苛烈の意味・読み方とは?英語と類語との違いも|熾烈/苛酷

苛烈の意味を知っていますか?苛烈を極めるなどの使い方をしますが、読み方すら知らない・・という方もいるでしょう。ここでは苛烈とは?という基本的なことから、類語や英語についてもご紹介しています。類語は熾烈や苛酷などですが意味がよく似ている語もあるため、その違いもちゃんと学んでおきましょう。

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苛烈とは?意味と読み方は?

苛烈とは「厳しく激しい」意味を持つ語

苛烈だ

苛烈の意味は「厳しく激しいこと」です。ここで言う「厳しい」は「耐え難いほど激しいこと」を意味し、「激しい」は「勢いが極めて強い・鋭く荒々しいこと」を意味するため、苛烈が表す内容は「耐えるのが難しいほど鋭く荒々しい勢いが強いこと」になります。

苛烈の読み方は「かれつ」

仕事中

苛烈の読み方は「かれつ」です。「烈」は「猛烈な暑さ」などで一般的にも用いられますが、「苛」の方はあまり見かけません。「イライラ(苛々)」の漢字ではありますが、通常はカタカナ表記になる上に苛烈の時とは読み方が異なるため、苛烈の読み方を考える際は「苛」の部分で悩む方が多いようです。

苛烈は「厳しいの苛」と「激しいの烈」で成り立つ

勉強中

苛烈は「厳しい」などを意味する「苛」と、「激しい」などを意味する「烈」の漢字で成り立ちます。「苛」の漢字には「厳しい・きつい・刺々しい・苛立つ」などの意味があり、「烈」の漢字には「激しい・厳しい・勢いが甚だしい・焼く」などの意味があります。

苛烈の使い方とは?例文3選!

苛烈を極める戦闘


戦争

苛烈の使い方と例文、1つ目は「苛烈を極める戦闘」です。「耐え難いほど鋭く荒々しい状況になっていく戦闘」を意味します。戦闘とは「戦うこと(武力をもって攻め合うこと)」で、特に兵器(戦闘用資材)を使って敵と戦うことを言います。

そのため、この例文は「戦争など別の集団が互いに攻撃をし合っている状況を表す時」に使うことが多いです。もう少し長い文にする場合は「苛烈を極める戦闘により、負傷者が後を絶たない。」「苛烈を極める戦闘には終わりがあるのか。」などの例文を作ることができます。

「苛烈を極める戦闘だが、生き延びなければならない。」「苛烈を極める戦闘の中でもチームワークは忘れない。」といった例文も作れます。また、苛烈の扱いには名詞と形容動詞があります。名詞は「単体で主語になる語」のことで、形容動詞は「○○は苛烈だ」といった使い方をします。

苛烈な生存競争

社会

苛烈の使い方と例文、2つ目は「苛烈な生存競争」です。これは「勢いが極めて強い生存競争」を意味します。生存競争というのはダーウィンが提唱した進化論の話から生まれた言葉ですが、それが転じて「生活の存続や地位の獲得をめぐる競争」の意味でも使われるようになりました。

これは、社会的な「生きるか死ぬか」や「弱肉強食」の話における「競争(勝敗や優劣を競い合うこと)」を言います。つまり「苛烈な生存競争」という表現は、戦闘など本当に命を落とす可能性がある状況以外にも使えます。権力争いや地位獲得に関した競争など、社会的な優位や優勢を得るための争いに使います。

「苛烈な生存競争」を含む例文には、「トップたちは苛烈な生存競争を繰り広げている。」「同業者の中で起きる苛烈な生存競争。」「苛烈な生存競争に巻き込まれたくない。」「苛烈な生存競争を制するのはA社だろう。」などがあります。

攻撃は苛烈を極めるばかりだ

攻撃し合う

苛烈の使い方と例文、3つ目は「攻撃は苛烈を極めるばかりだ」です。これは「攻撃の勢いが増すばかりで耐えることにも限界が近くなってきている状態」を表します。戦闘について使用されることが多い表現で、「相手の攻撃は苛烈を極めるばかりだ。対策を考える必要がある。」などの例文を作ることができます。

苛烈の類語とは?使い方と苛烈との違いは?

類語「峻烈」の意味と違い

批判を受ける

苛烈の類語その1は、「峻烈」です。読み方は「しゅんれつ」で、「非常に激しく厳しいこと」を意味します。使い方は名詞または形容動詞で、「峻烈な批判」や「ここの土地は峻烈だ」などの例文を作ることができます。

苛烈と峻烈の違いは無いに等しいのですが、峻烈の意味説明には「非常に」の言葉が付いています。苛烈の方は「厳しく激しい」とだけで「非常に」という強調の言葉が付いていないため、意味合い的にはどちらかと言えば峻烈の方が激しさ・厳しさの程度が強いのかもしれません。

類語「熾烈」の意味と違い

燃え盛る

苛烈の類語その2は、「熾烈」です。読み方は「しれつ」で、「勢いが盛んで激しいこと」を意味します。使い方は名詞または形容動詞で、「熾烈な戦い」や「有名処の商戦は熾烈だ」などの例文を作れます。

苛烈と熾烈の違いは、「厳しいの有無」です。熾烈の「熾」は「盛んな火勢を表す漢字」であり、「厳しい」=「耐え難い」の意味はありません。苛烈には「激しい」と共に「厳しい」の意味が含まれていますので、意味における厳しいの有無が苛烈と熾烈の違いになります。

類語「苛酷」の意味と違い


苛酷な状況

苛烈の類語その3は、「苛酷」です。読み方は「かこく」で、「極めてむごいこと」や「扱い方などが厳しく容赦ないこと」を意味します。言い換えれば「無慈悲」であり、情けがなく相手の事情を考慮して手加減しないどころか、むしろ鋭く荒々しい仕方をすることを表します。使い方は形容動詞のみです。

苛烈と苛酷の違いは、「むごいの要素」です。むごいとは「他者が黙って見てられないほど、思いやりがなく平気で苦めるさま」を言います。苛烈にはその意味が含まれていません。苛烈は「状況の様子」について使う言葉ですが、苛酷は「人の様子」を表す時にも使えます。

類語「過酷」の意味と違い

過酷

苛烈の類語その4は、「過酷」です。読み方は「かこく」で、「ひどすぎる・厳し過ぎること」を意味します。使い方は形容動詞のみです。苛烈と過酷の違いは「むごい」の点もそうですが、「過ぎる」の要素も違いになります。

苛烈は「勢いが極めて強い」ことを表すのであり、「度を超している」意味ではありません。過酷は「酷過ぎる」と書くように、むごい・厳しいといったものの程度が「過ぎる(過度である)」意味を含んでいます。その「過度」と「盛ん」の違いを考えながら、使い分けてみましょう。

苛烈の英語と使い方とは?

英語「severe」

厳重

苛烈の英語1つ目は、「severe」です。読み方は「シビア」で、「厳しい・厳格な・厳正な・厳密な・厳重な・過酷な・容赦ない・痛烈な・〜に痛烈で・厳しくて」を意味します。日本語の中では「お金にシビア」などの使い方をよくされますが、これは「お金に関して厳しい」ということになります。

severeという英語は、基本的に「厳しい」や「容赦ない」の意味で使います。激しいと言うよりも厳しい意味が強いため、苛烈の意味とは厳密には違っていますが、苛烈を英語表現にする際はsevereが用いられることもあります。イメージは「容赦ない」=「手加減しない」=「勢いが強い」といった感じです。

英語「terrible」

容赦なく恐ろしい

苛烈の英語2つ目は、「terrible」です。読み方は「テラブル(またはテリブル)」で、「恐ろしい・怖い・ひどい・つらい・物凄い・厳しい・非常に悪い・実に嫌な・ゾッとするような・〜に凄く下手で」を意味します。

「厳しい」の意味があるため、苛烈の英語表現として用いられることがあります。しかし、terribleが表す意味の中で最も強いのは「恐ろしい」です。「恐ろしいほどひどい」「ゾッとするような怖さ」「実に嫌でつらい」といったような意味なので、そのような要素を含めて苛烈を使う場合の英語表現になります。

英語「relentless」

冷酷な容赦なさ

苛烈の英語3つ目は、「relentless」です。読み方は「リレントレス」で、「冷酷な・情け容赦ない・〜に容赦なくて」を意味します。苛烈というよりも過酷の方が近いと言えますが、苛烈を「耐え難いほど勢いが極めて強い」という意味で使う時にはrelentlessを英語表現として使える場合もあります。

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類語との違いを意識しながら苛烈を正しく使おう!

苛烈は「厳しく激しいこと」を意味し、名詞や形容動詞として使います。類語の熾烈は意味も使い方もよく似ていますが、熾烈は「燃え盛る火」のイメージが強いため「厳しい」よりも「激しい」の意味合いが強いです。

苛酷は「酷」の漢字が表すように「ひどい・むごい」要素があるため、それが苛烈との違いになります。熾烈のように類語の中には苛烈とよく似た意味のものもあるため、違いを考えながら使い分けてください。また、英語にして苛烈を表す場合は伝えたいニュアンスに合った意味を持つ英語表現を選びましょう。


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