昨今の意味や使い方をご紹介!ビジネスシーンでの使い方や例文も解説!

「昨今」という言葉の正しい意味を知っていますか?ビジネスシーンにおいて、気を付けたいのが言葉の誤用です。「昨今」の意味、どんなシーンで使うのか、英語では何というのかをご紹介します。正しい言葉を使って、ビジネスを円滑にしましょう。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



昨今の正しい意味とは?具体的な期間についても

意味:今

今

昨今の大まかな意味は、今です。今この瞬間というより、少し前から今に至る期間といった方が近いでしょう。昨今という熟語は、昔、或いは以前を意味する「昨」と現在を意味する「今」が組み合わさった熟語です。読み方は「さっこん」です。

①昨今の期間は数か月が目安

数か月

昨今が表す期間は、大体ひと月程度です。ひと月というのはあくまで目安なので、数か月程度前でも昨今の言葉を使えます。ビジネスシーンにおいて、半年前のデータを昨今と呼んでいいものだろうかと気を揉まなくても大丈夫です。

②ここ数年との意味もある

成長

昨今には、ここ数年という意味もあります。「昨今の若者は」「昨今の世界情勢は」といった風に使われることも多いです。上京によっては、年単位の期間も昨今として捉えることができます。1年以内でなければ昨今ではない、ということはありません。

昨今として捉えられる期間は数年なので、長くても3年くらいのイメージを持ってください。50年、100年前から今となると昨今とは言えません。江戸時代からの風習を昨今と称すると恥をかいてしまいます。

昨今の使い方

ビジネスシーンや論文向けの言葉

真面目

昨今という言葉は、ビジネスシーンや論文で使われます。どちらかと言えば堅苦しい、改まった言葉なので、家族や友人間ではまず使いません。ビジネスシーンなど、フォーマルな場所向きの言葉です。ビジネスの場合は会議、プレゼンで昨今の言葉がよく使われます。

ビジネスにおいては、昨今の社会情勢や流行を基に商戦を決めることも少なくありません。会社の新商品の開発、他の企業との取引における方向性を決めるのに、情勢や流行は必要です。それを商談相手や職場の上司に分かりやすく伝える為、昨今の言葉が使われます。

研究結果を記す論文でも、昨今のような堅いイメージの言葉が活躍します。論文でも記者やwebライターの方が記事の執筆する場合でも、言葉の意味を正しく解釈してお使いください。

①会議の場合

会議

会議では、主にプレゼンの際に使用されます。データをまとめた資料と共にプレゼンをする人も多いでしょう。若年層をターゲットにした新商品の開発、世界に向けた企画の際にここ数年あるいは数か月の意味で昨今の言葉が使えます。

②論文・ビジネスメールの場合

論文

昨今は、論文にも使用できます。論文でなくとも、ビジネスメールやプレゼン資料などで大いに活躍する言葉です。会社の方向性を決める為の書類に昨今の言葉を使い、今の状況、時代の流行を説明しましょう。ここ最近と書くよりも昨今と短くまとめた方が、文面もスッキリします。

昨今の例文

①ここ数か月の状況を伝える場合

会議

昨今は、ここ数か月の状況を伝えるのに使えます。短くて数カ月、長くても3年以内の情勢を提示し、議題を進める言葉です。比較的今に近いデータを基にしていることが分かれば、情勢に則り、どう行動すればいいかも見えてくるでしょう。


②最近の若者の傾向を伝える場合

流行

昨今は、若者文化を伝えるのにも役立つ言葉です。若者文化や流行の傾向は目まぐるしいものがあります。基本的にサイクルが早いので、昨今の言葉もしっくり馴染むでしょう。若者に関する商売、流行の傾向に関するプレゼンや論文には昨今がおすすめです。

③ここ最近の動向を示す場合

数年

昨今は、至極最近の動向を示すのにも使われます。昨今は主に3年以内の事柄を示すので、今の社会を強調する場合に使うといいでしょう。

昨今の類語

類語①近年

近年

近年は、昨今の類語です。ここ数年と同じ意味を持ちますが、実は微妙な違いも存在します。はっきりと定義づけされているわけではありませんが、3年から5年程度の期間は近年とした方が良いです。昨今はより今に近い状態を表すので、年単位の漠然とした状態を表す時は近年をお使いください。

類語②最近

最近

最近は、昨今の類語です。近年や昨今と比べ、日常的にも使われており、なじみ深い言葉と言えます。年単位というよりも、数日或いは数か月のイメージが強いです。社会情勢を示すと気にも使われますが、どちらかと言えば個人的、あるいはごく狭い範囲のイメージで使われます。


類語③今時

イマドキ

今時は、昨今の類語です。最近と同じく、日常的に使われることもあり、なじみ深い言葉と言えます。「今時の女子高生」「今時、そんな恰好は流行らない」と、流行を表すのに多用される言葉です。

類語④今日

足跡

今日(こんにち)は、昨今の類語です。今日は、昨今に比べてより大まかな期間を表します。今日の特徴は、昨今がここ最近という期間を表すのに対し、時代というニュアンスを含んでいる点です。「今日の世界情勢は複雑化している」というように、今日という言葉によって、他の時代との比較が強調されています。

今日の部分を昨今に置き換えると、他の時代との比較よりも今の状況がクローズアップされます。今日は、イメージとしては大まかで抽象的です。他の時代との比較を強調したい時に、今日を使うといいでしょう。

昨今の英語表記

①These days

日々

These daysは、昨今の英語表現として使えます。元の意味はこの頃、もしくは近年といったところで、以前との比較として使われる言葉です。前と比べての今の状況、ゆっくりとした変化を表します。期間は長くても数年程度といったところです。

例文として「Women these days express their opinions clearly(近年の女性は、意見をはっきり言う) 」があります。昔と比べ、女性ははっきり意見を言うようになったとのニュアンスが含まれた言葉です。

「Young people these days often use SNS(この頃の若者は、SNSをよく使う)」は、かつての若者と比べるといった比較の意味が込められています。以前との比較を強調したい時に、these daysをお使いください。

②recently

今時

resentlyは、昨今の英語表現として使える言葉です。基本的な意味は最近ですが、会議や論文などで昨今の意味で使うこともできます。広い意味では年単位の出来事にもresentlyが使われますが、概ねこの間といった意味で構いません。比較的、現在に近い期間を示すのにお使いください。

「I recently bought a new book(最近、新しい本を買った)」「I recently found a delicious udon resutaurant(最近美味しいうどん屋を見つけた)」といったように使います。

「最近こんなことがあった」と一度だけの出来事を表すのにも使われます。また、「The number of young people who do not watch TV has increased recently(最近、テレビを見ない若者が増えた)」のように昨今の意味合いでも使用可能です。

③nowadays

イマドキ

nowadaysは、昨今の英語表現で使える言葉です。意味合いとしてはthese daysに近いですが、nowadaysは社会的な事象を示します。文脈の流れに合った、発音しやすい方をお使いください。nowdaysではなくnowadaysと、wの後のaを忘れないよう気を付けましょう。

nowadaysの例文として、「Young people nowadays don't know the courtesy(最近の若者は礼儀を知らない) 」などがあります。

昨今の言葉を正しく使い仕事を円滑にこなそう

正しい言葉

言葉は、身近で大事なツールです。よく使うものだからこそ、意味や使い方に気を付けなくてはなりません。昨今の意味、使い方、類語を知り、使いこなすことは、社会人としての常識です。昨今という言葉を使いこなし、より円滑に仕事を進めてください。

ビジネスシーンで目にする言葉は、他にもたくさんあります。ビジネスの場でよく使われる言葉の正しい意味と使い方を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。正しい言葉の意味を知っておけば、恥をかくこともなくビジネスにおける新たな強みとなります。

Small thumb shutterstock 717032236
恐縮の意味や使い方!恐縮ですが以外のビジネスメールの例文は?

ビジネスメールでも良く使われる、「恐縮ですが」という言葉ですが、その正しい意味や使い方をあなたは知っていますか?この記事では、この言葉の類語や実際に使える...

Small thumb shutterstock 717032236
恐縮の意味や使い方!恐縮ですが以外のビジネスメールの例文は?

ビジネスメールでも良く使われる、「恐縮ですが」という言葉ですが、その正しい意味や使い方をあなたは知っていますか?この記事では、この言葉の類語や実際に使える...


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。