気立てのいい女性の特徴5選！気立ての意味や語源と器量との違いも

気立てとは？意味や語源と器量との違いは？

気立ての意味と語源：気立てとは「心の持ち方」のこと

気立てとは「心の持ち方」のことです。「気」を「立てる」という漢字からなり、読み方は「きだて」と濁って読みます。意味は「他人に対する態度などにあらわれる、その人の心の持ち方」です。

自分の気持ちや信念をしっかりと確立している状態＝気を立っている状態から「気立て」と呼ぶようになりました。基本的に、気立ては女性に対して使用する言葉であり、男性に対しては使いません。

男性の場合、「気風（きっぷ）のいい男性」という風に表現します。同じニュアンスでも男女によって表現方法が異なるのが面白いですよね。また気立てという言葉は基本的に年下の人に対して使用します。目上の人や年上の人に使うと失礼になりますので、気をつけましょう。

気立てと器量との違い：器量は「美人」のこと

気立ての器量との違いにおいて、器量とは「美人」のことを言います。器量の意味には様々な解釈があり、大きく分けて①物の役に立つ才能と徳、②顔かたち・見た目があります。主に女性に対して器量という言葉を使うときは、②顔かたち、見た目を意味しています。

女性の場合、「器量がいい」「器量良し」という表現をすることで、美人であることを意味します。逆に男性に対しては「器量を上げる」という表現を使い、①物の役に立つ才能と徳の意味で使われます。男性の持つ能力やスキル、人間性が上がったことを指します。

気立てのいい女性が内面を指しているのに対して、器量のいい女性は外見を意味しています。気立てだけでなく器量もいい女性は、男性からしたら理想の女性の姿といえるでしょう。

気立ての類語とは？

気立ての類語：気風（きっぷ）

気立ての類語1つ目は「気風（きっぷ）」です。気風とは「その人の言動により感じられる気性や性質」です。よく「気風がいい」という表現に使われます。さっぱりとした気質や思い切りがよく潔い性質を表し、小さいことにこだわらず、大事なことも思い切りよく決断する心立てを意味しています。

大事な会議で、みんなが悩んでいる中、バンっと結論を出してくれる上司は気風のいい人です。基本的に気風のいい人はリーダー気質でオープンな性格をしており、女性だと姉御肌な人があてはまります。

気立ての類語：気質（きしつ）

気立ての類語2つ目は「気質」です。気質とは人の心の動きや働き、一般的な感情傾向からみた生まれつきの個人の性質のことです。気立てと同じように、生まれ持った優しさや心持ちのことを指します。

この気質を元に生きていく上で形成されていくのが性格です。気質という漢字はきしつのほかに「かたぎ」とも読みます。かたぎの場合、意味合いは異なりますが、その職業の持つ特有の気風や気質を表しています。具体例として職人気質や昔気質という言葉があります。

こちらの記事に職人気質のイメージや性格・特徴・向いている仕事について詳しくご紹介しています。よければ一緒に読んでみて下さいね。

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気立ての類語：気前（きまえ）

気立ての類語3つ目は「気前」です。気前とはさっぱりとした気性の意味で、金銭などを出し惜しみしない性格のことを言います。食事をごちそうしたり、高いプレゼントを買ってくれたときに、「気前がいいね！」と言う風に使われています。

気前も気風や気質と同様に、その人のもって生まれた性質をあらわしています。どの言葉も意味合いは一緒で関連性があるので、気前がいい人は気立てのいい人が多く、さっぱりとした性格から気風のよさも感じられます。

気立てのいい女性の特徴5選！

気立てのいい女性の特徴①気配り上手である

気立てのいい女性の特徴1つ目は「気配り上手である」です。気立てのいい女性の最大の特徴ともいえるのが他人に気を遣えることです。自分のことだけではなく、側にいる人の気持ちを読み取ることがとても得意です。自然な流れで人に話しかけて、困っている人を助けたり、サポートすることができます。

飲み会で空いたグラスをそっと下げたり、残業になった同僚の仕事をそっと手伝ったりなど、できるだけ相手に気付かれないように先回りしてサポートします。周囲の状況を観察して、相手にとって必要な物や出来事を用意して準備してくれるのです。

普段、○○した方がいいかな…と思っても恥ずかしくて手伝えないときありますよね。気配り上手な人は恥ずかしがらずに率先して行動します。ただ自分が嫌だなと思うことはしません。相手に感謝を求めず、自分がやりたいことを率先してやってこそ、気配り上手な人につながります。

気立てのいい女性の特徴②誰にでも優しい

気立てのいい女性の特徴2つ目は「誰にでも優しい」ことです。気立てのいい女性は身近な人だけでなく、他人に対しても優しく接します。電車でお年寄りに席をゆずったり、迷子を案内所まで連れて行ったり、困っている人がいれば必ず声をかけて助けようとしてくれます。

家族や恋人、友人だけでなく、赤の他人に対しても同じように優しく接することができるのは、うわべだけでなく本当に心の優しい持ち主であるからです。見返りを求めずに行動し、話し方や物腰も柔らかいので、周りの人に信頼感や安心感を与えてくれます。

また気立てのいい女性は優しいがゆえに男性を立てることも上手です。何気ない行動や仕草でそばにいる男性が優位にたつように接してくれます。一緒にいて心地よい環境を作ってくれるのですから、男性が気立てのいい女性をパートナーに選びたくなるのも仕方ないのかもしれません。

気立てのいい女性の特徴③空気が読める

気立てのいい女性の特徴3つ目は「空気が読める」ことです。気立てのいい女性はその場の空気や雰囲気を読んで、自分が何をすべきか考えて行動することが得意です。会議や打ち合わせで不穏な空気が流れたときに、自然とコーヒーを配って流れを変えたり、恋人が疲れているときは何も言わずにそっと肩をもんであげたりします。

空気を読むためには、コミュニケーション能力は必須です。人の話をしっかり聞くことや、間合いを読むこと、瞬時に場の雰囲気を察知するためには観察力も同じく大切です。また視覚や聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった五感を敏感にすることで空気を読むことができます。

特に見る・聞く・感じるの3つの感覚を活性化させると、瞬時にその場の空気を読むことができるようになります。相手の気持ちを察して、自分ができることをする能力は気立てのいい女性に必要な条件です。空気が読めないとい言われたことのある人は、五感を活かすことを意識してみてくださいね。

気立てのいい女性の特徴④穏やかな性格である

気立てのいい女性の特徴4つ目は「穏やかな性格である」ことです。気立てのいい女性は基本的に感情の波が一定で、穏やかな性格をしています。争いを好まないので人と意見を食い違ったとしても、言い争いや喧嘩になったりしません。しっかりと話し合いをして穏便に解決することができます。

怒るときも冷静に相手に嫌な部分を言葉で伝えるので、相手からの反発を受けることはありません。悲しいときも泣き喚いたりせず、そっと涙を流して悲しみを受け止めます。

男性が嫌がるようなヒステリックな行動は起こさないので、一緒にいて居心地の良い女性と思われます。穏やかな性格は常に冷静に周りのことを観察して、みんなが納得するベストな方法を探すため、周囲からの信頼も厚いです。

気立てのいい女性の特徴⑤人の悪口を言わない

気立てのいい女性の特徴5つ目は「人の悪口を言わない」ことです。気立てのいい女性は人前で悪口を言いません。ポジティブ思考で前向きに物事を捉えるため、悪口を言うよりも、その人の良い所を見つけようとします。

人の悪口は言っている本人はスッキリするかもしれませんが、聞いている周囲の人は不快な気持ちになりますよね。気立てのいい人はそのことをちゃんと理解しています。みんなが嫌な気持ちになるようなことはしません。それが気立てのいい女性の特徴の一つでもあります。

こちらの記事に、人の悪口ばかり言う人の心理について詳しくご紹介しています。男女別の対処法についてものっていますので、よければ一緒にみてくださいね。

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気立てがいい以外に女性の特徴を表した言葉と意味は？

女性の特徴を表した言葉と意味：小股の切れ上がったいい女

女性の特徴を表した言葉1つ目は「小股の切れ上がったいい女」です。江戸時代から使われている女性を賞賛する言葉です。素敵な女性を見つけると江戸の男性は「小股の切れ上がったいい女だねぇ」と言っていました。小股の切れ上がった…なんて言葉、女性からするとドキッとする表現ですよね。

小股の切れ上がったの小股がいったいどこの部分を指しているのか、はっきりしたことは分かっていません。小股の切れ上がった＝股が上の方まで切れていて脚が長いことから、スタイルが良いという解釈もありますが、小股には股だけでなく、うなじ、切れ長の目、足の親指と人差し指の間など諸説あります。

総合的に見て、男性が惹かれる女性の魅力溢れる部分を小股と表現しています。小股の切れ上がったいい女はスタイルの他にも江戸時代の女性の情に厚く、でも後腐れなくサバサバとした粋でかっこいい性格という比喩にも使用されています。

女性の特徴を表した言葉と意味：内助の功

女性の特徴を表した言葉2つ目は「内助の功」です。内助の功とは家庭において、外での夫の働きを支える妻の功績のことを言います。縁の下の力持ちのように、夫を陰ながら支える姿に憧れを持つ男性も多いのではないでしょうか。

内助の功という言葉は一昔前の女性が家庭を守るのが当たり前の時代に生まれた言葉であり、専業主婦の意味を含んでいます。現代は鮮魚主婦よりも共働きの夫婦が多いので、しっくりこないかもしれません。

でも共働きであっても、旦那さんが存分に仕事に打ち込めるように、奥さんが家事育児担っていれば、それは内助の功といえます。体調管理や食事面での管理が必要なスポーツ選手の奥さんは典型的な内助の功といえるでしょう。

女性の特徴を表した言葉と意味：良妻賢母

女性の特徴を表した言葉と意味3つ目は「良妻賢母」です。良妻賢母とは読んで字のごとく、夫に尽くす良い妻・子育ての上手な賢い母という漢字からなります。結婚して家庭を守る女性を賞賛する言葉です。

良妻賢母の特徴には料理上手でキレイ好き、自分を女性として綺麗に保つ努力をしていたり、いざというときに肝っ玉が据わっていることなどがあります。その中で最も大切なのが家族のことをとても愛していることです。

自分だけではなく、夫や子どもなど身近な人たちを一番に考えて行動し、深い愛情をそそぐ姿は良妻賢母だけでなく、気立てのいい女性と通じるものがあります。

みんなに愛される気立てのいい女性になろう！

いかがでしたか？気立てのいい女性の特徴や意味・語源、器量との違い、小股の切れ上がった等の女性を現した言葉などをご紹介しました。気立てのいい女性とは優しい心を持った女性を表す言葉であり、たくさんの人に愛される存在であることがわかりました。

自分のことより、相手のこと、周囲の人のことを一番に考えて行動する姿は、男性が憧れる理想の女性の姿であり、見習いたいところでもあります。ぜひ、この記事を参考にして、みんなに愛される気立てのいい女性を目指して下さいね。