安物買いの銭失いの意味や類語は?安い買い物の無駄を減らす方法7つも

おなじみの「安物買いの銭失い」という言葉ですが、今回はその基本的な意味やよく似た類語をおさらいしていきます。さらに「つい高い物より安い物ばかり買って損してしまう」とお悩みの人に向けて、品質重視の心構えや無駄を減らす方法もご紹介します!

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安物買いの銭失いの意味や類語は?

「安物買いの銭失い」の意味|安物はそれなりなのでかえって損になる

安物買いの銭失い

「安物買いの銭失い」という言葉は、結論から言うと「安物はそれなりなのでかえって損になる」という意味になります。なお、最近は安価な物でも高品質の良品がたくさんありますが、今回の話ではそれは除外します。もう少し詳しく説明していきましょう。

一般的に「安物」と呼ばれる物は、素材、造り、使い勝手など多くの面において品質が低く、その分すぐに壊れやすくなっていますよね。そのため、すぐにまた新しい物を買わなければならなくなり、その結果、余計にお金がかかってしまうという、この一連の流れを表したのが「安物買いの銭失い」という言葉になります。

なかなかパンチの効いた表現ですが、それもそのはず、実はこの言葉は古くから日本で親しまれてきた「江戸いろはかるた」のフレーズの1つでもあります。さらにこの「安物買いの銭失い」には、他にもよく似た言葉がいくつか存在しています。次に、そのうちの2つをピックアップしてみましたので、さっそく見てみましょう。

「安物買いの銭失い」の類語①安い物は高い物

安い物は高い物

「安物買いの銭失い」の類語その1は「安い物は高い物」というフレーズです。これは「安物は高物」という言葉を少し噛み砕いたものになりますが、意味は「安物買いの銭失い」と同じです。「安い物には粗悪品が多いから、どうせまたすぐに買い直さなければならないし、逆に損だよ」ということを表している類語です。

    「安い物は高い物(安物は高物)」の使い方

  • 安い物は高い物って言うし、やめておいた方がいいよ。
  • 安物は高物、このマウスすぐにダメになったからまた新しいの買わなきゃ。

「安物買いの銭失い」の類語②安かろう悪かろう

安かろう悪かろう

「安物買いの銭失い」の類語その2は「安かろう悪かろう」というフレーズです。これは「安い物なら、そりゃ質も悪いだろう」という意味になります。「安物買いの銭失い」とは少し違ったニュアンスを感じますが、「安物=低品質」という基本的な部分が共通しています。

    「安かろう悪かろう」の使い方

  • 激安で買ったこの謎のペンタブ、やっぱり安かろう高かろうで全然使い物にならなかったよ。
  • そんな安かろう高かろうな商売してたら、すぐ潰れるわよ。

ここまでは「安物買いの銭失い」の意味、そして類語を見てきました。「安物=質の悪い物」という概念は昔から存在していたものですが、お手頃価格の物を見るとつい財布の紐が緩んでしまいますよね。しかし「安物買いの銭失い」にならないためには、一体どうすればよいのでしょうか?ここからはその方法を見ていきましょう。

安い買い物の無駄を減らす方法・考え方7つ

安い買い物の無駄を減らす方法①高い物の価値を知る

本物を知る

安い買い物の無駄を減らす方法その1は「高い物の価値を知る」ということです。低価格高品質の物が増えてきたとはいえ、やはりまだまだ安物はそれなりであることがほとんどです。それは品質だけでなく、たとえばプチプラで人気のファストファッションは、その裏に過酷な労働環境が隠れていることが問題視されています。

それとは逆に、高い物つまり適正な価格で売られている物は、品質はもちろん、その裏にある背景までもがフェアで、サスティナブルで、レベルの高い「本物」です。そして私たちは、その本物の良さや価値を知ることで、つい安物に手が伸びてしまう習慣にストップをかけることができます。

安い買い物の無駄を減らす方法②品質重視で物を選ぶ

大切なのは品質

安い買い物の無駄を減らす方法その2は「品質重視で物を選ぶ」というものです。高品質の物の価値を知った後「でもやっぱり安物でいいや」となってしまわないよう、自分の選択に責任を持つことも大事です。多少値が張っても品質を重視し良い物を選べば、結果的に長く使うことができ、その分余計な出費も抑えられます。


安い買い物の無駄を減らす方法③口コミを参考にする

口コミをチェック

安い買い物の無駄を減らす方法その3は「口コミを参考にする」というものです。最近はネットショッピングのお陰で、あらゆる商品の口コミを誰でも簡単に知ることができます。消費者の生の声である口コミは、コンセプトを重視した企業の謳い文句よりもはるかにリアルです。

もし「安い物を探しているが、安物買いの銭失いにはなりたくない」という人は、この口コミを参考にするのが最も手っ取り早く賢い方法です。ネットではなく実店舗で商品を購入する場合も、口コミだけを前もってネットで調べておき、しっかり吟味してからお店で購入するのがおすすめです。

安い買い物の無駄を減らす方法④使い捨て思考をやめる

長く使える物を選ぶ

安い買い物の無駄を減らす方法その4は「使い捨て思考をやめる」というものです。安さを重視する人に多いのがこの「使い捨て思考」です。これは「安物だけど、ダメになったらまたすぐ次の物を買うからいいの」という考え方で、まずはこういった思考を変えることが、無駄を減らす第一歩になります。

安い買い物の無駄を減らす方法⑤物欲をコントロールする

安いからといってすぐ買わない

安い買い物の無駄を減らす方法その5は「物欲をコントロールする」というものです。これは先ほどの「思考を変える」という方法よりも、さらに根本的なところを変えていく方法で、そもそもの「○○が欲しい」という欲求を自分で意識的に制御していくというものです。

「欲求を制御する」というと、つい高度な技が必要だと思われがちですが、たとえば「買いたくなったら1日時間を置いてみる、少しでも迷ったら買わない」などと、ちょっとしたルールで充分です。アイディア次第では、ゲーム感覚で楽しみながら無駄を減らすことができます。


安い買い物の無駄を減らす方法⑥買い物の失敗リストを作る

無駄を「見える化」する

安い買い物の無駄を減らす方法その6は「買い物の失敗リストを作る」というものです。人は時間が経つとどうしても「あのとき安かったから買ったけれどあまり良くなかった物」であっても、それが何であったかを忘れてしまうことがあります。

また同じ失敗を繰り返さないためにも、そして自分がいかに「安物買いの銭失い」をしているかをハッキリさせるために、こういった形で「見える化」することは、無駄を減らす上でとても効果的です。リストは、適当なメモ帳などにササッと「商品名、値段、感想」を書いておくだけで充分です。

安い買い物の無駄を減らす方法⑦丁寧な暮らしを心がける

丁寧な暮らしは節約に繋がる

安い買い物の無駄を減らす方法その7は「丁寧な暮らしを心がける」というものです。「丁寧な暮らし」というのは、日々の生活の中での様々な物事に対し、安さや速さだけに囚われずじっくりと向き合う姿勢を表します。物を一つ買うにしても自然と質の良い物を選べるようになるため、それが無駄を減らすことにも繋がります。

また、丁寧な暮らしを送るためには「無理なく上手に節約する」ということも、大事なポイントになってきます。以下の記事では、一人暮らしや家族暮らし別にそれぞれの生活費を上手く節約するヒントをご紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてみて下さいね。

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生活費の節約方法とは?一人暮らしや4人家族のポイントは?

安物買いの銭失いになってしまった実例は?

安物買いの銭失い実例①買ったその日に壊れた

最悪な気分

安物買いの銭失い実例その1は「買ったその日に壊れた」というパターンです。「安いのでいいや!」と買って帰った充電コードがその日の夜にはもうダメになってしまったなど、誰しも経験済みではないでしょうか?そしてその後は「次は絶対に高いものを買おう」とひそかに胸に誓いを立てるというお決まりのコースです。

安物買いの銭失い実例②そもそも不良品だった

安物どころか不良品

安物買いの銭失い実例その2は「そもそも不良品だった」というパターンです。これはもうショックを通り越して怒りが込み上げて来る最悪のケースですよね。安いだけの粗悪品は品質管理も充分でなく、こういったことが結構な確率で起こります。

お店に文句を言いたいところですが、安い商品であるがゆえに「こんな安物のためにわざわざクレームを言いに行くのも何だかな、安さに釣られて買った自分も悪い気もするし」などと、消費者の当然の権利すら否定しながら悶々と悩んでしまうという、そんなあるあるです。

安物買いの銭失いも貴重な経験!

何事も経験

さて今回は「安物買いの銭失い」という言葉の意味や類語、そして安い買い物の無駄を減らす方法などをご紹介してきました。「安物買いの銭失い」は、なかなかシビアな印象のある言葉ですが、安い物を買って失敗するのもまた良い勉強になるものです。

値段、品質、見た目、その他のこだわりなど、物を購入する上で何を重視するかは本当に人それぞれですが、「安物買いの銭失い」もしつつ色々と試行錯誤を重ねながら、自分の生活に合ったベストなスタイルを見つけていけるとよいですね。


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