Wi-Fiルーターで有線を無線に変換するには?併用する場合も解説

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LANケーブルを使った有線接続のほうが、Wi-fi(無線)接続より通信品質が高いことは確かですが、無線機器の高速化が進み、ルーターとの距離が近ければ有線接続に近い通信品質を得られます。無線への変換方法や併用の仕方について解説します。

有線LAN接続と無線LAN接続

有線LANは通信速度の速い接続法

有線LANと無線LANを比較すると、基本的には有線LANのほうが、速度性能が高く安定したデータ通信が可能です。デスクトップパソコンや大型のスマートテレビなど、移動することがない機器との接続にはLANケーブルを使うことをお勧めします。電波は距離が離れると弱くなり、障害物があると遮断されることもあり、また他の家電製品や無線機器との電波干渉も起こります。

無線LANはケーブルのいらない接続法

無線LANは、ケーブルを使わない電波による接続ですので、接続設定した機器であれば家の中を移動しながら自宅のインターネット回線を利用することができます。無線LANの技術規格であるWi-Fiのおかげで、多くのモバイル端末を自宅の光回線に簡単に繫ぐことができるようになりました。また、接続機器が増えても配線が邪魔になりません。 下記記事ではWi-fiについて詳しく紹介していますので、こちらも参考にしてください。 [blogcard url=”https://cktt.jp/2852”]

無線LANでできるさまざまなこと

無線LANを自宅内で構築すると、パソコンやスマホなどの端末をWi-Fiでインターネット接続できますが、それ以外にもメリットがあります。Wi-Fiルーターに接続したプリンターやハードディスク、DVD/ブルーレイディスクドライブなどのパソコン周辺機器を複数の端末で共有することができます。その場合、プリンターなどとWi-FiルーターをUSB接続することになりますので、USB端子を搭載したWi-Fiルーターの購入が必要です。

有線からWi-Fi化する

必要なものはWi-Fiルーター

自宅のLANをWi-Fiで無線化するには、Wi-Fiルーターが必要ですが、家電量販店などで販売されている機種のほとんどはWi-Fiルーターです。また、最新の機種の多くはUSB端子を搭載していますが、パソコン周辺機器の共有を考えている方は、忘れずに確認しましょう。Wi-Fiルーターを購入する際は、速度性能を注目しがちですが、他の機能も比較して購入してください。 なお、下記記事ではWi-fiルーターとモデムの違いについて紹介していますので、こちらも参考にしてください。 [blogcard url=”https://cktt.jp/6330”]

Wi-Fiルーターの繋ぎ方

Wi-Fiルーターの役割は、自宅LANネットワークを無線により構築し、インターネットに接続することです。自宅に引き込まれた光ケーブルは通信事業から支給される回線終端装置(モデム、ONU)に繫がっていますが、その回線終端装置を、購入もしくはレンタルしたWi-FiルーターにLANケーブルで繫ぎ、そしてルーターとパソコンなどの端末を無線接続します。 以前は、新しいルーターの導入時にはパソコンなどからルーターのセットアップをし、各端末の設定も必要でしたが、最近はルーターのボタン押下とスマホやパソコンなどの簡単な操作で自動設定できる機種もあります。

通信範囲が広い場合は中継器を活用

中継器を使った方が良いケース

Wi-Fiルーターであれば、家の中を無線で使用して、インターネットに接続することができますが、電波はどうしても距離が離れると弱まり、壁や家具などの遮蔽物があると繫がりにくくなることもあります。特にコンクリートや鉄骨を使った建物であれば、電波が広がりにくくなりますので、その場合は中継器を活用しましょう。 中継器は、モデムに繫がっている親機であるWi-Fiルーターとパソコンやスマホなどの端末の間に設置することにより、電波を中継してくれます。スマホやタブレットなどをルーターから離れた場所で使用する時に電波が弱いようであれば、中継器を活用しましょう。

中継器の繫げ方

中継器が必要であれば、親機として使っているWi-Fiルーターの他にもう1台ルーターを用意することになりますが、Wi-Fiルーターを中継器モードで利用するか、中継器専用の機種を用意してください。中継器であれば親機のようにインターネット接続設定をする必要はありませんので、Wi-Fiの接続設定をするだけです。また、WPS対応であればボタンを押すだけで親機の設定を引き継げます。 また、中継専用機にはハイパワーな機種やコンパクトな機種などがありますので、設置場所や用途に合わせて選びましょう。 下記記事では中継器について詳しく紹介していますので、こちらも参考にしてください。 [blogcard url=”https://cktt.jp/5780”]

中継器を取り入れる注意点

中継器は、電波の届かない死角を減らし、安定した無線環境を構築してくれますが、親機への負荷が大きくなるというデメリットも発生します。また、親機への接続と子機への接続で一つの無線帯域を共有して使用する中継方式では、速度低下の恐れがあります。 それに対して、5GHzと2.4GHzの異なる二つの帯域を同時使用し、親機側と子機側の通信で使い分けることができるデュアルバンド同時接続であれば速度低下を防ぐことができ、また、速度性能の高い親機を使用することも速度低下を防ぐ秘訣です。

無線LANと有線LANを同時に使う

無線LANと有線LANの併用とは

LANポート数は機種により異なりますが、家庭用のWi-Fiルーターでも4つくらいは備わっていますので、LANケーブルで繫ぐことができるパソコンなどでしたら、有線LANを活用しましょう。有線LANの方が、速度性能が高く安定した通信が可能ですので、移動しないで使用するパソコンやAV機器では有線接続がお勧めです。そしてスマホやタブレットなどはWi-Fi接続するのが、一般的です。

同時に使った方が良いケース

自宅LANを構築する際は、スマホやタブレットをWi-Fi接続にして、デスクトップパソコンなど移動しない機器をLANケーブルで有線接続するのが一般的ですが、ネットワーク機器は数多く存在します。無線LANでもルーターや中継器との距離が近ければ、有線LANに近い通信性能を期待できますので、配線を減らしたい場合は、プリンターなどを無線機器の側においてWi-Fiで接続してもよいでしょう。

まとめ

最近のルーターは、ほとんどがWi-Fiルーターですが、LANポートに接続できる機器であれば有線接続を利用したほうが、通信の速度と安定性は高くなりますし、通信の混雑も防げます。また、広い範囲で、多くのWi-Fi機器を使用するのであれば、その分、高性能のWi-Fiルーターが必要になります。

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