Wi-Fiが遅い原因はルーター?対処方法と速くする方法を解説!
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Wi-Fiとは?
Wi-Fiは無線LANの規格の一つ
Wi-Fiは、無線LANの主流になっている規格のことで、Wi-Fi Allianceというアメリカに本部がある国際的な業界団体により定義され、認証取得製品にはWi-Fi CERTIFIED のロゴの使用が許可されます。Wi-Fi認証を取得した製品は、相互接続認証試験をパスした製品です。また、無線LANといえば、Wi-Fiを指すくらい主流の規格になっています。Wi-Fiの速さはWEB上やアプリで計測可
Wi-Fiなどインターネット接続に関しては、速いのか遅いのかがよく話題にされますが、実測を数値として計測することも可能です。方法は、WEB上で行うかアプリをインストールして行うかのどちらかです。ただし、利用するWEBサイトやアプリにより計測される数値に開きが出てしまいますので、評価の高いツールを使用することをお勧めします。自宅でWi-fiが繫がりにくい理由とは?
ルーターの規格を確認
通信機器の技術は日進月歩で進化し、新しい技術が開発されると、規格として定義されますが、Wi-Fiにおける認証プログラムは、IEEE(米国電気電子学会)の無線LAN規格「802.11」に基づいて進められます。そこで、お持ちの機器が新しい機器なのか古い機器なのか、そして速度性能の高い規格に対応しているかどうかで、通信速度に差が出るのです。ルーターが端末から遠い位置にある
無線LANの電波は、ルーターと端末の距離が近ければ電波状態がよく繫がりやすくなりますが、遠ければ電波が弱くなり繫がりにくくなります。また、壁や家具など途中に遮蔽するような障害物があっても電波が弱まり、建物がコンクリートや鉄骨ですと特に繫がりにくくなります。そのような場合は、途中に無線中継器を設置すると電波が安定する場合があります。ルーターが低い位置にある
ルーターを、床などに置くと障害物が多くなり、電波が遮断されやすくなりますので、ルーターの設置場所にも注意が必要です。高さの目安として、直ぐ近くで端末を利用したり、まんべんなく電波を飛ばしたい場合は、高さ100cmくらいがよいでしょう。なお、無線LANの電波には5GHzと2.4GHzが使われていて、5GHzの方が高速ですが、障害物などがあると2.4GHzの方が繫がりやすい傾向にあります。複数の端末が同一ネットワークを使用
通信の遅延には、ネットワークの混雑が原因になっていることもあります。例えば、家族全員がそれぞれの端末で同時にインターネット接続して何かの作業をしていれば、通信の飽和状態になり、速度は低下します。家族が多く、動画など通信データ容量の多いコンテンツを利用している場合は、速度低下の原因になっているかもしれません。 ルーターの性能の許容範囲を超えているようであれば、性能の高いルーターへの買い換えを検討してみてはいかがでしょうか。電波干渉が起きている
無線LANの電波に使われている2.4GHzは、他の家電製品や通信機器でも使用されている周波数帯域で、同時に利用すれば電波干渉が起きます。家電製品の中でも特に電子レンジは通信機器との電波干渉が起きやすい製品ですので、ルーターをリビングなど電子レンジの近くに設置する場合は、5.4GHzでの接続がお勧めです。ファイアウォールの設定に問題
通信の速度低下にパソコンのセキュリティソフトやWindowsなどのOSが関係していることがあります。不正な通信を遮断するためのファイアウォールが必要な通信を監視する際に、速度低下やインターネット接続不可といった障害を引き起こすことがあります。ただし、ファイアウォールはインターネット接続する際、セキュリティー上大切な機能ですので、無効化はせず、設定などの見直しを試みましょう。Wi-fiの速度を早くする方法は?
5GHz帯に対応したルーターに買い換える
Wi-Fiルーターの帯域は2.4GHzか5GHzのどちらかで、初期に普及した11bやその上位規格で互換性もある11gは2.4GHzでしたが、電波干渉が少ない5GHzの11aが登場しました。そして、2.4GHzと5GHzを併用し複数の技術で増幅させる11nにより大幅に速度が向上し、後継規格として5GHzを使い高速通信ができる11acが登場し現在に至っています。 5GHzの帯域を使った規格のIEEE802.11acは、直線的な電波で遮蔽物に弱く、通信範囲が狭くなりますが、他の機器を引き離す通信速度が期待できます。ルーターを高くて障害物のない位置に置く
ルーターと端末の間に障害物があると電波を遮断してしまいます。5GHzの帯域を使ったルーターは、2.4GHzの帯域を使ったルーターに比べて通信範囲が狭く遮蔽物に弱いという欠点がありますが、折角11ac対応の高価なルーターを購入したのであれば、設置の仕方を工夫しましょう。11ac対応のルーターであれば、他の規格との速度差は明らかです。混線しないようネットワークを分割
複数の端末を1台のルーターに無線接続する場合、端末ごとにアクセスポイントを変えてネットワーク分割することができます。ネットワークを分割して端末の接続先を変えれば、混線を防ぐ効果が期待できます。無線接続する際に、SSIDというアクセスポイントを設定しますが、ルーターの機種によってはマルチSSIDつまり、プライマリーSSIDとセカンダリSSIDの2つのネットワークが備わっていますので、端末ごとに接続先を変えてみましょう。電波を発する機器の使用を止める
従来の規格である2.4GHz帯は、広く家電製品に普及していて電波干渉が起こりやすく、調理中の電子レンジなどはかなり強い電波を発します。2.4GHzの電波は、Wi-Fi以外にもBluetoothやコードレス電話機などにも使われていますので、電波干渉が疑われる場合は、該当する機器の使用を中断してみましょう。端末のファイアウォール設定を確認
Windowsファイアウォールやセキュリティソフトのファイアウォールは、インターネットで通信するプログラムごとに、許可したり、ブロックしたりすることができます。特定のアプリで通信障害が発生している場合は、設定を確認しましょう。新しくインストールしたアプリなどがブロックされているようであれば、設定変更してください。まとめ
家庭内の通信環境の改善や機器の設定変更により、思わぬ効果を得られるかもしれません。インターネットは日常化し生活の一部となってきています。また、Wi-Fiなどの無線接続が普及している現在ですので、今後のためにもお役立てください。商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
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