TOEFLのスコア目安は?大学院受験や留学に必要な点数や平均も

みなさんTOEFLという試験はご存知ですか?TOEFLのスコアレベルの目安や大学院受験、留学に必要な点数や平均点、TOEICとの違いについてご紹介します。受験や留学などでTOEFLの受検を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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TOEFLとは?TOEICとの違いも

TOEFLとは「留学のための試験」|一定の成績を取る必要がある

TOEFL

TOEFL(トーフルまたはトフル)は、英語を母語としない人の英語コミュニケーション能力を測るテストとして開発されました。海外でのキャンパスライフを不自由なく送るために必要となる「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定します。

130か国10,000以上の、大学や機関に認められている試験で、留学したい学生は受検必須の試験です。この試験のスコアは、希望する海外の大学に留学できるかどうかに大きく関わってきて、留学先の条件とするスコアに達していないと受け入れてもらえない場合がほとんどです(例外もあります)。

つまり、TOEFLで一定の成績を取らないと留学できないのです。ちなみに、今回ご紹介するのはTOEFL.IBTという留学向けの試験になりますが、TOEFL.ITPという試験もあります。こちらについては下記の記事にまとめてあるので参考にしてください。

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TOEFL(トフル)ITPとは?試験内容と留学のスコア目安は?

TOEFLはTOEICや英検に比べると、どんな試験かあまり知らない人もいるようです。ITPとは何かを徹底調査します。トフルのスコアの見方や平均点はどれくら...

TOEICとの違い①受検目的

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1つ目のTOEICとTOEFLの違いは「受検目的」です。TOEFLは海外留学のために受検しますが、TOEICは「ビジネス英語」と呼ばれ、日常会話やビジネスにおける英語での実践的なコミュニケーション力が評価される試験です。受検者の多くがビジネスマンや就職を控えた大学生です。

そのため、英語力が重視される企業では就職採用時にTOEICの点数も条件として指定されている場合があります。最近では、受験や就職採用にTOEFLを取り入れるところも増えてきましたが、まだまだTOEICが主流となっています。自分の目的に合わせて受検しましょう。

TOEICとの違い②試験形式と費用

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2つ目のTOEICとTOEFLの違いは「試験形式費用」です。TOEICは紙とペンを使った全問マークシート方式なのに対して、TOEFLはパソコンとヘッドセットを用いて試験を行います。TOEFLにはスピーキングテストもあり、スピーキングテストもヘッドセットについているマイクに向かって話します。


なので、TOEFLはTOEICより実践的な試験と言えるでしょう。2つの試験は全く形式が異なるため、試験対策もそれぞれの試験に合わせて行う必要があります。

費用に関しては、TOEICが税込み5725円で、インターネット割引や団体割引などの割引制度も多数設けられています。一方のTOEFLは235ドルで、日本円で約2万3000円です。TOEFLは申込日によって別途手数料がかかったり、受験日や会場の変更を希望する場合もお金がかかってしまうので注意しましょう。

TOEICとの違い③試験内容と試験時間

TOEFL

3つ目のTOEICとTOEFLの違いは「試験内容と試験時間」です。TOEICはリスニングとリーディングの2種類の問題があり、2時間程度で終わる試験となっています。一方、TOEFLはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4種類の問題があり、10分の休憩を含めて4時間半ほどかかります。

試験内容や試験時間からして、TOEICの方が難易度が低く、気軽の受けられる試験となっています。TOEFLは途中に休憩時間はあるものの、長時間の試験となるので集中力が切れないような対策も必要になりますね。また、ずっとパソコンの画面を見続けることになるため、目の疲れにも気を付けてください。

TOEFLのスコアのレベル目安

TOEFLのスコアのレベル目安|留学なら最低でも60点・目安は80点

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TOEFLのスコアのレベル目安は60点以上あると良いとされていて、海外留学を考えている方は最低でも60点以上は取らないと留学先で苦労してしまう可能性が高いです。海外のあまり名前が知られていない地方大学の留学条件でも最低60点が多く、50点以下だと留学条件を満たせない場合が多いです。

もう少し大学のレベルが上がり、知名度が高い大学になってくると70~80点を最低条件としている大学が多く、さらに知名度が高いトップクラスの大学(ハーバード大学やスタンフォード大学など)は100点以上を条件としています。自分の留学したい大学が設けているスコアの条件を確認し、それに合わせて勉強しましょう。

TOEFLのスコアのレベル目安|日本の大学入試でも70点以上

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TOEFLは留学だけでなく、日本の大学入試にも使用している大学が増えてきました。AO入試や推薦入試の出願条件や優遇条件の1つにTOEFLの点数を記載している大学があります。日本の大学入試でのTOEFLスコア目安は70点以上とされていますが、大学によって条件はさまざまです。

例えば、一橋大学商学部では推薦入試の出願条件にTOEFL93点以上と指定されています。その他のTOEFLを大学入試に導入している大学の多くは、70点以上を条件に設定しています。

また、立教大学の一般試験ではTOEFLで一定の成績を取れば英語試験を免除してくれる制度もあります。このように、TOEFLの点数で大学受験が有利になることもあるので、留学しない方も受けておいて損は無いでしょう。

TOEFLのスコアのレベル目安|大学院受験であれば80点は必要

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大学院受験の場合はもう少しレベルが上がり、目安として最低80点は無いと受験できる大学院はかなり少なくなってしまいます。大学院の受験条件の最低スコアが80~90点に設定されているため、80点を目安に、まずはこのラインを越えられるように勉強すると良いでしょう。

もう少しレベルの高い大学院を目指すなら90~100点くらいあると、選択肢が広がります。90~100点あれば、ほとんどの一般的な大学院のスコア条件を満たせます。さらに上位の大学院を目指したいのであれば、100~110点ほど必要になります。これくらいの点数があればほとんどの大学院で受験可能です。

TOEFLのスコアのレベル目安|TOEFLの110点はTOEICの満点

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TOEFLとTOEICはそもそも試験の形式や内容が違うので両者の比較ははっきりとできませんが、スコアの目安としては、TOEFLの110点がTOEICの満点(990点)に近いレベルであると言われています。TOEFLが120点満点なので、TOEFLの満点とTOEICの満点はイコールではないとわかります。

もちろん、TOEFLで110点を取れたからといってTOEICで満点を取れるわけではないので、あくまでスコアの目安として考えておいてください。

日本人のTOEFLのスコア平均点

日本人のTOEFLのスコア平均は70点


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現在の日本人のTOEFLスコア平均は「70点」とされています。さらに、日本の英語教育が進歩したり留学が推進されている影響で、少しずつスコア平均は上がってきています。しかし、中国や韓国のTOEFLスコア平均は80点を超えていて、日本人のスコア平均は海外と比べると少し低い点数となっています。

日本人のTOEFLの点数が低い原因は「英語教育」

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日本人のTOEFL平均スコアが低い原因の1つとしては、日本の学校での英語教育はリーディングやライティングを中心としていて、スピーキングやリスニングの勉強をする機会があまり無かったことが考えられます。最近はスピーキングやリスニングの授業も増えてきてはいますが、まだまだ文法重視の教育がされています。

なので、スピーキングやリスニングの勉強をあまりしてこなかった日本人は、TOEFLを受けるときに自分で勉強をしなければならず、苦労する方が多いです。留学を考えている方は、早めにスピーキングとリスニングの対策を始めましょう。

TOEFLのスコアをアップする方法は

TOEFLのスコアをアップする方法①単語暗記

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まず必要なのは英単語の知識です。英単語の意味が分からないと英文が読めないですし、話すことも聞くことも出来ません。まずは1冊TOEFL用の単語帳を買って、英単語の意味を覚えましょう。1日何ページやるか、無理のない目標を決めて復習もしながらコツコツ勉強していくと覚えやすいですよ。

単語帳を選ぶコツは、CDなどの音声が付いているものを選ぶことです。目で見るだけでなく耳からも聞くことで、より覚えやすくなりますし、リスニングやスピーキングの対策にも使うことができます。本屋さんで実際に手に取って、使いやすそうな単語帳を選びましょう。

TOEFLのスコアをアップする方法②速読の練習

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TOEFLのリーディング問題は、制限時間が短いうえに文章が長いので、読むだけでもかなり時間がかかってしまいます。全て解き終わらずに制限時間が来てしまった方も多いです。なので、まずは英文を早く読めるようになることを意識してみましょう。

なるべく英文を読む時間を減らして、問題を解く時間を多く取りたいですよね。そのためにも、素早く読んで内容を理解する必要があります。まずは単語力を鍛えて、ある程度文章が読めるようになったら早く読む練習をしてみましょう。音読やシャドウイングがおすすめですよ。

TOEFLのスコアをアップする方法③必要なところだけを読む

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上記で速読についてご紹介しましたが、より効率的に英文を読むためには必要なところだけをしっかり読めるようになることが重要です。文章全てをしっかり読もうとするのではなく、英文を読みながら要点をつかみ、重要な部分だけをピックアップして読むと時間短縮にもなりますし、問題も解きやすくなります。

コツは、まず設問を読み、どんな内容の文章が書かれているのか、何が問われているのかを理解します。それから文章を読むことで内容も理解しやすくなり、どこが必要なところなのかもわかりやすくなります。

読みながら必要だと思ったところに下線を引くなどして、ただ文章を読むだけでなく、必要なところはどこかを考えながら読んでみましょう。

TOEFLのスコアをアップする方法④わからない問題は飛ばす

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問題を解き進めていくうちに、わからない問題に遭遇することがあると思います。もし、考えてもわからないときは潔く諦めて次の問題に進みましょう。1つの問題に時間をかけすぎると、そのあとの問題を解く時間が無くなり、本当は解けた問題も解けずに終わってしまうことになりかねません。

〇分考えてもわからなかったなら飛ばす、というように自分なりのルールを決めて、どんどん解き進めていきましょう。制限時間と問題数をもとに、1問にかける時間を計算してもいいですよね。ときには諦めも大事です。

TOEFLのスコア目安をもとに勉強してみましょう!

今回はTOEFLについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?TOEFLは海外留学を考えている方には必須の試験となるので、ぜひ試験対策をしっかりして試験に挑みましょう。日本人の平均スコアレベルが低いと言われていますが、しっかりと勉強をすれば点数が取れる試験です。

自分の希望する大学や学部が設けているスコア条件を確認し、今回ご紹介したスコアアップの方法も参考にしながら、良い成績を取れるように頑張ってみてください。


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