【中学生向け】理科のレポートテーマの決め方と例を大公開!簡単な自由研究の実験は?

中学生にとって理科のレポートはハードルの高い課題の一つとなっています。しかし、身近な内容をテーマにすれば、想像以上に簡単に書きあげることができます。そこで、今回は中学生におすすめの理科のレポートの書き方と、実験も含めた具体的なテーマ例をご紹介します。

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中学生の理科の自由研究レポートのテーマの決め方は?

①身近な疑問をテーマにする

上を見上げる女性

「身近な疑問をテーマにする」ことは、理科の自由研究テーマの決め方の中でも、最も手っ取り早く、独自のテーマを見つけられる方法です。疑問はちょっとしたことでいいのです。身近な物事を真剣に見つめてみましょう。「あれ?」「どうして?」と思える内容を探すことが、テーマの決め方の基本です。

②過去の理科の自由研究テーマを参考にする

調べ物をする女性

「過去の理科の自由研究テーマを参考にする」という決め方は、アイデアが思いつかない時におすすめです。過去の理科の自由研究例については、インターネットなどで簡単に調べられます。コピペは厳禁ですが、過去のテーマを参考例にして、新しいテーマを見つけることで内容を発展させられるので、おすすめの決め方です。

③教科書を参考にする

勉強をする女性

「教科書を参考にする」ことは、学習内容のレベルにあったテーマを探せるので、おすすめの決め方です。普段はあまり真剣に読むことのない理科の教科書も、読み進めてみると、その面白さに気づけます。実験例なども丁寧に書いてあるので、夏休みに理科の復習もかねて、自由研究に取り組みたい人におすすめの決め方です。

④実験が家でできるテーマを探す

実験器具

「実験が家でできるテーマを探す」ことは、レポート内容を面白いものにするうえでも大事な決め方です。夏休みだからこそゆっくりと実験をすることで、理科の自由研究がより身近に感じられます。ただし、材料が家庭では用意できないこともあります。そのため、家でできる身近な材料でできるテーマを探すことが重要です。

【簡単】面白い理科の自由研究レポートおすすめ実験例3選


①炭酸水を作る実験

炭酸水を注ぐ

「炭酸水を作ろう」というテーマは、化学反応式を検証することができるので、理科の自由研究にピッタリです。実験は、重曹とクエン酸(各小さじ1)と水(500㏄)を混ぜるだけです。簡単に家ででき、材料は100均でもそろえられるので、今すぐできる理科の自由研究のテーマを探しているという人におすすめです。

重曹とクエン酸を混ぜ、水を加えると、炭酸が発生します。まずその実験過程をまとめましょう。そのあと、実際に重曹とクエン酸と水の化学式を調べて化学反応式にします。実験と化学反応式が一致するということを証明すれば、レポートの完成です。化学反応式は中2で習うのですが、少々難しいので中2~中3におすすめです。

②洗濯洗剤の研究

洗濯物を見る人

「洗濯洗剤の研究」は、洗濯洗剤がなぜ汚れを落とすことができるのかということに焦点を当てると、面白い内容になります。一見すると、難しいテーマのように感じますが、洗濯洗剤に含まれる汚れを落とす働きをする成分「界面活性剤」について調べると、比較的書きやすいテーマになります。

界面活性剤について調べたら、実験をしてみましょう。界面活性剤を含む洗剤と含まない洗剤で汚れ落ちを比較したり、様々な種類の汚れに対しての汚れの落ち方を比較したりなど、実験のバリエーションはアイデア次第で広がります。実験は簡単に家でできるので、手軽にレポートを作成できます。

③水溶液の性質を調べる

フラスコ

「水溶液の性質の研究」は、中1で習います。リトマス試験紙やBTB溶液を使って、水溶液の性質を調べるだけなので、実験は簡単に家でできます。ただし、リトマス試験紙やBTB溶液で水溶液の性質を調べるだけなら、小学校での学習に留まります。そのため、より踏み込んだ内容にする必要があります。

酸性とアルカリ性を混ぜると中和するという実験まで発展させると、一気にレベルアップします。そこで掃除をして実験しましょう。酸性の汚れはアルカリ性の洗剤で、アルカリ性の汚れは酸性の洗剤で落とせます。ここで起きている現象は中和です。これは汚れと洗剤、そして汚れ落ちした後の性質を調べることで、証明できます。

【1日でできる】面白い理科の自由研究レポートおすすめテーマ例3選


①光の3原色と色の3原色の違いを調べる

ライト

実験は光の3原色と色の3原色を実際に作り、光をあてたり、色を混ぜたりして、その違いを実証してみるといいですね。材料は色セロファンや絵の具で充分なので、1日あれば簡単に家でできる実験です。写真を撮って、レポートに添付すれば、現実味のある充実した内容のレポートになります。

「光の3原色と色の3原色の違いを調べる」というのは、理科と美術の学習を融合させた内容のレポートになります。光の3原色と色の3原色は、同じ3原色でも違いがあります。そこで、光の3原色と色の3原色のそれぞれの色の役割について、調べてみましょう。

②振動と音の関係について調べる

音楽

「音と振動の関係について調べる」というレポートは、中1の理科での学習を踏まえた内容になります。実験は糸電話を作って、音の聞こえ方について調べればいいので、家でできる簡単なものとなります。1日あれば実験はできますが、ひとりではできないので、家の人に手伝ってもらいましょう。

糸電話で同じようにしゃべっても、糸の種類によってその聞こえ方は変わります。それが音と振動の関係によるものです。そこで、複数の種類の糸を用意し、糸電話を作ってみましょう。そして、実際に話してみて、聞こえ方を比較します。糸の種類によって音の振動が変わることを証明できれば、充実したレポートになります。

③魚の解剖

魚の料理

「魚の解剖」は、脊椎動物の生体を学ぶのにおすすめのテーマです。魚はスーパーなどで売っているので簡単に手に入ります。家でできるので、夏休みにチャレンジするのにおすすめです。解剖の作業は魚の腐敗を防ぐために、1日で終わらせましょう。

魚は、自宅の包丁やハサミで扱える程度のものにしましょう。よく使われるのはアジやサンマです。手順としては、解剖する前に、ウロコや口の中を観察します。その後、包丁やハサミを使って丁寧に解剖し、内臓や骨を観察します。こまめに写真を撮ってレポートに添付すれば、わかりやすいレポートになります。

【観察】面白い理科の自由研究レポートおすすめテーマ例3選


①身近な場所に住む生物・植物の研究

身近な虫

「身近な場所に住む生物・植物の研究」は、観察がメインの自由研究です。身の回りに住む生物や植物の観察し、写真に撮ってレポートに添付すれば、現実味あふれる面白いレポートになります。1日でも観察はできますが、せっかくの夏休みなので、数日かけてじっくり観察するのもいいですね。

観察した生物や植物は、それぞれの由来について調べてみると、より具体性のある充実した内容になります。例えば外来種が増加していることに注目し、そのメリットやデメリットについて研究してみましょう。今まで気づかなかった生物や植物に大きな意味があることに気づけ、内容の濃いレポートになります。

②発酵食品の微生物の研究

納豆

「発酵食品の微生物の研究」は、日頃口にしている発酵食品について考えるいいきっかけになります。発酵は、微生物がたんぱく質を分解することで起こる現象です。そこで、家でできる納豆作りに挑戦してみましょう。納豆作りを通じて、発酵について調べることで、楽しく微生物についてまとめることができます。

用意するものは、市販の納豆と茹で大豆です。市販の納豆に熱湯を加え、微生物のもととなる納豆菌を取り出します。茹でた大豆が温かいうちに納豆菌入りのお湯を加えたら、40度の保温容器で半日ほど発酵させます。発酵時間や温度を変えて観察することで、発酵の違いや差を比較するのもいいですね。

③河原の石の観察

河原の石

「河原の石の観察」をすると、その河原でどのようなことが起こっているのかがわかります。たくさんの石を拾ったら、色や模様で分類します。石の色や模様の種類を研究することで、河原周辺の地質を調べることができます。さらにハンマーなどで石を割ってみると、さらに詳しく調べることができます。

石が丸ければ丸いほど、遠くから流されてきたものといえます。そこで、丸い石と角のある石の比較をしてみましょう。ハンマーで石を割って模様を比較したり、表面の色を比べると、広範囲の地質を調べることができます。調査は1日でもできますが、せっかくの夏休みですから、多くの石を詳細に調べてみるのもいいですね。

【じっくり取り組みたい】面白い理科の自由研究レポートテーマ例3選

①星空の観察

星空

「星空の観察」は、夏休みの自由研究でも人気のあるテーマといえます。住宅地ではなかなかきれいに星が見えない、ということもあります。そんな時には、夜の山など自然に囲まれた場所に出向き、観察をするといいですね。1日ではできませんが、時間に余裕のある夏休みだからこそじっくり取り組めるテーマです。

余裕がないという人は、毎日同じ時間、場所で夜空を観察するのも一つの手です。一つの星に注目して、見える位置を観察していると、夏休みの間に位置のずれに気づきます。これによって、地球の動きも観察できます。星の観察をするだけでなく、星と地球の位置関係についても研究できれば、レベルの高いレポートになります。

②天気予報の研究

weather forecast

「天気予報の研究」は中2で習う内容を発展させると、充実した内容のレポートになります。実際に天気図を見て、自分でその日の天気を予想してみましょう。そして、自分の予想とテレビ等で発表された予報が一致しているか確認します。合っていれば、天気図がきちんと読み取れたということになります。

レポートでは、天気図を添付し、それに基づいた自分の考察を順序だてて文章化します。気象庁のホームページでは、過去の天気図を見ることができるので、さかのぼって過去のデータを参考にしながら、天気を予想してみましょう。

③望遠鏡の仕組みについての研究

望遠鏡

「望遠鏡の仕組みについての研究」は、中1で学習する凸レンズの内容を発展させたレポートになります。授業では凸レンズの焦点を作図して導き出しますが、実際に作図通りに焦点が合うかどうか、望遠鏡を作ってみることで、実証することができます。高価なイメージのある望遠鏡も、原理を理解すれば簡単に家でできます。

望遠鏡作りには、度の弱い対物レンズと度の強い接眼レンズの2枚の凸レンズが必要です。100均等の虫メガネや老眼鏡で充分なので、材料は1日でそろえることができます。対物レンズと接眼レンズを、それぞれラップの芯のような筒状のものの先端に取り付け、スライドさせながら、見え方の違いをじっくりと比較しましょう。

中学生の理科の自由研究は面白いレポートテーマ・実験を選んで楽しもう!

中学生にとって、夏休みの理科の自由研究はハードルが高いと感じられます。しかし、レポートのテーマの決め方のコツをおさえてしまえば、1日あれば簡単にできるネタから、じっくり取り組めるネタまでたくさんあります。夏休みだからこそ、授業とはまた違った観点で、家でできる面白い理科の自由研究を探してみましょう。

中学生の自由研究レポートの書き方について知りたいという人は、こちらの記事も参考にしてみてください。動機やまとめの書き方など、レポートの書き方例について紹介しています。

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