頂きたいと存じますの意味・例文13選|教えて頂きたく・いただきたく?
「頂きたいと存じます」「させて頂きたく(いただきたく)存じます」「頂ければ」というような形で頂くの活用形はビジネスでは様々なシーンで使われます。ここでは派生表現も含めてその使い方を例文もまじえつつ紹介していきます。ビジネスパーソン必見です!
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目次
頂きたいと存じますの意味とは?
頂きたいと存じますの意味①もらいたいと思う
頂きたいと存じますの意味の1つ目は「もらいたいと思う」です。この表現は単純になにか物が欲しい時に使う表現です。「お菓子を頂きたいと存じます」というような使い方は少ないかもしれませんが、このような使い方をすることで相手から何か物をいただきたいという意思表示ができる表現になっています。
頂きたいと存じますの意味②してもらいたいあるいはさせてもらいたいと思う
頂きたいと存じますの意味の2つ目は「してもらいたいあるいはさせてもらいたいと思う」です。頂きたいと存じますはこちらの意味合いで使われることの方が圧倒的に多くなっています。ビジネスにおいて何かをしてもらいたいあるいはさせてもらいたいというシーンではまっさきにこの表現が頭をよぎることでしょう。
頂きたいと存じますという言葉は「頂きたい」と「存じます」の2つに分かれていますが下記の関連記事は「存じます」という表現に絞って内容を説明しています。「存じます」という表現は「頂きたいと存じます」以外にも様々な言葉と組み合わせてビジネスで多用される表現なのでこちらもしっかりチェックしておきましょう。
頂きたくといただきたくの違いは?
頂きたくといただきたくの違い①頂きたくとはもらうの謙譲語
頂きたくといただきたくの違いの1つ目は「頂きたくとはもらうの謙譲語」だということです。「頂く」という表現が相手から何かをもらう謙譲語であり、その意味を表す時には「いただく」という言葉は漢字で表記をすることができます。ただしここから説明する2つ目の意味でも漢字を使うのも、現在は許容されているようです。
頂きたくといただきたくの違い②いただきたくはしてもらう意味の補助動詞
頂きたくといただきたくの違いの2つ目は「いただきたくはしてもらう意味の補助動詞」だということです。「もらう」以外のいただくにはこのような意味があります。
「頂く」とここで説明する「いただく」は意味が違うので本来は漢字表記はNGなのですが、「もらう」という意味合いで使われることが限られていて意味の履き違いが起こりづらいため、今ではこちらの意味でも漢字を使うことがしばしばあります。
頂きたいと存じますの使い方・例文13選
頂きたいと存じますの使い方と例文①ご参加を促す表現
頂きたいと存じますの使い方と例文1つ目は「ご参加を促す表現」です。例文は説明会への参加を促している表現ですが、ビジネスのシーンにおいて参加を促す際に「ご参加いただきたいと存じます」という言い回しはよく使われます。非常に丁寧で良い印象を与える表現になっています。
ご連絡いただきましてありがとうございます。ご都合がよろしければ明日午前の説明会にご参加いただきたいと存じます。
頂きたいと存じますの使い方と例文②時間をとってもらう表現
頂きたいと存じますの使い方と例文2つ目は「時間をとってもらう表現」です。「お時間いただきたいと存じます」という表現は、相手に時間をとってもらいたい時に使う依頼の表現であり、目上や取引先に対して何か商談や相談を持ち掛ける際には必ずと言っていいほど使われている表現になります。
お忙しい中大変申し訳ありませんが、本日の夜にお時間いただきたいと存じます。
頂きたいと存じますの使い方と例文③ご教示を使う表現
頂きたいと存じますの使い方と例文の3つ目は「ご教示を使う表現」です。「ご教示いただきたいと存じます」あるいは「ご教示いただきたくと存じます」という言い回しで、相手方から情報の提供が欲しい際に使われる表現になります。情報提供をしていただく場合には第一に使いたい敬語表現になります。
先方部長のメールアドレスにつきましてご教示いただきたいと存じます。
頂きたいと存じますの使い方と例文④ご検討を使う表現
頂きたいと存じますの使い方と例文の4つ目は「ご検討を使う表現」です。「ご検討いただきたいと存じます」あるいは「ご検討頂きたく存じます」という言い回しを使うことで、相手に対して検討して欲しいという敬語表現になります。目上や取引先が何かを検討するシーンでは使いたい言い回しです。
昨日ご提案させていただきましたパッケージにつきましてご検討いただきたいと存じます。
頂きたいと存じますの使い方と例文⑤要望を伝える表現
頂きたいと存じますの使い方と例文の5つ目は「要望を伝える表現」です。「ご対応させていただきたいと存じます」という表現はビジネスにおいて応用が利く言い回しです。「対応」というものが指すものは非常に幅広いため、この表現を覚えておけばビジネスの様々な場面で使いまわすことができることでしょう。
今回は郵送にてご対応させていただきたいと存じます。
頂きたいと存じますの使い方と例文⑥自分の予定を伝える
頂きたいと存じますの使い方と例文の6つ目は「自分の予定を伝える」です。「自分の予定を伝える」場合にも頂きたいと存じますや頂きたくと存じますという表現を使います。この表現は一旦自分の予定を伝えるものの、相手のスケジュールの変更があれば、相手方がそれを言い出しやすい言い回しにもなっています。
明日は10時にお伺いさせていただきたいと存じます。
頂きたいと存じますの使い方と例文⑦辞退を伝える使い方
頂きたいと存じますの使い方と例文の7つ目は「辞退を伝える使い方」です。何かを辞退する際には例文のような言い回しをすると相手に対しても失礼にあたらないことでしょう。例文のようにただ辞退の旨を伝えるだけでなく理由や行きたかったという意思も併せて伝えることで、相手も概ね納得してくれることでしょう。
お誘いいただきまして誠にありがとうございます。お誘いは大変うれしく存じますが、明日は先約がありますので残念ながら参加を遠慮させていただきたいと存じます。せっかくのお誘いにもかかわらず大変申し訳ありません。
頂きたいと存じますの使い方と例文⑧ご確認を促す表現
頂きたいと存じますの使い方と例文の8つ目は「ご確認を促す表現」です。「ご確認いただきたいと存じます」という表現は、ビジネスの様々なシーンで応用しやすい表現であり、使い方は例文を参考にすると分かりやすいでしょう。ビジネスで確認が必要な場面は多いので、この表現は使いこなせるようにしておきましょう。
リコールに関する提出資料につきましてご確認いただきたいと存じます。
頂きたいと存じますの使い方と例文⑨ご共有を促す表現
頂きたいと存じますの使い方と例文の9つ目は「ご共有を促す表現」です。「ご共有いただきたいと存じます」という表現は特に提出が求められていたり、期限が設定されていなかったり、あるいは義務がないデータや資料が必要な場合の依頼に使われる表現になります。
昨日のミーティングで使用した資料データにつきましてご共有いただきたいと存じます。
頂きたいと存じますの使い方と例文⑩スピーチをいただく
頂きたいと存じますの使い方と例文の10個目は「スピーチをいただく」です。例文では「スピーチをいただけましたらうれしく存じます」という表現を使っていますが、スピーチや演説、あるいは挨拶をいただくというシーンはビジネスにおいて珍しくはないのでこの依頼の仕方は押さえておきましょう。
落成記念パーティーでスピーチを頂きたいと存じます。大和田社長にはいつも本当にお世話になっておりますのでスピーチをいただけましたらうれしく存じます。
頂きたいと存じますの使い方と例文⑪教えていただく
頂きたいと存じますの使い方と例文の11個目は「教えていただく」です。「教えていただきたいと存じます」という言い方は「ご指導いただきたく」というような表現とともに覚えておきたい表現です。相手に教えを乞う際には丁寧さが求められるのでこういった表現が非常に好まれることでしょう。
研修資料の内容について教えていただきたいと存じます。
頂きたいと存じますの使い方と例文⑫頂ければ
頂きたいと存じますの使い方と例文の12個目は「頂ければ」です。「本日中にご返信を頂ければうれしく存じます」と例文にはありますが「頂ければ」という表現には「もらうことができたら」という「頂く」という漢字表現本来の意味が込められている言葉です。「頂ければ」については漢字表記が正しい言い回しです。
お忙しい中恐縮ではございますが、本日中にご返信を頂ければうれしく存じます。
頂きたいと存じますの使い方と例文⑬頂戴したく
頂きたいと存じますの使い方と例文の13個目は「頂戴したく」です。「ご意見を頂戴したく存じます」という言い回しは非常に丁寧で、かつフォーマルな要素が強い表現であるため、ビジネスのシーンでは大変好まれる言い回しです。
橋梁設計の予算案についてのご意見を頂戴したく存じます
頂きたいと存じますのNGな使い方は?
頂きたいと存じますのNGな使い方①「していただきたく」を目上に使う
頂きたいと存じますのNGな使い方の1つ目は「していただきたく」を目上に使うことです。この表現に関しては本来であれば「していただきたくお願い申し上げます」という敬語表現を省略している表現にあたります。また依頼は「していただけましたら幸いでございます」というような強制感のない言い回しがベターです。
頂きたいと存じますのNGな使い方②「させていただきたく存じます」の多用
頂きたいと存じますのNGな使い方の2つ目は「させていただきたく存じます」の多用です。ここまでで「させていただきたく」という表現をいくつか紹介しており、これが単独でNGではありません。しかしながら「させていただきたく」を多用すると相手に身勝手な印象を与えるので多用はNGとされています。
頂きたいと存じますの目上の人に使える類語表現は?
頂きたいと存じますの目上の人に使える類語表現①頂ければ幸いです
頂きたいと存じますの目上の人に使える類語表現の1つ目は「頂ければ幸いです」という表現です。この表現に関しては目上の人に使える類語表現の中でも、非常に相手への気遣いを感じる表現になっています。強制感がなく相手に判断を委ね、引き受ければ「ありがとうございます」と感謝される言い回しだからです。
頂きたいと存じますの目上の人に使える類語表現②お願い申し上げます
頂きたいと存じますの目上の人に使える類語表現の2つ目は「お願い申し上げます」という表現です。ビジネスにおいて相手に対して「お願いします」と言い切る場面はかなり限定されます。言い切ってしまうとその依頼に強制感が出るからです。しかし「お願い申し上げます」は丁寧さが強い表現なので強制感はやや薄れます。
頂きたいと存じますをビジネスで活用しよう!
頂きたいと存じますをビジネスで活用することで、何かを目上の人や取引先に依頼をする時に今までよりもスムーズに物事が運ぶようになることでしょう。それはビジネスパーソンとしてのスキルアップを実感できる瞬間でもあります。ここで紹介したことがいち早くあなたのビジネスで活用できる状況になればうれしいです!
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