時節の候の意味とは?手紙の挨拶文/書き出し/ビジネス文書
手紙を書く時に季節感のある挨拶文を入れると風情が出て素敵ですよね。今回は、手紙で使える時節の候の意味や使い方、書き出し方などを紹介します。時節の候以外の季節別の挨拶文や手紙の書き方・マナーが学べる書籍も紹介しているので、手紙を書く際の参考にしてみてくださいね!
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時節の候の意味や使い方とは?
時節の候とは季節の変化の表れという意味
時節の候とは、季節の変化の表れ・兆しという意味があります。時節の候を使用し、四季折々に感じる風情を表現して手紙を書くことで、美しい文章に仕上がります。
また、時節の候には、相手を気遣う表現としての意味もあり、季節表現を用いて相手を気遣う言葉を入れると、より心遣いが伝わる手紙を書くことができます。
ビジネスでも使える時節の候の使い方・書き出し方
ビジネスでも使える時節の候の使い方・書き出し方を紹介します。時節の候の使い方・書き出し方は、拝啓などの手紙の頭語のあとに初夏の候や新春の候、仲春の候などの時候の挨拶から始め、ご自愛くださいなどの表現を使い、相手を気遣う文が続くようにします。
日本には四季があるので、季節に合わせた風情ある表現で書き出し、季節の変わり目などの体調の変化を気遣う文を書くと相手に対して心遣いのある文章に仕上がります。
【季節別】「時節の候」以外に使われる手紙の挨拶文とは?
【季節別】「時節の候」以外に使われる手紙の挨拶文|春の場合
季節別の「時節の候」以外に使われる春の場合の手紙の挨拶文を紹介します。春は、出会いと別れなど人間関係や生活に変化がある季節です。そんな季節に合う相手を思いやる挨拶文や、春を感じる挨拶文を書くと相手にも心遣いが伝わるでしょう。
春らしい表現として、冬から春へ移ろう季節の変化を表現すると相手も春を感じる手紙に仕上がります。また、春は桃や桜など、花が咲く季節でもあるので、手紙の挨拶文には桜花爛漫など、華やかな季節の表現を入れると、より春らしい挨拶文になります。
春らしい表現として、桜などの植物を用いる場合は、手紙を出す時期に注意が必要です。桜や梅、桃などは、花が散ってしまうので、開花時期を確認して書くようにしましょう。また、春は新しい年度が始める季節でもあるので、春を感じる文のあとには、相手の励みになるような言葉を続けると、より良い印象の挨拶文になります。
桜が咲き、春風が心地よく感じる季節になり、気持ちを新たに笑顔でご活躍のことと存じます。
【季節別】「時節の候」以外に使われる手紙の挨拶文|夏の場合
季節別の「時節の候」以外に使われる夏の場合の手紙の挨拶文を紹介します。夏は春以上に手紙を書く時期により表現が変わります。梅雨入りする6月頃は、湿気が多くむしむしとした暑さを感じるので、紫陽花など、梅雨の時期に魅力的に見えるものを挨拶文に入れると好印象な文に仕上がります。
梅雨明けの7月から8月にかけては、夏らしい本格的な暑さを感じ始めるので、相手の体調を気遣う表現を入れると良いでしょう。暑さだけでなく、夕涼みや入道雲、ひまわりなどの夏ならではの爽やかな表現を用いて挨拶文を書くのもおすすめですよ。
また、8月下旬頃からは、夜風や虫の音などの夏の終わりや秋の始まりを感じる表現を挨拶文に入れることで、風情のある挨拶文になります。夏の挨拶文は、手紙を書く時の気候によって変えると、より夏らしさを感じる挨拶文に仕上がりますよ。
夏らしい空の青さと入道雲が美しい季節になり、日差しや暑さも増しましたが、いかがお過ごしでしょうか。
【季節別】「時節の候」以外に使われる手紙の挨拶文|秋の場合
季節別の「時節の候」以外に使われる秋の場合の手紙の挨拶文を紹介します。秋は暑さが去り、少しずつ寒さを感じ始める過ごしやすい季節です。そんな秋の始まりは、澄んだ青空や秋風が吹きはじめたことなど、夏から秋へと移ろう表現を挨拶文に入れると、季節を感じる挨拶文になります。
暑さが去ったあとは、ススキやコスモスなど、秋らしい植物の様子を入れることで秋の趣がある挨拶文を書くことができます。秋は、食欲の秋や読書の秋、スポーツの秋ともいわれているので、手紙を書く相手に合う秋の表現を入れると喜ばれるでしょう。
11月頃は、冬がもうすぐのところまで来ているので風が冷たくなり、寒さを感じる季節になります。秋らしい表現のあとには、相手の体調を気遣う文章を続けると良いでしょう。また、11月頃からは紅葉も始まり、木々が色づきます。そんな木々の温かみのある色合いを挨拶文で表現するのもおすすめですよ。
木々が色づき、紅葉が始まる季節になりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。
【季節別】「時節の候」以外に使われる手紙の挨拶文|冬の場合
季節別の「時節の候」以外に使われる冬の場合の手紙の挨拶文を紹介します。本格的な寒さを感じる冬は、一年の終わりと始まりがある季節です。一年の終わりが訪れる12月は、忙しく感じる時期なので、一年の感謝と相手の体調を気遣う挨拶文を続けると良いでしょう。
新年を迎える1月は、晴々とした表現や縁起の良い表現がおすすめです。2月頃からは、少しずつ春の気配を感じる季節になります。寒さだけでなく、梅のつぼみや香りなど、春を感じる温かみのある表現を用いるとより良い挨拶文になります。
また、冬の間はとても寒く、体調不良が起きやすい季節でもあります。そのため、季節を表現した挨拶文のあとには、風邪にお気をつけくださいなど、相手の体調を気遣う一文で結ぶと良いでしょう。
初春にふさわしく、晴々とした天気が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
手紙の書き方・マナーについて学べる書籍は?
手紙の書き方・マナーについて学べる書籍①気持ちが伝わる手紙の書き方全集
手紙の書き方・マナーについて学べる書籍1つ目は、「気持ちが伝わる手紙・はがきの書き方全集 (PHPビジュアル実用BOOKS)」です。いろいろな手紙のあり方を研究している著者による「気持ちが伝わる手紙・はがきの書き方全集」には、状況や季節別の手紙に使える文例がたくさん載っています。
「気持ちが伝わる手紙・はがきの書き方全集」に載っているお祝いシーンだけでも、結婚祝いや出産祝いなどの定番のお祝い以外に、古希祝いや新築祝いなどのさまざまなお祝いのシーンに適したフレーズが載っているため、状況に合わせて書きたい内容を選ぶことができます。
また、「気持ちが伝わる手紙・はがきの書き方全集」には手紙だけでなく、はがきや一筆箋にも使えるフレーズやマナーなども紹介されているので、一冊持っておくと便利ですよ!
手紙の書き方・マナーについて学べる書籍②手紙の文例・マナー新事典
手紙の書き方・マナーについて学べる書籍2つ目は、「気持ちがきちんと伝わる! 手紙の文例・マナー新事典」です。「気持ちがきちんと伝わる! 手紙の文例・マナー新事典」では、手紙の基本となる書き出し方などの構成や時候の挨拶などが紹介されており、手紙を書く上で役立つ基礎知識がたくさん載っています。
「気持ちがきちんと伝わる! 手紙の文例・マナー新事典」には、基礎知識以外にもお祝いやお詫び、お礼、お見舞いなどさまざまな状況に応じた文例や、いろいろなシーンに合わせた書き換え例も載っているので、手紙を書く相手に合わせて応用することができます。
他にも、ビジネスメールや一筆箋、はがきでも役立つマナーや書き方も紹介されているので、手紙以外の基礎知識も知りたいと思っている人にもおすすめです。
手紙の書き方・マナーについて学べる書籍③書き方のマナーとコツ
手紙の書き方・マナーについて学べる書籍3つ目は、「書き方のマナーとコツ(暮らしの絵本)」です。「書き方のマナーとコツ」は、手紙の基礎知識や魅力的な文章を書くコツなどが載っているので、手紙を送る相手に対して気持ちが伝わる魅力的な文章で手紙やメールを書きたい人におすすめです。
また、「書き方のマナーとコツ」は、かわいいイラスト入りのストーリー仕立てになっており、マンガ感覚で読み進めることができるので、気軽に手紙の書き方やマナーを学びたい人にはおすすめの書籍になっています。
手紙の書き方・マナーについて学べる書籍④手紙の書き方とマナー文例集
手紙の書き方・マナーについて学べる書籍4つ目は、【「こころ」が伝わる 手紙の書き方とマナー文例集】です。【「こころ」が伝わる 手紙の書き方とマナー文例集】には、定番の季節の挨拶文や冠婚葬祭以外にも、相談や問い合わせ、苦情、催促、お詫びなどさまざまなシチュエーションに応じた文例が載っています。
また、気軽に手紙のやりとりができる友人やビジネス関係など、親密度に合わせた文例を紹介しているので、いざ手紙を書こうと思い、どう手紙を書こうか困ったときでも参考にして手紙を書くことができます。
手紙の書き方・マナーについて学べる書籍は電子書籍になっているものも多くあり、紙の本以上に気軽に読むことができます。関連記事で、安い電子書籍サイトを詳しく紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね!
時節の候の使い方を知って手紙を書いてみよう!
手紙で使える時節の候の使い方や書き出し方、時節の候以外の季節別の挨拶文、手紙の書き方・マナーが学べる書籍を紹介させていただきました。季節感を表現できる時節の候の使い方を知って、素敵な手紙を書いてみてくださいね!
関連記事では、季節柄・時節柄の意味や使い方を詳しく紹介しています。月ごとの挨拶の例文も載っているので、手紙を書く際はこちらの記事もぜひご覧ください。
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