おみくじの待ち人の意味とは?来る・来ず・来たるなど文言別の解釈も
初詣でおみくじを引いて新年の運勢を占うのって楽しいですよね。そんな中でもよくみる待ち人って一体どういう意味なのでしょうか?来る・来ず・来たる・来たらずなどそれぞれどのような意味を持つのか、またおみくじとは占いなのか、詳しく解説していきます。
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目次
おみくじとは?占い?
おみくじとは神の意志を知るためのもの
「神の意志」を知ることのできるおみくじは最も公平な結果を導き出すものだと言い伝えられており、元々政治や後継者など重要な物事を決める際に使われていました。発祥は平安時代に元三慈恵大師良源上人が始めた「元三大師みくじ」だといわれていて、人々の運勢を漢詩で作ったともいわれています。
おみくじは「御神籤」や「御神鬮」と書き、昔は何枚もの紙から一枚引いて物事を決めていたり、御幣にくっついた紙に書かれていた内容で決定していました。現在のおなじみのおみくじは箱に入った中から一つ選ぶものですよね。最近では恋みくじや花みくじなど様々な楽しみ方ができるおみくじが増えてきています。
また、おみくじはお寺と神社で書かれている内容が異なります。お寺で引くおみくじは漢詩で、神社のものは和歌で書かれています。現代では使われていない言い回しや言葉遣いが多いので、解釈するのに一苦労することも多いですよね。特に「待ち人」は意味が曖昧で、果たして恋愛を占っているのか気になるところです。
おみくじは占いの一種
おみくじとは、神社や寺などで、籤(くじ)を引いて吉凶を知るための、占いの一つです。
引用元: http://atsushino1.com/732.html
おみくじは運勢を占うもの、という解釈が多いため占いとの違いが何かはっきりしない人も多いと思います。結果からいうと、おみくじは占いの一つです。おみくじとは、古くから行われてきた「神の意志」を知るための占いの一つで、占いは物事の運勢を予測・判断するものだといわれています。
おみくじも占いのように何を見てもらうかを心に決めてから引くのが良いとされています。例えば占い師さんにみてもらう時って、何か悩み事があったり恋愛運や仕事運が気になっている時ですよね。同様に、具体的なことを思い浮かべておみくじを引くことでその悩みごとに対して神様からのメッセージが届くといわれています。
おみくじを引くときのマナー
おみくじを引く前に必ずお参りを済ませてください。手と口を清め、神様や仏様へのご挨拶を済ませてから、悩み事やお願い事を思い浮かべ、おみくじを引いてください。おみくじの結果は運勢の説明や添えられている言葉の総合的な内容で良し悪しを判断し、内容がよくなかったからといって何度も引くことは避けましょう。
おみくじは自分の運勢を占ってくれるもので、結果によっては自分の都合の良いように捉える自由さがありますが、結果に納得できないから何度も引き直すという行為は神様からの言葉を否定していると同じ意味になるので、あまり縁起の良い行為とは言い切れません。
吉や凶が書かれているとどうしても捕らわれてしまうという方は、明治神宮のおみくじをお勧めします。明治神宮のおみくじは吉凶の代わりに明治天皇や昭憲皇太后さまの和歌が添えられているもので、内容の解釈は個人の自由です。今の自分に必要なメッセージを感じ取ってください。
おみくじで大吉を引いたら結んでも持って帰っても良い
おみくじで大吉を引くと縁起がいいように感じますよね。神社では木にたくさんのおみくじが結ばれているのをよく目にしますが、結論をいうとおみくじは持ち帰っても結んでもどちらでも良いといわれています。神社に結ぶという行為は神社との縁を結ぶという意味で捉えることもでき、内容の良し悪し関係なく結ぶ人もいます。
人によっては悪い内容のものほど人生のコンパスになり意識的に行動できるため持ち帰る人もいます。逆に持ち歩きたくないという人は、利き手でない方の手でおみくじを結ぶと運気が好転するといわれています。悪い内容のおみくじを結んで帰ることによって、凶が取り除かれ吉を引き寄せてくれるということです。
おみくじの待ち人の意味とは?
おみくじの待ち人の意味①:恋愛の相手
おみくじの待ち人の意味の1つ目は、「恋愛の相手」です。好きな人がいると欠かさずチェックしてしまう項目かもしれません。片思いの相手が振り向いてくれるのを待っていて、その好きな人が待ち人であるとどこかで信じたい気持ちがあるからこそ、来たる・来たらずと書かれていたら舞い上がったり落ち込んだりしますよね。
しかし、実際におみくじに来たると記されていたからその人と結ばれる、または来たらずと書いていたから決して結ばれないという訳でもありません。おみくじには他にもたくさんの項目がありますが、きちんと恋愛の項目が別にあるため、待ち人は必ずしも恋愛を占うものだとは限らないのです。
おみくじの待ち人の意味②:運命の人
おみくじの待ち人の意味の2つ目は、「運命の人」です。おみくじに書いてある「待ち人」は必ずしも恋愛関連の人物や物事ではなく、「人生を良い方向に導いてくれる人」という解釈が一般的といわれています。良運を運んでくれる人、つまり「運命の人」という風に捉えることもできます。
運命の人とは詳しくいうと自分の人生を豊かにしてくれる人のことを指し、年齢や性別は関係ないといわれています。もしかしたら普段の生活の中で気づいていないだけで、すでに会っている人かもしれません。転職を手伝ってくれたアドバイザーの人かもしれませんし、親戚の人やジムトレーナーの可能性も十分あります。
また、「運命の人」とは、尊敬できる人や望んでいる人という意味もあります。もし赤ちゃんが欲しいと思っている方は、もしかしたら待ち人は赤ちゃんかもしれません。自分の運命を好転させてくれる人やものごとに注目して生活してみると、自分の待ち人の正体は一体何なのかが明確になってくるかもしれないですね。
待ち人とは恋愛の相手に限らず「自分の人生を良い方向に導いてくれる人」
おみくじの待ち人の意味は、必ずしも恋愛運を占うものではなく、自分の人生に対して大きな影響がある人だったり、人に限らず出来事や物事のことを指します。また、恋愛に限らないとは言ったものの結婚なども人生の転機になるので、結婚相手のことだったり家族が増えることを意味する場合もあります。
また、おみくじは神の意志が書かれているものであり一種の戒めのようなものです。自分の行動次第で運気は変わるといわれているので、待ち人が来たる・来たらずかの結果に捕らわれず行動していけば運命は自然と良い方向に向かっていくかもしれません。
おみくじの待ち人の由来は?
待ち人の占いが広まったのは江戸時代
おみくじの待ち人が広まったのはまだ手紙が飛脚で運ばれ交通手段が徒歩か籠だった江戸時代だといわれています。親や子供が商売で遠出した時に、その人の安否確認も簡単にできない状況で不安に襲われることも多かったため、安全を祈っておみくじを引いて占いながら家族や恋人など大切な人を待っていたといわれています。
江戸時代では自由に恋愛できなかった
そう考えると、おみくじによってはどのように待ち人が来たる・来たらずかが細かく書かれている理由もわかりますね。また、江戸時代では自由に恋愛できなかったため、待ち人は「待っている人」という意味も持つといわれています。今でも待ち人と聞くと恋愛と結びつける傾向があるのも江戸時代の恋愛の名残かもしれませんね。
おみくじの待ち人の文言別の意味は?来ずや来たるは?
おみくじの待ち人の文言別の意味①来る/来たる
おみくじの待ち人の文言別の意味の1つ目は、「来る・来たる」です。そのままの意味と捉えていいでしょう。ただ、遅いや早いなどが書かれていない場合、いつ来るかなどはわかりません。いつどこで出会うかわからないので逆にそれが楽しみですよね。もしかしたら気づいていないだけで既に出会っている人かもしれません。
また、「来るが遅し」などと具体的に書かれている場合は、焦らず待っていれば来るという意味です。来る・来たると書いてあるからといってただ待ち人を待っているだけだと何も起こるとは限らないので、結果だけに捕らわれずあくまでも人生の方針として受け取りましょう。
おみくじの待ち人の文言別の意味②来ず/来たらず
2つ目に紹介するおみくじの待ち人の文言別の意味は「来ず・来たらず」です。一瞬ネガティブに捉えてしまうかもしれませんが、必ずしも悪い意味ではありません。例え来ず・来たらずと書かれていても、怠けずに努力を続けることで運命を良い方向へ導くことができます。
来ず・来たらずと書かれていた場合、おみくじによっては具体的な理由や詳細が書かれていることもあります。たとえ来ず・来たらずという結果が出ても、もし「来ず 音信あり」や「来ず 便りあり」などと書かれている場合、待ち人は実際には来ないが何らかの連絡や前触れがあるという意味です。詳しくは下記をご覧ください。
おみくじの待ち人の文言別の意味③音信あり/音信なし
おみくじの待ち人の文言別の意味の3つ目は「音信あり・音信なし」です。これは、何らかの手段で連絡が来るという意味です。古語では前触れや理由という意味があり、待ち人が現れる場合事前に何らかのお知らせがあるということを示します。来ず/来たらず・音信なしの場合は来ることもなく前触れもないという意味です。
おみくじの待ち人の文言別の意味④便りあり/便りなし
4つ目のおみくじの待ち人の文言別の意味は「便りあり/便りなし」です。これは何かしらの連絡があるという意味です。メールや電話などに限らず兆候である可能性もあります。赤ちゃんを望んでいる人ならある日突然赤ちゃんを授かっていることが発覚するかもしれません。来ず・便りなしはそのままの意味で解釈してください。
おみくじの待ち人の文言別の意味⑤来ず/来たらず・さわりあり
おみくじの待ち人の文言別の意味5つ目は「来ず/来たらず・さわりあり」です。さわりとは障害や事情のことを意味します。事情にも重要な出来事や、他に優先すべき物事、周りの反対があったなど、色々な物があります。来ず/来たらず・さわりありと書かれている場合、何らかの事情で来れなくなってしまったという意味です。
おみくじの待ち人の文言別の意味⑥来たる/来るが気長に・粘り強く待て
6つ目のおみくじの待ち人の文言別の意味は「来たる/来るが気長に・粘り強く待て」です。これは総体的に良い意味と捉えて良いでしょう。いつか来るけれど粘り強く待つことが大切です。待ち人に出会えた時に最大の良運をゲットするためにも、目の前のことをきちんと成し遂げ自己研磨することが大切です。
おみくじの待ち人の文言別の意味⑦来る/来たる・つれあり
おみくじの待ち人の文言別の意味の7つ目は「来る/来たる・つれあり」です。これは何かの物事と同時にきたり、誰かと共にきたりするということです。例えば、友達の友達が出会いを運んで来てくれたり、赤ちゃんを望んでいる方だと双子を授かる可能性もあります。自分の状況と照らし合わせて解釈してください。
おみくじの待ち人の文言別の意味⑧腐れ縁に注意
おみくじの待ち人の文言別の意味8つ目は「腐れ縁に注意」です。これはずるずるとした関係に注意という意味を持ちます。現在縁が切れずにずるずると続けている関係はありますか?元彼や昔の友人など人によってそれぞれですが、お互いに幸せではないので、もし当てはまる人がいたとしたら関係を見直してみてください。
腐れ縁と聞くと悪い印象があるかもしれませんが、実は「切られない縁」以上の見解もあります。腐れ縁の語源や、断ち切る方法など詳しく書かれた記事があるので、そちらも併せてご覧ください。
おみくじの有効期限は?待ち人はいつ来る?
おみくじの有効期限は特にない
おみくじの結果に有効期限は存在しないといわれています。おみくじは基本的にお願い事や訪ねたいことを決めてから引くもので、吉や凶の結果はそのお願い事が成就するまでにかかる期間を示すものです。なので、自分が抱いていた悩み事やお願い事が成就した瞬間にそのおみくじの有効期限が切れる、という考え方もあります。
つまり、大吉に近いほどより早く願い事を成就することが可能で、逆に大凶に近いと努力すれば成就するが人一倍努力しなければならない、という風に解釈することができますね。添えられている言葉はそのお願い事を成就するためのヒントとして捉えることをお勧めします。
おみくじの待ち人がいつ来るかは自分次第
待ち人の有効期限も基本的にないといわれています。おみくじに共通して、引いた時の自分の心持ち次第なので、もしかしたら今日のことかもしれませんし、一年間のことかもしれません。
おみくじの占いの結果は引いた本人の気持ちによって切り替えることができるので、自分で期限を決めてしまえば効力はその期限で切れてしまうといわれています。たとえ来ず・来たらずという結果が出てしまったとしても、一週間と期限を決めていたら一週間で切れてしまいます。自分の状況に合わせて期間を解釈してください。
ただ、おみくじを引いて待ち人来る/来たると書かれていたからといってすぐに待ち人が現れるケースは珍しいです。すぐに現れないものだと捉えた方がそわそわする必要もなく意識しすぎずに過ごすことができるかもしれませんね。
待ち人の意味をきちんと理解した上でおみくじを引くともっと楽しめる
初詣でおみくじを引くことはもはや新年の運勢を占う定番の楽しみにもなっていますよね。中でも「待ち人」と聞くとその言葉の曖昧さから恋愛の文字が浮かんでしまいますが、必ずしもそういう訳ではなく、自分の人生に良運を運んでくれる人もしくは物事だということがわかりました。
待ち人に関する文言の意味をきちんと理解しておくことで、間違った解釈を避けることができ、自分に本当に必要なメッセージを汲むことができます。ぜひ今度神社に訪れる際は、待ち人の欄に注目しつつも添えられている言葉や全体の内容を読み取って解釈してみてください。
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