悦に入るとは?読み方・類語・悦に入ってるの例文と悦に浸るとの違いも
あなたは、「悦に入る」という言葉の読み方や意味を知っていますか?この記事では、その解説と合わせて「悦に浸る」「悦に入ってる」などの表現の意味、類語などについて具体的な例文を交えながらお伝えしていきます。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
悦に入るとは?意味・読み方・由来は?
悦に入るの意味とは「何かが上手くいって心の中で満足していること」
悦に入るの意味とは、「何かが上手くいって心の中で満足していること」です。あなたも日常生活の中で、例えば仕事が自分の思い通りに運び、良い結果が出た際に心の中で「良かったな」と思うことがありませんか?
この瞬間が、まさに「悦に入る」という状態です。何とも言えない、自分を褒めてあげたいような気持になる方もいるでしょう。感じ方は個人差がありますが、この言葉の意味の中にあるように「満足」という言葉がキーワードです。
悦に入るの読み方は「えつにいる」
悦に入るの読み方は「えつにいる」です。この読み方は、「えつにはいる」と誤用されやすいので注意です。しかし、現在では「えつにはいる」と表現しても伝わる場合もあります。
仕事や日常生活などでは「相手にその言葉の意味を伝えてコミュニケーションを取ること」が目的なので、それがクリアできれば基本的には問題ありません。ただ、これを機会に「えつにいる」の方が正しい読み方だということを覚えておきましょう。
悦に入るの由来は「何かを自分の中で噛みしめる様子」
悦に入るの由来は、「何かを自分の中で噛みしめる様子」だとされています。元々、「悦」という漢字は「喜び、嬉しい気持ち」を表すものです。これに、「入」という「それに入っていく」という漢字が重なっています。
これらそれぞれの意味を重ねて考えると、「喜びに入っていく」という意味になります。「噛みしめる」とは「それをしっかり味わう」という意味になりますので、自ら「喜びに入っていく」という意味に繋がることが分かりますよね。
悦に入るの使い方とは?例文5選!
悦に入るの使い方①彼女はとにかく悦に入るのが好きだ
悦に入るの使い方の1つ目は、「彼女はとにかく悦に入るのが好きだ。」です。これは、「彼女はいつも心の中で満足するのが好きだ」という意味の例文となります。
あなたの職場や周りにも、例文のように常に自分のしていることや容姿などに満足していて、それが周りにも見て取れる人がいませんか?この例文はまさに、そんな人を描写する例文です。
悦に入るの使い方②念願のポジションを手に入れて彼は悦に入っていた
悦に入るの使い方の2つ目は、「念願のポジションを手に入れて彼は悦に入っていた。」です。これは、「ずっと欲しいと思っていた役職を手に入れて彼は心の中で満足していた」という意味です。
例文のように、例えば仕事でずっと目指していたことが達成するというのはやはり嬉しいものです。それが行き過ぎると周囲から反感を買いそうですが、日頃の自分の仕事ぶりを労って悦に入るのもたまには良いですよね。
悦に入るの使い方③彼は上司の顔を見て悦に入ってると判断した
悦に入るの使い方の3つ目は、「彼は上司の顔を見て悦に入ってると判断した。」です。これは、「彼は上司の顔を見て彼が自分の心の中で満足していると分かった」という意味です。
あなたも働いていて、相手が「悦に入ってるな」と感じることがありませんか?状況によっては腹が立つ場合もあるかもしれませんが、できるだけ一緒に喜んであげられると人間関係もスムーズにいきそうです。
悦に入るの使い方④悦に入る人の中には自己満足を楽しむ人が多い
悦に入るの使い方の4つ目は、「悦に入る人の中には自己満足を楽しむ人が多い。」です。これは、「自分の心の中に満足を感じるひとは、その自己満足を楽しむ人が多い」という意味の例文です。
この例文のように、「悦に入る」とは簡単に言うと「自己満足」という状態とも言えます。あまりに他人の存在を無視した自己満足の状態は考えものですが、見方によっては誰の承認も必要とせず、自分を満たせるというのは素晴らしいスキルです。
悦に入るの使い方⑤良い仕事ができて彼は悦に入った
悦に入るの使い方の5つ目は、「良い仕事ができて彼は悦に入った。」です。これは、「良い仕事ができて彼は自分の心の中で満足した」という意味です。
やはり、この例文のように社会人になると自分で素晴らしい仕事をできた際には気持ちが明るく、嬉しい気持ちになりますよね。正当な努力をしてきた、と自分の中にも自負がある場合は、悦に入るのも良いでしょう。
悦に入るとはどんな状態?悦に入ってる人の特徴とは?
悦に入るという状態は「その状況に自分で満足している」状態
悦に入るという状態は、簡単に言うと「その状況に自分で満足している」状態です。先述した言葉を借りると、「自己満足」の状態ですね。言葉の如く、「自分で自分を満足させている状態」なのであまり周囲の状況に振り回されることがありません。
悦に入ってる人の特徴①笑顔
悦に入ってる人の特徴の1つ目は、「笑顔」です。悦に入っている状態というのは、基本的には自分が嬉しい、満足しているという状態なので、表情が明るく、笑顔になります。
あなたも、悦に入っている人で悲しい顔や怒った顔をした人を見たことはないと思います。人間の精神状態というのは顔にしっかり出るので、その人の表情をヒントにすると分かりやすいかもしれません。
悦に入ってる人の特徴②他人からは上から目線に見える
悦に入ってる人の特徴の2つ目は、「他人からは上から目線に見える」です。その人がどの程度悦に入っているのか、そしてそれがどの程度他人に見える形で露呈しているのかによりますが、見方によっては「上から目線」に見えます。
もっと簡単に言うと、自分の嬉しい状態、満足している状態を自慢しているように聞こえるのですね。もちろん、そんなつもりのない人もいると思いますが、特に日本社会ではこれを目上の人にすると高い確率で反感を買います。注意しましょう。
悦に入るの類語と使い方例文とは?
悦に入るの類語と使い方例文①浮かれる
悦に入るの類語と使い方例文の1つ目は、「浮かれる」です。この「浮かれる」とは「浮足立った状態になる、フワフワする」という意味の類語です。
具体的な例文を挙げると、例えば「彼は浮かれた面持ちで彼女に話しかけた。」などがあります。この「浮かれる」という言葉は普通、ネガティブな意味で使用されることがほとんどです。
悦に入るの類語と使い方例文②気を良くする
悦に入るの類語と使い方例文の2つ目は、「気を良くする」です。これは、文字通り「誰かが何かによって気分が良くなる状態」を表します。
具体的な例文を挙げると、例えば「彼女は彼からの電話にすっかり気をよくしてしまった。」などがあります。何か自分にとって嬉しいことが起きて、それによって気分が上がった際などに使用できる類語です。
悦に入るの類語と使い方例文③ほくそ笑む
悦に入るの類語と使い方例文の3つ目は、「ほくそ笑む」です。これは、「何かが上手くいったので一人で密かに笑う」状態を表す類語です。
例文を挙げると、例えば「彼女は取引先からのメールにほくそ笑んだ。」などがあります。この類語は、主にネガティブな意味で使用することが多いものです。
悦に入るの英語と使い方例文とは?
悦に入るの英語と使い方例文①be satisfied with
悦に入るの英語と使い方例文の1つ目は、「be satisfied with」です。具体的な例文を挙げると、例えば「She was satisfied with her success in the meeting.」「彼女はその会議での成功に悦に入っていた。」などがあります。
悦に入るの英語と使い方例文②gloat over
悦に入るの英語と使い方例文の2つ目は、「gloat over」です。具体的な例文を挙げると、例えば「He is gloating over his new contract.」「彼は新しい契約に悦に入っている。」などがあります。
悦に入るの使い方の注意点とは?悦に浸るは間違い?
悦に入る・悦に浸るの使い方の注意点は多用することで相手を批判しすぎない
悦に入る・悦に浸るの使い方の注意点は、「多用することで相手を批判しすぎない」ことです。これまで述べてきた通り、この表現は使い方やその頻度を間違うと、特に相手に対して「あの人は自慢げな人だ」という批判にも似た意味として伝わってしまうことがあります。
円滑な人間関係を築くという観点に置いても、特に誰かの様子を描写する際にこの表現を多用して批判しすぎるということは避けるよう注意しましょう。
「悦に浸る」・読み方「えつにひたる」は厳密には「悦に入る」の誤用
「悦に浸る」は、厳密には「悦に入る」の誤用とされています。しかし、実用日本語表現を紹介する辞典などには「誤用であるが意味はある程度伝わる言葉」として紹介されています。ちなみに、この「悦に浸る」の読み方は「えつにひたる」です。
もちろん、正しい表現で使用していくのがベストですが、状況によっては「悦に浸る」という厳密に言えば誤用の形でも伝わればOKという状況もありますので、その点については自分で逐一判断して使用するようにしていきましょう。
「悦に入る」という言葉の使い方と意味をマスターしてどんどん活用しよう!
当記事では、「悦に入る」という言葉の読み方や意味、また「悦に浸る」や「悦に入ってる」などの使い方について詳しくご紹介してきました。日本文化では特に自分に簡単に満足しない、または人に自慢しないことが美徳とされているので、この言葉にあまり良いイメージを持っていない方も多いのではないでしょうか?
しかし、健全な自己成長という観点から言うと、労うべき場面でしっかり自分を褒めて満足するということも重要です。あなたもぜひこの言葉の意味と使い方をマスターして自分自身に、また周囲の人にも最適な形で活用してみてください。
下記関連記事内では、「慢心」という言葉の意味について分かりやすくまとめています。過信や自慢との違い、類語や対義語、その使い方や例文のご紹介もあります。興味のある方はこちらもぜひチェックしてみてください。
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