円+3,481円=7,934円が5人家族の平均です。

東京都と地方で水道代は違う?

水道代は一律ではなく、それぞれの地域により異なります。引っ越しをした際、いきなり水道代が変わった、ということは珍しくありません。生活をしていく上で必ずかかるものなので、なぜ?と疑問に感じる前に、知っておきましょう。

東京都内でも場所で差がある

東京都内で水道代が安いと言われているのは、昭島市です。昭島市で供給する水道水は100%が地下水となり、ダムを建設するような必要がありません。結果として、ダムを持つ地域に比べ、人件費や電気代等が抑えられ、料金が安くなるということです。 地下水と言うのは、実は地表水と異なり雨や洪水により汚染されることがなく、飲み水に適しています。地下水を使用する場合、ろ過などの費用が大幅に減るのです。

地方の水道代の格差は大きい

地方の水道代は、安い地域と高い地域とで5倍以上の差ができているのが現状です。これは、水道事業を運営している事業体が異なるため、それぞれの独立採算制に基づき金額が決定されるから、という理由があります。 水質はもちろん、水源からの距離や人口、水道管の維持費などにより算出される金額に差が生まれてしまうのです。

水道代が高い地域安い地域は?


水道代は地域により値段が異なると述べましたが、具体的にどの地域を指すのか説明します。水道代は、それぞれの自治体運営による独立採算制で決まるため、コストに大きな差が生まれてくるのです。

水道代が高い地域

公益社団法人日本水道協会が発表したデータによると、水道代の高い地域としてよく取り上げられているのは、群馬県や北海道が代表的です。 その地域の水源が悪ければ悪いほど、高度な上水処理を要すためにコストがかかりますが、それだけではありません。人工が少なければ少ないほど、一人当たりの金額が割高となってしまうので、一概に水源が悪い、というだけでは片付けられない問題なのです。

水道代が安い地域

日本水道協会のデータを元に、今度は水道代の安い地域を見ていきましょう。代表的な場所として、静岡県や山梨県、兵庫県赤穂市など、海や富士山に近い地域の料金が安くなっています。 値段の改定などもあるので一概には言えませんが、水の綺麗な地域ならば、ろ過の手間が少なくて済み、水が豊富な環境も当然有利です。 また、地形に恵まれていれば、ダムや浄化処理、ポンプといった設備のコストも少なくて済みます。

下水道代って?

上水道と下水道の違いはご存知ですか?一般的に水道と言ってイメージされるのは、蛇口をひねって出てくる上水道のことです。逆に、下水道とは生活排水を下水に流すためのもの、となっています。

下水道と上水道を合わせたもの

水道代とは、下水道代と上水道代が合わされた額が請求されます。 上水道代を払っているのに、その上さらに下水道代まで、と考える人もいるかもしれないですが、トイレの水やお風呂の水、炊事洗濯といった生活排水をきれいに浄化し、海や川に流すということは大きなコストが掛かります。 上水道代と下水道代は料金が同じとは限らず、下水を処理する施設の借金が残っている場合、下水道代も高くなるのです。

下水代がかかる場合かからない場合

下水道代は必ずしもかかるものではなく、マンションなどでは直接水道代としてかからない場合があります。それは、マンションが専用のタンクを持っているなど、既に管理費や家賃として引かれているからです。 そのため、水道代として請求される明細には、下水道料金は含まれていないことがあります。また、田舎の下水が整備されていない地域でも、下水道料金はかからないと言われています。

まとめ

水道代について説明しましたが、知らないことも多かったのではないでしょうか。水道代の安い地域に住むことも、確かな節約になるとも言えます。自分の住む地域が安いのか高いのか、自分の払っている水道代が安いのか高いのか、改めて水道料金の明細を見てみましょう。 こちらの記事もぜひご覧ください。 [blogcard url=”https://cktt.jp/2977”] [blogcard url=”https://cktt.jp/2101”]

商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。