4月上旬の時候の挨拶の例文10選|ビジネスやカジュアルで使える結びも
4月上旬に使える時候の挨拶を、ビジネス、カジュアル別にご紹介します。季節を感じられる季語を用いた挨拶など、気の利いた言葉で相手に失礼のない手紙を書きましょう。なお、4月中旬や下旬にも使える挨拶や、結びの挨拶もご紹介します。
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目次
4月上旬の時候の挨拶の例文5選|ビジネスで使うものは?
ビジネス編|4月上旬の時候の挨拶①季語を入れたもの
ビジネスで使える4月上旬の時候の挨拶、1つ目は「桜花の候、貴社益々ご繁栄の事とお喜び申し上げます」です。「桜花の候」とは桜の花が咲く季節を表す季語です。
ちょうど桜の花が満開になっている季節に使う言葉なので、まさしく桜シーズン真っただ中の4月上旬の時候の挨拶に最適です。華やかに桜が咲き乱れる様子が感じられますね。
この言葉は桜の花が咲いているシーズンに合わせたものなので、桜が散り始める4月中旬以降はおすすめできません。もっともお花見シーズンになる季節に合わせるといいでしょう。
ビジネス編|4月上旬の時候の挨拶②桜が散り始めた時期に使えるもの
ビジネスで使える4月上旬の時候の挨拶、2つ目は「桜端の候、貴社一層のご清栄の事とお慶び申し上げます」です。「桜端の候」とは、桜が散り始めた時期に使える季語です。
桜がまだ見ごろとして咲いているなら、先ほどご紹介した「桜花の候」で大丈夫でしょう。しかし、お花見シーズンも過ぎ葉桜になりつつある場合、「桜端の候」の方が適切です。
同じ「桜」という漢字が入った季語でも、どれくらい咲いているかの時期によって適切な言葉は変わります。手紙を送る時期と合わせて、適切な言葉を選びましょう。
ビジネス編|4月上旬の時候の挨拶③4月中なら使える言葉
ビジネスで使える4月上旬の時候の挨拶、3つ目は「春和の候、益々のご清祥の事とお喜び申し上げます」です。「春和の候」とは、春の暖かい季節を表す言葉です。
4月上旬に使える時候の挨拶は、桜が咲いている時期、桜が散った時期など僅かな季節の違いによって使い分けるものも多くあります。しかしこちらは、4月中なら上旬、下旬関係なく使えるものです。
寒い冬が終わりいよいよ本格的な暖かさがやってくる4月。春のうららかな暖かさや穏やかな天気が感じられる言葉なので、4月上旬に適切な言葉が見つからない場合4月全般で使えるこちらの挨拶がいいでしょう。
ビジネス編|4月上旬の時候の挨拶④春の暖かさを伝える挨拶
ビジネスで使える4月上旬の時候の挨拶、4つ目は「陽春の候、貴社におかれましては益々御清祥の事とお慶び申し上げます」です。
「陽春の候」とは暖かい春を表す言葉で、春らしさが増してくる4月上旬にはぴったりの言葉です。よく似ている言葉で「春陽の候」というものもあります。
こちらも同じく4月に使える季語で、春の暖かい日差しを表すものです。上旬に限らず4月の挨拶に使える言葉なので、中旬や下旬に使用しても問題ありません。
ビジネス編|4月上旬の時候の挨拶⑤4月5日頃に適した言葉
ビジネスで使える4月上旬の時候の挨拶、5つ目は「清明の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます」です。清明の候とは、草木が芽吹き出す清々しい季節を表す言葉です。
元々は「清浄明潔」という言葉で、春に植物の新芽が伸びることで、その植物が何の種類なのかはっきりとわかってくる季節という意味です。まさに春らしく清々しいイメージの言葉です。
元々この言葉は4月5日あたりを指しており、時候の挨拶としては大体4月4日~4月19日あたりまでが適切な時期になります。それ以外は使用しない方がいいでしょう。
4月上旬の時候の挨拶の例文5選|友人間でカジュアルに使えるものは?
カジュアル編|4月上旬の時候の挨拶①手紙の挨拶におすすめ
カジュアルに使える4月上旬の時候の挨拶、1つ目は「春風の心地よい季節となりましたが、お元気でしょうか」です。ビジネスと違いカジュアルな手紙ではあまりかしこまった言葉を使う必要はありません。
しかし、最低限季節感が感じられる言葉は使用したいですね。4月上旬は「春風」のように春の暖かさや爽やかさを感じられる言葉をチョイスするといいでしょう。
冷たい北風も和らぎ、暖かな春の風が吹く心地の良い季節をイメージした挨拶です。続いて相手に元気でいるかと気を利かせた挨拶が続けば、カジュアルながら礼儀のある一文になります。
カジュアル編|4月上旬の時候の挨拶②桜の花をイメージした言葉
カジュアルに使える4月上旬の時候の挨拶、2つ目は「桜の花びらが風に舞う季節となりました。いかがお過ごしですか」です。4月上旬に欠かせない季語と言えば、桜です。
桜の花びらが春風に乗って舞うような、華やかで心が弾むような季節をイメージした挨拶です。その後、「いかがお過ごしですか」という挨拶にも繋げやすい言葉ですね。
カジュアルシーンでの手紙は、その季節らしさが感じられる一言を添えれば、難しい挨拶は必要ありません。4月上旬の暖かな日をイメージして、柔らかな言葉の挨拶を心がけましょう。
カジュアル編|4月上旬の時候の挨拶③春のぬくもりを感じさせる挨拶
カジュアルに使える4月上旬の時候の挨拶、3つ目は「ぽかぽかと春の日差しが暖かい季節となりましたが、皆様お変わりないでしょうか」です。
ビジネスシーンでは「ぽかぽか」のようなくだけた言い回しの挨拶は適切ではありません。しかし、カジュアルシーンの場合は言い回しが優しくなる為、このような言葉を選んでもいいでしょう。
ぽかぽかとした4月上旬の暖かさを感じられる、優しい雰囲気の挨拶です。季節は変わりましたが、そちらの様子はお変わりありませんか?という挨拶も込めて書きたいですね。
カジュアル編|4月上旬の時候の挨拶④現状を伝える挨拶
カジュアルに使える4月上旬の時候の挨拶、4つ目は「桜も満開に咲き、こちらは楽しくお花見を行いました。そちらはいかがですか」です。こちらは挨拶に現状をシンプルに伝えています。
4月上旬と言えばお花見シーズンです。もしお花見を楽しんだようでしたら、このように簡単な一言で現状を伝えてみてはいかがでしょうか?
親しい間柄でしたら、このような挨拶の手紙に加え、お花見で撮った写真を添えてもいいですね。特に遠く離れた場所に居て連絡を取りづらい相手には、このように現状を知らせる手紙はとても喜ばれるでしょう。
カジュアル編|4月上旬の時候の挨拶⑤手紙の結びにおすすめ
カジュアルに使える4月上旬の時候の挨拶、5つ目は手紙の最後に書く結びの挨拶、「花冷えの寒い日もございますので、くれぐれもご自愛ください」です。
手紙で大切なのが、冒頭の挨拶だけでなく手紙の最後に書く結びの挨拶ですよね。「花冷え」とは、桜の花が咲く季節にまだ冷えを感じることを表します。
「ご自愛ください」とは、自身の体を大事にしてくださいという意味で相手の体調面を気にかける挨拶です。なお、「ご自愛ください」という言葉に関するより詳しい説明は、こちらの記事でご紹介しています。
4月中旬・下旬の時候の挨拶は?
4月中旬におすすめの時候の挨拶
4月中旬におすすめの時候の挨拶、ビジネスシーンのおすすめは、「春爛漫の候、皆様におかれましては益々ご活躍のこととお喜び申し上げます」です。
また、カジュアルシーンの場合「春爛漫の季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか」がおすすめです。「春爛漫」とは、春に咲く花が咲き乱れた様子を表します。
4月も中旬になれば、いよいよ寒さもなくなり本格的な春の季節です。たくさんの花が咲き乱れる明るい季節にぴったりの、華やかで暖かみのある挨拶です。
4月下旬におすすめの時候の挨拶
4月下旬におすすめの時候の挨拶、ビジネスシーンのおすすめは、「新緑の候、貴社益々ご健勝のこととお慶び申し上げます」です。
カジュアルシーンの場合は「新緑がまぶしい季節となりましたが、お元気ですか」がおすすめです。4月も下旬になると、いよいよ桜ではなく新緑のシーズンが到来します。
この時期は桜をイメージする言葉を使うより、新緑や若葉など青々とした緑を感じさせる言葉の方が適切です。清々しい5月を目前にした言葉を選びましょう。
4月全般に使える季節に応じた結びの挨拶
4月全般に使える結びの挨拶は、「春粧の候、皆様のご多幸を心よりお祈りいたしております」です。「春粧の候」とは、春の訪れを感じる季節を意味します。
その為、4月いっぱいなら上旬~下旬まで使用しても問題ありません。また、カジュアルシーンの場合は「春らしい季節となりましたが、くれぐれも体調にはお気を付けください」など柔らかな言い回しでもいいでしょう。
また、こちらの記事では初めの挨拶に使う「お変わりございませんか」という挨拶を使った例文もご紹介しています。結びの挨拶と共に、こちらの挨拶についても覚えてみてくださいね。
4月におすすめの時候の挨拶を使い分けよう
4月に使う時候の挨拶は、それぞれ4月上旬、中旬、下旬によっておすすめの言葉が異なります。ビジネスシーン、カジュアルシーン共に、季節感のある言葉で素敵な手紙を書きましょう!
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