弔電の意味・読み方とは?電報の送り方や香典の金額などマナーについて!
今回は弔電の意味・読み方や電報の送り方・香典の金額やマナーについて紹介します。冠婚葬祭の場面でのマナー違反は大人としてとても恥ずかしい思いをしてしまう可能性があるので是非覚えておきたいものです。故人の葬儀に参列できない時に送る弔電のマナーをこの記事を読んで頭に入れておきましょう。
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弔電の意味・読み方とは?
弔電の読み方は「ちょうでん」
まずはじめに、弔電は「ちょうでん」という読み方をします。弔には「とむらう・ちょう」の2つの読み方があり、そのうちの音読みの読み方が使われています。漢字の弔には死者を悔みなぐさめるという意味があり、弔電の電は電報を指します。
弔電は人が亡くなった時に送るお悔やみの電報を意味する
弔電は人が亡くなった時に送るお悔やみの電報を意味しています。弔電は、親しい人や知人の訃報を受けたけれど、海外や遠方に住んでいたり健康上の理由や仕事で通夜や葬儀に参列できない時に送ることになっています。通夜や葬儀に参列できる場合は弔電を送る必要はありません。
弔電は、会社関係の人が亡くなった時に葬儀や通夜に参列する程の知り合いではなかったがお悔やみの言葉を送りたいと考えている時にも使われます。弔電の電報を送る場合は、後から喪主あてに香典も現金書留で郵送するのがマナーです。
弔電の送り方・例文は?
弔電の送り方①葬儀が始まるまでに送るのがマナー
1つ目の弔電の送り方は、葬儀が始まるまでに送ることです。弔電は一般的には通夜に間に合うように送るものですが、それができない場合は葬儀や告別式に間に合うように送るのがマナーとされています。開始時刻に間に合わないのは失礼とされるので、最低でも通夜・葬儀の1時間前に届くように手配します。
弔電の送り先は、斎場が一般的です。ただし通夜や葬儀が自宅やお寺で行われることもありますので、場所を確認して送るようにしましょう。弔電の宛先は故人ではなく喪主にすることを間違えないようにしてくださいね。また、弔電の取り違えがないように喪主の名前をフルネームで送りましょう。
弔電の差出人は、ご遺族が読んだ時に誰から送られたものであるかわかるようにしましょう。名前をフルネームにするのはもちろん、会社名や学校名や肩書があるとわかりやすくなります。複数人で弔電を送る場合は、○○一同というようにするのが良いでしょう。
弔電の送り方②忌み言葉に気をつける
2つ目の弔電の送り方は、忌み言葉に気をつけて文章を作って弔電を送ることです。結婚式のスピーチで別れる等の言葉を使ってはいけないというマナーがあるように、弔電を送るときも使ってはいけない言葉があり、忌み言葉と呼ばれています。下記に代表的な忌み言葉を記しました。
- ・たびたび、ますます、かえすがえす等の繰り返しの言葉
- ・続いて、追うなどの不幸が続くような言葉
- ・四、九などの不吉とされている数字
- ・死ぬ、生きる等の直接的な表現
忌み言葉の代表例
弔電では、繰り返しの言葉や続くという表現は、不幸なことが繰り返されたり続いていくという意味合いを持ってしまうので使わないようにしましょう。また、死や苦と置き換えられる数字の4や9を使うこともマナー違反とされています。
弔電で使ってしまいがちな言葉は、忌み言葉の代表例の最後にあげた直接的な表現です。生死に関わる直接的な表現を使わないように上手に言い換えるようにしましょう。生きるは生前、死ぬはご逝去といった言葉がよく使われます。ご逝去は「ごせいきょ」という読み方をします。使い慣れない言葉ですので、注意しましょう。
弔電の送り方③弔電の電報は郵便局かインターネットかNTTで申し込む
3つ目の弔電の送り方は、郵便局かインターネットかNTTで電報を申し込むことです。NTTで申し込む場合は115番に電話をかければ19時までの受付ならば全国どこでも当日中に電報が届くように手配してくれます。インターネットであれば24時間文面を自分で確認しながら弔電を作ることができます。
弔電1本あたりの値段は3000円から5000円程度と言われています。弔電はシンプルな台紙のものから、線香付のものや電報と一緒にお花を送ってくれるサービスまであります。故人との関係性やお悔やみの気持ちが伝わるものを選ぶようにしましょう。
弔電の例文
- ・ご逝去を悼み謹んでお悔やみもうしあげます
- ・ご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げると共にご冥福をお祈りいたします
- ・ご生前のご厚情に深く感謝するとともに心よりご冥福をお祈りいたします
弔電の例文
上記は弔電の例文の一部です。弔電は、文字数によっても金額が変わってくるものもあります。電報の予算や故人との関係性も考慮して適切な長さの弔電を送るようにしましょう。ここで少し注意したいのは、緒王電の例文でもよく使われ耳にしたことのある、ご冥福をお祈りいたしますという言葉です。
ご冥福をお祈りいたしますという言葉は、死後の幸福を願っているという意味の言葉で故人に向けて使われる言葉です。これをご遺族に向かって使うのは失礼に当たりますので注意するようにしましょう。弔電を送る時は、弔電の送り方でも述べたような忌み言葉を使用しないように文をきちんと確認してから送りましょう。
また、弔電は通夜中や葬儀中に読み上げられるだけでなく多くのご遺族が回して読むことも考えられます。故人と親しい関係であったとしてもあまりにも個人的なことを書くのは良しとされていません。故人への思いをつづるのはもちろんですが、ご遺族に配慮できるようなある程度形式ばった丁寧な文章を使うのがおすすめです。
香典の渡し方・金額は?
香典は通夜で渡すのがベター!参列できない場合は現金書留で送る
次にこの項目では、香典の渡し方を説明します。香典とは、故人の霊前に供える金品のことを指し、香典の香は線香やお香やお花を意味しています。葬儀は急な出費であることから助け合いの意味合いも含まれているようです。香典は香典袋・不祝儀袋に入れて通夜や葬儀の前に遺族に手渡しするのがマナーとされています。
香典袋には、御霊前・御仏前・御香典・お花料などと記載するのが一般的です。その文字の下に自分の名前を記載するようにしましょう。最近では通夜に受付で渡すことが増えてきていますが地域や宗教の宗派によってどのタイミングで誰に渡すか少しずつ異なってきますので、その地域の風習に従うようにしましょう。
通夜や葬儀に参列できないけれど、香典を渡したい時は現金書留で送るのが良いでしょう。信頼できる人に代理で香典を持って行ってもらうのも1つの方法ですが、金銭が絡みトラブルにつながる可能性もありますので注意が必要です。香典を現金書留で送る場合は、お悔やみの電報である弔電も合わせて送るようにしましょう。
香典の金額は親族や会社関係や顔見知り程度など故人との関係で変わる
香典の金額は、親族や会社関係者や友人、顔見知りや近所の人等の故人との関係の深さによって変化していきます。親族やお世話になった特に親しい友人や知人には10000円~30000円、会社関係や一般的な付き合いの場合は5000円~10000円、顔見知り程度の関係であれば3000円~10000円となります。
香典は会社や友人で連名で送っても問題ありません。その場合は、連名で送る場合はこの上記の相場の金額よりも上乗せしたほうが良いでしょう。連名で香典を送る時は、代表者の名前や会社名を香典袋に記載します。香典に入れる金額は年齢によっても異なり、自分の年齢が高いほど高額になりますので金額に注意しましょう。
香典袋に入れる金額は、死や苦を連想させる4や9のつく数字で入れないように注意しましょう。香典に入れる金額も一般的な祝儀と考え方は同じで偶数を避けて奇数にするのがベターとされています。香典の金額は、葬儀後の会食に出席する場合は金額を上乗せする必要がありますので、葬儀に行く前にその点も確認しましょう。
弔電の意味やマナーについて正しく知ろう!
今回は、弔電の意味や読み方、弔電の電報の送り方や例文、香典の渡し方と金額を紹介しましたが以下替えしたでしょうか。訃報は予期せず突然にやってくるものですから、この記事を読んで弔電や香典に関するマナーをきちんと頭に入れておくと、いざという時に慌てずに済みますよ。
通夜や葬儀の場では、故人のご遺族は悲しみに包まれています。弔電や香典などの冠婚葬祭に関わるマナー違反があるとご遺族に失礼に当たりますし、その後の人間関係にも影響しかねませんのでマナーをきちんと守って常識的な対応ができるように注意していきましょう。
また、ここに結婚式のお礼の相場やお車代の書き方等を紹介した記事を載せました。結婚式も葬儀と同様マナーや人としての常識が問われてしまう場ですし、お金が絡むとなるとなおさらです。これは結婚式を挙げる立場であっても変わらないことですので、この記事を読んで失礼がない対応ができるように学んでおきましょう。
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