2019年の郵便料金の値上げはいつから?消費税改定による封書の値段も
2019年10月以降の消費税改定によって郵便料金が値上げされることをご存知でしょうか? 封書の値上げはいつからなのか、手持ちの切手は引き続き使用できるのか等、ごく普通に利用している郵便料金の値上げについて詳しく解説していきます。
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目次
2019年の消費税値上げで郵便料金が変わる物は?
2019年消費税改定で郵便料金の値段改定があるのは2種類
日本郵便では以前にも2017年6月1日から郵便料金の値上げはされています。前回は第二種郵便物や定形外郵便、ゆうメールと3種類あり、値上げされた金額も今回とは違って大幅な郵便料金の改正となっていました。その為、個人・法人とも郵送を頻繁に利用する人々にとってはダメージが大きかったと推測されています。
今回の郵便料金改正は2019年度消費税増税に伴ったものとされており、その為に郵便料金の値上げ改定があります。今回、郵便料金の金額の変更があったのは、【はがき】と【25グラム以下の定形郵便(手紙)】になります。この2種類はポピュラーな郵送方法ですので改正後の金額に注目が集まるのではないでしょうか。
この2種類の郵送料金改定は、はがきの郵便料金値上げは2年4ヵ月ぶり、25グラム以下の定形郵便(手紙)の郵便料金値上げは5年半ぶりということになります。定形郵便の値上げは久しぶりということになります。
定形外郵便に金額改定の予定はなし
はがきや定形郵便もよく利用される方は多いと思いますが、同様に様々な大きさや4kgまでの重量の定形外郵便も最近ではよく利用されている郵送方法のひとつになってきています。下記にてほかの郵送方法についても触れていますので是非参考にしてみてください。
今回の郵便料金値上げの改定に伴っての、定形外郵便の値上げの予定はないとされています。前回の郵便料金の値上げの際に大幅な料金改正が行われていますので、これ以上料金が上がると利用者側の負担はとても大きくなりますので今回の改正で値上げ予定がないことは助かるといった声も多くあがるかもしれません。
郵便料金の値上げはいつから?
郵便料金の値上げは消費税改定の2019年10月1日から
あまりニュース等で大きく取り上げられていたわけではなく、そのせいもあってかまだ大きくこの郵便料金の値上げについて知らないという方も多いのではないでしょうか。郵便料金値上げのニュースが舞い込んできたのは2019年4月4日になります。毎日様々なニュースが飛び交う中で郵便料金値上げについて発表されました。
では、郵便料金の値上げはいつからなのでしょうか。日本では2019年10月1日から日本の消費税額は「8%」から「10%」に消費税改定されることが決まっています。それに伴って、郵便料金も値上げせざるを得ない選択となりました。
ですので、今回の郵便料金の改正による郵便料金値上げのタイミングは、消費税増税と同時期の2019年10月1日からとされています。
前回の郵便料金変更は2017年6月に行われている
冒頭で少し触れましたが、前回の郵便料金の値上げは2017年6月1日に行われています。近年では配達しても留守といった家が増え、持ち戻りや再配達が増えていると言われています。その為、「安定的なサービスの提供ができない」ということで郵便料金の値上げに至ったということでした。
前回の郵便料金の値上げについては、新料金制度となり、同じ大きさの荷物でも重さによって郵便料金が異なるというシステムに変更されています。重い物だと変更前から変更後で200円程値上げされています。
2019年の郵便料金値上げ後の値段は?
郵便料金値上げ後の値段は大幅ではない
では、ここで値上げされる郵便物の種類だけではなく、現在の2種類の郵便料金と改定後の郵便料金を比較して確認してみましょう。
下記の一覧表を見てわかる通り、消費税値上げによって郵便料金の改定といっても、郵便料金の値段変更は「1円」のみということになります。
あまり郵便を利用する機会のない方は「1円くらいの値上げで良かった」と思われる方もいらっしゃることと思いますが、ちょっとした手紙をよく郵送する、はがきを多く使用する方や企業等の会社にとっては大きな負担となってしまいます。
郵便料金値上げ一覧表
種類 | 現在 | 値上げ改定後 |
はがき | 62円 | 63円 |
定形郵便(~25g以下) | 82円 | 83円 |
いつから値上げ後の新料金で発送するべきか
2019年の新料金改正では1円単位での値上げです。ですが、「1円単位」の値上げだからといって、郵送料金はおまけなどはしてくれません。新料金に改正されるタイミングで新料金分の郵便料金は必ず支払わなければなりません。
郵便局窓口から郵送手続きを行う場合、窓口担当者が計測を行い、郵便料金を割り出してくれるので基本的に郵便料金に間違いが出ることはありません。ただし、自分で封書や荷物の重量を計測し、郵便料金分の切手を貼りポスト投函をする際は気を付けなければなりません。
郵便料金の計測は、基本的に「消印」をベースにして考えられています。ポストから荷物が集荷され、担当郵便局で荷物を確認される日が消印日になります。この消印の確認をされた日が、新料金改正前でしたら郵便物が配達される日が改正後でも金額に誤差が出ることはありません。
郵便料金値上げ後に手持ちの切手で手紙を出す方法は?
1円単位の切手を活用
以前に郵便料金値上げの改正で、「1円切手」というものが販売されています。切手をたくさん所有し、切手を貼って郵便を出すスタンスの方々は以前の値上げの際に、たくさんこの「1円切手」を購入したのではないでしょうか。
今回の郵便料金値上げは、「1円単位」の値上げです。ですので、手持ちの切手をいつも通りに使用し手紙を出すことは可能ということになります。
そして、切手についてですが、現在所有している切手は引き続き使用することが基本的に可能です。ですが、手持ちのはがきを使用する際は、別途に1円切手を貼るなどをしなければ郵便料金不足となってしまいますので忘れずに確認してから使用するように心がけましょう。
普通切手には2円切手や3円切手もある
切手といえば、パッと浮かぶのは62円切手や82円切手、120円切手などのよく利用する金額ではないでしょうか。切手といえど金額の種類は様々あるものです。またシーズンごとの絵柄が発売されたり、イベントや日本の歴史の変化などにも敏感に反応しているのが切手です。期間限定に発売されている切手も多数存在します。
あまり馴染みがなく知られていませんが、「2円切手」や「3円切手」、「5円切手」などもあります。2円切手は「エゾユキウサギ」の絵、3円切手には「シマリス」、5円切手には「ニホンザル」の絵が描かれています。日本特有の動物や植物、歴史上の人物を絵柄にしている切手が多くあります。
切手の使い方は郵送に限っての使用方法ではありません。他にも様々な使用方法があります。下記の記事で詳しく書かれていますので、ぜひ参考にしてみください。
封筒の大きさによって郵便料金は変わる?
封筒のサイズで定形郵便と定形外郵便に区別され料金も変わる
封書のサイズ・重量によってはがき、定形郵便、定形外郵便と種類が分かれており、それによって郵便料金が異なってきます。ゆうパックは重量は関係なく、封書や箱のサイズのみで郵便料金が変わりますので、郵送する中身によって郵送方法を変えることで郵送料金を安く済ませることも可能です。
封書を送る際、普通郵便と呼ばれるものが、定形郵便と定形外郵便となります。定形郵便は、25g以内の重量で1通82円、50g以内の重量で1通92円で郵送することができます。
定形郵便のサイズは、長辺14cm~23.5cm、短辺9cm~12cm、厚さが1cm以内のものとされています。重量だけではなく、サイズが上記よりも超えてしまうと定形外郵便の扱いになります。
定形外郵便が少しややこしい
定形外郵便は、定形郵便と違って重量のみの計測ではなく、郵送物に大きさによって「規格内」と「規格外」に分別され、それによって郵送料金が異なってくるのです。窓口の方がきっちり計測しますので、梱包の際に一度自分でも確認し、小さくできそうなら少し小さくすることで郵便料金を安く抑えることは十分可能です。
規格内の大きさは、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、そして重量が1kg以内のものとされています。長辺・短辺・厚さが少しでも規格内より大きくなれば規格外扱いになりますので、ご注意ください。
また、ポスター等の円筒形のものも定形外郵便で郵送が可能です。長辺14cm以内、厚さ3cm以内のものに限ります。郵便局窓口で円筒形の箱も販売されていますのでそちらも確認してみましょう。
定形外郵便の料金表
重量 | 規格内 | 規格外 |
50g以内 | 120円 | 200円 |
100g以内 | 140円 | 220円 |
150g以内 | 205円 | 290円 |
250g以内 | 250円 | 340円 |
500g以内 | 380円 | 500円 |
1kg以内 | 570円 | 700円 |
2kg以内 | 取り扱いなし | 1020円 |
4kg以内 | 取り扱いなし | 1330円 |
ミニレターと呼ばれる封書の郵送方法
はがきや25グラム以下の小さな定形郵便の封書の郵送方法以外にも、ミニレターと呼ばれる郵便書簡(ゆうびんしょかん)という郵送方法もあるのはご存知でしょうか?内側が便箋になっているのでメッセージを書くこともでき、簡単に組み立てることで封筒になるという品物です。
このミニレターという封書は、はがきの約3倍の大きさで既に切手付きの封筒兼便箋となっている商品です。郵便局窓口等で【62円】を支払い、購入することで既に切手付きのものになりますので簡単に郵送することが可能です。
ミニレターを使用する際の注意点とオプション機能について
注意しておくべき事柄は、25グラム以下の重さであることです。25グラム以上になってしまいますと、定形外郵便の扱いになり、郵送料金が高くなりますので注意してください。また、厚さも1cm以内までの規定がありますので非常に薄い物しか郵送できませんのでご注意ください。
下記の表の通り、一般的なオプションの速達や簡易書留、特定記録、郵便局局留めの利用も可能です。金券やチケットを郵送する際はオプション機能を利用することにより安心安全にミニレターでも郵送は可能になります。
速達 | +280円 |
簡易書留 | +310円 |
特定記録 | +160円 |
郵便局局留め | 利用可能 |
消費税増税に伴う郵便料金値上げを把握しよう!
今回は郵便料金が値上げすることに重点を置き、書いてみましたがいかがだったでしょうか。2019年10月1日からの消費税増税に伴って、郵便料金が値上げするということについて把握しておくべきことは少なからずあります。
特に、よく郵送を利用する方や企業は把握しておき、郵便料金不足等で相手様への迷惑になったりすることももしかするとあり得るかもしれません。そういったことを未然に防ぐためにもこういった行政の変更点というのは見逃さず、情報のひとつとして知っておいて損はしません。
これから消費税増税によってまだ改正されることが増えてくる可能性も低くはありません。現に保育料無償化事案等も案が出ていますが、きっちりと内容を把握しなければ自分が得をするのか、それとも損をするのかわからないのです。
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