【中学生向け】レポートの書き方の基本って?例や構成の見本を分かりやすく紹介!

中学生は課題でレポートを書く機会がありますが、その書き方に悩んでいませんか?ここではレポートを初めて書く中学生にもわかりやすいように、書き方の基本を紹介します。どう書けばいいのかわからない方は、是非参考にしてみてくださいね!

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中学生向け|レポートの書き方の基本とは?

①規定の用紙と枚数を守る

用紙とパソコンを使う人

1つ目のポイントは規定の用紙と枚数を守ることです。レポートを書くにはまずレポート用紙が必要になります。サイズに規定がある場合は、それに沿ったサイズを選びましょう。

そして、枚数に指定がある場合はそれも守りましょう。例えば5枚以上とある場合は、最低でも5枚書かなくてはいけません。また、10枚以内とある場合は、それをオーバーしないようにしましょう。

②用紙に余白を取る

用紙とペン

2つ目のポイントは用紙に余白を取ることです。内容が多いとつい余白無しで用紙にぎっしり書きがちですが、レポートを上手にまとめるポイントは見やすさも大切になります。

隅々までぎっしりと文字を書かずに、用紙の四方には最低1cmの余白を作りましょう。また、構成ごとに改行して行間を開けるなど、読み手を考慮した読みやすいまとめ方を意識します。

③必要事項を正しい位置に書く

パソコンを使う人

3つ目のポイントは必要事項を正しい位置に書くことです。まずはレポートの最初にタイトル(テーマ)、学校名、学年、氏名を書きましょう。タイトルは最初のページの一番上に、本文より大きな文字で書きます。

その下の行に、学校名、学年、氏名を本文と同じ文字の大きさで書きます。手書きの場合は、意識して文字サイズを調節してくださいね。パソコンの場合はフォントのサイズ変更で、タイトルと本文を差別化しましょう。また、一番下にページ数を入れるのも忘れないようにします。

④完成したものはホッチキスで留める

クリップと用紙

4つ目のポイントは完成したものはホッチキスで留めることです。手書き、パソコンに関係なく、完成したレポートは必ずすべてのページを正しい順番に重ね、左上をホッチキスで留めます。

このとき、紐で縛ったりバラバラのままクリアファイルに入れたりしないようにしましょう。手書きではない場合も、データで提出せず印刷してホッチキスでまとめ提出します。見本についてはインターネット上にもあるため、調べて参考にしてみてくださいね。


中学生向け|レポートの書き方でおすすめの構成とは?

①テーマ

女性と文字

1つ目の構成はテーマです。まずは何についてのレポートを書くのか、テーマを決めましょう。家庭科、歴史、技術など学校側からテーマを出された場合は、その内容で進めます。

自由研究のような調べ学習の場合は、自分が最も興味のあるテーマに絞りましょう。身近なものから特殊なものまで、これについて調べるのが面白そう!と感じるものをテーマにします。

②テーマを決めた理由

ノートパソコンと女性

2つ目の構成はテーマを決めた理由です。テーマが決まったら、次の構成では何故そのテーマにしたのかを説明します。「私がこれについて調べた理由は、このような事を疑問に感じたからです」という理由をまとめます。

例えばテーマが野草だった場合は、「自然に生えている野草は、住宅地や道路、田畑の近くなどの環境によって、種類や生え方に違いがあるのかを調べたかった」というものが、理由となります。

③調査方法・内容

パソコンを見る男性

3つ目の構成は調査方法・内容です。フィールドワーク(実地調査)、実験、文献を参考にすると言った調査方法についてをまとめます。これは、テーマに対してどのような方法が適しているかも重要です。

例に挙げた野草について調べたい場合は、ただ文献を調べるより、実際に外へ出てフィールドワークにした方がよりリアルな情報を手にできますよね。どのような内容で調べたかを、まとめましょう。

④調査結果

説明する男性

4つ目の構成は調査結果です。3つ目の構成で方法を決めたら、その内容で調査し、結果がどうだったのかをまとめます。このとき、ただ文章でまとめるよりも、グラフや表、図式を用いてまとめるのがおすすめです。


例である野草に関する調査の場合は、住宅地、道路、田畑などのフィールド別にどの種類の野草がどれくらい生えていたかなどを、表やグラフ入りでわかりやすくまとめましょう。

⑤まとめ・考察

グラフの前に立つ女性

5つ目の構成はまとめ・考察です。4つ目の調査結果を基に、まずはまとめを書きます。例に沿って説明すると、「表からわかるように、野草の種類はその場所によって違いがあるとわかった」という事実をまとめます。

次に、レポートで大事な部分である考察を書きましょう。何故このような結果がわかったのかを、自分の意見を交えて考察します。研究結果に対して自分なりの考察を述べましょう。

例に沿った内容の場合は、「調査から、同じ野草でも環境によって生える種類や数が異なるとわかった。植物が育ちやすい環境条件が整っているほど、繁殖力も増すと推測される」というように、調査をした結果を見た自分の考察でまとめます。

参考文献は必ず記入しよう

もし調べるにあたって本やホームページを参考にした場合は、必ず参考元も記載します。文献の場合は、著者名、書名、出版社名、発行年を書き、ホームページの場合はURLと閲覧した年月日を書きましょう。

中学生向け|レポートの書き方で質をよくするポイントは?

①手書きの場合は濃く丁寧な字で書く

鉛筆を持つ人

1つ目のポイントは手書きの場合は濃く丁寧な字で書くことです。中学生の場合は手書きでレポートを書くことも多くなりますが、その場合は必ず色の濃い鉛筆を使い、丁寧で読みやすい字を心がけましょう。

手書き文字を更に見やすくするポイントは、文字の大きさを一定にする、文字の高さを揃える、適度な字間と行間を作ることです。大きさや高さがガタガタにならないよう、まっすぐな手書き文字にすると、見栄えもよくなりますよ!

②タイトルはわかりやすくキャッチーにする

ノート

2つ目のポイントはタイトルはわかりやすくキャッチーにすることです。レポートにはテーマに沿ったタイトルを付けますが、このとき、レポート内容が一目でわかるタイトルにすることが大切です。

また、思わず読みたくなるようなキャッチーさも重要になります。例えばセミの寿命について調べた場合、「セミの寿命について」よりも「セミは本当に七日間しか生きられないのか?」の方が、わかりやすくキャッチーですよね。


③今後の課題や新たな疑問も加える

悩む女性

3つ目のポイントは今後の課題や新たな疑問も加えることです。最後の構成で書くまとめや考察の後に、今後はどういった課題をやるべきか、また、今回の調査で新たにどのような疑問ができたかも加えると、より熱心な内容が伝えられます。

今回の調査ではこのような結果になったが、次回からはこうしたい、という次への熱意も述べましょう。また、考察に関しても、次回の研究や実験でどのような考察に変わるのか、次への取り組みを意識してアピールしてみましょう。

中学生向け|教科別におすすめのレポートの書き方とは?

①理科

実験道具

1つ目は理科です。理科のレポートは実験がメインになるため、どのように理科の実験を行ったかしっかりとまとめます。構成はテーマ、目的、実験用具、実験方法、実験結果、考察・感想となります。

理科の実験は使用する道具や手順も重要になるので、それらも必ず記載しましょう。最後の結果と考察、感想などは、通常のレポートと同じようにまとめます。理科の実験は個人でやる場合危険なものもあるので、注意しましょう。

②社会科

沢山の人

2つ目は社会科です。社会科のレポートは理科のように実験の必要がありませんが、その代わりフィールドワークや文献をもとに、なるべく広く正しい情報を多く手に入れるのがポイントです。

構成は基本であるテーマ、目的、調査方法・内容、結果、考察・感想となります。内容から結果については、主観は入れず調べてみてわかったことだけを書きましょう。主観は最後のまとめである、考察や感想の部分で書きます。

なお、社会のレポートについては別の記事でも書き方を紹介しています。ポイントや例文を交えて説明しているので、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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③家庭科・技術

毛糸と服

3つ目は家庭科・技術です。家庭科や技術のレポートも理科のように実験をしませんが、身近な物事に注目し、調べ、まとめる必要があります。おすすめのテーマは食品に含まれる添加物、衣服が出来上がるまで、日常で使う電化製品などです。

家庭科の場合は添加物はなぜ必要なのか、添加物のメリット、デメリットなどをまとめるのがおすすめです。電化製品については、その製品が動く仕組みなどをまとめると、技術のレポートらしいテーマになります。

中学生向け|レポートの書き方での注意点は?

①十分な文献や調査を行う

レポートを見る人

1つ目の注意点は十分な文献や調査を行うことです。レポートに大切なのは、しっかりと調べ上げたうえでの調査結果です。参考文献や調査の内容が少ないと、思うような結果が得られません。

文献を参考にする際も、同じ内容のものを数冊読んで比較するなど、一冊だけで済ませないようにしましょう。また、調査に関しても、なるべく多くの回数を行い、入念に調べ上げるよう注意しましょう。

②個人の感想でまとめない

笑顔の女性

2つ目の注意点は個人の感想でまとめないことです。レポートとは個人的な感想文ではなく、正しい事実と一般論をまとめて述べることです。「私個人としてはこう思った」というまとめは、感想になってしまうので注意しましょう。

まずは「調べた結果このような事実が判明した」というまとめを書き、感想についてはまとめの後に考察も交えて書くのがおすすめです。個人的な意見ではなく、事実に基づいたまとめが重要です。

③危険性のある実験などは保護者や先生に協力して貰う

本を読む女性

3つ目の注意点は危険性のある実験などは保護者や先生に協力して貰うことです。理科のレポートなど、実験が必要になる場合もありますよね。しかし、器具や薬品を使う実験は一人で扱うには注意が必要です。

自宅でできる範囲であっても、保護者の了承を得て、手伝って貰いながら行うのがおすすめです。また、学校で行う場合も、先生に許可、協力を得るなどして、安全な状況で行いましょう。

中学生におすすめのレポートの書き方で自分の成果をまとめよう!

中学生がレポートを書く際は、まず基本の構成を正しく覚え、それに沿って書くのがおすすめです。手書きの場合もパソコンの場合も、守るべきルールや注意点が存在するので、是非正しい書き方の例を参考にレポートをまとめてくださいね!


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