厳封とは?封筒を閉じる方法・やり方やビジネスマナーが学べる本の紹介も
今回は厳封とはどういったものなのか、厳封のやり方・方法や厳封を使うシーンについて詳しく紹介します。厳封は、重要な書類を郵送するときの封筒を閉じる方法です。ビジネスシーンや受験や就職活動などの大切なシーンで実践する機会のあることなので、この記事をきっかけに厳封のやり方についてマスターしておきましょう。
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厳封とは?
厳封とは重要書類を送る時におこなう封筒を閉じる方法のこと
まずはじめに、厳封とは重要書類を送る時におこなう封筒を閉じる方法のことです。厳封と書いて読み方は「げんぷう」です。漢字の通り厳しく封をすること・密封することを指します。厳封は仕事上での重要書類や就職活動での成績証明書、受験の際の推薦状などを郵送する場合に使われることが多いのが特徴です。
厳封をするときは、糊などで封筒を閉じて封筒の封じ目に封緘の印を押したり、封字を書きます。詳しいやり方は後の項目で解説しているのでそちらをご覧くださいね。厳封は送り主から宛先へ航までの間に封筒が開けられないようにするためにとる方法です。厳封すると途中で開封された場合そのことがわかるようになっています。
取引上の重要書類や成績照明書や受験の推薦状は途中で届け先にわたるまでに途中で開封されて書類の内容が改ざんされたら困りますよね。厳封はこういった事が起こらないように、開封された証拠が残るように印をつけているのです。厳封は自分の判断でするものではなく、相手先から指示があってするものなので注意しましょう。
厳封は一度開封された時点で無効になるので注意が必要
厳封は一度封筒が開封された時点で無効になるので注意が必要です。開封した後にもう一度封筒を閉じても効力は発揮されませんので注意しましょう。厳封となっている封筒は開封されると封字や封緘がぴったりと合わなくなることから開封されたら証拠がきちんと残りますので、ばれないことはまずないと思いましょう。
就職先に送る成績証明書や受験先の学校に送る成績証明書や推薦状は、厳封となっているものを開封してしまうと文書の改ざんや偽造を疑われたり、受験や就職の資格を失ってしまう可能性があります。書類の入れ忘れ等にも注意して開封することがないようにきちんと最終確認を行ってから封をするようにしましょう。
万が一、これらの厳封となっている書類を開封してしまった場合は書類の発行元に事情を説明して再度同じ書類を発行してもらうように手配しましょう。学校で発行する成績証明書は厳封のほかに開封無効というような表現が書かれていることがあります。こちらも書類を送るまでに開封しないように注意しましょう。
厳封の英語表現は?
厳封の英語表現①「sealup」
1つ目の厳封の英語表現は「seal up」です。封印、密封、密閉というような意味があるため厳封の英語表現として使われることがあります。「to seal up」でぴったりと封をする、「seal up an envelope」で封筒に封をするという意味になります。
また、「to close up with a seal」で封をしてその証明に印を押すという意味になります。こちらも封筒を閉じてその封じ目に封字を書いたり封緘を押したりする厳封の作業を表す英語表現として適しているといえるでしょう。
厳封の英語表現②「sealtightly」
2つ目の厳封の英語表現は「seal tightly」です。この「seal tightly」は厳封する、密閉するという意味で使われています。封筒に封をする厳封のほかにもタッパーウェア等の容器に蓋をして密閉するという時に使う表現にもなっています。
「seal tightly」のほかにも「tight seal」や「tightly seal」も同様に密閉という言葉を表す英語表現として使われることがあります。「tight」にはしっかりと、きつくといったような意味があるので、しっかり封をする・閉じるという意味の意訳で厳封となるのですね。
厳封のやり方・方法は?
厳封のやり方・方法①封筒を糊や両面テープを使って閉じる
1つ目の厳封のやり方・方法は、封筒を糊や両面テープを使って閉じることです。一般的に封筒に封をするときは、封が開けられないように密閉できる糊を使うことが多いです。糊がない場合は、両面テープを使って封筒に封をするのもOKです。封筒が郵送途中で開くことがないようにしっかりと糊付けして封をしましょう。
通常の郵便の場合はセロハンテープを使って封筒に封をすることもありますが、厳封の場合はセロハンテープを使うのはマナー違反であるとされているので、使わないようにしましょう。セロハンテープは、糊や両面テープよりも剥がれやすいうえに開封した場合でも、開封の痕跡が残りにくいからです。
また、厳封の場合は封筒に封をした後に封字を書いたり封緘を上からしますが、セロハンテープで封筒に封をしてしまうとこの封字が書けない・封緘が押せないということがあるからです。これらのような事情があるため、厳封の郵便では糊か両面テープを使用して封筒に封をするようにしましょう。
厳封のやり方・方法②封筒の封じ目に手書きで封字を書く
2つ目の厳封のやり方・方法は、封筒の封じ目に手書きで封字を書くことです。一般的には厳封とされている書類に書く封字は「〆」という字を書くことになっています。「×」の記号ではないので間違えないように注意しましょう。封筒に書く封字はこの他にも差し出す相手やシーンによって使い分ける必要があります。
例えば、目上の人に厳封の書類を送る場合は「〆」でも問題はないのですが、封をするという意味合いで画数の多い「封」や「緘」(かん)を使用すると丁寧な印象になります。結婚式やお祝い事に関するものの場合は「賀」や「寿」が使われることもあります。
また、横書きの封筒を使うときや海外の方あてに厳封を出すときには「〆」という字を封字として使うことは避けるようにしましょう。「〆」とは日本の漢字のため海外の方には意味が通じませんし「×」やキスを表す「X」ととらえられてしまう可能性があるからです。
厳封のやり方・方法③封筒の封じ目に印鑑(封緘)を押す
3つ目の厳封のやり方・方法は、封筒の封じ目に印鑑(封緘)を押すことです。封筒の封じ目に手書きで封字を書く意外にも封緘を押すというやり方もあり、この場合は一か所だけでなく何か所か封緘を押す場合もあります。押される封緘は一般的には「緘」や「封」という字が多いです。
封緘も封字と同様に様々な種類があり、寿や賀といった文字も封緘の一種としてあります。封緘を押すときは、押した時にかすれやズレがないように注意しながら丁寧に行うようにしましょう。かすれやズレがあると開封された時に封緘の文字がうまく合わさらず、厳封の意味がなくなってしまいますので注意しましょう。
封緘は、印鑑のほかにもシールも存在します。封緘シールは印鑑や手書きのものと比べてカジュアルな印象を与えてしまいますので、プライベートや親しい人同士のやり取りならいいのですが、ビジネスシーンの厳封を使う場面では使用しないほうが無難でいいかもしれません。
ビジネスマナーが学べるおすすめの書籍は?
ビジネスマナーが学べるおすすめ書籍①入社1年目ビジネスマナーの教科書
1つ目のビジネスマナーが学べるおすすめ書籍は、入社1年目のビジネスマナーの教科書です。身だしなみやコミュニケーションの取り方、電話応対の仕方、正しい敬語の使い方などビジネスシーンの今更人に聞けないような基本を丁寧に解説してくれている書籍です。
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2つ目のビジネスマナーが学べるおすすめ書籍は、ビジネスマナーの解剖図鑑です。ビジネスマナーの基本中の基本である挨拶や身だしなみ、お辞儀の仕方、敬語の仕方はもちろんのこと業務で実際に役立つ議事録の書き方や報告・連絡・相談のコツも記載されているので実践に即した内容の一冊となっています。
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ビジネスマナーが学べるおすすめ書籍③さすが!といわれるビジネスマナー
3つ目のビジネスマナーが学べるおすすめ書籍は、さすが!といわれるビジネスマナー完全版です。身だしなみや挨拶や業務の基本的な遂行の仕方とは、といった社会人1年目に向けた仕事を行ううえでの 基本のマナーや営業や冠婚葬祭でのマナーなどすぐに実践できるようなビジネスマナーの基礎がつまった一冊となっています。
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厳封について詳しく知ろう!
今回は、厳封とはという基本的な厳封の意味や使うシーンから、厳封のやり方の詳しい解説や厳封の英語表現について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ビジネスシーンや受験や就職活動などで大切な書類を取り扱う時に行う厳封は、覚えておきたいビジネスマナーの1つですのでこの記事でマスターしてくださいね。
また、ここに就活・転職の二次面接の案内メールへの返信例文11選を紹介した記事を載せました。書類選考や一次面接を突破して二次面接に進む際の日程調整のメールの返信や面接を辞退する時のメールの返信の例文が詳しく紹介されています。こちらも就活やビジネスシーンで役立つ記事ですので参考にしてみてくださいね。
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