卒論の結論の書き方に悩むあなたに!上手くまとめられるポイントを伝授!

卒論を書いている大学生の皆さん、結論に何と書いていいのか悩んでいませんか?特に文系の大学生は卒論を提出しないと卒業できないので、きちんと結論を仕上げることは重要です。今回は、そんな皆さんに上手く結論をまとめるポイントをお教えしますよ!

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卒論の結論を書くときのポイント

①余計なことは書かない

会話

まず、卒論の結論部分では余計なことは書かない、というのがポイントです。構成上、結論部分は卒論全体のまとめをする役割を果たします。卒論のまとめ部分で例えばいきなり新しいアイディアや例について話し始めると読み手が混乱してしまいます。

結論部分には、その前の構成部分に書いたことから外れず、余計なことを書かないように留意しましょう。結論を読んで、読者が「内容が上手くまとめられていて分かりやすい」と感じられるようにしましょう。

②序論で示した目的の答えを書く

学生

卒論の結論では、序論で示した目的の答えを書く、というポイントもあります。卒論の冒頭に構成されている序論部分には、自分が選んだテーマについて自分が言いたいこと(目的)を明記します。目的に沿って本論を展開し、結論まで繋げていく構成です。

結論では、序論で示した目的に対する自分なりの答えを簡潔に書きます。裏付ける根拠は、直前の本論で示しているので詳しく書く必要はありません。読み手に自分が言いたいことが端的に伝わるよう、構成してみてください。

③序論と本論を要約する

女性

卒論の結論では、序論と本論を要約するというポイントもあります。結論前の部分で構成されている序論・本論の内容を振り返りながら、それに沿った内容を目指します。序論・本論にないことは排除しながら、ポイントを置いてまとめる書き方をすると、上手くまとまるでしょう。


【文系編】卒論の結論の書き方

①簡潔に自分の主張をまとめる

パソコンと女性

文系の卒論の結論では、簡潔に自分の主張をまとめる書き方をしましょう。主張の裏付けや考察は本論部分で終えているはずです。結論では考察などには重点を置かず、もう一度簡潔に自分の言いたいこと、主張をまとめることにポイントを置きます。具体的な例には、以下のような例があります。

    卒論の結論の書き方・簡潔な自分の意見のまとめ方例

  • 以上の考察から、日本の教育における大学の存在意義は、年々高まっているということが言える。

②簡潔に問題と課題をまとめる

会議

簡潔に問題と課題をまとめる、というのも文系の卒論の結論では大切な書き方です。自分の調査、考察には未だ問題や課題が存在することがほとんどです。結論では、自分の主張の後に、正直に「この部分には未だ問題・課題がある」という記述をしましょう。具体的な例は、以下の通りです。

    卒論の結論の書き方・簡潔な問題・課題のまとめ方例

  • しかし、今回のアンケート調査は主に近畿圏にある大学、およびその学生を対象として行ったものである。数も1,000人と少ないため、このデータの分析と考察にどこまで有用性があるかは定かではない。

③未来への提言をする

考える女性

文系の卒論の結論部分では、未来への提言をするのも大切です。自分が選んだテーマについて、「今のところはこのような状態だが、将来こうなると良い」という内容を書きます。先述した問題・課題を踏まえながら、前向きな未来の提言をするようにしてみてください。例を挙げると、以下のようになります。

    卒論の結論の書き方・未来への提言の例

  • 未だ多くの研究が必要とされるテーマではあるが、今後更なる研究によって本テーマが深められていくことを期待する。

【理系編】卒論の結論の書き方

①実験・分析方法を再度振り返る

実験

理系の卒論の結論では、実験・分析方法を再度振り返ります。理系の卒論の場合、文系のものとは異なり実際に実験とデータに基づく分析を行っているはずです。実験・分析の方法をより具体的に明記しましょう。例を挙げると、以下のようになります。

    卒論の結論の書き方・実験と分析方法を再度振り返り

  • 本研究では、水の特性を把握するために、~と~を用いて解析を行い、~の測定を行った。

②実験・分析の結果を端的にまとめる

実験準備

実験・分析の結果を端的にまとめる、というのも理系の卒論の結論部分の書き方として重要です。本論まででは具体的な数字や表、グラフで詳しくその結果を明記しますが、本論では文章だけで結果を端的に表現します。短い一文にまとめるのが理想です。例を挙げると、以下のような形になります。

    卒論の結論の書き方・実験と分析の結果の端的なまとめ

  • その結果、~ということが分かった。

③明らかにした新たな手法や結果を述べる

カルテ

理系の卒論の結論部分では、最後に実験・分析結果から見出された、新たな手法や結果を述べます。結果から自分なりに掴んだ新たな手法がある場合はそれを、結果から新たな結果を見いだせる場合はそれを記述します。書き方としてはできるだけ簡潔に書くことを目指しましょう。具体例を以下に挙げます。

    卒論の結論の書き方・新たな手法や結果を述べる

  • このシュミレーションを行うことにより、新たに~の手法を明らかにできた。

卒論の結論を書く際の注意点

①卒論の1割程度の文字数にする

勉強

卒論の結論部分は、卒論の1割程度の文字数にします。これは、文系・理系に関わらず共通の注意点です。先述した通り、卒論の結論は前の構成部分でなされた内容をまとめる役割を果たします。結論部分で新たな考察やアイディアを書いて分量を稼ぐ必要はありません。書きすぎると読み手の混乱を招くことにもつながります。

卒論全体の文字数が1万字なら、1割の1,000字程度を目指します。他の部分と比べると割合的にかなり低いので、言いたいことを端的に分かりやすくまとめる必要性が出てきます。できるかぎり簡潔にまとめる、という点に注意しながら、その分量にも気を配って構成してみてください。

②書けない場合は目的を見直す

見直し

卒論の結論が書けない場合は、目的を見直すという方法を検討してみましょう。結論が見出せない場合、書き出し部分に設定した目的自体が検証不可能である可能性があります。できれば結論部分に至るまでの経過で気付くのが理想ですが、結論部分でそれに気づいたら思い切って目的を見直す方法も検討しましょう。

しかし、この方法は卒論の根本から見直すことになり時間がかかるので注意が必要です。やむを得ず、結論執筆時に結論が書けないことに遭遇した場合のみ検討してみてください。時間はできるだけ有効に使うのが理想です。

③一貫性があるかどうか確認する

相談

最後に、結論部分に一貫性があるかどうか確認するようにします。結論部分が序論・本論、そして最初に設定した目的と矛盾していないか?を注意して読み直してみてください。矛盾があれば、結論前の部分を修正するか、結論部分を修正するかを考えます。最後まで注意深くチェックしてみましょう。

卒論の結論は上手にまとめよう

カフェ

卒論の結論のまとめ方には、様々な書き方やポイント、注意点などが存在します。特に結論部分は読み手が最後に読む部分であり、内容の良し悪しによって読み手への印象が決まる大事な部分です。書き手にとっては、「やっと最後まできた」と手を緩めやすい部分ではありますが、最後まで気を抜かず取り組むのがおすすめです。

当記事でもお伝えした通り、序論・本論に矛盾なく首尾一貫した内容で、簡潔なまとめの内容になるよう構成しましょう。あなたも、ぜひ当記事内容を参考にして卒論の結論を上手にまとめてみてください。

下記関連記事では、卒論の考察の書き方を分かりやすくまとめています。「卒論の考察が書けない」と悩むあなたに、具体的な例文と方法、コツをお伝えします。興味のある方は、こちらの内容もぜひチェックしてみてください。

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