不言実行の意味・使い方・英語!有言実行とどちらの方がかっこいい?
不言実行を座右の銘にしてる方が多いのではないでしょうか?そこで今回はそんな不言実行の意味や使い方、英語表現をご紹介します。また無言で成し遂げる不言実行と目標を口に出して成し遂げる有言実行は、どちらがかっこいいのかもチェックしていきましょう!
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
目次
不言実行・有言実行の意味とは?
不言実行とは「文句や不満を言わないでやるべきことをやること」を意味する
不言実行とは、「文句や不満を言わないでやるべきことをやること」を意味します。不言実行は「ふげんじっこう」と読みます。そして不言実行の「不言」は無言、つまり何も口に出さない様子を意味します。そんな「不言」を「実行」と合わせて、四字熟語にしたのが不言実行です。また不言実行の対義語は、「有言実行」です。
そして不言実行の類語として、「訥言敏行(とつげんびんこう)」が挙げられます。この「訥言敏行」には「口数が多くなくても、素早く正確な動きをするべきだ」という意味が込められています。「訥言敏行」は不言実行のようによく見たり聞いたりする言葉ではありませんが、覚えておいて損はない四字熟語だといえるでしょう。
有言実行とは「口にしたことに責任を持ち成し遂げること」を意味する
有言実行とは、「口にしたことに責任を持ち成し遂げること」を意味します。有言実行は「ゆうげんじっこう」と読みます。認知度に関しては、不言実行より有言実行の方が高いでしょう。ですが実は有言実行は不言実行の派生語で、あとからできた造語です。そのため有言実行という言葉が、記載されていない辞書もあります。
それでは有言実行は使わない方がいいのかというと、そういう訳ではありません。不言実行の派生語で新しい言葉であるもの、現在は多くの人が有言実行という言葉を使っています。このようにすでに浸透していることから、日本語として認められたといえます。それゆえ日常生活やビジネスで、有言実行を使っても問題ありません。
不言実行と有言実行どちらの方がかっこいい?
社会では不言実行より有言実行の方がかっこいいとされる風潮がある
不言実行と有言実行はどちらの方がかっこいいのかというと、社会では不言実行より有言実行の方がかっこいいとされる風潮があります。というのは「金メダルを獲ります」「大会で優勝して1位を狙います」と公言すると、プレッシャーがかかります。そのプレッシャーに打ち勝ち目標を達成した姿に、人は感銘を受けるからです。
不言実行よりかっこいいとされる有言実行にはリスクがある
不言実行よりかっこいいとされる有言実行には、実はリスクが潜んでいます。目標をまわりに伝え、自分にプレッシャーをかけて力を存分に発揮できる人もいます。しかし中にはプレッシャーに押し潰されて、力を発揮できずに失敗してしまう人もいるのです。また目標達成する前に、別の目標ができて路線変更する場合もあります。
そのため自分の目標や夢を公言して失敗が続いている、もしくは別の目標へ路線変更ばかりしていると、まわりからは「口先ばかりで実力が伴っていない人」「何も成し遂げられない中途半端な人」と評価されてしまうことがあります。世間では有言実行はかっこいいと思われていますが、このようにリスクも潜んでいるのです。
無言でやるべきことはやる不言実行の方がかっこいいという意見もある
上記の意見と異なり、無言でやるべきことはやる不言実行の方がかっこいいという意見もあります。これは文句を言わず無言で目標に向かい努力することを、美徳だと捉えてる人が多いからだと考えられます。また中には口先だけで何もできない人にうんざりしているため、不言実行の方がかっこいいと考える人もいるようです。
不言実行にも有言実行と同じくリスクがある
そんな不言実行にも、有言実行と同じくリスクがあります。不言実行がかっこいいからとまわりに夢や希望を語らないでいると、「目標がな人」「何を目指してるのか分からない人」という印象を与える恐れがあります。一般的に謙虚なことはいいことだとされていますが、このように多くを語らない姿は誤解を招く恐れがあります。
不言実行でも有言実行でも自分が好きな方を座右の銘にする
不言実行も有言実行もどちらもかっこいいという意見、またリスクがあるため、自分が好きな方を座右の銘にした方がいいでしょう。自分の性格を考慮して、どちらの方がぴったりくるのか、一度向き合ってみてください。単に「かっこいいと思われたいから」という理由で、合わない座右の銘を決めるのはおすすめできません。
ちなみにこちらの記事には座右の銘にぴったりの四字熟語をはじめ、背中を後押しされる著名人の言葉がまとめられています。さらに座右の銘の見つけ方も紹介されています!不言実行と有言実行以外の座右の銘にしたいかっこいい四字熟語を知りたい方、自分にぴったりの座右の銘が分からない方は、ぜひ参考にしてくださいね。
不言実行の使い方・例文は?
不言実行の使い方・例文①「私の座右の銘は不言実行です」
不言実行の使い方・例文の1つ目は、「私の座右の銘は不言実行です」です。不言実行は座右の銘にしてもおかしくない四字熟語です。そのため面接官や上司に座右の銘を聞かれた際、「私の座右の銘は不言実行です」と答えられます。またなぜ座右の銘が不言実行なのか、次にエピソードを説明するとより自分をアピールできます。
不言実行の使い方・例文②「新人は不言実行で着々と成績を伸ばした」
不言実行の使い方・例文の2つ目は、「新人は不言実行で着々と成績を伸ばした」です。これは新人が不言実行タイプで、無言なときが多いもの業績を残しているときに使える表現です。もちろん主語を上司や同僚としても問題ありません。この場合の不言実行はポジティブな意味合いなので相手を褒めたいときに使いましょう。
不言実行の使い方・例文③「彼は不言実行でまわりから誤解されやすい」
不言実行の使い方・例文の3つ目は、「彼は不言実行でまわりから誤解されやすい」です。例えば会社に有言実行タイプの同僚と不言実行タイプの同僚がいるとしましょう。2人とも仕事の出来に大きな違いはないもの、この場合有言実行タイプの同僚の方が自分の目標を公言している分目立ちやすく、何かと注目を集めやすいです。
反対に不言実行タイプの同僚は、有言実行タイプに比べられ「目標がないため仕事もやる気がないのでは?」「無言で何を考えているのか分からなく仕事がしづらい」と勘違いされてしまうことがあります。このように不言実行のネガティブな一面を表現したいとき、「不言実行でまわりから誤解されやすい」という表現が使えます。
不言実行の英語は?
不言実行の英語①Actionbeforewords
不言実行の英語の1つ目は、「Action before words.」です。「Action」は行動、「before」は前、「words」は言葉を意味するため、あれこれ言う前に行動するという意味が込められています。こちらの英語表現は主語や述語がなく非常にシンプルなので、覚えやすいのがポイントです。
不言実行の英語②Actionsspeaklouderthanwords
不言実行の英語の2つ目は、「Actions speak louder than words.」です。上記の「Action before words.」とは違い主語、述語を使った少し長めの構文ですが、こちらも「あれこれ文句を言わずにやる」「ガタガタ言わないでやる」というニュアンスを伝えられます。
さらに「Actions speak louder than words.」の後ろに「Stop complaining and do it!」をつければ、「不平や不満を言うのはやめてやって!」と少し呆れている心情を伝えることもできます。これは文句ばかり言う同僚に、注意したいときにおすすめの使い方です。
不言実行の英語③Workbeforetalk
不言実行の英語の3つ目は、「Work before talk.」です。「Work」は仕事、「talk」は話すを意味します。そのためあれこれ話す前に仕事をしよう、つまり文句は言わずに仕事をしようという意味になります。こちらも「Action before words.」のように意味を掴みやすいですよね。
また、「Work before talk.」のように、「Work」を使った不言実行の英語表現として、「Work in silence.」「Be silent as the gods, and work.」も挙げられます。このように不言実行を表す英語は、ひとつだけでなくさまざまあるのがポイントです。
不言実行と有言実行は違いがあるがどちらも努力なしには語れない!
今回は不言実行の意味や使い方、英語表現などお伝えしました。現在は不言実行の対義語である有言実行の方がかっこいいとされる風潮がありますが、どちらも夢に向かい実行する点は共通しているため、努力なしには語れないといえます。努力をせずに「不言“不”実行」や「有言“不”実行」には、なりたくないですよね!
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。